軽トラ流れ旅 須坂動物園でカピバラ温泉

テレビのローカルニュースで須坂動物園のカピバラ温泉のことを見た。
孫たちがリンゴ狩りに来た時に誘ってみたが乗ってこなかったので、自分だけでも見に行こうと思っていた。

須坂へは菅平を越えてゆく。
雪の心配がなくなったある平日、軽トラを出発させた。

上田市の真田地区から上ってゆくと菅平高原に至る。
スポーツの合宿シーズンも過ぎ、スキーシーズンにはまだ早い菅平は、人気がなくひっそりとしていた。
ゲレンデにのみ雪が残りブルドーザーがその雪を広げている。

菅平のスキー場はシーズンの準備

菅平から峠道を下ると須坂市。
心配した道路の凍結などはなかった。

須坂に下りてからは、動物園のある臥竜公園を目指す。

動物園の臨時駐車場は市内の百々川河川敷にあった。
沿道のイチョウ見事な紅葉が青空に映える。
川の向こうには雪を頂いた北アルプスが聳えている。
まったく、環境が良すぎて別世界のような須坂の風景に心癒される。

須坂市では北アルプスの出迎え
イチョウの紅葉が盛り

動物園の入り口で「カピバラやってますよね?」と確認して入園。
南口から入園するとそこには遊園地が広がっている。

菅平方面の山々をバックに三々五々、広い空間に遊具が点在する遊園地。
家族連れが思い思いに遊んでいる。
環境がよすぎるというか、のんびりしているというか、人が少ないというか、この安心感がたまらない。

須坂市動物園内の遊園地

臥竜公園の里山のすそ野を、巻くように長く伸びる動物園の通路を歩いてカピバラ舎へ急ぐ。
舎の前には人だかり。

人だかりに交じって舎を覗くと、狭い浴槽に一匹ずつカピバラが入っている。
飼育係のお兄さんが舎の中でマイクで何かしゃべっているが、声が小さすぎて聞こえない。
お兄さんのアピール度の低さというか、押しの弱さというか、しゃしゃり出る意欲のなさに「信州」を感じる。

舎の内部と外では1台ずつのカメラが回っている。
ニュースの取材か、動物園側の記録か。

カピバラ舎前の人だかり
入湯中のカピバラ

観客は平日なので子供は少なく、若いカップルが多い。
おじさんの単身はほぼいない。
観光客ではなく地元の人ばかりか。

カピバラって大きな動物なんだなあ。
山羊や羊より太いもんなあ。
カピバラのほかにはオオワシとフラミンゴ、ツキノワグマぐらいが「スター」の須坂動物園。

動物園を出て臥竜公園を散策する。

ジャージを着た小学生たちが体育の授業か池の周りを走っている。
ゴールでタイムを計る先生の声を聴くと11分ほどで一周している。

りんごの無人販売をしていた園芸店を思い出し、そこまで歩く。
リンゴ2袋を買う。

地元客の真似をして、茶店によっておでんを食べる。
一串100円。
店のおばさんの「ごゆっくり」の声に甘えて、池を見ながら心行くまで過ごしてみる。
時間が止まったようだ。

臥竜公園は須坂市民の憩いの場
公園内の茶店で一服

昼食はこれもローカルテレビで見たことがある洋食店へ。
何とか店にたどりつき、人気のないショッピングセンターに隣接した入り口を入り二階へ。

入るまでわからなかったが、地元のサラリーマンや夫婦連れなどで満席の店だった。
しかも途切れず来客がある。

須坂の人気洋食店かねきへ
かねきのメニュー

名物らしいオムライスを食べる人が多いようだったが、フライ盛り合わせを注文。
須坂の人気店の味を満喫する。

地元の人で賑わう店。
地元テイストを味わうにはちょうどいい場だった。

注文したフライセット

帰りは隣町の松代へ寄り、松代温泉松代荘で温泉。

須坂での地元テイスト感の満喫で癒され、体と心が安心・脱力したのか、入湯後は不覚にも大広間で寝入ってしまった山小舎おじさんの旅でした。

ここは効く!松代温泉

軽トラ流れ旅 大岡ひじり学園収穫祭

11月中旬。
信州では多くの場所で紅葉も終わり、初雪の便りが聞かれたころ。
大岡にある山村留学の施設で収穫祭があった。
ひょんなことからその情報を知った山小舎おじさんは軽トラで駆け付けた。

大岡ひじり学園という山村留学施設。
大岡は今は長野市の一部だが、市の中心部からは1時間ほどもかかろうか、というほどの山間部。
長野市中心部から国道19号線で西へ向かい、信州新町という地区から山間部を南下したエリアである。

