玉ねぎを補植、排水路を補修、氏神へお参り・・・

畑へ行きました。今日の作業は玉ねぎの苗の補植と鹿よけテープの補修、そして排水路の様子見と補修です。

改めて玉ねぎの畝を見ました。
よく見ると葉先がカットされているような苗がかなりあります。
鹿よけテープが破られていることもあり、鹿の食害であることは間違いありません。
前回見たときは気が付きませんでした。
ここ1,2日で食べられたものなのか?気が付かなかっただけなのか?

根っ子ごとなくなっている苗もあります。
苗を補植します。

冬を越してから玉ねぎの苗が植えられるとは知りませんでした。
昨日茅野のJAへ寄ったときに「今からでも間に合う」とのキャッチフレーズで玉ねぎの苗が売られていたので試しに買ってみたのです。
サイズ的には冬前に植える苗と同じくらいです。
1株20円でしたので20株ほど買ってみました。

えひめA1で潅水しておいた苗を植えてゆきます。
これからの気温と地温で6月の収穫に間に合ってくれることを祈ります。

合わせて鹿よけテープの補修もします。
いちど破られたテープでもあり、効果は不明ですが、せめて鹿に対して防御の姿勢だけでも見せなければなりません。

懸案の排水路のメンテも行いました。
昨日の本降りの雨もあって、排水路の本流には水が勢いよく流れています。
水の流れがあるということは石や泥の堆積が発生しているということです。
特に本流と石垣下からの傍流の合流地点は、定期的に堆積した泥や石をさらっておかなければ、効率よい排水ができません。

雨の翌日にしては畑表面の水たまりは増えておらず、全体的な排水は進んでいるようでしたが、一部の傍流では水量が減っていませんでした。
本流への水流が発生するように合流地点の泥や石をさらいました。

この日の昼食は手製のサンドイッチ。
食パンにハムを挟んだもの。
マヨネーズと粒コショーがポイントです。
畑で食うとうまいんです。

畑のある長久保地区の氏神様にご挨拶のお参りをしました。
松尾神社です。
豊作と無事故を祈願しました。
今は人気のない田舎の集落とはいえ、かつての中山道の宿場である長久保の守り神は立派な造りの神社です。
御柱も立っています。
枝垂桜が最後の見ごろを迎えていました。

帰りに上田JAに寄ってみました。
キャベツや白菜の苗が出ていました。
畑の準備がまだなのでこれらの苗は買いませんでした。

トマトの小さな苗が20円ほどで出ていました。
自根の5センチほどのサイズの苗です。
畑に定植するためにはもう少し育てなければならないので、都会のホームセンターなどには出回らないサイズです。
面白そうなので8本ほど買ってみました。

帰ってからトマトの苗をポットに植え替えました。
夜間は保温のため、プラスチックのケースに入れ室内に置きます。

昨日茅野JAで買った苗です。
アイスプラント、あしたば、ローズマリー、パクチー、パセリなどです。
ホームセンターで売られている苗に比べてその勢いが違います。
今年は畑にハーブの一角を作って楽しみたいと思います。

ジャガイモもたくさん種類が出ていました。
デストロイヤーが1袋あったので買いました。
今年はジャガイモだけで4種類の栽培となります。

茅野JAは、苗の種類の多さといい、上田JAとはかなり違います。
都会的なニーズに合致し、別荘族など不特定多数の顧客を相手にしたJAと、実用一点張りで地元の農家御用達のJAとの違いでしょうか。

おじさんの経験では、夏野菜の苗などは田舎へ行くほど、活きがよく、安価なものが手に入るような気がします。
またハックルベリーや食用ほうずき、ヤーコンなどの苗は田舎のJAや直売所へ行かなければ手に入りません。
一長一短です。

また、精米所で糠を調達しました。
畑1枚に1袋見当で、耕耘の前に撒いておきます。
そのほかにも追肥となるボカシ肥の原料や、生ごみたい肥を作る際の原料にもなり1年中重宝します。

徐々にシーズン到来です。

畑の排水路をさらいました

借りている畑には浸水があります。
段々畑4面を借りていますが、その両脇に水路があります。
山際の素掘りの水路のほうは通常は水が流れていません。
道路わきのU字構の方もほとんど水流はありません。

ところが段々畑の断面を覆う石垣から、それぞれ1,2か所ずつ水が湧いているのです。
山からの水が伏流水となり、段々畑の断面からしみだしているのです。
伏流水は、雨の後は増水して畑に水たまりを作ります。
浸水ポイント近くの土壌は常に水気を帯びて粘土状を呈しています。

