スグリのジャムを作りました

スグリという植物があります。

おじさんの山小屋の前庭に植わっています。
山小屋の前オーナーが植えたものです。

前オーナーは植物に造詣があり、ハマナス、グズベリーなども集めては植えていました。
グズベリーは西洋スグリともいわれる青白い実をつける植物です。

今回、ジャムにしたスグリは、真っ赤な実をつけ、フサスグリともいわれます。
酎ハイの色付けでおなじみのカシスもこの仲間だそうです。

去年、山小屋の改修に来た、地元の電気屋さんが、庭のスグリを見つけて早速口に運んでいたこともありました。
折角の食べられる実なので、去年からジャムに加工しています。
今年も気が付けば真っ赤な実がなっていました。

柔らかい実なのでつぶさないように収穫します。
一株から小さなボール一杯分の収穫でした。

洗って小枝やごみなどを除きます。

1/3程度の砂糖をまぶします。
弱火で火を入れます。
水は入れませんでした。

煮詰めてゆきます。
ジャムはとろ火で煮詰めるのではなく、一気に煮詰めるのが素材の風味を残すコツと聞いたことがあったので、中火で煮詰めてゆきます。

同時に瓶と蓋を煮沸しておきます。

とろみがつくのがジャムの出来上がりのサインですが、さめるととろみが出るので、そこまで煮詰めなくても大丈夫のようです。

目を離したすきに吹きこぼれてしまいました。

小瓶にいっぱいのスグリジャムの完成です。

瓶に入らなかった残りを試食しました。
自然の酸味が特徴です。
実には小さな種が入っていますが気にならない程度のものです。

山小屋室内にニス塗装しました

さておじさんが苦手のDIYです。
田舎暮らしは、DIY派にとっては宝の山です。
小屋の改修、設備の追加、補強、塗装などなど、やろうと思えばいくらでもやることがあります。

田舎暮らしの目的はというと、山歩きなど自然関係、農業などの生産関係、焚火・薪割などのロハス関係などがまず頭に浮かびますが、居住地の整備というDIY関係が目的の人がいたら、ビンゴです。
DIYに興味があったり、できたりする人が一番田舎暮らしを楽しめるのではないのか?と最近思います。

一昔前までは家庭のご主人が簡単なDIYをやってました。
各家庭には一通りの大工道具がそろい、材料も家の周りなどからなんとなく集められていたような気がします。
簡単な家具の作成、家の修理などは文字通り日曜大工としてお父さんの出番でした。

無垢の柱にニス塗をする

おじさんの山小屋は、柱と梁こそ移築した古民家由来のものですが、壁や床は新しく板で葺かれ、トイレ、浴室、ベランダなどの扉の枠は新しい板材で組まれています。

それらは基本的に塗装なしの無垢の状態です。
洗面所の窓枠などは防水のため昨年、ニスを塗装したのですが、よく見ると室内にも無垢の部分があるのでした。

準備として水性ニスと、紙やすりを買ってきました。

紙やすりは粗目のもの(180番)と細か目のもの(400番)です。

板材には節穴もあったのでパテも買ってきました。

パテで節穴をふさぎつつ、粗目の紙やすりで板材の表面をこすります。

垂木を短く切って紙やすりを巻き付け、やすりが木材表面と平行になるようにしてこすります。

ここまで来ておじさんは別荘地の草刈りバイトの仲間の人に聞きました。
その人はDIYの達人で、内装はもちろん、玄関先の土木工事まで自力で行う人。
ホームセンターで道具を見ると何時間でも平気な人です。

その人曰く、「最終的には1000番くらいの細かな紙やすりで仕上げる。サンダーは持ってる?」。
サンダーって?

