菊芋収穫

12月になって菊芋を収穫しました。

掘りたての菊芋

今年は新規植え付けはなし、自然のままにほおっておいた菊芋畑。
取り残しの芋からぐんぐん目が出て、林のようになっていました。
ヤーコンや里芋が伸びない中、夏の猛暑もものとしない菊芋の生命力にはあきれるばかりでした。

花が咲き、茎が枯れ始めても放っておきました。
菊芋は食味がパッとせず、加工方法もイマイチぴんと来ないのです。
栄養があって、直売所でもよく売られてはいるのですが。

収穫前に茎を切っておきました。
草刈り機でなぎ倒していったのですが、菊芋の茎は硬く、強力でした。

茎を切ってしばらくたった菊芋畑

いよいよ12月になって畑じまいが待ったなしになり、渋々ながら菊芋を掘ってみました。
プラスチック製の買い物かごに2箱採れました。

収穫した菊芋の土を落とした後

小さな芋は放っておき、大きなものだけでもこの量です。

貰ってくれるあてはありませんが、土を落とし、陰干しして東京に持って帰る予定です。
東京でいろんな人に菊芋を知ってもらい、利用してもらってファンが現れればうれしいことです。

掘った後の菊芋畑

畑の冬じまい ステップ2

畑の冬じまい作業2日目です。
この日の作業は支柱の撤去を終えることと、マルチはがしにかかることです。

まずは、外し残った支柱を撤去します。
支柱は長さ別にまとめておいて来シーズン使います。

外し終わった支柱をまとめる

支柱を外し終わった畑は、1年間の活動を終えてひっそりしています。
畝の雑草も枯れておとなしくなっています。

支柱を外し終わった畑

マルチがかかったままの畝の整理に入ります。
まずは枯れながら立っている野菜の根っこを引き抜きます。
トマトもナスも良く根を張っています。
この根っこが暑い夏の日でも土中から水分を吸収し結実に導いていたのです。

トマトの根
ナスの根もよく張っていました

ざっと根を抜き終わったらマルチはがしにかかります。
マルチの端っこを鍬で掘起し、巻いてゆくようにマルチを剥がしてゆきます。

例年は、鍬で起こした後、手で剥がしていたのですが、うまくやらないとマルチのビニールが切れ切れになってしまうのが悩みの種でした。
今年は最初から最後まで鍬を使い、雑草や土ごとビニールを巻き取ってゆくことにしました。
巻き取った後は、雑草と土とビニールがこんがらがった「ロール」からビニールだけを引き抜いてゆけばよいのです。
この方法だと時間短縮とビニールの取り残しがなくなりました。

鍬を使って雑草ごと巻き取ったマルチビニール
マルチを剥がした後のホカホカした土

畑には生き残っている作物がありました。
ステイックセニョールでしょうか、緑が屹立しています。
夏の酷暑をやり過ごし、快適な季節になって育ったのでしょう。
結実して人間の役に立つことはかないませんでしたが、生き残ったのはあっぱれです。
この後も育てばいいのですが、残念ながら、雪の季節を生き抜くことはできないでしょう。

生き残っているステイックセニョール

こぼれ種の自然発芽が毎年見られる畑です。
ハーブ類(パクチー、しそ、バジルなど)、ミニトマトなど、自然発芽を来年も期待しています。

晩秋になってから育ちの良かった食用ほおずきの畑にも行ってきました。
実は黄色く鈴なりになっています。
試しに一つ取ってみると霜にあった実はぐちゃっと潰れました。
残念ながらほおずきも終了です。

食用ほおずきは残念ながら立ち枯れ
実は寒さで痛んでいました

次回の畑作業は、残りのマルチの撤去、畑の周りの背の高い雑草の除草、菊芋の収穫になります。

畑の冬じまい ステップ1

今年も畑の冬じまいです。
今日は玉ねぎの様子見と夏野菜の資材の撤去です。

11月頭に植えた玉ねぎの苗は無事活着していました。
先端は枯れていますが、苗全体が枯れたものはなく、活着成功です。
この後は本格的な寒さと雪を耐え、来春に向けて頑張ってほしいものです。

先端を枯らしながらも根を活着させた玉ねぎ

今年の猛暑に耐え抜いた夏野菜は、たとえばズッキーニは茎が凍って溶けています。
キューリのツルは枯れてなくなっています。
さしもの猛威を振るったトマトの茎も、夏の旺盛さが嘘のように枯れてしぼんでいます。
ナスも小さな実をつけたまま枯れています。
万願寺トウガラシの大きな実があったので収穫しようと思いましたが、実は霜で腐っていました。

