おじさんの高遠小旅行

日頃の山小屋単身暮らしの気分転換に、定年おじさんは高遠に小旅行しました。

茅野に下り、杖突街道を走る

今日は、山小屋から茅野に下って、床屋へ行きました。茅野のビーナスライン沿いの床屋、若いスタッフが丁寧にやってくれました。
いちいち、苦しくないですか?熱くないですか?と声掛けしてくれました。
最後に年齢を確認して、シニア料金にしてくれました。シャンプー、顔そり付きで1750円でした。

気晴らしにそのまま、高遠方面にドライブしました。
茅野市内で国道20号線を超え、高遠方面へ峠を目指します。
国道152号線。杖突街道を軽トラで走ります。
峠を越え、谷あいの集落と、色づき始めた田んぼを眺めながら。

途中の直売所で休憩。店番のおばさんに今年のマツタケの出来具合などを聞きます。
今年はいいみたい。最盛期は10月、とのことでした。
やがて街が見えてきて、高遠町に到着です。

高遠の商店街を散歩

高遠は、市内の高遠城址公園の桜が全国的に有名です。伊那市街へ向かう国道361号線沿いに商店街が続きます。
店店は白壁も新しく、町おこしされています。
伝統のソバ屋、菓子屋などの間にカフェなども散見されます。
不動産屋の店先に「田舎暮らし希望の方へ古民家を紹介します」の張り紙があるのも時代にタイムリーだと思いました。

まず、地元の守り神の槍持神社に参拝。
境内の巨木と長い階段に圧倒されました。
境内のすぐ隣の建物が、廃屋のように窓ガラスが割れ放題なのが目を引きました。
商店街に戻りぶらぶらしました。

古書店の主と話す

商店街の一角に古書店がありました。定年おじさんは古書店を見かけると素通りできないたちです。

店内に入ると早速店主がいろいろと案内してくれました。
ざっと見て県内の資料関係が主な品揃え。
その話を振ると、「かつては雑多な品揃えだったが、店のスペースの関係もあり、また雑然としたレイアウトが嫌いなため、郷土関係に絞っている」とのこと。
松本と上田で行われる古本市が主な仕入れ先だとか。

店主の話が面白いので、部落関係、被差別民関係など、定年おじさんが興味のある話を振ると、店内の関係書籍を示してくれました。
それらの本は、多くが箱入りの専門書で、店主の関心の深さが見て取れました。
店主の興味がおじさんと割と近かったので、話が弾みました。

結局、上田在住の古書店主の周辺雑記という「裏町文庫周辺記」という本を購入しました。
地元の人が書いた、地元ならではの本がないか?というリクエストに応え、店主がわざわざ書庫から出してくれた本でした。
また、明日から、TAKATOU  BOOK  FESというのが開かれるというので、来てくれとパンフレットをもらいました。

市内にはほかに2軒、古書店があるとのこと。
県内の古書店が次々に閉店している状況にもかかわらず、うれしいことだと思いました。

商店街裏手の食堂でラーメンセット

軽トラは、商店街の一角にある無料駐車場に止めたのですが、神社への参拝の途中、目に留まった食堂がありました。
高遠町総合支所、旧町役場でしょうか、そこの近くにあ。る食堂でした。
今日のおすすめメニューなどが出ています。
役場の近くで、おすすめメニューがある食堂なんておいしそうではないですか。

入ってみると果たして、すでに4組のお客がいました。残ったテーブルは1つだけの状況です。
今日のおすすめの中から、ラーメンとマグロソースカツどんを注文しました。

ソースカツどんのたれな甘さは期待通りでした。
ラーメンは思った以上にあっさりしていました。
ほんのりとゴマ油の香りがしましたが、動物性のこってり感はほぼゼロでした。
定年おじさん的には好感度マックスに近い味で、完食でした。
店内を見回すと、アナウンサーの羽鳥慎一の色紙がありました。

伊那市街に下り、国道153号線を北上。山小屋へ帰りました。

 

 

 

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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