こういった浸水は畑の大敵。
うまく誘導して、両サイドの水路に流れるようにしようと思いました。
よく見ると、湧水ポイントから脇の水路に向かって素掘りの溝の跡が残っています。
田んぼ時代はともかく、その後の畑時代には湧水の処理が必須だったようです。

落ち葉が積もり、流れをせき止めていた溝を鍬ですくってゆきます。
脇の水路まで落ち葉と泥をさらってゆくと、高低差によりたまっていた水が水路に流れてゆきます。
両脇の水路自体も流れがよくなるようにさらってゆきます。
雨による増水分も含めて、水が畑にあふれ出ず、両脇の水路に排出されるようになればOKです。
あとは畑にあふれてしまっている水の蒸発としみ込みを待てばよいはずです。

4面の畑のうち、下の2面は石垣からの湧き出しポイントも1か所だけで、また脇の水路の流れが畑の下にもぐっている(伏流化している)など、もともと畑への浸水量が少なくすぐにでも作付け可能です。
上の2面は今回の整備の結果待ちです。

流れが戻った水路ですが今後ともに手入れが必要です。
落ち葉や泥、雑草の根などををかき出して、水流を確保しなければなりません。
大雨などにより溝や水路から水があふれるようであれば、土手を強化しなければなりません。

この畑、去年の台風19号の被害で、鹿よけの電線が寸断されてしまい、現在は丸裸になっています。
今年の作付けでは、鹿の食害を考慮しなくてはなりません。

里芋、ヤーコンなどは鹿は食べませんが、カボチャ、サツマイモ、キャベツなどは大好物のようです。
水が湧いている場所に鹿の糞が多いことから、畑が鹿の水飲み場になっている可能性もあります。
鹿よけの工夫も考えてゆかなければなりません。

帰りにJAでジャガイモの種芋などを買いました。
今年は男爵ほかに2種類の芋を作付けしようと思います。

芽出し用の種と、作土も買いました。

 

今年の作付けは、山小舎での芽出しは、枝豆、インゲン、モロコシなど最低限に抑えて、夏野菜はもちろん、カボチャ、ハーブ類なども苗で購入し、少量多種で行こうかなと思います。

楽しみながらいろんな種類の作物に接していきたいです。

令和2年畑開きの様子

今年初めて畑に行ってみました。

植わっているのは年越しの玉ねぎとニンニク。
畝全体に鹿よけのテープを施しての年越しでした。

畑に着くと、ピンクのテープが目に飛び込んできました。
風雪にさらされてボロボロになっているかも?とも予想しましたが、思ったよりテープが残っています。

軽トラを降りて畝に近づきました。
よく見ると、数か所テープが破られています。
シカが齧ったのでしょう。

肝心の苗は、とみると、苗は案外齧られていません。
マルチに2,3か所、鹿の足跡はありますが、苗そのものに対する食害はほとんどないといっていいのではないでしょうか。

それよりも玉ねぎの苗がほとんど伸びていないのがショックでした。
地温が低かったのか、肥料不足か?
去年11月に定植した時とほとんど同じ丈の苗を見て、残念の気持ちしかありませんでした。
一昨年のような、ピンポン玉程度の収穫になるのか?

反面、にんにくの苗はそろって伸びていました。
食害も全くなく、ニンニクは土地と相性が良いいのかもしれません。

持って行ったネギ用の化成肥料を追肥として散布しました。今後、気温が上がります。
6月の収穫まで少しでも伸びてほしいと思いました。

この畑は、田んぼだった場所で、50坪ほどの畑が4枚あります。
用水路の名残が畑の脇の残っており、常に水が染み出ているような場所もあります。
放っておくと畑のかなりの部分に水が浸透します。

水が多いと耕耘がやりずらくなると同時に、地温が低くなったり、保水量過多の害が出ます。
畑を作る前に、用水路の整備と排水路の整備を行いたいと思いました。

半分朽ちかけた素掘りの水路跡が残っています。
この水路内の落ち葉や枯れ枝を取り除き、土を削って排水の便を良くしようと思います。

長和町ではすでにジャガイモの種植えや、キャベツなどの定植の時期ですが、すでに出遅れた山小舎おじさん。

急げば回れです。
非常事態の年でもあり、焦らず、自然と対話しながらじっくりやりたいと思います。

もう一か所の畑へも行きました。
ここは4年目の付き合いとなります。
フェンスに囲まれており食害の心配がなく、夏の果菜を中心に作付けしています。
ここは耕耘して畝を立てればすぐにでも作付けできる感じです。
今年も頼んます。

畑の冬じまい その3

畑の冬じまい、その3です。

水気の多い粘土質の畑の冬じまいです。

台風19号の雨をたっぷり吸い込んだ畑は、大家さんから借りる小馬力の管理機ではうまく耕せません。

畑の乾燥を待つ間、枯れ草や枯れ枝を整理することにしました。

集めると枯れ枝や枯れ草はたっぷりあります。
ヤーコンや里芋の葉や茎も残っています。

野焼きによって畑の「ゴミ」がきれいになり、残った灰が土壌を良くします。

なんといっても野焼きの火が、湿った日陰の畑の「気」を温めてくれるような「気」がするのです。
これって「気」のせいでしょうか?

