令和3年の出荷実績

今年の野菜の売り上げをまとめてみました。

手元にある宅配伝票を取りまとめてみます。
出荷先は彩ステーションです。
奥さんが受け取ってさばいてくれました。
ほぼ完売のようでした。
うれしい限りです。

出荷件数は14件、宅配料金の合計金額は、24,290円です。
赤字はほとんどなく、完売とのことでしたから、毎回の手数料平均を1,000円として、全体の売り上げは38,000円ほど、少なくとも35,000円の売り上げがあったことになります。

月別にみた件数と送料は、6月が1件・1,270円、7月が4件・8,680円、8月が4件・6,920円、9月が3件・4,510円、10月が1件・2,920円です。
売り物の主力が夏野菜であることがわかります。

夏の間の収穫、荷造り、出荷は手間がかかりましたが楽しい仕事でした。
今年からは先方の希望により、個別に袋詰めするのでではなく、種類別の大まとめの荷づくりとしたことは助かりました。
荷物が到着後に小分けして値付けして、販売してくれた、奥さん並びにスタッフさんには感謝あるのみです。

届いた野菜は奪い合うようにして売れ、トマトなどは1袋を分け合って買ってくれたお客さんもいたとのこと、ありがとうございます。
田舎の畑の土の恵みが東京に届くことにお手伝いできたとしたら、こんなうれしいことはありません。

畑にかかった費用をみると、今年から肥料代はゼロなので、資材費だけの出費となりますが、鹿よけのネット代(ぐるりで約50メートル×2基)が約4万円、支柱や寒冷紗などが約5千円、種、苗、種イモなどで約5千円で計5万円ほどでしょうか。
来年からは新規のネット代が不要として、年間1万円ほどの出費で済めば、夢の収益化した野菜作りも可能な計算です。
鹿よけネットの補強に金網などを用意することになれば、もっとかかるか・・・。

収益化のためにも、人気のある夏野菜の品質維持とそれなりの収穫量の確保が必要です。

相変わらず、成り行き任せの野菜作りではありますが、土と地中のコンデションづくりを最優先に、自分が食べておいしいと思える野菜を作ってゆこうと思います。
品種的には、食用ほおずきの思わぬヒットなどがありましたので、それら地域特有の品種(ハックルベリーなども)のと、人気のあるハーブ類、美味しかった枝豆の栽培強化に注力したいと思います。
主力のトマト、キューリ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどのに力を注ぐのはいうまでもありません。

東京の皆さま、来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

冬期間のバイト

山小舎おじさんは冬期間、東京の自宅住まいです。
家族の炊事や、送り迎えなどを手伝っていますが、それだけではもったいないのでバイトをしています。
今年のバイトはテニスコートの受付です。

退職後、調布市のシルバー人材センターに登録していますが、毎年12月から3月までの期間限定で登録しているため、ほとんど仕事の紹介がありません。
今年も期待はしていなかったところ、その期間中の仕事を紹介されました。
市内のテニスコートの受付です。

市のサービス公社が運営するテニスコートの開業時間は8時から20時30分まで。
その間、2時間交代で、5コマ、3組のコート貸し出しをします。
最大15組の利用があります。

受付業務は60代以上の5人で受け持っていて、朝7時前から、20時30分の間を3交代で回します。
山小舎おじさん以外の人は、直接雇われた長期就労者です。

ログハウス風のクラブハウス

今どきの施設運営は、利用者の個人情報管理から、利用者のクレーム対応、建物のセキュリティー運用まで、と幅広く、想像するのんびりした仕事とは違っていました。

クラブハウスの内部。今どきなので喚気に注意している

とはいえ、常連の利用者が多く、金銭出納も頻繁ではないため、先輩諸氏の助けを借りてどうにかこうにかやっております。

月14、5回の勤務で、1日4時間半、というのは我々シルバーにとって丁度よい「社会との接点」になっています。
施設内外の清掃業務も程よい運動となります。

事務室内部からの景色。掃除、見回り以外はここで4時間半を過ごす

夜の8時半になって、一人でクラブハウスの戸締りして帰るのはまだまだ慣れませんが、コートで躍動する中高年のスリムな姿を見るにつけ、「まだまだ頑張らなければ」と思う山小舎おじさんです。

