上高地

長野県と岐阜県の県境をなす穂高連峰。
そのふもとの上高地は穂高連峰へ、北アルプスへの登山口として、また風光明媚な観光地として有名だ。
11月中旬の山じまいを前に、長野在住5年目にして初めて上高地へ行った。

国道158号線を松本方面から西へ向かう。
谷沿いを縫って走る山道だ。
道路標識は岐阜県の飛騨高山までの距離を示し続ける。
峠を越えれば岐阜県につながる国道なのだ。

沢渡という場所が上高地への入り口に当たる。
上高地はマイカー乗り入れができないため、バスターミナルのある沢渡からバスまたはタクシーに乗り換えて向かうのだ。

沢渡大橋バスターミナルから上高地バスターミナル行きのバスに乗る

バスは上高地のバスターミナルまで運んでくれる。
河童橋が梓川にかかる、上高地の中心部だ。

われわれ(山小舎おじさん夫婦)は2つ前のバス停で下りて、大正池から河童橋まで約1時間のコースを歩くことにした。

大正池前で下りる

道路から大正池の湖畔に下りると、彼方に穂高連峰の威容が見え、さっそく上高地の世界に取り込まれるようだった。

しばらく梓川沿いに原生林と湿原が織りなす風景の中を進む。
このコース、この日は人出も少なく気持ちよい散策ができた。

時に木々の間から垣間見える穂高の山々がだんだん大きく迫ってくる。

絵葉書にあらず!大正池から望む穂高連峰を実写
湿地を流れる水がとことん透明だ
遊歩道は整備されている
原生林の間から穂高連峰の姿が迫ってくる

途中の上高地帝国ホテルで昼食を摂ることにした。
ホテルのランチなので、味、サービスともに満足でした。

上高地帝国ホテルでランチ
カレーはうまかった。サラダの野菜も絶品

少し歩いてバスターミナルに到着。

梓川沿いに出れば、観光客でごった返す河童橋があった。

東京が緊急事態を解除した後の時期とはいえ、思った以上の人出。
通常の年ならもっとすごいのだろうな、と思わざるを得なかった。

外国人、関西人の姿、声も目立った。
上高地は軽井沢と並ぶ県内有数の観光地だった。

上高地バスターミナルに到着
梓川に河童橋がかかる
河童橋からもと来た方を見る。逆光に焼岳のシルエット

かえりに白骨温泉に寄ってみた。

立ち寄りの露天風呂はややぬるめの湯ながら、山に囲まれた景色ともども旅の風来坊たちの心身を慰めてくれた。

帰りは白骨温泉の公共露天風呂でひとっ風呂

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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