実をつけたまま立ち枯れているトマト

キューリやゴーヤ、夕顔のネットを外し、支柱を撤去します。

ゴーヤは支柱を残したまま跡形もない
支柱を外してまとめておく

ナスやトマトの支柱も外します。
トマトは茎を縛った麻ひもを切り外しながらの作業です。
ついでトマトの組支柱を分解します。

空が曇りはじめ、みぞれが降ってきたのでこの日は作業中止。

トマトの組支柱を撤去していた時、みぞれが降ってきた

後日、残りの支柱を撤去し、マルチを外します。
雑草はこのままでいいでしょう。
枯れ草と残滓を燃やすかどうかは撤去してから考えます。

おっと、菊芋の収穫が丸々残っていました!

玉ねぎの苗定植

今年も玉ねぎの苗を植えました。
例年11月に入るころ植えます。

追肥なしの農法なので、玉の肥大はありませんが収量はまあまあです。
また、硬く育った玉だと、もちもいいのです。
これまで保管中に腐ったことはありません。

今年は苗の入手が遅れました。
また、トレーで育成した苗が今年は売られています。
束の苗だと1本7円程度のものが、トレーだと11円ほどします。
トレーの方が活着率がいいのだそうです。

11月に入って、束の苗が手に入りました。
200本購入します。

植え方は例年通りのガッテン農法です。
畝を立て、薄く油粕を敷きます。
スコップなどで畝の表面を叩いてから、マルチを敷いて、根を切った苗を、体重をかけて定植します。

今年は、事前にボカシ堆肥を施しました。
ガッテン農法開始後、数年たち、その間肥料を施していない畑です。
半年の間生き続ける玉ねぎの成長促進を、と思っての施肥です。

前作のマルチを剥がし、除草して、ボカシを施し、均しておいた畝を準備します。
スコップで表面を叩きます。
マルチを架けます。

根を切った苗を準備します。
体重をかけて植えてゆきます。
圧力をかけることによって、根と土壌の接着が強まります。
潅水も何もなしで半年間放っておく苗が、自力で根を張り、水と栄養分を吸い上げるためです。

200本の植付終了です。
しばらくしたら活着の確認に来る予定です。
寒さに耐え、来年6月には収穫期を迎えてくれることでしょう。

そろそろ畑じまい

10月下旬になりました。
畑は雑草の勢いも静まり、夏野菜たちは霜に当たって立ち枯れ、菊芋のみが勢いよく空に向かって屹立しています。最後の?収穫に行きました。

なんとミニトマトが色づいています。
苗を定植したトマトはほぼその使命を終えていますが、こぼれ種から自生したミニトマトは伸び続け、実をならしていました。
自生するとその場の気候に慣れるのでしょうか。
逞しいミニトマトを収穫します。

葉を枯らしながらも実をつ受ける自生トマト
この日の収穫。味もマアマア

ズッキーニは夏の後も幹を伸ばし続けていましたが、さすがに葉っぱは寒気で枯れています。
探ってみると細いながら実がありました。
スープ用には十分の実を収穫。

葉が枯れたズッキーニ
収穫。ラストか

ナス、ピーマンは新しい実はなく、また既成の実も大きくはなっていません。
食べるには十分なので収穫します。

キューリ、ゴーヤは完全に終了です。

採り残していたトウガラシ、ガーデンハックルベリーを収穫します。

トウガラシ
ガーデンハックルベリー

ほおずきの収穫シーズンはこれからでしょうか。
幹も葉も寒気にやられていません。
実の熟しは遅くなりましたが収穫はありました。

寒気の影響を受けない?ほおずき
ほおずきの青い実
収穫した完熟ほおずき

初めて植えてみたウコンが育っていたので掘ってみました。
少しばかりの収穫がありました。
加工方法を確認し、利用しやすいのであれば来年も作ろうと思います。

ウコンの地表部
掘ってみたウコン

菊芋も採り頃です。
茎が硬くて長いので掘り方に注意が必要です。
草刈り機を持って行ったので、地上部分をカットすることにしました。
しばらくほおっておき、枯れた地上部を片付けた後、ゆっくり掘ろうと思います。

