薪割り、薪積みをしました

山小屋暮らしの重要な仕事の一つが薪造りです。

丸太の入手から始まり、丸太を40センチの長さにチャーンソウできる玉切り、切った玉を斧で割る薪割り、そして切った薪を乾燥させる積み込み。
この一連の作業を毎年行います。

短期間ではできない仕事です。
暇を見ては玉切、薪割、積み込みをできれば夏の間に行います。

今年は畑作業に追われていた山小屋おじさん。
初秋を迎え作業に追われています。

丸太のタイプごとに違う割り方

おじさんはこういった斧を用意しています。
楔とハンマーもあると便利です。
手袋は軍手よりこういったしっかりした作業用手袋がいいです。

一番割安いのは、長さ40センチほど、直径30センチほどの丸太で節がないものです。
丸太の中心部に向かって斧を打ち下ろすと真っ二つに割れます。

節のある丸太は、斧の一撃で刃割れません。
斧がポーンと跳ね返されることもあります。
少しでも刃が食い込んだら、楔を使ってハンマーで打ち込みます。
楔が頭まで打ち込まれたら割ることができます。

節だらけの丸太と、きれいな丸太では、割った後の薪は、見た目でも大きく違います。

直径が大きい丸太は一撃ではどうにもなりません。
端からそぐように割ってゆきます。
それでもだめな場合は楔を使います。
楔でもだめならチャーンソウを縦に使って切ることもあります。

今回は斧だけでなんとか割れました。

細くて節のある丸太などでは、側面から斧を入れて割ることもあります。

積み込み方法にも一工夫

薪を割ったら乾燥させます。
風通しの良い、日当たりのいい場所に乾燥台をあつらえ、薪を積んでゆきます。

乾燥前の薪は特に重量があります。
積み込んだ薪の重量は相当なものです。
乾燥台の土台はしっかりしていなければなりません。

おじさんは農協から廃棄予定のパレットをもらってきて土台にしています。
強度があり、台の平面が維持できて、地面から10センチほどの空間も確保できます。

あとは重心がずれて薪の壁が傾かないように積み込めばいいのです。
と言っても積み込んだ壁の側面は崩れやすいのです。

普通に積んでゆけば側面は垂直にならずに、台形のような角度になってしまいます。
そこで、時々積み込み方向を直角にした、薪を配して、重心を調整して積んでゆきます。


そうすると側面は垂直になり乾燥台を効率よく使うことができるのです。

通常2年ほど乾燥させてから燃料にします。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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