畑の冬じまい

今年の畑はいろんなことがありました。
毎年新しい畑を借り増しして、全部で300坪ほどの畑を耕すことになりました。

作付け品目と収量は多くなりましたが、鹿の食害でサツマイモとかぼちゃが全滅するなどの被害もありました。

そもそも全面積を耕し切れませんでした。
春先から作付けの時期までは広い面積の扱いに追われ、夏には旺盛な雑草の草取りに追われました。

極めつけは10月の台風19号で借りた畑1か所が土石流に巻き込まれたことです。
幸い人的被害はなかったものの、収穫間近の大根、人参のほか、畑の端の柿の木、梅の木まで根こそぎ流されたのはショックでした。

うまくできた作物、できなかった作物など今年も様々でした。

11月中旬。
越年のアスパラガス、玉ねぎ、にんにくを残し、すべての作物の栽培が終了しました。
畑しまいです。
方々で枯れ草や収穫物の残滓を燃やす野焼きの煙が上がっています。

畑じまいには、収穫後の畑を耕して石灰を散布しておきます。

この時期に畑を耕すのは、冬の間に土壌を日光消毒するためと収穫物の残滓などをすきこんで分解を促進するためです。
1年働いてくれた畑にお疲れさんを伝えるのが慰労の意味もあるでしょうか。

というわけでおじさんも1年働いてくれた畑を耕して冬じまいしました。

まず、精米所からもみ殻をもらってきました。
米袋に14袋ほど。

日頃から土壌の通気性の保持、団粒構造化のためにもみ殻を畑に投入しています。
米の収穫が終わった今頃がもみ殻集めの時期です。
精米所にはいくらでももみ殻(糠も)があるので手間はかかりますが、米袋を使って集め、畑にまきます。

もみ殻を撒いた後、畑を耕します。
おじさんは大家さんの管理機を借りて耕します。

雑草や作物の残滓が多いおじさんの畑では管理機の刃にいろんなものが絡まります。
ときどき管理機を止めて絡まったもの外します。

耕し終わったら石灰を散布します。
消毒とPH改善のためです。

畑の端にどけてある夏野菜のツルや、茎などは来春野焼きで燃やすことにしましょう。

畑よ来年また会おう。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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