気温34℃

令和2年のお盆に入りました。

山小屋周辺も朝から夏日。
窓という窓を開け放ち、普段日に当てていない座布団を外に出して日に当てます。
さて、今日の仕事は・・・。

お盆なので管理事務所の草刈りバイトは休みです。
家の中の整理整頓、庭の薪の整理・・・など雑務はいくらでもあります。

畑は・・・。
お盆期間中に、秋作の作付けをしなければなりません。
キャベツ、白菜、レタスの苗を少々用意してあります。
畝を切り、定植し、トンネルをかけなければなりません。

実は山小舎おじさん、寄る年波のせいか、単なるオーバーワークなのか、お盆を迎えてやや体調がダウン。
高原とはいえカンカン照りの下での草刈り作業の無理がたたったのか、休む間もない畑仕事の連続に体が悲鳴を上げたのか。

空咳が出、冷たい風が身に沁み、やたらだるかったりしたのです。
丸一日静養し、何とか体を休めたところで、やっとやる気が出てきたところです。

とはいえ、畑のある700メートル地点での酷暑は想像に余りあります。
カンカン照りの下、畑仕事をする体力、気力には回復していません。
そこで、午後2時くらいから夕方までを畑仕事に当てることにしました。
本来なら絶好の条件下にある薪割などは自重します。

午後2時、軽トラで畑へ向かいます。
大門街道の交通量はお盆以前と比べて格段に増えています。
行楽の自家用車、オートバイのグループが目立ちます。

途中の大門集落のJA支所の寒暖計は34℃を示しています。
中山道に合流し、最初のセブンイレブンには自家用車がずらり。
県内外からの行楽車両です。

34℃を示す寒暖計。標高800メートルほどの場所です
JAから見た空には夏の雲
普段空いているコンビニの駐車場が満車

畑では秋作の定植。
夕方近くになると吹く涼しい風がありがたかったです。
食害で全滅したジャガイモの跡地に植えた秋作のキャベツ、白菜が無事育つのを祈るばかりです。
あとは大根を蒔いて今年の作付けは終了です。

キャベツ、白菜などの苗を定植。この後トンネルをかけました

続・別荘地作業バイト

山小舎おじさんの貴重な現金収入手段として、山小舎が所属する別荘地管理事務所の作業バイトに週3日ペースで就業しています。

現在のバイトの陣容は、70代から30代まで10人ほど。
ほとんどが別荘地に暮らす住民ですが、ひょんなことからこの地で暮らすことになった今年30歳の青年もいたりします。

4月、5月の主な仕事は昨年来降り積もった落ち葉や、腐葉土などを別荘地内の道路わきの側溝などから掻き出して運んで捨てる作業です。
熊手や鍬、スコップなどで落ち葉などを掻き出し、あるいは水路から掬い上げ、また水路終点地のマスに積もった泥などを掬い上げ、トラックに載せて捨て場まで運びます。
仕上げにブロワーと呼ばれる機械で路上の落ち葉の積み残しなどを吹き飛ばして1行程が完了です。

今日のバイト人数は5名。
各自が作業を分担して、あるいはローテーションしながら仕事を進めてゆきます。

今日はおじさんがトラックでの落ち葉捨ての作業をしましたので報告します。
2トントラックの荷台に落ち葉が一杯になれば捨て場に運びます。
捨て場は近くの別の別荘地の一角にあります。
山の中の広い敷地に重機で大きな穴が掘ってあります。
そこまでトラックで運びます。

落ち葉や枯れ枝の積み荷がこれくらいになれば捨てに行きます。
捨て場の捨て穴です。トラックと比べれば穴の大きさがわかります。

穴の近くまでトラックをバックさせます。
位置に着いたら荷台のあおりのストッパーを外します。
トラックの後ろのあおりは上下に方向に開くようになっています。
落ち葉を落とす際には主に上方のストッパーをあけて落とします。

