今年はたくさんのアンズを買って、コンポートやジャムに加工しました。
味わう度に素朴な甘酸っぱさに信州の初夏を感じる果実です。
アンズには種があります。
杏仁と呼ばれるその核は杏仁豆腐などに使われます。
琵琶の種といい、桃の種といい、種には特別な薬効だったりがあるようです。
今年はあんずの種を捨てずにとっておきました。
ざっと洗ってザルに置き、日に当てて保存していました。
ザル一杯になったアンズの種を焼酎に漬け、アンズ種酒を作ることにしました。
大きめのガラス瓶を洗って煮沸消毒します。
アンズ種酒は煮沸保存するわけではないのですが、保存環境に汚れやばい菌は禁物です。
種と半量の氷砂糖を瓶に入れて、32度の焼酎を注ぎます。
蓋をして保存です。
琥珀色に色づいたころ、杏仁の恵みをいただきたいと思います。