たまたま見た「長野市民新聞」の記事で、大岡ひじり学園の山村留学生が、大岡地区の在来品種のそばを栽培し、来る収穫祭でふるまう、とのニュースに接し、興味を持った。

長野市民新聞11月14日号に載った大岡ひじり学園関係の記事

山小屋から学園までは2時間の行程。
通ったことのない山道を通らなければならない。
折から山小舎周辺は真っ白な雪景色。
行く先の峠道もどんな状況かわからない。
一回は訪問をあきらめたが、当日朝の山小舎周辺は晴れで気温も高めで雪が溶け始めている。
思い切って長靴で出発した。

8時半に出発し、長野へ向かう時のいつもの道を千曲川に沿って北上する。
千曲市の稲荷山地区を過ぎたあたりで西方へ山越えの道に入る。
大岡地区へのショートカットの道。
通るのは初めて。
雪が残っている。
交通量もなく、人気に乏しいが雰囲気のある山村の道をマイペースで走る。

千曲市から大岡に抜ける山間部の集落風景
リンゴ園にも雪が積もっていた

やがて眼前にアルプスの眺望が現れる。
雪を頂き、中腹に雲のたなびきを従えたアルプスのパノラマが広がる。
北アルプスを望むには長野市の山間部か、安曇野エリアまで来なければならない。
ここまで来たのだ。

やがて学園への案内板が道路沿いに現れる。
ひじり学園のひじりとは大岡地区に隣接する麻績村にあるリゾート地・聖高原から来ているのだろう。
山村留学施設のほか、立派な住宅付きのクラインガルテンなども整備した大岡地区は、過疎対策に力を入れていることがわかる。

大岡近くの分岐点
北アルプスの眺望

雪が残る学園前の道にはすでに路駐で車が集まっている。
11時開場を前に太鼓の音が聞こえる。

ひじり学園に到着

開場を前に留学生の父兄会長さんが来場者に挨拶をしているところだった。
留学生が抽選権を配っている。

収穫祭開演前の風景

施設の建物前のスペースにはバザー会場のテントがあり、地元農家出品の野菜のほか、焼きそば、焼き鳥、コーヒーなどが出店している。

留学生施設前の出店

人の流れについて行って施設の中に入ってみると、雑貨や食品などが市価の半額程度で売られており、地元の人たちが段ボールに入れて買いあさっている。
山小舎おじさんも慌てて50円で買い物バックを買い、カレールーや食用油、氷砂糖、鯖缶などを1200円ほど買いあさった。
これも集客の手段なのか、安い!

施設入り口には留学生がなめした小鹿の革があった

施設内は、留学生、府警、関係者、地元民で盛況。
バザーのほかに、1年間の活動報告、これまでの二十数年間の山村留学の記録などが展示されている。
四半世紀も続いているのは、地元の協力体制のたまものなのだろう。
施設内部にはその間の歴史と普段の生活の匂いが染みついており、ここが教育施設だと物語っている。

留学生の活動報告の展示

在来種のそばが食べられるのかな、と思っていたが初日に父兄にふるまわれて終了とのこと。
それではと、大広間のラーメン食堂へ行き、しょうゆラーメンを注文する。
200円。

周りの紅白の幕が張られた大広間は部屋といい飾りつけといい、日本の(田舎の)伝統形式そのもの。
温泉施設の大広間を思い出す。
地元民との交流や発表会はここで行われるのだろう。

食堂で食べられるラーメン

やがて舞台では留学生の踊りの発表が行われた。
6人の中学生女子による踊りは若々しくてかわいい。
大広間に詰めかけた父兄らはラーメンを注文しつつ、子弟の発表にカメラを向けていた。

食堂(大広間)の全景
中学生による踊りの発表

帰りの時間を気にし始めた山小舎おじさんは外へ出て、出店で大根、ヤーコンなどの野菜を購入。
溶け始めた雪の中帰途に就く。

帰りも初めてのルートで麻績村へ南下。
ひなびた山村と山の景色が続く山間のルートだった。
日陰の路上には雪が残っていたが危なくはなかった。

麻績村からさらに山越えで青木村へ、そこから鹿教湯温泉へ抜けて帰った。
いつもの旅と違い、若々しいエネルギーに触れる旅でした。
結局、長靴のまま帰ってきた晩秋の旅でした。

軽トラ流れ旅 蓼科~白駒池~小海 秋と渋柿を探して

10月も下旬に近くなりました。
秋を探して軽トラで旅に出ました。

八ヶ岳周辺の紅葉はどんな様子か?
また、東京の山小舎おばさんからの「渋柿があったら送って」のリクエストに応えるために。

コースは、大門峠からビーナスラインで蓼科別荘地方面へ。
メルヘン街道に合流し、麦草峠を越えて白駒の池へ。
小海町に下って佐久経由白樺湖へ戻るルート上の道の駅や直売所で渋柿を探す。