今朝の山小屋周辺は強風で冬のような肌寒さでした。
「今日は風が強いから野焼きは無理かな?」と思いましたが、畑近くの消防署に電話すると、「こちらは風が強くない」とのことで野焼きを届け出ることにしました。

2か所で焼きました。
枯れ枝ばかりの山は勢い良く燃えましたが、生木の混じった山は燃えが悪く、時々パーンと破裂音がします。
生木の破裂音が近くの山にこだまします。

途中の精米所でもらったもみ殻を1袋、野焼きの山に空けました。
簡易ですが、もみ殻燻炭ができました。

3時間かけて野焼きを終えました。
鎮火を待ち、灰を畑に広げておきました。

畑は表面が乾いてきていますが、少し土をめくると水分で固まっています。
今月内に管理機を使えるような水分にならなければこのまま冬仕舞いです。
もみ殻と石灰でも撒こうかな?

畑の冬じまい その2

13日付のブログで「畑の冬じまい」をご報告しました。
3年目を迎える一番慣れた畑の冬じまいの様子でした。

同様に今年から始めた畑の冬じまいをしようとしましたが、今度は思うようにゆきませんでした。

今年から始めた畑は全部で4枚あり、総面積も200坪ほどの広さです。
段々畑で元は水田。
粘土質の上、水はけがよくありません。

4月の春先にはそれでも耕運機で耕して、ジャガイモ、藍などを作付けしたのです。
が、冬じまいの耕耘をしたときは、土がぬかるんで耕運機のタイヤが滑ったり、刃が泥でつまったりして全くはかどりませんでした。

台風19号で1年間の降水量の40%が降ったという長野県です。
粘土質の畑にはその時の水分がまだたっぷり残っているのでしょうか。

それでも頑張って耕運機を操り、2枚半耕しましたが、そこでギブアップ。
年内の耕耘をあきらめました。

畑表面の雑草と枯れ草が土壌の乾燥を妨げているのかな?
と草刈り機で生え残っている雑草を借り、枯れ草を集めて、畑の表面に直接日光を当ててみようかな?
と思いましたが、土壌のぬかるみ?は短期間では乾きそうもないとわかりました。

ということで、この畑、年内の作業は枯れ草、枯れ枝の野焼きと排水のため排水路の整備にしました。
どこまでできるか。
今回は、畑の周りと排水路周りの雑草、枯れ枝を集め、野焼きの準備をしました。

排水路については、隣の山すそ沿いに1本、段々畑の各石垣沿いに1本(山すそ方向と、農道方向に)素掘りで掘ったもの(の名残)があります。
今後、それらを再度掘り直し、水の通りを良くしたいと思います。
この畑の排水には数年かかるものと思います。

畑の前任者による排水パイプが残っている。
利用したい。

畑の冬じまい

今年の畑はいろんなことがありました。
毎年新しい畑を借り増しして、全部で300坪ほどの畑を耕すことになりました。

作付け品目と収量は多くなりましたが、鹿の食害でサツマイモとかぼちゃが全滅するなどの被害もありました。

そもそも全面積を耕し切れませんでした。
春先から作付けの時期までは広い面積の扱いに追われ、夏には旺盛な雑草の草取りに追われました。

極めつけは10月の台風19号で借りた畑1か所が土石流に巻き込まれたことです。
幸い人的被害はなかったものの、収穫間近の大根、人参のほか、畑の端の柿の木、梅の木まで根こそぎ流されたのはショックでした。

うまくできた作物、できなかった作物など今年も様々でした。

11月中旬。
越年のアスパラガス、玉ねぎ、にんにくを残し、すべての作物の栽培が終了しました。
畑しまいです。
方々で枯れ草や収穫物の残滓を燃やす野焼きの煙が上がっています。

畑じまいには、収穫後の畑を耕して石灰を散布しておきます。

この時期に畑を耕すのは、冬の間に土壌を日光消毒するためと収穫物の残滓などをすきこんで分解を促進するためです。
1年働いてくれた畑にお疲れさんを伝えるのが慰労の意味もあるでしょうか。