荷台のあおりを下ろします。

ダンプをかけて(荷台を傾ける)落ち葉を落とします。
そのまま少しトラックを進めて落ち葉を完全に落とします。
落ち葉が完全に落ちたのを確認してダンプを戻します。

荷台を傾けるレバーを引きます。
荷台が傾き落ち葉が落ちてゆきます。あおりは開いています。
落ち葉は完全に落ちました。

この間、エンジンはかけっぱなしです。
ギアはニュートラルにしておきます。

若いころ2トントラックを運転していた山小舎おじさんですが、ダンプでの作業は生まれて初めてでした。
1日作業すると60歳代にはしんどいですがいい体験をさせてもらっています。
何より一人暮らしの身にはバイト仲間との会話が貴重で楽しいのです。

秋晴れの池之平リゾート

白樺湖という観光地がある。

このあたり、もともとは蓼科山のすそ野に広がる湿地で、昔のふもとの村人は夏の間ここら辺まで登って炭焼き小屋をしつらえて炭を焼いたらしい。

戦前に計画され、戦後に完成したのが、農業用水目的で作られた現白樺湖。
地元はのちの観光開発も視野に入れていたらしい。
より標高の高い蓼科に温泉があり、古くから別荘地が開発されていたこともある。

40年から20年前のスキーブームや別荘ブームの折には観光客であふれたであろう白樺湖。
今は廃墟のホテルや土産物屋が散見されるが、一貫して湖畔でリゾート開発してきたのが池之平ホテル。

今はスキー場、遊園地などを傘下に持ち、シーズンともなるとファミリーがわんさと訪れる。
10月初旬の秋晴れの週末。
絶好の行楽日和の池之平一帯をパチリ。

近隣唯一のコンビニの裏手にはテラスが広がっていた。

白樺湖とつながっている白鳥ボート専用の池。

遊園地もにぎわっていた。

皆さんんも白樺湖へようこそ。

令和元年の実りの風景

令和元年10月初旬の長和町の田んぼの風景です。

ここら辺、上田盆地から諏訪方面へ抜けるどん詰まり。
峠に向かう両側の山々が収斂してゆく地形。

貴重な平地は、やや高度が高い場所は古来からの街道として、そして川沿いの場所は田んぼに使われてきました。

街道筋に集落が形成され、田んぼへ続く傾斜地に畑を作っています。
あとは見渡す限り山また山の風景です。

長野の山里にも令和初の実りの時期が来ました。
今年の県内の米の作柄は平年並みとのことです。

久しぶりの朝市は出店1、来客1組

山小屋おじさんの8月は、自分の十二指腸と向き合っている間に終わろうとしています。

先日、久しぶりに朝市に出店しました。

雨の日の朝市、来客は1組

7月最終週から始まった朝市。
8月に入って、野菜の品目も出そろい、別荘住民が増えるにつれ、来客数と売上げが増えてゆきました。

例年のピークはお盆の時期。
数組から10組程度だった来客数が2,30組以上となり、ものが売り切れとなることもあります。

今年はお盆の時期を自宅で過ごした山小屋おじさんは、8月も最終週となって、3週間ぶりに出店しました。
出品は、トウモロコシ、枝豆、キャベツ、長ネギ、夕顔、ズッキーニ、ミニトマト、ピーマンなど。

当日はあいにくの小雨模様でした。

出てきたのはおじさんの店だけ。
来客も1組だけでした。

お客さんは、野菜料理に詳しく、夕顔も大好きだという奥さんと、ニコニコ顔の旦那さんのカップルでした。
トウモロコシ3本と、枝豆、ミニトマトを買ってくれました。
夕顔とズッキーニは巨大すぎて滞在中に食べきれないと言ってました。

肌寒い雨の中、傘をさして出てきてくれたお客さんにはただただ感謝。
人気のない山の中で、別の登山パーテイーに出会った時のようなうれしさを感じました。

売上げ500円。
予定より1時間早く9時に店をたたみました。

高原の夏も終わろうとしていました。

今年の朝市はお盆とともに終わった?