ビーナスラインを通って秋を探す

ビーナスラインを走ります。
池の平遊園地の駐車場は平日ながら満車状態、白樺湖の周辺も紅葉で色とりどりです。

スズラン峠を越えた蓼科山登山口の駐車場にも車がチラホラ。
ここからの蓼科山登山コースは一番きついとのこと、おそらく将軍平の山小舎を通らない山頂直行コースなのでしょう。

そのままビーナスラインをたどります。
対向車はチラホラ、天気は秋晴れです。

携帯のナビでメルヘン街道への最短距離を探します。
北八ヶ岳ロープウエイへの分かれ道を過ぎて、蓼科高原別荘地に入った頃、左折して別荘地を抜けます。
登坂の急な別荘地です。
紅葉がきれいに色づいています。

蓼科別荘地内の紅葉

複雑なルートを抜けてメルヘン街道に合流、ここからは一本道です。
途中の展望台で駐車。
北アルプスから八ヶ岳までが展望できました。
麓の山々のカラマツの紅葉も見事です。
観光客が三々五々展望台に駐車してゆきます。

展望台より望む北アルプス
八ヶ岳連峰
蓼科山

八ヶ岳横断道路であるメルヘン街道の最高標地点、麦草峠を通過します。
ここからは小海町や佐久穂町といった佐久側のエリアに入ります。
というかここまでが茅野市のエリアだったのです、北八ヶ岳の西側の広大なエリアが茅野市(諏訪側)のエリアに分類されているわけです。

白駒の池

麦草峠を佐久側に下ると白駒の池の駐車場があります。
広い駐車場です。
普通車600円の料金を払います。
この日は半分ほどの駐車料、夏のシーズンは満車になるのでしょう、周辺道路には路駐禁止の看板が立っています。

道路際に白駒の池への入り口と案内図があります。
観光客が出入りしています。
登山スタイルの人と、普段着の人が半々ほど。
広めの木道が白駒の池まで続いています。

白駒の池への入山口
白駒の池までの間の森林

周りの森はうっそうとしており、地面にはコケが生えています。
人気が多いこともあり、深山の鬱蒼さの度合いは、蓼科山の7合目からの方がより強いような気がしました。

登りが終わって少し下ると、木々の中に目指す白駒の池が見えてきました。
売店というか山小舎があり、チェーンソーと斧で薪割りをする姿も見えます。
湖面の船着き場には観光用のボートが係留されています。

売店では越冬用の燃料づくりが
売店横にはボートが係留

山の中にひっそりたたずむ神秘の湖をイメージしていた山小舎おじさんは現実の白駒の池の姿に軽いショック。
よく言えば観光客を迎える体制の整った姿、悪く言えば俗化した観光地、それが白駒の池でした。

人気を離れると神秘さが増す白駒の池

池の周りをたどって、もう一つの山小舎がある白駒荘周辺にも行ってみました。
こちらは宿泊も可能な本格的山小屋のようです。

湖畔の宿、白駒壮

白駒の池は本格的登山客の目的地ではなく、ここから様々なコースへの登山の中継地点のようです。
本格的な登山客にとっては、休憩地としての白駒の池周辺の山小屋は大いに必要なものなのでしょう。

案内図を見ると白駒の池を中心に登山コースが伸びている

次々にやってくる観光客の姿を見ながらそんなこと思った山小舎おじさんでした。

小海町から佐久へ、渋柿を探して

白駒の池を出発してメルヘン街道を小海町方面へと下ります。
途中の追分を右折して松原湖を通って国道141号線を目指します。
松原湖周辺の紅葉も見事でした。

たどりついた141号線は、野辺山方面と作を結ぶ幹線道路で、小海町の中心部を通ります。
この道をとおると必ず寄ってしまう、高原のパン屋さん、スーパーナナーズなどが点在する山小舎おじさんの大好きなルートです。
大盛でドライバーやライダーに有名な食堂・風とりもあります。

この日のランチはナナーズの弁当です。
全国各地の地元スーパーの自社製造の弁当は山小舎おじさんのおすすめです。
ナナーズは佐久地方限定のスーパーです。

この日はヒレカツ弁当を買って車中ランチ。
コンビニ弁当に比べて食後の満足感が違いました。

ナナーズ小海店謹製ヒレカツ弁当で車中ランチ

食後の目的は渋柿探しです。
141号線沿いの直売所をのぞきます。
セロリ一束と紅玉リンゴ一袋を買いましたが渋柿はありません。
店長のお兄さんに聞くと、春先の遅霜でカキの成りが悪く、例年の出荷元からも出荷がないとのことでした。

渋柿は、この先の道の駅ヘルシーテラス佐久南でようやく一袋探し出しました。

様々な直売所を巡ったおかげで、白菜やビーツ、サツマイモなどを手に入れることができました。
いずれも山小舎で加工するなり、東京で利用するなりして活用したいと思います。

この日唯一手に入った渋柿。まだシーズンには早い?

