雨の土曜日の外出

予報通りの雨の土曜日。
バイトも畑もありません。週一回のオフの日です。
おりから緊急事態宣言も解除された長野県です。

雨境峠を越えて立科、佐久へ

山小舎から里へ下りる道は大きく分けて、国道152号線を通ての茅野方面と反対側の上田方面への二通りです。

細かく分けると、152号線の途中からビーナスラインを通っての諏訪方面へ抜けるルートや、諏訪白樺湖小諸線という県道を使って立科町へ抜ける道もあります。

今回は諏訪白樺湖小諸線を使って立科町へ下りました。
沿線に女神湖、長門牧場といった観光地が点在する道で、標高1400メートルほどの雨境峠を越えるルートです。

雨境峠です。
初めてここに立ち寄りました。
肌寒い日でもあり交通量はほとんどありません。
県道に沿って蓼科第二牧場が広がっています。

峠から少し下ったところに、鳴石というパワースポットがありました。
東山道という、中世の街道にも由来する祭祀遺跡とのことで、立科町指定遺跡となっています。
牧場の売店から奥に入ったところにたたずんでいました。

江戸時代の五街道時代ならともかく、正確なルートさえ判然としない中世の東山道が通っていた当時の雨境峠と鳴石のあたりはどんな様子だったのでしょうか。今のように夏なお肌寒くひっそりとしていたのか?
それとも峠には東屋などが存在する人気のある往来だったのか?
当時を知っているのは鳴石だけとなりました。

ちゃたまやはいつも人気の卵専門店

雨境峠を降りると、国道142号線沿いの平地に出ます。
芦田、茂田井、望月といった中山道の宿場だった集落が沿線に続きます。
現在ではトラックなど交通量の多い国道沿いには、直売所、道の駅、JAなどが点在し、この季節には野菜の苗が盛大に売られてもいます。

142号線を佐久方面に行き、枝道にそれたあたりにちゃたまやという店があります。
地元の卵農場の直営店で、平時は卵かけご飯を人気メニューにした食堂と、スイーツなどを売る売店をやっています。

売店の正面風景
長野県知事賞を受賞した卵を生産しているとのこと
ご時世柄、宅配に力を入れていました

ご時世柄、食堂は休業中ですが、売店は主に地元の方々で人気なのです。
以前、ここの唐揚げ弁当を食べましたが、食べきれないほどの量の唐揚げがおいしくて忘れられませんでした。
今回は弁当は売り切れ。
やむなく唐揚げのパックを2パックと、シュークリームの2個セットを買いました。

タイムサービス中の値段は2パックで600円でした。おじさんの夕食4回分ほどの分量。
大型のシュークリームです。プリンやジェラードもありました。

望月地区のJAで杵つき餅の大福と遭遇

雨の中の外出。
帰りに寄った望月地区のJAで、ルバーブなどの苗を購入しました。
地方のJAなどには、珍しい品種の苗だったり、元気な苗だったりがあるのです。
値段も安いですし。

さて苗をレジに持ってゆくと、おばさんが「杵つき餅どうですか?」と言ったので、みると大福が2個ありました。
こういったJA、直売所などでは手作りの菓子、パン、総菜などが売られており、おいしいのがわかっているので、「おいしそうですね」と答えると、「おいしそうではなくて、おいしいです」と断言するので引くに引けなくなり2個とも買いました。

軽トラに戻って1個食べてみると思った以上においしい大福でした。
豆の入った厚手の餅自体がしっかりしていて歯ごたえがあり、あんこの味付けも絶妙でした。
まさに田舎のおばさんの手作り。

帰ってからその日のうちにもう一個食べました。
歯ごたえのある皮が固くなり始めていました。
本物です。

佐久市望月地区にあるJAの売店。苗を見に立ち寄りました。
手作りの大福が売られていました

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です