よく知らなかったのですがサンダーは「電動やすりかけ器」のこと。
やすりかけに自信のなかったおじさんは購入することにしました。
今後、いろんな場所で使えますし。

で、再度、やすりかけを開始。
サンダーに備え付けの80番の紙やすりを装着して1回目。
用意した1000番の紙やすりを装着して2回目の研磨。

無垢の板材はかなり滑らかになりました。
ところがパテのはみだしまでは研磨されません。
パテで節穴をふさぐにあたって多めにパテを盛り、はみだし部分は研磨でそぎ取る目算だったのですが、紙やすりの研磨では乾いたパテはほとんど削れないのです。

パテのはみだしは想定外でしたが、研磨された板材に1回目のニスを塗りました。

見様見真似のDIYです。

今後は2回目のニス塗りを予定。
必要に応じて表面を研磨しながら行います。

おじさんの畑 鹿?に荒らされる

荒らされたジャガイモ畑。

遠景。

近景。

ジャガイモは収穫間近。
これまでも、地上に出ている茎が少し齧られたことがありましたが、ここまで大々的に荒らされたのは初めてです。
茎だけではなく、芋も齧られています。

鹿?って、大根を齧ることは聞いていましたが、ジャガイモも齧るんですね。
しかも収穫間近のタイミングで。

ここは俺らの縄張りだぞと主張しているような荒らし具合。一応電線で囲まれた畑なんですけど。

一度荒らした畑にはもう来ないのか?それとも自分の餌場と認識して、常時やってくるようになるのか?
後者ならば、早々に芋を掘らなければなりません。
雨続きでまだ掘りたくはないんですが・・・。

サツマイモのツルも食べられています。
収穫は望めないでしょう。

かぼちゃのツルもこの通り。
この畑ではサツマイモとかぼちゃは作れません。

最近定植したルバーブです。
新しく起こした畝には鹿がパトロールにやってくるようです。

おじさんが今年から借りた畑、ここは鹿の縄張りなのです。

里芋、ヤーコンは被害なし。
トウモロコシ、枝豆も。

来年の作付けは一考が必要かと。

2019年7月 梅雨寒の白樺湖

今年の梅雨は雨が多いような気がします。
気温も低めのような。
朝夕はストーブの火が恋しくなる山小屋の夏です。

白樺湖も春先のような靄のかかり具合。

小雨交じりで肌寒い日です。
湖畔には当然ながら人影がありません。

東京も最高気温が22度とのことでした。

梅雨明けは20日ごろとの予報です。

蒔割りのシーズン到来です!

おじさんの山小屋の暖房用燃料は薪です。
毎年、薪を割っては乾燥させてストーブで燃やします。

去年の薪乾燥台の様子です。

一年たち、薪は乾燥するとともに、新たな湿気も吸って黒ずんでいます。

その薪を乾燥台から移動しました。
移動先はベランダ、軒下、作業台の下、です。

移動後の乾燥台の様子。

ここには新たに割った薪を乗せて乾燥させてゆきます。

乾燥台にはいらなくなったパレットを農協からもらってくるなどして利用しています。
相当な重さの生木を支える土台には、強度が必要なのです。

庭先には立木を伐採するなどした丸太を玉切りしたものが山になっています。

蒔割りは、これから夏にかけての作業です。
いよいよ蒔割りのシーズン到来です。

立ち木伐採はリスキーでデインジャラス!

おじさんの山小屋の敷地にはミズナラなどの雑木が生えています。
別荘地として開発された40年前にはすでにあった天然林とのことです。

この度、敷地内のミズナラ3本を伐採しました。
燃料調達と、景観改善(日の光を取り入れる)のためです。

伐採の準備

立木の伐採には心して臨まなければなりません。
機材の準備と、目標樹木の選定、倒れる方向を決め、手順に沿ってカットしてゆき、作業中の安全を確保しなければなりません。

また、倒木後の玉切り(倒木:丸太を約40センチ幅に切ってゆく)のことも考えなければなりません。
なるべく玉切りしやすく、玉切り後の搬送をしやすい場所に倒木させたいからです。

まず、チェーンソーをチューンアップしました。
切れが鈍った刃を、JAの農機具センターでで研いでもらいます。
1080円かかりますが、機械で研いでくれ、刃の切れは復活します。