あとで朝市の取りまとめ役の人に電話して最近の様子を聞きました。

「お盆の後はほとんど客が来ない。5回くらい私1人で出店したが、来客数が1,2人だった。出すものもないし今日は休んだ。」とのことでした。

8月最終週で今年の朝市も終わります。

今日の昼食は隣組でピザ大会

山小屋のお隣さんから声がかかった。

注文制作のピザ窯を持ち、土足で作業できる炊事小屋を持つ、田舎暮らしの「プロ」のお隣さん。

別荘地に定住20年以上のベテランで、おじさんの山小屋観点でいえば、前オーナー時代からの付き合い。

ご主人は、田舎暮らしの実践のほか、地域との交流を実現せんと、都市住民の農業体験ツアーや別荘住民による援農隊結成などをコーディネートしてきた人だ。

時々、ピザやパンを焼いたといって誘ってくれる。
こちらからは野菜や東京土産などを持ってゆく。

今回は久しぶりにピザのお誘いがあった。
小雨降る中、伺う。

晴天ならピザ窯近くの野外テーブルで食べるが、雨なので炊事小屋へ案内される。

この炊事小屋、流しとガス、薪ストーブで思い切り炊事ができるので、おじさんもお気に入りの場所だ。

炭火焼台が設置されたテーブルに座る。
焼台は素焼きの焼き物とのことだ。

今日のピザは、野沢菜を使ったものが1枚、ツナが1枚。
ふわっと焼けていておいしい。
前回より上手に焼けているような気がする。

日本酒が出てきた。
地元丸子(上田市丸子)の地酒・喜久盛。
おじさんを酒のみと知っての歓待がうれしい。

長野の地酒はうまいのはもちろん、「安心して」飲めるのがいい。
この「安心感」というやつ、ありそうでいて、なかなかないものだ。

酒、味噌、醤油の醸造所は県内各所に数知れず現存し、安心した味覚を地元に供給している。
この1点にも長野県の底力を感じる。

時ならぬ、隣組交流。
ピザに舌鼓を打ち、昼酒に酔いしれる。

つまみの真打は、ご主人、別荘住民、地域住民のこの20年ほどの交流の歴史だ。

気が付いたら4時過ぎ。地酒が底を打ったのを合図にお開き。

いい気持ちになったおじさん、山小屋で飲み直し。
翌日は体が重かったことでした。

信州の山里の田んぼに水が入りました

信州の山里の田んぼにも代掻きの水が入りました。
田植えの準備のシーズンとなりました。

山小屋から畑までの間の田んぼの様子です

おじさんの畑の隣の田んぼです。
段々畑になっています。
田んぼの水も温まっています。

畑のある集落の田んぼです。
集落の社、松尾神社の鳥居が見えます。

長和町の中心部に下った場所の田んぼです。
残雪に彩られた蓼科山の頂が遠望されます。

用水路には水が勢いよく流れています。

長和町大門地区の田んぼです。

大門地区は山に囲まれた標高の高い地区です。

信州桜前線VOL.2 丸子公園は花盛りでした

4月20日の丸子公園の桜です。

丸子公園は、上田市丸子地区の丸子城跡にあります。
上田城での真田軍と徳川軍の攻防戦の際に、真田側の前線基地として戦いを繰り広げたこともある丸子城ですが、今では全く跡形もありません。
戦国時代の城とはいえ、天守閣などは持たぬ、いわゆる豪族の館(たて)のようなものだったのでしょうか。