紅葉シーズンの北八ヶ岳一周の旅でした。

八王子→藤野、大月→笹子 路線バスの旅 その2

さて路線バスと列車の乗り継ぎで大月まで来ました。
乗り継ぎ地点に来るとまず調べるのが、乗り継ぎのバスと列車の時刻。
まずバスの時間を調べます。

大月駅前にある観光案内所。
相模湖や藤野に比べてもこじんまりとしたスペース。
対応した女性はホスピタリテイに溢れており、下りのバスの時刻を問う山小舎おじさんに間髪を置かず「笹子までしかありませんけど」との回答。
時刻は13時30分、駅前の2番乗り場から富士急バスとのこと。

ありがとうございます。
ついでに駅から国道20号線に出てすぐの食堂について聞く。
「〇〇さんですか、やってます」とにっこり。

大月観光案内所。ものすごく手際のいいお姉さんがいた

思えば首都圏から富士山観光の中継地点とて、近年では外国人観光客の姿が途切れない大月駅。
外国人への対応でも安心感のあるだろう観光案内所のお姉さん。
この日も到着したバスから降り立つ、アジア系の一家の姿を見掛ける大月駅前でした。

30分ほどの時間の間に目指す食堂へ。
20号線を走っていると目立つ店です。
入ってみると客はなく、大将が接客も担当の店。
おすすめというラーメンセットを注文。
バスの発車まで15分の間にかっ込みます。

駅近く20号線沿いの食堂
山梨日日新聞と広報大月を読んでラーメンを待つ
ラーメンはんちゃんセット850円

ラーメンのスープはいつまでも飲みたくなる手作りの味。
チャーハンの出来もそつがありません。
バスの時刻まであと5分を残して店を出、駅前まで大急ぎ。
目指すバスのに乗車しました。

大月駅前富士急バス2番停留所

バスは新田行き。
念のために乗車するおばさんに聞くと、笹子を通るとのこと。
乗客数人を乗せて発車します。

大月観光所のお姉さん、食堂のおじさんありがとう!

バスは中学校と病院に寄った後は20号線をまっすぐ西へ。
自分が運転しているときには気がつかなかった沿道の風景が目に入る。

高速道路より、列車の方がより地域に密着しているが、路線バスが公共交通では断トツに地域密着しているのだと実感。

バスの路線は目的地までの最短ルートではなく、集落や公共機関など地域の住人に必要な場所を縫ってゆく。
旅行者がまずはいることのない国道から外れた集落など、路線バスに乗らなければ訪れることもないだろう。

20号線より笹子峠方向をみる

やがて酒蔵や力餅などがある笹子の集落を過ぎ笹子駅前バス停に到着、下車。
バスはこの先、国道20号から旧道にそれ笹子峠下の最後の集落に向かうのでした。

無人駅の笹子駅で列車の時刻を確認。
長野行き14時50分の連絡までは40から50分の時間がある。
酒蔵方面にぶらぶら歩いてゆく。

駅前の碑。旧道の笹子隧道完成記念

笹一酒造という笹子の造り酒屋。
20号線を通るたびに、また中央本線を列車で行くたびに、その巨大な白塀が目に入る存在。
広い駐車場を持った蔵元ショップも気になっていた。

笹子集落といえば宿場時代に創業の笹一酒造

ショップに入ってみると右手にカフェ、左手にショップ。
広すぎる空間にそれでも客が2,3組。
時間つぶしにショップをうろついていると、仕事熱心な店員のお姉さんが近づいてきた。
試飲を進められ、ワインと日本酒を2,3杯。
2023年物のワインの新酒が出ていると聞き、また酒蔵限定の日本酒が気になっていたので計2本を買ってしまう。

蔵元ショップの入り口

試飲の感想をいちいちお姉さんに伝えると「私よりコメントがうまい」というので「その分歳食ってるから」と応えておく。

お姉さんに勧められて2本購入

無人の笹子駅に戻り、長野行列車の乗る。

茅野駅着は16時57分。
降車ホームは下校の高校生であふれていた。

八王子→藤野、大月→笹子 路線バスの旅 その1

北海道への墓参旅行を終え、さらに1週間ほど自宅に滞在した山小舎おじさん。
9月下旬にもなり、そろそろ山小屋へ戻ることにしました。

先日国道20号線を使って軽トラで自宅に戻った際に目撃した沿線のバス停や、すれ違った路線バスの存在が気になっていました。
高尾山系の大垂水峠をバスが運行していること、山梨県では山梨中央交通や富士急などの路線バスが走っている姿を目撃していたのです。
山小舎おじさんの旅心にめらめらと火がともった瞬間でした。