というわけでおじさんも1年働いてくれた畑を耕して冬じまいしました。

まず、精米所からもみ殻をもらってきました。
米袋に14袋ほど。

日頃から土壌の通気性の保持、団粒構造化のためにもみ殻を畑に投入しています。
米の収穫が終わった今頃がもみ殻集めの時期です。
精米所にはいくらでももみ殻(糠も)があるので手間はかかりますが、米袋を使って集め、畑にまきます。

もみ殻を撒いた後、畑を耕します。
おじさんは大家さんの管理機を借りて耕します。

雑草や作物の残滓が多いおじさんの畑では管理機の刃にいろんなものが絡まります。
ときどき管理機を止めて絡まったもの外します。

耕し終わったら石灰を散布します。
消毒とPH改善のためです。

畑の端にどけてある夏野菜のツルや、茎などは来春野焼きで燃やすことにしましょう。

畑よ来年また会おう。

里芋を収穫しました

今年最後の収穫は里芋でした。

春に2キロ種芋を植えました。

里芋は日陰でもいいとのことで山陰の畝に植えました。
個の畝は夏場でも午後になると日が陰る場所で、おまけに水っぽい粘土質。

発芽も遅かったので、どうなることかと思っていました。
茎も葉も前年の作柄より小ぶりでした。
最終的にはまずまずの生育でした。

茎をつかんで引っこ抜きます。

大方の芋は茎にくっついて出てくるので、後で包丁で茎を切って芋を回収します。

畝に残った芋もあるので、マルチを剥がしがてら落ち芋を探します。

外した茎は取っておきます。
干して芋がらにしてみます。
里芋の茎はを干すと煮ものの材料となるのです。

ワンシーズンかけて作った野菜です。
残さず利用したいものですが、知れば知るほど野菜って隅々まで利用できるのですね。
先人の知恵に感謝です。

芋は泥だらけの状態です。
泥をとって保存するのが理想です。
でも水洗いは禁物です。
去年はサツマイモも里芋も収穫直後に水洗いしてしまい、もちが悪くなりました。

手で除去できる範囲の泥はこそげ落とし、このまま持ち帰ります。
山小舎で天日乾燥し、泥ごと乾かそうと思います。
天日乾燥により、カビを防ぐとともに、乾いた泥をこそげ落とすつもりです。

茎に直結している芋はそのまま保存します。
茎付きで保存すると持ちがいいそうです。

ざっとコンテナに半分くらいの収量でした。
男爵の味は東京の自宅周辺で割合好評なので、里芋の食味も楽しみです。

里芋は鹿などの食害とも無縁で、日陰に強く手がかからない作物。
見直しました。
来年はもう少し手広く作付けしようかな?

ピンクテープの効用?玉ねぎ畑に鹿は来ず

一昨日玉ねぎを定植して、鹿よけに効くといわれるピンク色のテープを張った畑に行きました。

鹿は来ていませんでした。

苗は全部無事でした。テープの中には鹿の足跡はありませんでした。
まてよ、畝の周りにでも足跡があるのか?
と思ってみましたが足跡はありませんでした。

ピンクテープの範囲外の苗にも食害がなかったので、鹿は畑に来ていないものと思われます。

今のところ人間側の勝利です。

想像するにピンクのテープを遠望した鹿は、何事かと思いそのエリアを忌避したのではないでしょうか。

まだまだ油断はできませんが、ひとまず、「結界」があっさりと破られることはありませんでした。
ひと安心です。

その安心が、鹿がこの「結界」に慣れ、無視するようになるまでの命でないことを祈ります。
もしそうなると次の手段はネットを張るしかありませんが。

それよりも心配なのはこの畑の日照不足です。

個の畝、地中の体感温度は「冷たい」に近く、苗が果たして順調に育ってくれるかどうか心配になります。

一昨年、無自覚のまま、冬の間日照不足になる場所に玉ねぎを植えましたが、ピンポン玉程度の実にしかなりませんでした。

果たして今年、いや来年の首尾はいかに!

 

玉ねぎ定植 鹿よ来てみろ!

玉ねぎ定植の時期です。
信州のJAにも苗が店先にデイスプレーされています。
ひと苗11円。
まとめ買いするとお得です。
山小屋おじさんは200株買って1300円ほどでした。

今年の玉ネギの畑は・・・

去年玉ねぎを植えた畑は土石流にやられてしまいました。
日当たりがよい畑でした。

今年の定植予定地は山際の畑なので、今の時期は午後になると日が陰ります。
夏はともかく冬場の地温が低いことが心配されます。

また、その畑は鹿が跋扈する場所で、サツマイモ、カボチャをやられました。
実がなるはるか前にツルのではじめを完璧に食べられて全滅でした。

地温と食害。
野菜にとってハンディキャップが著しい立地となります。

日陰の畑、地温対策は?

