おじさんの食堂探訪VOL.5 旧甲州街道をゆき府中の市場で昼食

今日のおじさんは、自転車で調布から府中まで旧甲州街道沿いに行き、府中の卸売市場を目指しました。

旧甲州街道点描

国道20号線の旧道。
旧甲州街道は江戸五街道の一つ甲州街道のオリジナル路線を踏襲している道です。調布から自転車で府中を目指します。
まず最初に目に入るのがおそらく調布で唯一現存する火の見やぐら。しばらく行くとお寺の前庭に、近藤勇の座像もありました。

沿道でみられる家屋。
戦前の建築かもしれません。
古民家というほど古くはありません。
江戸時代からの建築は全く残っていませんが、100坪を超える広い敷地に建つ、古い民家は多く残っています。
街道沿いの民家は「リッチ」だったのでしょう。

塗り壁りの蔵です。軟石づくりの蔵もありました。

府中に入って、白糸台というところで西武鉄道是政線の踏切を渡ります。右手が武蔵境方面。左手が競艇場のある是政方面です。

府中の中心部に至るまで、江戸時代はおろか昭和の風景さえほとんど残されてはいませんでした。
「リッチな」場所は時代による変遷の具合も激しいのかもしれません。

人形店がありました、数少ない昭和の風景でした。。

武蔵八幡神社という神社。
参道を電車が横切る珍しい神社です。

府中の中心部に到着しました。高層マンションが立ち並ぶ都会です。

1000年の都、武蔵国府跡

府中のシンボル、大國魂神社横に、武蔵国府跡の資料館があります。1000年以上前、ここに武蔵野国の国府がありました。
武蔵国とは律令時代の日本の行政の一単位で、今の東京、埼玉、神奈川東部を合わせた地域。
そこの首都が現府中にあったのです。

ちなみに信濃国の国府は現在の上田でした。
国府の歴史を継いでいるのか、府中には税務署、刑務所などがあり、今でも一帯の行政の中心地でもあります。
競馬場、競艇場もありますが。

祝福された場所、大國魂神社

武蔵国一之宮にて、創建1500年を誇る大國魂神社。
京王線府中駅から徒歩5分。
府中のみならず、近隣のメルクマールとして存在している。

おじさんは調布在住なのでめったに来ないが、三多摩地方の住人として新年のあいさつに参拝。

境内に入って改めて思った。この場所は祝福されていると。

平日でも引きも切らぬ参拝客と、それを迎えてゆったりとほほ笑むかのような雰囲気。

これに比す場所は、近隣では深大寺くらいか。
改めて本殿に向かいこれまでの無事を感謝し、新年のあいさつをする。

そして大東京綜合卸売センターにて昼食

大國魂神社を超えて南下。競馬場を過ぎ、サントリービール工場の隣。
府中の卸売市場がある。
その名も大東京綜合卸売センターという。おじさん、昼食がてら食材を調達せんとやってきた。
今日の目的地です。まずは飯。
いろんな食堂がありました。
結局、立ち食い蕎麦屋で、もつ煮セットを注文。
立って食わずとも、近くの休憩所までも配膳してくれるのがうれしい。
おじさん、もつ煮と飯はともかく、うどんはこの半分の量でよかったがあっという間に平らげた。
もつ煮がうまかった。670円。

しかし、肝心の買い物は、魚屋が昼で片付け終わっていたので、魚が買えなかった。残念。
やむなく肉屋、八百屋を冷やかして歩く。
中華食品の専門店まであった。

場内は広く、調布の卸売センターとは比較にならないほどの規模。
魚を目指して再訪するか。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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