自分でも作業の都度、棒やすりで研いではいるのですが、角度、力加減が難しく、あまりうまくいきません。
チェーンソーワークの次第は、刃の切れ具合如何なのです。

伐採の実際

伐採する木を選定します。
混みあった生え方をしている樹木のうちで、倒す方向にほかの樹木がないかどうか、建物、電線などがないかを確認します。

おじさんが去年生まれて初めて伐採した時は、伐採した木がほかの木に引っ掛かり、完全に倒れなかったことがありました。

40年放置されたミズナラが想像以上に成長していたことと樹木が込み合っていたことが原因でしたが、それを読めなかったおじさんの素人ぶりが最大の原因でした。
途中で引っかかった木ほど始末に負えないものはなく、軽トラで引っ張るなどして倒木させるのに苦労しました。

ということで、今年は切れるチェーンソーでさっさと目標の立木に切れ目を入れ、ほぼ予定通りの方向に倒木させることができました。

しかしながら1本は今年も引っ掛かりました。

倒してみると40年たったミズナラの長さに改めて驚きます。

樹木の重さについては、これまで丸太と格闘してきた3年間で思い知らされたとおりです。
とても人力の及ぶところではありません。
間違って倒木中の樹木に当たりでもしたら・・・。
結果は神のみぞ知る、です。

こうして伐採しても、1本の立木からとれる薪はいかほどのものか。
自分の身のほかに、家や電線が被害を受けるリスクと照らして意義のある作業なのかどうか。

丸太の入手は業者から白樺などの雑木を入手し、玉切り以降の作業に特化して行ったほうがリーズナブルではないかと痛感するおじさんでした。

梅の木と柿の木を剪定しました

借りている畑の隅に梅の木と柿の木があります。
どちらも枝が伸び放題。

大家さんのおばあさんが畑をやっていたときは梅の実を採って梅干しなどにしていたそうですが。
今はこの通り。

柿の木も秋になると立派な渋柿がなりますが、今では何の木かわからない状態です。

梅の木を剪定

大家さんに断って、梅の木と柿の木の剪定をしました。
梅の木は中型の実がなります。
採る人がないので、熟した実は落下しています。

来年、完熟梅で梅干しを作りたいので、枝を選定しました。

手入れをしないと梅の木はこうなるのか?というくらい野放図に枝を伸ばしています。
全体に養分がいきわたっていない代わりに、何本かの枝は無秩序に高く枝を伸ばしています。
細かい枝を整理し、伸びすぎた枝を切りそろえます。

梅は毎年伸びた枝を元の高さに切りそろえるくらいでいいのではないでしょうか?
枝の数はともかく、葉の数が少ないのが気になります。
果たして来年の生育はいかに?

柿の木を剪定

畑のもう一方に柿の木があります。
梅同様に放置されていますが、元気に枝を伸ばしているところは生命力を感じます。

重みで枝が垂れ下がっているのを整理します。
新しい枝などをのこぎりで枝元からカットします。
葉の間には小さな実が数多くついています。
実に日の光がまんべんなく当たるように枝をすいてゆきます。

渋柿がなったら干し柿にさせてもらう予定です。

手前が梅、奥が柿の木です。

ニンニク収穫、除草、大家さんから赤かぶ

梅雨の晴れ間、畑へ行きました。

ニンニクの収穫

玉ねぎとともに昨年植えたニンニクを収穫しました。

収穫前のニンニクです。
雑草の中に枯れたニンニクの茎が伸びています。

抜いてみたら小さめの玉が12個ほどありました。

肥料不足か期待したほどの収量はありませんでした。
このまま乾かして保存します。

玉ねぎとニンニクの跡地は秋作のニンジンを蒔きます。
大家さんから耕運機を借りて跡地を耕しました。

この間の梅雨はたっぷりの水分となって土に含まれていましたが、かといって泥になるほどではなく、畑の土の持つ排水性を改めて感じました。

ついでに畝間を除草のために耕耘。
スギナだらけの畑が、畝間に土が見えて畑らしくなりました。
ほんの1週間かそこらの気休めですけど。

畑の横の道路を除草

畑を作るということは雑草を管理するということです。

今どきの農家は、ほとんど田んぼや畑に出ていませんが、除草のためにはよく出てきます。
刈払機を使うか、除草剤を撒いています。

さらに除草の範囲は畑と畔だけではありません。
土地の所有は通常、その法面までを含むので、段々畑の法面の除草も畑仕事の一つなのです。
農道などでは道路の除草も含まれます。