試しにネットで調べてみると、高尾山口から相模湖まで確かに路線バスの便がありました。
神奈川中央交通の運行で1日2便です。
八王子駅が出発点でした。

状きゃがひっきりなしの朝のJR八王子駅
神奈中バス、八王子駅相模湖駅間のバス時刻表

9時57分八王子駅北口発、相模湖駅行きのバスを待ちます。
北口ターミナルの5番乗り場。
乗客はほかに一人。
SUICAが使えます。
相模湖駅からは行き当たりばったりの路線バスの旅の開始です。

到着したバス。写真には写らなかったが相模湖駅行きとある

八王子市内を国道20号線で西に向かうこのバス。
市内でかなりのシルバーハイカーを拾ってゆきました。
全員70歳前後、男性、単独です。
一人だけ女性がいました。

八王子市内の国道20号線。沿線のイチョウ並木には紅葉の気配

京王電車の高尾山口駅では、駅前のロータリーに入ってゆきます。
ここで数人のシルバーハイカーが下車しました。

京王高尾山口駅前

ここからバスは高尾山、小仏峠に連なる山系の峠の一つ、大垂水峠に向かいます。
中央本線と中央道は、それぞれ小仏トンネルに入る峠越です。
国道20号線は大垂水峠越のルートになっています。

大垂水峠へ向かうバス車内と車外の峠道

大垂水バス停で残っていたハイカー全員が下車しました。
ここから大垂水峠、高尾山へと向かうハイキングルートがあるようです。
バス停もあるし、高尾山で下れば電車もある便利なハイキングコースのようです。
今度歩いてみましょう。

バスは国道を下り、相模湖の町へ入ります。
ここから藤野までは神奈川県です。
左手に相模湖の姿が見えてきます。
やがてバスは国道を右折して中央本線相模湖駅に着きます。
終着です。
運賃は800円ほどでした。

JR相模濃い駅前の風景

相模湖駅前のロータリーにある観光案内所に飛び込みます。
この先の路線バスを訪ねます。
藤野までは便があるとのこと、11時50分発とあと30分ほどの連絡です。

ほかに地域の観光情報なども仕入れます。
相模湖と甲州街道小原宿が2大観光場所のようです。

バスを待つ間、駅前を散策。
駅前には土産物屋が1軒健在。
食堂も2,3軒あるようです。
ほかには洋品店、酒屋、薬局などが点在。
国道20号線沿いには商店街らしき風景はありませんでした。

藤野駅バスが到着

さて11時50分発の藤野駅行きに乗ります。
藤野は相模湖の次の中央本線の駅。
あっという間の到着です。
ここまでが神奈川県で神奈中バスの範囲はここまで、というのはわかりますが、もうちょっと遠くまで行ってほしかったのが偽らざる気持ちでした。

JR藤野駅

コンパクトできれいな藤野駅で列車の時刻を確認します。
バスがない場所は列車で行くしかありません。
歩いて次のバス停まで行くのはテレビ番組に任せます。

藤野駅にも観光案内所はありました。
地元の産品や手作りの情報が満載のコーナーで女性が一人でやっていました。
おやきなども売っており、そろそろおなかがすき始めた山小舎おじさんですがここは我慢。
大月行きの列車に乗り込みました。

駅に付属する手作り風の観光案内所
大月行列車の車内

軽トラ流れ旅 甲州街道で自宅へ(後編)

軽トラに夏の物資を積んで自宅へ帰った山小舎おじさん。
やがて賑やかな自宅に別れを告げ山小舎へと戻ります。

戻りのルートは、奥多摩湖経由など考えましたが、天候不順で日程が一日延びたこともあり、行きと同じく甲州街道ルートにしました。

土曜日、天候は小雨、朝9時ころ中央道調布インターへ。
都内の混雑を高速道路で抜け出し、相模湖出口あたりで下道へ下りるつもりでした、が。

840円ほど払って調布から高速に乗った山小舎おじさんの目前には、合流地点から延々と伸びる渋滞の車列でした。

中央道調布インター合流地点の渋滞

渋滞を楽しむほどの心の余裕はなく、かといって急ぐ旅でもなし。

次の府中で下道に下りて、甲州街道に入った山小舎おじさんでしたがそこも渋滞!
首都圏の土日の殺人的渋滞に恐れ入りました!

甲州街道府中市内も渋滞

結局3時間ほどかかって高尾に到着、渋滞もなく高尾山の峠を越え、相模湖、大月と走ります。
途中、昼飯ポイントを探しましたが、大月駅前の30分無料の駐車場も満車で、首都圏の週末の生存競争の激しさにぶち当たる結果に。
笹子トンネルを抜けたところにある道の駅甲斐大和まで食事はお預けとなりました。