菊芋の試し掘り
菊芋軍の地上部をカット

今後の仕事は、ほおずきと菊芋の収穫。
玉ねぎの植付。
夏野菜の片付け(枯れた地上部分と支柱の撤去、マルチはがしなど)があります。

作業に当たって涼しいのは大いに助かります。

食用ほおずき

酷暑が終わり寒暖差が大きくなった畑で食用ほおずきが伸びている。

夏の暑さと乾燥で苗の伸びがイマイチだった食用ほおずき。
出荷先での評判がいいので、今年は8本ほど苗を植えていた。

9月に入り、樹が伸び始めていたが、成長の遅れは明白で、収量は期待していなかった。
ほおずきの収穫期は初秋。
枝に花が付き、ほおずきの袋がつり下がってくる。
袋が枯れた頃、実が熟する。
熟した実は、甘いだけでなく、酸っぱいだけでなく、独特の味の複雑さと上品さを持つ。
ほおずきの直売所などでの売値は安くはない。

食用ほおずきの実

10月に入った頃の畑でほおずきが伸びていた。
幹は太く重くなり、枝枝が四方に伸びている。
土に付かんばかりに垂れ下がった枝には無数の袋がつり下がっている。

熟するのを待つほおずきの実の数々

これは豊作だ。
このまま幹と枝を放置しておくと今後の着果に影響しかねない。

ということで幹と枝を管理する。
支柱を立てて、改めて幹を縛り付け、枝を支える。
幹は硬く、太く、枝は重い。
時間をかけてくくり直す。

伸び放題のほおずきの枝を管理する

この日は若干の収穫もあった。
10月の第一弾として出荷する。

試食したほおずきの味は例年にも増して独特の味わい。
これはいい!

この日収穫したほおずき

トマトの季節②

猛暑の中、トマトは実っています。
この日は雑草でジャングル状になったトマトの樹の周りを除草するとともに、野放図に伸び、実の重さで垂れ下がった枝を支柱に括り付ける作業をしました。
そして定植後初めての潅水も。

手入れをする前のトマトの畝

マルチの端っこから、トマトの樹の根元から、畔から、雑草が勢いよく伸びています。
旺盛で、根強く、頑強な雑草たちです。
畔の真ん中の雑草は草刈り機で刈ります。

根元のものは手でむしり取ります。
土ぼこりを巻き上げながら雑草の根がむしり取られてゆきます。

手入れ前のトマト

雑草を刈ってゆくと、実をつけて垂れ下がった枝が出てきます。
主枝は支柱に括り付けていましたが、第二第三の枝、脇芽が伸びて実をつけた枝などは手つかずです。
それらの枝を雑草の間から拾い出し、支柱に括り付けます。

8月が過ぎ、例年通りトマトの枝も疲れてきます。
役割を終えた枝の葉っぱは枯れてゆきます。
例年ほどではないにせよ、混みあったり、土に触れたりした葉っぱはまだら模様に枯れてゆきます。
それらの葉っぱを枝ごと削除します。

手入れ後のトマトの畝

除草、支柱くくり、葉の除去。
この作業を畝一列(20株)行うのに2時間近くかかります。
今までいかにトマトの管理作業をさぼってきたかがわかります。
炎天下、体は「もうやめよう」といいます。

手入れ後のトマト

夏の間実をつけてくれたトマトをねぎらおう?と、この日は水やりをしました。
えひめえAIの希釈液を根元にかけてゆきます。
乾燥で土ぼこりを立て乍ら水が吸い込まれてゆきます。
まるで初めて水を受け入れるかのように、最初は乾燥した土が水をはじくようにし、ややあって吸い込んでゆきました。
9月になっても実をつけてくれるますように。

イタドリ?が群生する畑の法面

畑の一辺は法面になり下っています。
ここにイタドリ?の群生が夏になると勢力を広げます。
まるで壁のよう生い茂るので畑の通気をよくするためにも刈り取ります。
イタドリの大木?に草刈り機を当てると、まるで若木を伐採するかのようにゆっくりと倒れてゆきます。
余りにイタドリの数が多いのでこの日は半分ほど刈りました。

イタドリを半分伐採しました

トマトを煮る

今年はトマトが大豊作です。

今年は畝2列に、計40本ほどの苗を植えました。
苗を斜め植えすることもあり、トマトの一株から3、4本の樹が出ます。
つまり計120本ほどもトマトの樹が育つのです。

一つの樹から大型トマトで少なくとも3個、多くて9個ほどの実が成ります。
大型トマトの樹が90本として、270個以上の実が収穫できる計算となります。

実際はどれくらい収穫できたのかはわかりませんが、畑に行くたびに数十個のトマトが収穫できる時期が続いています。
その中には出荷できないものもあります。
熟しすぎていたり、ひび割れしていたり、傷があるようなものです。