丸子公園のわきには依田川が流れています。
大門峠や和田峠からの支流を集めて、自らは千曲川に注ぐ河川です。

依田川には無数のこいのぼりが川を渡ってかかっていました。


圧倒的な風景に目が釘付けになります。

付近の住民が車で集まってきます。
山里の儚いともいえる桜の風景とは違う、町の花見の風景に近い光景です。

五月晴れというにはまだ早い4月ですが、文字通り春爛漫の風景です。

丸子公園近くには、安良居神社があります。
上丸子地区の氏神だそうです。
威厳あるたたずまいの神社です。
境内には2,3本の桜が満開で、鮮烈なアクセントを放っていました。
狛犬越しの桜です。

遥か上田盆地越しに残雪の浅間山が遠望できます。

信州上田地方の最西端、丸子地区の春の1日です。

 

地元パワースポット訪問記VOL.2 豊作を感謝、松尾神社にお参りする

今年の畑もほぼ終了。
畑の地元、長久保集落の鎮守、松尾神社へお参りして豊作を感謝しました。

旧中山道・長久保宿をほぼトレースして、長久保の集落が現存する。
集落の端っこ(中山道の上手)に松尾神社がある。

現中山道である国道142号線を上ってゆくと、長久保の集落を過ぎるあたりひの左手に朱色の鳥居が見える。
案内板を見ると1800年代に本殿を建立とある。
比較的新しい神社。
地域に大事にされ今でも例大祭が行われている。

おじさんは畑作の無事を祈願し、また収穫を感謝して折々にお参りするようにしている。

今年の豊作を感謝してお礼のお参りをした。
立派な鳥居をくぐると、その名も五十鈴川に架かる橋を渡る。
伊勢神宮にある川と同名の川が流れているのだ。

境内は静まり返っている。

社が2つある。
これは上手の社へ向かう鳥居。

下の社にお参りし、もう一つ坂の上の社にも行ってみる。

来年も変わらず無事に畑ができますように。

道の駅あおきへ行きました

山小屋は東京でいえば真冬の寒さ。
干した大根も凍りそうです。
明日は年に一度の健康診断に東京へ一時帰宅します。
今日は気晴らしに遠出をしました。

青木村というところがあります。
上田から西に向かった山懐。
古の東山道に面する村です。

江戸時代の五街道が整備される前の時代の主要街道である東山道。
信濃に入ってからは、今の松本から、難所の保福寺峠を越えて、青木村へ下り、上田盆地に至っていました。
青木村には、山小屋からは1時間弱でつきます。

松本と青木村の間の保福寺峠には、日本アルプスを世界に紹介した、宣教師ウエストンの碑が建つといいます。
ウエストンは1888年から13年間日本に滞在し、布教の傍ら日本各地の山を歩いたひとです。
上高地を有名にし、日本アルプスの名付け親です。

その青木村、東山道沿道にある所以からか、国宝大宝寺三重塔など文化遺産も抱えています。
1333年に建立の三重塔です。
都から宮大工を招いて建てられ、洗練された中央の気風を持ち、別名みかえりの塔と呼ばれています。

青木村に道の駅があります。

直売所と食堂が主な施設です。

直売所では季節になると山菜やキノコがたくさん出ます。
今日は、リンゴ、柿を中心に、キノコ、野沢菜などが売られていました。

食堂ではタチアカネという種類の蕎麦が食べられます。花がピンク色に咲く蕎麦です。

結構人気の道の駅で、松茸の時期などは込み合います。
上田方面からの行き止まり、というわけではなく、松本方面から峠を越えてこられる立地のせいもあります。

おじさん、今日の昼食は、直売所で売っている弁当にしました。

海苔巻きと稲荷のセット。350円です。
手作り感一杯でうまかった。
こういった直売所の弁当はコスパ感十分です。
欲を言えば、海苔巻きのキューリを粕漬にしてほしかったけど(個人的な郷愁です)。

青木村には温泉もあります。
そのうちのひとつ、沓掛温泉の共同湯です。

長野は山国でいたるところに温泉があります。
沓掛温泉は、温泉宿が1軒、共同湯が1軒の鄙びたたたずまいです。