やっとのことで道の駅甲斐大和へ
とんかつ定食

道の駅で一息つき、次に釈迦堂の縄文博物館に寄ってみました。
中央道の釈迦堂パーキングから見える博物館で日頃から寄ってみたいと思っていたのでした。

釈迦堂縄文博物館
入り口

一帯が縄文遺跡という場所に建つ博物館。
展示内容はひたすら縄文時代の発掘物。
その収蔵点数の多さに驚かされます。

ここ、甲府盆地から八ヶ岳山麓の一帯が縄文時代の日本の中心地であったことがわかります。
中世になっても、甲斐の国の中心地はこのあたりでありました。

館内の展示
館内の常設展示物
博物館から望む甲府盆地

夕方に近くなり、暑さの残る甲府盆地に戻り、甲州街道を直走ります。

笛吹市から甲府市に至るあたりの甲州街道は、チェーン店の食堂、量販店、自動車販売店などが立ち並ぶ全国共通の無国籍な風景が展開します。
甲州街道は首都圏から信州に抜けるルートとして、県内県外のあらゆる車両を集めて甲府盆地に脈動します。

甲府盆地を走る甲州街道

韮崎からは登坂となり、猥雑な都会の商業圏を脱し、ローカルな雰囲気へと一挙に空気が還元されます。

茅野市内で買い物を済ませて山小舎へと帰還したのは夜の帳が下り切った頃でした。

軽トラ流れ旅 甲州街道で自宅へ(前編)

令和5年の9月初旬。
軽トラで自宅と山小屋を往復しました。
目的は、夏の農産物を思いっきり持ち帰ることです。

信州の夏は桃、トウモロコシ、セロリ、ビーツなどの農産物が一挙にあふれる時期です。
9月を過ぎるとこれらの農産物が一斉に姿を消します。
夏の農産物が全盛のうちにたっぷり自宅へ届けたかったのです。
送ったり、担いで持ち帰るのには限度があるものですから。

また、自宅までの間には山梨県があります。
夏の山梨は桃の名産地として有名です。
ブドウも出始めています。
これらもピックアップしようと思いました。

出発前に軽トラに用具を積み込みます。
保冷ボックスと保冷剤、段ボール箱もたっぷりと。
生鮮品は保冷ボックスに、果実や葉物野菜などは段ボールに入て運ぶつもりです。

山小屋から白樺湖畔を通って茅野に下り、まずは買い出しのスタートです。
茅野のたてしな自由農園で、セロリ、レタス、トウモロコシ、ビーツなどを。
Aコープ茅野店では牛肉、鶏肉のほかシイタケ、パンなどを仕入れます。
自分の昼食用の弁当も買っておきます。
燃料を満タンにして旅のスタートです。

色づいた田んぼと八ヶ岳

長野県を過ぎ山梨県に入り、サントリー白州工場の入り口を過ぎ、道の駅白州が見えてきます。
寄ることにします。

入り口近くに湧き出している湧水をペットボトルに汲み、名物の山塩ポテトチップスなどを買い込みます。
暑いので山塩ソフトを食べてブレークタイムです。

道の駅白州の山塩ソフト

ここからは甲府盆地の桃の選果場を目指してノンストップの旅です。

甲府市を過ぎたあたりの選果場に着きました。
残念ながら、この日はセリが休みで選果場も休業でした。
また桃のシーズンは終わりで入荷はほぼないとのこと。
この日にやっているのは観光向けの里の駅という甲州街道沿いの直売所くらいではないか?とのことでそこへ向かいます。

甲州街道が笹子トンネルに向かって登り始める笛吹市一宮町にある里の駅に着きます。
たくさんの観光客で賑わっていました。
桃があったのでひと個購入。
ついでにアウトレット品の葡萄の三種詰め合わせも。

何とか山梨の夏の果物も手に入ったので一安心。
昼食の弁当を食べる場所を探します。

この先、甲州街道沿いに大きな鳥居が目立つ神社があります。
日陰を探して神社に潜り込み、ベンチで弁当を広げました。

茅野のAコープで買ってあった弁当を広げる

参拝客も少ない真夏の昼下がりの神社。
甲斐の国一之宮の浅間神社です。
他県ナンバーがひっきりなしの表通り(国道20号線=甲州街道)から1本入った神社界隈はひっそりとした地元の雰囲気に包まれていました。

甲斐の国一之宮浅間神社

座って休む場所も多く用意されている神社境内でゆっくりお弁当を食べ、お参りします。

この神社、本殿が鳥居から向かって左に90度の角度で鎮座しています。
諏訪大社上社本宮と同じ構造です。
浅間神社の祭神はコノハナサクヤヒメノミコト、日本書紀の神様です。
ということは、諏訪大社とタケミナカタノミコトのように、もともとの地元の神様を祀る神社に、日本書紀の時代の神様(のちの時代の支配神=コノハナサクヤヒメノミコト)を付け足しで祀ったのでしょうか?
そうなると、浅間神社とコノハナサクヤヒメノミコトの関係は、諏訪大社とタケミナカタノミコトの関係のように、いわば「後付け」の関係となりますが如何に?