続々・別荘地作業バイト

山小舎おじさんの生計を担う別荘地管理会社でのバイト仕事。
6月に入ってからは広大な敷地内の草刈りがメインになります。

この日は総勢10人程度のバイト勢のうち、8人が出勤。
この頃の梅雨のせいで稼働日が少なく、たまの好天の日にはこぞって人が集まります。

事務所集合後、9時の仕事開始に向けて、その日使うトラックに機材を積み込みます。
刈払機と混合燃料入りの10リットル容器、各自のヘルメット、ベルト、前掛け、防護面。
刈払機に使う交換用の紐や刃と簡単な工具が入った籠。
路肩に立てる作業中の看板。
路面に散らかった草などを吹くブロアーと呼ばれる機械。
熊手。各自の水筒、など。

人数にもよりますが、軽トラック2台と、2トントラック1台くらいで出発します。

作業開始後は、だいたい小一時間働いて10分程度の休憩をはさみます。
路肩に座って水分を補給しながら雑談します。
バイトメンバーは別荘地内の住人がほとんどなので、貴重な情報交換の場になることも多いです。

休憩時の風景。ヘルメットを外し、路肩に座って雑談しています。

現場は路肩、側溝とその法面、ロータリーやテニスコート周辺の芝生がほとんどですが、たまに個人の敷地内の除草や倒木の撤去が入ります。
気を付けることは、小石などが飛んで、個人宅のガラスや車のガラスを傷つけないようにすることです。

特に紐(強化プラスチック製)を回して切る場合、後ろに向かって20メートルも小石が飛ぶ場合があるのです。

そのため、路肩での作業時には見張り役を置き、付近に駐車がある場合には移動させ、できない場合はシートで防御します。
刈手の顔面と体の前面を防御するのはもちろんです。

休憩時間には燃料の補給と、紐の調整を行います。
いかな強化プラスチック製の紐とはいえ、草と石相手にぶん回していると、どんどん減ってゆきます。
減った紐の調整は常時しなければなりません。
また、紐を消耗しつくせば新しい紐を取り出してセットしなければなりません。

刃で刈る場合は、それほど石が飛びませんが、草に対する対応性、地面に対する対応性、力の強さで紐の方が優れているので、通常は紐で切ります。
柔らかい草から笹までを切り、凹凸があったり砂利交じりの地面にも細かく届くのが紐なのです。
刃は、どうしても石を飛ばしたくない場合や、堅い笹などを切る時に使います。

25CC以上の大型の刈払機を一日使っているとやはり疲れます。
体の移動や、立ったり座ったりの動作は少ないのですが、時間がたつにつれ、機械の重みがこたえてきます。
腰あたりも凝ってきます。

おじさんにとっては週3日の勤務が精いっぱいです。
畑作業との兼ね合いもありますが、体力的にもそれくらいが無理のないところです。

バイト仲間には、週5日勤務だったり、体力にあふれる60代後半もいますが感心します。

7月1日の畑の収穫です。

キューリは皮が硬いものの青臭い香りがして最高です。

レタスが長雨で腐り始めたので3個ほど収穫。
これも「味」がありました。

パクチーが生い茂っているので、数本切って収穫。

ズッキーニは初収穫です。

モグラに根を切られてしおれかかっていた白菜は持って帰って、八宝菜的に炒めて食べました。
炒めてもくたっとならないほど「硬い」白菜でした。
これはちょっと売り物は無理か。夏の露地栽培の難しさです。

キューリとレタスは欲しがっているバイト仲間に進呈。
残りは保存中の玉ねぎとセットにして自宅に送りました。

白菜、ズッキーニとキューリ8本。
パクチーとレタス3個。

別荘地作業バイト開始!

