信州ソウルフード放浪記VOL.32 真田の里の手打ち蕎麦

上田市真田地区には、ゆきむら夢工房という施設があります。
上田から菅平方面に抜ける道沿いにあり、観光案内、土産物売店などが入った建物と、農産物直売所の建物で構成されたエリアです。
「ゆきむら」とは地区の永遠のヒーロー、ご存じ真田幸村からのネーミングです。

ある日、直売所へ寄るために訪れてみると、ゆきむら夢工房の入り口に、そば処真田の里営業中の看板がありました。

昼前の時間でしたが、試してみることにしました。
「蕎麦は別腹」です。

館内へ入ります。
かつて地域の名産やTシャツ購入のために売店までは訪れたことがあります。
また、真田地区の観光案内を乞うと親切に教えてくれるスタッフが常駐しているのは知っています。

そば処と書かれた暖簾をくぐり、スリッパに履き替えて案内されたのは、普段は蕎麦打ち体験道場などで使われる部屋です。
先客が一組いました。
お茶はセルフサービスです。

もり蕎麦が出てきました。
噛み応えと食べ応えのある味わいです。
ツユが盛きりなので(リクエストするとお代わりできるかもしれませんが)、蕎麦湯を十分に味わえなかったのが残念でした。

もり蕎麦700円

信州は各地に蕎麦があります。
地域ごとに食味にあまり差がないような気もします。
おいしさに差が出るのは、店の雰囲気だったり、作り手の「手」のかけ方の差だったりするような気がします。

「もり」で素の蕎麦を味わうと、土地の恵みをいただくような気がします。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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