お盆明けのトマトの収穫。出荷できないものがこれだけ採れた

そういう実は山小舎に持ち帰って煮ます。
煮てトマトピューレにして冷蔵保存し、のちにミートソースなどで利用すると、年寄りから子供までがのどを鳴らしてお替りするほどのうまさです。
改めてトマトの味の深さに思い至ります。

お盆の帰省でしばらくご無沙汰した後、畑を訪れたときには、出荷できない籠一杯のトマトを持ち帰りました。
4回ほどに分けて、これらを煮ました。

トマトを煮る際にネックとな
るのが皮と種です。
特に種についてはその除去が問題でした。

ある日テレビを見ていると、町の中華料理屋がトマトの種の部分だけをフライパンで煮詰めてから、戻し入れているシーンが流れました。
これだと思い真似してみました。

トマトを四つ割りにして、ジェルの部分ごと種をフライパンで煮詰めます。
煮ても残る芯の部分もフライパンで煮詰めます。
残りの部分は皮ごと別鍋で煮てゆきます。

種をジェル部分ごとフライパンで煮詰める
残りの実は皮ごと別鍋で煮る

あくを取り乍らフライパンを煮詰め、全体が柔らかくなったらザルで漉し、別鍋のトマトと合わせます。
種はほとんど除去できます。

別鍋を煮詰めながら、皮を取り除いてゆきます。

フライパンが煮詰まってゆく。そろそろザルで漉して別鍋と合わせるころ
全体を合わせて煮詰めてゆく

カサが半分くらいになるまで煮詰めてトマトソースの完成です。
冷めてから保存パックに入れて冷凍します。

今年は冷凍コーナーがいっぱいになるほどのトマトソースができました。

保存パックに入れて冷凍保存

トマトの季節

今年の猛暑はトマトの栽培には適しているようです。

孫の来襲と、そのあとの自分自身の東京の自宅への帰宅で1週間以上手つかずにしていた畑。
久しぶりに畑を訪れました。

雑草はもとよりジャングルのようになっていますが、それに負けないほどの旺盛な生命力を誇るトマトたちがいました。

雑草ジャングルの中で育つトマト

雑草の間から、また野放図に伸び切った枝の間から、完熟したトマトの実が落ちんばかりに真っ赤な姿をのぞかせています。

あちこちにトマトの実が顔をのぞかせる

猛暑の日差しの中、除草や、茎の誘導管理を後回しにして、まずは完熟した実、ひび割れた実の収穫を行います。
たちまち籠は一杯になります。
出荷可能なものと、加工用に回すものが同量程度採れました。
籠が重くて運ぶのも一苦労です。

収穫した出荷可能なトマト

黄色の実が成る品種は玉も大きく、また痛みも少なく、収量がよいようです。

出荷できないトマトは山小舎に持って帰る

ミニトマトは収穫時期が遅れると次々と実が割れてゆきます。
割れた実を食べながら収穫します。
完熟ミニトマトの野性味あふれる甘さ、コクに暑さも一瞬和らぐようです。
流れる汗でシャツはびっしょりです。

猛暑の影響はほかの野菜に出ています。
ナス、キューリ、ゴーヤなどの収量が例年より落ちています。

初期の水やり不足からなのでしょうか、トウモロコシは丈が伸びないまま実をつけ始め、収量もほとんどありませんでした。
残念。

キューリが巨大化している
オクラは育ちすぎて食べられない
丈が十分伸びなかったトウモロコシ

出荷可能なものは彩に送り、肥大したもの傷んだものは山小舎に持ち帰って利用します。

キューリ、ナスなどの収量は落ちている

ある日の野菜出荷

畑は夏野菜の出荷最盛期を迎えました。

畑では週1~2回の出荷日に向けてせっせと野菜たちが準備しています。

畑に訪れるたびに真っ赤なトマトが出迎えてくれます。
収穫の前に、伸びすぎた枝を誘引し、脇芽を掻き、根元の雑草を引き抜き、枯れてきた根元に近い葉をカットします。
自然発芽したトマトも各所でぐんぐん伸び、実をつけ始めました。

この日の収穫。黄色トマトや白ナスは今年から作り始めた品種
万願寺トウガラシ、ピーマンは初出荷。荷物がいっぱいになり、ミニトマトは出荷できず

この日はキューリとナスも収穫。
収穫後はなるべく日に当てないようにします。
軽トラの荷台に運び、野菜の保存用のビニール袋に入れて荷造りし、宅配業者の営業所に持ち込みます。

トマトを植えに保存用ビニールに入れて梱包

カンカン照りの信州高原より、さらに焦げ付いているであろう東京のお客さんに生命力をお届けです。