今日から山小舎でバイトを開始しました。
別荘地の管理事務所の作業です。
毎年4月から5月は、側溝などの落ち葉除去。
6月から9月までは草刈りが主な仕事です。
おじさんは今年で3年目です。

今日のバイト数は8名。
ほぼ最大限の出勤数です。
うち6名が別荘地の住人。
2名が茅野市から通ってきています。
毎年メンバーがほぼ固定化している陣容ですが、今年は茅野からの2名が初参加となりました。

9時から17時まで、土日祝日と雨天以外が勤務日です。
昼休み1時間は山小屋へ帰って昼食を摂ります。
おじさんは、体力的にも畑仕事との兼ね合い的にも、最大で週3日ほどの勤務です。

今日の仕事は別荘地内の側溝の落ち葉除去です。
軽トラに道具を積んで出発し、時々休みながら仕事します。

道具は、熊手のほか、鍬、スコップなどです。
集めた落ち葉はダンプに積んで近くの山の捨て場に持っていきます。
捨て場には重機で掘った巨大な穴があり、そこに捨てるのです。

別所内は広大なため、仕事はいくらでもあります。
現在の落ち葉除去の仕事は特段の技術がなくてもできますが、6月頃からの除草は、刈払機を使うので若干の慣れが必要です。
特に斜面での刈払機の使用には体力を使う仕事です。

貴重な現金収入の手段でもあり、貴重な対外コミュニケーションの機会でもあり、体に気をつけながら続けてゆきたいと思います。

ガイドヘルパーを始めました その3

3月22日の情報です。

この日は3月でわずか2回目のガイドヘルパーの日でした。
2月には7コマのヘルパーをこなしましたが、3月は結局2コマだけとなりました。

当初は、3月も6コマほどの予約が入っていましたが、キャンセルが相次いだのでした。
キャンセルの理由としてはコロナウイルスのリスクのためのほか、ガイド依頼目的の水泳教室などが中止となったため、などでした。
ご時世です。

ということで22日は利用者とともに立川の昭和記念公園へ行ってきました。

ちょいと風が強いものの、春らしい気候。
立川駅周辺はもちろん、昭和記念公園入口付近も陸続と続くファミリーや休校の中高生グループなどでにぎわっていました。
野外で風通しもよく、いくら人が集まっても人の密集などできようもない、広大な昭和記念公園ならではの風景でしょうか。

公園内は早咲きの桜が満開。
ソメイヨシノは3分咲きでした。

公園中央にある「みんなの原っぱ」では、子供たちが遊びまわっていました。
20年以上も前に家族連れで来ていたことを思い出します。

当時と様子が違うのは、日よけなのでしょうかテントがずいぶん立っていることです。
また当時見られた、コンロを持ち込んでのバーベキュー姿は見られませんでした。
いまの親御さんは行儀がよくなっているようです。

砂川口へ向かう途中の菜の花畑です。

花の丘もありました。
現在作付け中で、シーズンには花盛りとなることでしょう。

風のせいで、利用者の目がかゆそうでしたが、1日歩いて心身ともに良い解放感に包まれました。

ポスティングに挑む その2

シルバー人材センターからの仕事が来ました。
社会福祉協議会の公報「ふくしの窓」のポスティングです。

今回も約30003000部を預かりました。
配布地域は前回と同じです。

山小屋おじさんの、3月までの現金収入の手段は、障害者のガイドヘルパーとシルバー人材センターからだけです。
待ちに待った仕事です。

ポスティングも、大判サイズの冊子を3000部ともなると片手間ではできません。
配布機関が1週間あるとはいえ、前回の反省も踏まえ自分なりに工夫して臨みました。

工夫その1

自転車の荷台にかごを設置しました。
1〆500部に近い冊子を自転車に積む場合、重心の設定が大事です。

前回は前かごだけに積みましたが非常にバランスが悪く、運転しずらい上に自転車を止める場所に苦労しました。
普通に止めると前かごに重心が取られて、自転車が倒れたり動いたりするのです。

そこで今回はプラスチック製の買い物が語を荷台に取り付けました。
1回に500部を積むとして、主力は荷台のかごに積み、手元用の手提げには少数の部数だけ入れるようにしました。
自転車のバランスと、配る際の勝手が格段に向上しました。

工夫その2

ポステイングの天敵は雨と風です。
本降りの際は仕事自体ができませんが、小降りの時や、突然の降雨の際には冊子を雨から守るために大き目のビニール袋(ゴミ袋など)を用意しました。

工夫その3

また強風も大敵です。
何の備えもなく強風にあおられると冊子が簡単に捲れたり、飛ばされてしまいます。
荷台には重しを備えておいて、冊子の上から押さえておきます。

工夫その4

配る順番工夫しました。
前回はとりあえず自宅の近くから配り始めました。
そのあたりは一戸建ての多い地域で、効率が悪く、期間内に配り終えられるかと心配したものでした。