初めて参拝した神社で途方に暮れる山小舎おじさんでした。

鳥居と90度の角度で鎮座する浅間神社本殿

浅間神社が鎮座するこのあたりは、甲斐の国の国分寺、国分尼寺があった場所。
また、縄文時代の遺跡が発掘された釈迦堂遺跡の近くでもある、由緒ある場所なのでした。

暑い暑い日差しは軽トラの運転席にも、積み荷を満載した荷台にも降り注ぎます。
先を急ぎましょう。

前編はここまで。

軽トラ流れ旅 道の駅南アルプスむら長谷

真夏の土曜日、軽トラに乗って旅に出た。

目指すは杖突街道を通り高遠へ。
そこからは、いつもの伊那方面ではなく、高遠から南下して分杭峠付近の立寄り湯へ、さらに駒ヶ根まで下って、伊那、南箕輪を通って帰るというもの。

軽い1日コースではあるが、心配なのは真夏の暑さ。

まずは茅野へ下りて杖突峠を目指す。
順調に軽トラは走るが、夏休みの他県ナンバー車に追われるようでゆっくり走れない。

暑い中、途中下車して杖突街道沿いの古道具屋に寄ってみる。

2階から髭を生やした店主が下りてきて色々説明してくれる。
7年前に古民家を買って移住したという70がらみの店主は、かつて料理人の仕事で住んだ、イギリス、フランス、ロシアなどの話題が豊富。
趣味の古着は高級そうだった。

古道具屋を辞し、高遠の街へ。
ここを通過して152号線・秋葉街道を南下。
途中にダムが見えたので一時停車。
暑くてダム見物もしんどい。

秋葉街道をゆくとダムの風景が現れた
美和ダムという場所だった

まずはその先の道の駅を目指す。
広い駐車場には他県ナンバー車両で一杯の道の駅・南アルプスむら長谷。
食堂、直売所、ベーカリーの棟のほかに、一帯のビジターセンターの建物も隣接している。
芝生の緑が目に染みる。

道の駅南アルプスむら長谷に到着
中庭に芝生が広がるロケーション

ここでは、地物のトマトなどを買う。
ついでに安くて並んでいるパンも少々。

館内では熊のはく製がお出迎え
直売所入り口には生産者紹介とカブトムシが

昼飯もここで食べる。
ソースカツ丼。
地元飯らしく小鉢が多い。
味付けもばっちり。
食堂のおばちゃんたちも愛想よく頑張っていた。

食堂では意欲的にメニューを紹介
この日はソースカツ丼をチョイス。品数がたっぷりだ

この先の情報を得ようとビジターセンターへ。
おっとりしたお姉さんに目指す立寄り湯の情報を聞く。
なんと、ネットで調べていた分杭峠近くの立寄り湯は店じまいしてやっていないとのこと。
分杭峠から駒ヶ根に下る道も通行止めとのこと。

ビジターセンターで情報収集
ゼロ地場で有名な分杭峠のプレゼンテーションが

やはり地元で聞いてみるものだと納得。
これ以上の南下を断念して、高遠へ戻りいつもの道を伊那へ。

伊那の街中の酒屋でこの季節のおすすめの日本酒を買い、南箕輪町の直売所で桃を買って帰りました。

暑かった!
念願の杖突街道沿いの古道具屋を訪問でき、道の駅で美味しいランチを食べ、珍しい日本酒を手に入れ、季節の果物を格安で買えたので満足の旅でした。

甲府~韮崎 路線バスの旅

東京の自宅に息子の誕生会で帰りました。
畑の作物が心配で、自宅にゆっくりできず、すぐ山小舎に戻りました。
帰りはJRの各駅停車です。
いつもの甲府途中下車の後、思い立って韮崎まで路線バスに乗ってみました。

甲府駅に掲示された列車遅れの状況

この日の甲府はカンカン照り。
日に当たるだけでぐったりします。

途中下車後は駅前通りにあるいつもの定食屋へ。
これまたいつもの信玄鶏竜田揚げ定食の大盛。
揚げたての竜田揚げともども、おなかいっぱいになりました。

次に来るときは塩だれとんかつに挑戦してみようと思いつつ。
竜田揚げのほかには、焼き魚定食や、ハヤシライスの注文客が多いこの店。
甲府での昼飯は当分ここで決まりです。

甲府名物、信玄鶏の竜田揚げ定食

昼飯の前に駅前の路線バス案内所で、韮崎行きのバスの時刻と乗り場を確認しておきました。
韮崎行きの路線は2系統で、それぞれ毎日6本ほど運行されています。
食後の余った時間を駅ビルのパン屋さんのイートインでコーヒーを飲んで過ごし、カンカン照りの停留所へ。