おじさんが考えた地温対策は・・・。
マルチング、微生物の利用、もみ殻、です。

まず、面倒くさがらずにマルチを施して物理的に地温を保持します。

次いで、えひめA1を多めに潅水して地中の微生物に活躍してもらい化学的に地温を維持してもらいます。

最後にもみ殻を株の根元に施して、通気性を保持しつつ保温します。

おじさんが考えうる対策のこれが全部です!
結果は来年わかります。

苗定植の実際

苗定植の準備には2日間かけました。

まず、圃場をよく耕します。
雑草の根などが残ると物理的にも科学的にもいいことはありません。
腐った後は栄養になりますが、腐る過程で有害なガスなどが発生します。

次いで酸性土壌を嫌う玉ねぎのために石灰を散布して土壌を中和。
生育に必要な栄養として、牛糞と糠を散布します。

念のために草木灰も散布。
草木灰は植物の万能薬です。
おじさんはプラスアルファの効用を期待してここぞというときに使います。
頼むよ草木灰!

マルチングの前にえひめA1をたっぷり潅水します。

マルチをかけます。
15センチ間隔に穴が開いている玉ねぎ用のマルチです。

3畝にマルチングできました。

苗を取り出します。
苗もあらかじめ、えひめA1の希釈液につけておきます。
苗の葉先はカットします。

指で土に穴をあけ、苗を穴の中に置いてゆきます。

最後にもみ殻を根元に詰め込んで終了です。

おっと、鹿の対策とは・・・

圃場に畝を立てた翌日、畝に鹿の足跡がありました。
ぬかの香りにでも誘われたのか、早速のお出ましです。

苗の葉が奴さんたちの犠牲になることは火を見るよりも明らかです。
ここまでやって鹿のために全滅するのは嫌です。

紐でも張って畝を囲もうかと農協へ向かいました。
農協で相談すると、これがいいよとピンクのテープを勧められました。
新聞記事のコピーとともに店頭でフィーチャーしている商品です。
膝の高さと胸の高さに2段に張るといいそうです。
やってみました。

まず別の畑にまとめてある支柱を採ってきて畝の周りに立てます。

2段にピンクのテープを回しかけます。

おじさん初めての食害対策です。
果たしてその結果は?
野菜作りは手間がかかる仕事です。

 

ヤーコン収穫、夏野菜の支柱を撤去。

令和元年台風19号の猛威を何とかやり過ごした畑でヤーコンを収穫することができました。

太い茎に成長したヤーコンは引っこ抜くのも一苦労。
根の張りはそうでもないのですが、茎、葉の地上部がでかい!
慌てて抜くと柔らかい芋(実の部分)が折れてしまいます。

地中に残った芋を掘り起こすときも要注意。
何せ「芋質」がサツマイモなどより柔らかく(粘りがなく軽い感じ)瑞々しいので、すぐぽきっと折れてしまうのです。

長雨と、もともと水田だった土質のせいで畑が湿っており、泥だらけのヤーコン収穫となりました。
10株ほどの木から、箕一つ分の芋の収穫。
ちょっと少な目かもしれませんが、初めて借りた畑です。
十分です。

芋についた泥は洗ったりせずこのまま持ち帰ります。
理想は、畑もしくは家のそばで、2,3日天日干しして、その後、乾いた泥をこすり落として、冷暗所に保存です。
が、明日は雨。
このまま持ち帰り、チャンスを待って天日干しし、かびの発生を防ぎたいものです。

ちなみに10月初旬に収穫し、泥付きのまま軒下に置いていた(乾燥させていたつもり)の落花生は見事かびていました!残念です、ヤーコンはこうしたくありません。

なお、ヤーコンの葉っぱもお茶の材料として持ち帰りました。
乾燥させると健康茶の材料となります。
天候と手間次第ですが。

台風を生き残ったもう一か所の畑から夏野菜を収穫しました。
ナス、ゴーヤ、ズッキーニ、ピーマン、唐辛子が採れました。
ナス、ピーマンはまだ木が生きています。
ほかの夏野菜はこれが最後の収穫です。

根っこを抜き、支柱を撤去しました。
この後はマルチを外し、耕耘して石灰、もみ殻を撒いてこの畑の今年の作業が終了です。
アスパラガスが越冬します。