そこで今回は集合住宅を最初に配ることにしました。
国道20号線沿いやバス通り沿いには集合住宅が集まっています。
数十戸が入居しているマンションなどでのポステイングは非常に効率がいいのです。

最初の2日間、集合住宅優先で配布してみると、たちまち3分の2近くがはけました。
担当地区の3分の2近くが集合住宅に住んでいることになります。

2日間で集合住宅を配り終わりました。
効率の悪い一戸建てについては、後半でのんびりとやる予定です。

工夫その5

配る先には様々なポストがあります。
冊子を二つ折りにして幅広いサイズのほう(ヨコ)から入るもの、狭いほうのサイズ(タテ)からでないと入らないものなど。

一戸建てのポストでは、新築戸建てでは特にデザインの斬新なものが多く、一見どこから投入すればよいのか迷ったものでした。

今はだいたいのポストに関して最短時間での投入を工夫できるようになりました。
集合住宅のポストでは、2,30部の冊子を送り出しやすいようにずらして左手で持ち、右手で1部ずつ取ると同時に折りながら投函していくイメージです。

一連の動作で投入できれば上出来ですが、ポストのふたのバネが固くて左手でフォローしなければならない時もあります。

集合住宅では、配布物で満タンになったようなポストも散見されます。
その場合は無理には投入しません。

また、不要配布物を捨てるごみ箱が設置されたポストも多くなりました。
市報なども捨てられていました。

ふくしの窓第261号の表紙

メイン特集は手話講習会へのお誘いです

社会福祉協議会関係のイベントカレンダーが見開きページに

ボランテイア募集の伝言板も

皆さん、税金で賄われている市報などの行政サービスにはぜひ目を通してみましょう。

ポステイングの合間に見た近くの畑では春が訪れていました。

ガイドヘルパーを始めました その2

1月から、障害者ガイドヘルパーのバイトを始めて1か月たちました。
2月にはおかげさまで7本ほど仕事が入りました。

平日の15時から18時までのプールの送迎(中1時間は時給発生せず)が2本、あとは土日の1日仕事が5本です。
1日仕事5本のうち、職員あるいは先輩ヘルパーに同行したものが2本、単独でガイドしたものが3本でした。

この仕事は、利用者と1日一緒に散歩すればいいだけのようにも見えるのですが、手間のかかる利用者であればもちろん、自立度の高い利用者であっても、気を遣う大変な仕事なのだと、やってみて思いました。

気を遣うタイプの利用者の場合でいえば、例えば、定期的にトイレに連れて行かなければおしっこを漏らしかねない人、電車などで子供の甲高い声に反応し最悪はその場で走り出しかねない人、あるいは子供に興味を持っていて隙あらば行動に移しかねない人、などがいます。
こういった人の場合は、ヘルパーは常に本人の動向に注意を集中しており、体力的には大変ですが仕事としては張りがあります。

自立度の高い利用者の場合、おとなしく、人の言うことをよく聞き、トラブルなどは起こりづらいのですが、逆にほとんど自己主張がありません。
かといって、展示館やショッピングモールなどを見て回っても特段興味を示すことはなかったりするので、時間を過ごすのが大変です。
ヘルパーと信頼関係ができれば、利用者も遠慮せず意思表示して、本人が行きたいところ、興味あるところに案内できるようになるのでしょうが・・・。

これまで、立川の昭和記念公園、立川防災館(立川消防署横の防災に関する体験ができる施設)、渋谷、江戸東京博物館などに行きました。

場所の選定は、利用者サイドが指定してくることもありますが、漠然と「渋谷」に行きたい、とか「お任せ」の場合は考えます。

あまり外に出ていない利用者だったら、運動のため公園へ行って歩きを多くしたりします。
博物館やスタジオパークなどの展示館へ行った場合は、本人が興味を持ってくれれば一番いいのですが、展示物に興味がない場合でも、そこで時間を過ごす工夫をしなければなりません。

ある利用者と渋谷へ行ったときは、スタジオパーク、東急ハンズ、ドン・キホーテ、ヒカリエと歩きましたが、ほぼ素通りで時間が持たず、帰りの駅を「渋谷」から二つ先の「駒場東大前」まで歩いて時間調節したことがありました。
これはガイドヘルパーの失敗例だと思います。