ということでおじさん、畑の横の農道にそそり立つ雑草を刈払機で刈りました。

おじさん、刈払機を使って3年目です。
近くのJAで29000円で新品を買いました。
エンジン22ccの中型機ですが調子はいいです。

雑草の根元を狙って右から左に振ると気持ちよく刈れてゆきます。

おじさんの機械は22ccなので、丸刃専用ですが、25cc以上の大型機では、プラスチック紐を装着して、紐を回して草を切るやり方もできます。

紐で切るやり方のほうが大量に切れますが、石などに紐が当たると大変な勢いで飛ぶことがあり、防護面は必着です。

大家さんから赤いカブ

今日の収穫はレタスと長ネギ、ズッキーニ、キューリでした。

いつものように初物を畑の大家さんに持ってゆきました。
レタス、ズッキーニ、長ネギです。
昼間は誰もいないことが多い大家さん宅ですが、今回は奥さんが庭仕事をしていたので、収穫を手渡しすることができました。
喜んで受け取ってくれ、お返しに赤い小カブをくれました。前回、玉ねぎを玄関前に置いて行ったことも覚えていてくれました。

こういう人間らしいやり取りは何か久しぶりのような気がしました。

思い立って、レタスを2個追加で収穫し、ズッキーニとともに、別荘地の朝市仲間の家へ持ってゆきました。
別荘地唯一の飲食店を経営している家です。
とても喜んでくれました。

一人暮らしでささくれだったおじさんの心がひと時潤いました。
人と人を取り持ってくれた野菜よありがとう。

雨の日は内職。障子を張り替えました

今年は全国的に梅雨が長いようです。
あっ、西日本は梅雨入りしていないんでしたっけ?
いずれにせよ山小屋は雨です。

雨の日は畑へ行ってもしょうがないので(土は締まるし、収穫物に泥はつくし、雑草を抜いても泥がつくし)内職です。

障子張りの思い出

昔の家は、屋根と柱と梁と壁と障子とふすまでできていました。
障子の張替は年末の大掃除の定番でした。

おじさんが子供のころ、大掃除の時は障子の張替を手伝うというか、大人がするのを見ていました。
古い障子紙を破る時だけ「手伝った」ような気がします。
当時の大人は、障子のサンに水をかけ、古い紙を剥がし、ご飯粒を煮て作ったノリで手際よく新しい障子紙を張っていきました。

大人になってからおじさんも、自宅の障子張替を2,3回行いましたが、子供の時の記憶を頼りに行ったものでした。

田舎暮らしと「手に職」と

山小屋は古民家の枠組みを移築していますが、柱と一緒に持ってきた建具も多く、障子やふすまのオリジナルのものが多数あります。

それらの多くは現役の建具として活用されています。
障子だけで3組、9枚あります。
毎年は無理でも隔年ごとに張替しようと思っています。

今日は雨。
内玄関として利用している障子3枚の張替をしました。
雨の日の内職です。

最近思うのは、田舎暮らしに必要なのは、自活力はもちろんのこと、「手に職」ということです。
DIYができれば田舎暮らしは10倍楽しくなるということです。

大工仕事、土木仕事、電気関係、塗装、木工、水利。
これらの仕事は、田舎では即、生活改善に直結します。
場合によっては死活問題に直結しかねません。

おじさんの不得意分野です。
おじさんの山小屋で不足している部分です。

おじさんの得意分野(というか興味あるのは)は畑と食品加工の分野です。
でも不得意とはいえ、山小屋の維持管理分野を無視するわけにはいきません。
手に職がないときは内職で補完です。

障子張替の実際

用意する道具です。
ノリは専用のものを用意します。
100円ショップに売っています。

古い紙を剥がすには、専用の液体も売っていますが成分が界面活性剤と水なので買う必要はありません。台所洗剤を薄めて使います。

必ず用意したいのが長めの尺です。
障子張替の肝は、紙の張り方と切り方なので、上手に切りためにもなるべき長い定規があると便利です。

古い紙を剥がします。
紙の上からサンに水を渡し少し置きます。
剥がす工程に手間をかけたくないので、たっぷり水を使い、一気に剥がれるようにします。

ノリをお湯で溶いてちょうどいい濃さにします。
濃すぎるとノリばかり使うことになりますし、次に剥がすときに剥がれずらくなります。
薄いと紙のくっつきが悪くなります。

