八ケ岳総合博物館の機織り

山小屋から茅野市側に下りたところに八ケ岳総合博物館があります。
公立諏訪東京理科大学の隣です。

茅野には、国内最大級の縄文遺跡があります。
この博物館から少し離れたところにある尖石遺跡です。
八ヶ岳自体が、縄文時代から、茅野をはじめとした諏訪地方を、いや東日本全体を見守ってきたご神体のような存在だったのかもしれません。
有史以降には諏訪大社という信仰の中心地もありました。

八ケ岳の麓に位置するこの博物館には、訪れるたびに新しい発見があるような気がします。

玄関わきに飾られている御柱祭の祭具
5000年前の木の化石

中央構造線、糸魚川・静岡構造線などが表す日本列島の起源と深くかかわる八ヶ岳を中心とした土地の構造。
縄文遺跡。
諏訪信仰を表す御柱祭。
寒天や切れ味の良いのこぎりなど地域の特産品の歴史的背景、などがコンパクトに展示された館内。

この日、最も印象的だったのは機織り機がホールに備えられ、若い女性の学芸員さん?がデモンストレーションよろしく、縦糸を張り、横糸を通して機を織っている風景でした。

最初に展示されているのは八ケ岳周辺の地質
御柱に関する展示も欠かせない
八ヶ岳の自然をジオラマ風に

よく見ると『機織り体験。300円』などと張り紙があり、体験者を呼び掛けている風でした。

無数の機織り機が並ぶ

地方の博物館といえば、旧家の蔵に死蔵されていた機織り機などが無数に集められたままとなっていたり、地域の特産物の歴史には専門的に詳しい学芸員さんが、たまにしか来ない訪問者相手にその知識を持て余していたりする印象があります。
が、今日の八ケ岳総合博物館は、若い学芸員が自ら収蔵物の活用に取り組むという、絶えて久しい現役感があふれ出ている場面に遭遇したのです。

やはり博物館には定期的に来てみるものです。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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