行く先の選定は、本人の希望が優先するものの、これからの季節は、高尾山とか郊外のハイキングコースとかをゆったり散策するのがいいような気がします。

トイレと昼食場所を条件にそのようなコースを選定して、提案してみたいと思います。

ガイドヘルパーを始めました

いくつになっても「先立つ」ものがあります。

毎年12月から3月いっぱいまで山小屋をはずれるおじさん。東京の自宅で主に専業主夫として過ごしますが、一方、有り余る時間を少しでも現金に換えられたら?と思うのが人情です。

最初の年は、府中の税務署に確定申告時の作業要員として短期バイトしました。
近隣の専業主婦たちが大勢詰めかけるバイトでした。

次の年は郵便局の年賀状要員として応募しましたが、応募時期を過ぎていたこともあり落選。
他のバイトにもご縁がなく、ほとんど収入なしでした。

今年こそはと、昨年12月にハローワークにも行きましたが、年齢のほか、「短期」(12月から3月まで)という時点でほぼ募集無しの現状でした。
交通整理員くらいなら?と思っていた山小屋おじさんは世間知らずでした。

人手不足、などというのは表向きのことで、世の中、ますます「若い人を少しでも安く、長期に使いたい」というのが、実業界の本音であり、世の中の常識であったのです。

70歳まで雇用とか、国民総活躍時代とか、氷河期世代の救済とかニュースで言ってますが、本気にしてはいけません。

ほとんどが山小屋おじさんのような庶民中の庶民には「絵に描いた餅」。
世間のキャッチフレーズに惑わされていては、大事な人生の後半戦を生きてはいけません。

自分のことは自分でしつつ、やりたいことをやる。

多少は世間に妥協して、現金収入の手段とすることはあっても、学生時代のバイトのような、現金収入のためには職種を選ばずのような時間の使い方は今更ちょっと。

ということを考えていたら、うちに遊びに来た、社会福祉協議会勤めの人から、「障害者のガイドヘルパーが足りない」との話を小耳にはさみました。
休日などに外出する障害者に同行するヘルパーの仕事です。

小耳にはさみながらハローワークに行くと、ガイドヘルパー資格研修開催のチラシが目に入りました。

早速、12月開催の「知的障碍者移動支援従業者養成研修」に参加しました。

研修日当日、会場の調布市福祉人材育成センターには、12人の参加者がいました。
うち10人が女性で、子育てが一段落した主婦層が主でした。

男性はおじさんを含めて2名。
もう一人の方はサラリーマンの退職者で、おじさんより一つ若いくらいの人。
奥さんを説得して定年後の嘱託生活を早々に切り上げて、サラリーマン生活から足を洗ったとのこと。
同感です、ご同輩。

2日間の研修カリキュラムは、障害者福祉に関する制度について、ガイドヘルパーの実務について、障害者の理解について、など。
講師には市役所の福祉課職員のほか、障害者施設の運営者など。

実際のガイドヘルプの模様を映像を使って見せたり、講師のこれまでの体験を臨場感豊かにプレゼンするなど魅力的な講習の2日間でした。

費用は資料代の1500円のみ。
研修を受ける者は優遇されています。
研修費用を援助する調布市は、実は隠れた福祉の街なのかもしれません?

その後、実習が1日。
協力先の施設のレクレーションの日に合わせ、先輩ヘルパーについて1日過ごしました。

吉祥寺でボーリングするレクレーションでしたが、現地集合するまで電車で吉祥寺に入り、マクドナルドで昼食、家電量販店でウインドショッピングの間、利用者とヘルパーにくっついて歩きました。

おじさんが付いたヘルパーさんは、70歳代の方でしたが、動きやすそうな体つきと、無駄のないガイドぶりに、学ぶところが大でした。

その後、1月に1本立ちのデビュー。
平日の夕方、施設からプールまでの送迎の仕事でした。
行きは先輩ヘルパーさんと同行、帰りは単独のガイドでした。

緊張しましたが何とか無事に完了。
利用者さんは自閉症とはいっても会話ができ、財布も自分で管理できるくらいの人で、新人のおじさんにも優しい人でした。

また、緊張といっても、上司やお客さんの顔色をうかがう緊張ではなく、ひとりの人格に関する尊重という意味での緊張なので、悪い意味でのストレスはありませんでした。

2月にはすでに5本の仕事が入りました。
3月いっぱい頑張ります。

 