刷毛でサンにノリを渡し、障子紙を乗っけてゆきます。
障子紙の端が障子の端からずれないように合わせます。

ノリが乾かないうちに、ひとりでに剥がれてこないようであれば大丈夫です。

障子紙の端を少し余らせるようにしてカットします。
ノリでぬれた部分をカットしようとするとうまく切れません。

最終的なカットはノリが乾いてから行います。
完成です。

障子と山小屋の内装

山小屋には障子が似合います。
本来は柱の間には白の土壁がありました。
今の山小屋の内装は板張りですので、白の壁紙を張っています。
障子と似合います。

古民家再生の観点よりは、壊れた古民家の再利用として作られた山小屋ですので、細部は「間に合わせ」です。

オリジナルの柱と梁はいいとして、無垢の柱や造り、板張りで「後付け」してあります。

無垢のままにするか、ニスを塗るか、色を付けるか、これから考えようと思っています。

年に一度、山小屋の煙突掃除をしました

おじさんの山小屋、信州の高度1300メートルは昼なお暗い?じゃなくて、夏でも寒い(ヨイヨイヨイ)の世界です。

現に6月も末の時点でストーブを焚いています。
まあ、無理に焚かなくてもいいのですが。
燃料が灯油だったらとっくに焚いてはいないでしょうが。

燃料代がタダだから薪を燃やしているのです?!
夜は肌寒いしね。

ストーブと煙突掃除の思い出

おじさんが育った50年以上前の北海道。
それも旭川。

国内最低気温の記録を保持し続けていた当時の旭川。
一般庶民の暖房は石炭だった。
石炭は道内にあった数多くの炭鉱で産出した。

道内の勤労世帯には、冬を迎えると通称「石炭手当」という寒冷地手当(臨時給与)が勤め先から支給された。
各家庭はその臨時収入で一冬分の石炭を購入して厳寒に備えた。

おじさんが育った家庭でも、晩秋になるとトラック1台分の石炭を購入していた。
家の前の道路に山積みされた石炭を、親父を手伝って家の室に運び入れたものだった。

冬の間は1か月に1回ほどの煙突掃除をした。
主に家の主の仕事で、天気の良い日曜などに、煙突を全部外し、竹の端についたブラシで煙突内部を掃除したものだった。
今思えば、ストーブから煙突まで含めた構造が、煙突掃除を予定した仕組みになっていました。

煙突掃除をすると格段にストーブの燃焼がよくなった。
大人たちはその状態を「吸い込みがよくなった」と言ったものだった。
50年前の冬の旭川の(そして北海道内の)記憶の一つは、石炭ストーブから出るススのにおいだった。

山小屋での煙突掃除

おじさんの山小屋での煙突掃除は3回目です。
つまり年1回です。
少ないのかもしれません。
現に最近のストーブの「吸い込み」は目に見えてよくありません。

これが山小屋のストーブです。
カラマツストーブといい、針葉樹も燃やせるという触れ込みのストーブです。
鉄板が厚いので高熱にも耐えることができます。

煙突も2重構造で、完全燃焼を促す仕組みになっています。

この煙突を外すのは大変です。
外側に突き出た部分も高いので屋根に上ったとしても簡単に外すことはできません。
分解した後、組み立てられなかったりしたら最悪です。

ということでおじさんの煙突掃除は、2階の室内と、中二階の屋根からの2か所で、煙突の屈曲部分のふたを開けブラッ
シングする方式です。

ススをストーブ内と中二階の屋根の上に落とす(屋根にはバケツかビニール袋を用意してススを受ける)のです。

煙突全体のごく一部しかブラッシングしませんが、垂直部分の煙突にはススが少ないという話もありますし、全体がおじさんの手におえるものではないので仕方ありません。

掃除前にストーブの灰を取ります。
草木灰です。
捨てるのはもったいないので、後で畑にまきます。

掃除後はやはりストーブの吸い込みがよくなりました。
梅雨寒の山小屋にはまだまだストーブの火が恋しいのです。