駅前のロータリーには5か所ほど停留所があり、ほぼひっきりなしにバスが発着しています。
目指す、一高経由韮崎駅行きのバスは時刻どおりにやってきました。

甲府駅バスロータリー

案内所のお姉さんに教わった通りにSUICAを先にタッチして乗り込みます。
同乗者はほかに二人でした。

韮崎駅行きのバス車内

バスは駅の反対方向へ出ました。
韮崎を目指し、北西方向へ進みます。

甲府といえば武田神社へ続く道と、岡島デパートのある中心部しか知らない山小舎おじさん。
バスの窓越しに、いろんな方向に商店街が伸びている甲府の街の広さを認識しました。

沿線のショッピングセンター

しばらくは、郊外型の店舗が断続的に続く風景をバスが進みます。
やがて長野方面の山の景色が迫ってきます。
韮崎のエリアに入ったのでしょうか。
始発から乗った乗客はすでに降り、途中から乗った3人がいます。

韮崎に近づくと長野方面の山塊が迫る

それなりの規模がありながら人気の消え去った、今時の地方都市の商店街を通って韮崎駅に着きました。
駅の周辺には商業ビルと、公共施設が入った多目的ビルが建っています。

駅は自動改札ですが、列車ダイヤの自動表示などはありません。
待合室の奥には立食い蕎麦屋があります。

韮崎駅

茅野までの下り列車には時間があったので駅前をぶらぶらします。

まずは山梨交通の案内所へ。
念のため、長野方面への路線バスの有無を確認。
係の女性は丁寧に答えてくれました。
小淵沢止まりも含めて、長野方面のバスはないとのことでした。

駅前から見た風景。左奥の建物がカフェのあるビビル
駅前からは富士山が見える

続いて図書館などの公共施設と、土産物屋、カフェなどがあるビルへ。
カフェは市民の憩いの場にもなっているようです。

カフェのパン売り場を見ると、美味しそうなカレーパンがあったので購入。
買いながら店員のおばさんに聞きました。

駅前の韮崎高校サッカー部のインター杯優勝のこと。
中田ヒデのこと。

ヒデは韮崎高校サッカー部の出身だが、甲府の人間で韮崎高校に通ってきていたとのことでした。
地元のおばさんは何でも知っています。

韮崎効能優勝をたたえる球児の像

時間が来たのでホームに出て列車を待ちます。
ホームからも雪の溶けた富士山が大きく見えます。
駅の反対側には、何やら標語を書いた鳥居や、山の上の大観音が見えました。
もともとの韮崎らしさはここにあるような気がしました。

秋の反対側には朱塗りの鳥居
ホームから見える大観音

軽トラ流れ旅 甲州街道笹子峠越え 

6月上旬、娘とその連れ合いの誕生会で帰宅しました。
軽トラで帰りました。
帰りにマウンテンバイクを積んでくるためです。

マウンテンバイクを積み旅姿の軽トラ

下道での往復。
片道数時間以上かかります。
お土産を買ったり、道の駅に寄ったり、食事をしたり、たっぷり寄り道をします。

帰りはかねてから通ってみたかった笹子峠越えの旧道を使いました。

自転車を積んで9時ころ自宅を出発。
八王子を経て高尾山塊を越えます。

相模湖に寄ってみました。
子供が小さなころは何度か来た場所です。
平日の午後の相模湖は時間が止まったようでした。

初夏の相模湖で一服

大月駅に寄ってみます。
信玄餅で有名な桔梗という菓子メーカーの販売所があり、和菓子をよく買います。

ついでに駅の立食い蕎麦によって昼食です。
蕎麦屋は地元の学生や勤め人、外人観光客などで混んでいました。

大月駅前の桔梗屋
大月駅の立食い蕎麦で、かき揚げ丼セット

笹子の集落を過ぎ、長いトンネルをくぐると甲府盆地です。
国道20号線、中央自動車道、JR中央本線、そのどれもがトンネルをくぐります。
トンネルをくぐらず、笹子峠を越えるルートがそのほかにあります。

国道20号線を行き、笹子トンネルに入る少し前を左折します。
初めて通る道です。
集落を過ぎると山道に入ります。
周りは杉林です。
車幅は思ったより広く、普通車が交差できるほどです。

国道20号線と笹子峠旧道の分岐点
杉の美林地帯を行く

しばらく行くと矢立の杉という場所に着きます。
相当に古そうな杉の巨木が立っています。
一見の価値ありです。

神々しさをたたえる矢立の杉

笹子峠は1車線幅の隧道でくぐります。
昭和11年に完成したという味のあるトンネルです。
長さは100から200メートルほど。
入口から出口が見えますが、車両の交差はできないので用心して進みます。

笹子隧道入り口

隧道を出ると山すそに宿場町の名残を残す集落がありました。

笹子峠、甲府側の宿場案内
駒飼宿の風景

集落を過ぎると国道20号線に合流します。
感応式の信号がありますがいつまでたっても青にならないので、用心しつつ信号無視して国道に合流。
国道20号線を直走って山小舎に帰りました。

国道20号線合流地点の感応式信号