山小屋おじさん初仕事・ポステイングに挑む

令和二年、山小屋おじさんの東京での初仕事です。

シルバー人材センターからの斡旋で、社会福祉協議会の広報配りです。

「福祉の窓」という冊子を3000分ほど配りました。

配った地域は、調布市西つつじヶ丘1丁目と2丁目。
おじさんの自宅から程近く、知った道ばかりの場所です。
マンションなど集合住宅も多く、ポステイングには効率の良い地域でした。

集合住宅の入口にはポステイングお断りの表示がありますが、広報の配布は守衛さんに断られることもありませんでした。

一戸建て住宅の配布は効率的ではありません。
また、郵便受けも最近はデザインとセキュリテイ重視で、最初は投函しずらかったです。

この地域の外車所有率が高く驚きました。
今どき希少価値のある「中流家庭」が多い地域なのです。

5日間、20時間程度の作業で全域に配布ができました。
一部につき6円の作業報酬(プラス1,200円)。
18,000円ほどの収入になりました。

久しぶりに規則的な生活と運動を行い有益でした。
シルバー人材センターには一昨年に登録しましたが、12月から3月までの短期が条件のため今まで仕事の紹介はありませんでした。

あきらめていたところ、今回の作業の紹介がありました。
高齢者が仕事に巡り合うことの難しさをかんじています。

今のところ、長野の別荘地の管理事務所の草刈りが一番、現金収入の手段としてはご縁がありそうです。

山小舎今シーズンの収支報告

山小屋の今シーズンの収支報告をします。

収支といっても「収入の部」は年金が主なのでカット。
なので、「収入」は現地でのバイト、野菜収入のみ報告し、主に「支出」とその内訳を報告します。

1.収入・・・194,000円

【内訳】
・バイト(山小屋のある別荘地の管理会社が行う落ち葉集め、除草などの仕事)・・・180,000円

・野菜収入(朝市に出品、消費者に直送などによる野菜の販売収入)・・・14,000円

2.支出・・・1,400,000円

【内訳】

・固定費(税金、管理費、水道光熱費、保険代、通信費、資産購入・管理費)・・・490,000円

・食費・・・180,000円

・交通費(高速バス、軽トラ燃料)・・・80,000円

・営農、農産加工費・・・80,000円

・交際費(来客費用、土産代)・・・140,000円

・消耗品、教養娯楽・・・30,000円

・その他・・・400,000円

こう見てくると、山小屋を持っているだけで年間約50万円必要ということです。

燃料がプロパンなので割高ですが、水道費は年間2万円のみ。
下水料もかかりません。

反面、通信費がネットと携帯で毎月1万円かかっています。

公租公課関係では、固定資産税と管理料、住民税で年間約10万かかります。
住民票がなくとも固定資産を保有すれば住民税がかかります。

火災保険料と汲み取り代が合わせて年間数万円です。

変動費を見ると食費は、月平均約2万円と節約しています。消耗品、衣料、娯楽費は合わせて月平均数千円のみ。

かかっているのは月平均1万円の交通費と、交際費の月平均2万円になりましょうか。
交際費の中身は家族が山小屋に来る祭の食費と、自宅に帰る際の手土産代などです。
長野は季節の産品がおいしいので、家族に持って帰ったり、送ったりすることが多くなります。

その他費用の中身は、口座引き落とし代金(自宅にある自家用車のETCカード代金、年金積立金など)が主で、厳密には山小屋暮らしにかかる費用ではないものです。

結論としては、田舎暮らしを送るには月10万円では暮らせないということです。
ただし、山小屋おじさんの収支データは、年間8か月のみの田舎暮らしのデータであります。
また頻繁に自宅と行き来しており、そこから発生する費用と利益を含んだものであるということです。

「給料のない単身赴任」とは山小屋での実感です。
単なる自己満足ではなく客観的な「利益」の実現が今後の目標です。
「利益」には、家族が山小屋に来て満足することもそうですし、畑でとれた野菜を食べた人がおいしいと感じることも含まれます。

本音はもうちょっと経済的な利益を増やしたいところですが。

まあ、来年は家族以外の人を山小屋にお迎えできるよう頑張りたいと思っています。