初冬の庭仕事 2日目

庭仕事急ピッチです。
今朝も寒かった。
寒さが冬のそれになってきました。

これからの季節、日差しがさすまで外に出たくありません。
日差しが強い日は、日中のほんの一瞬だけ山小屋周辺もポカポカするのですが。

太い丸太を玉切り

今日は残っている太い丸太を玉切りしました。

太い丸太は扱いが大変です。
まず重い!
とても人力では扱えません。

と言って、地面に密着している丸太をチェーンソウで切るのには注意が必要です。
刃が地面に接するのは厳禁なのです。
土や石を刃がかむと、てきめんに切れなくなるのです。

丸太にこびりついた泥やごみにも注意です。
丸太をなでるように軍手で拭き、刃が地面や石をかまないように気を付けて切ってゆきます。

太い丸太を切るのには時間がかかります。刃の切れが悪いと仕事が進みません。

ということで、丸太を転がしたり、端っこを頑張ってほかの丸太に持ち上げるなどして玉切りしました。
この丸太は赤松なので、節や筋が絡まりあった材質で、切るのはいいのですがものすごく割りにくいのです。

一難去ってまた一難の薪割が待っています。

薪割、積み込み、ごみ焼き

次に玉切りした丸太で山になっている庭の整理です。

暇を見ては割っています。
白樺などは割りやすいのですが、先の赤松はものすごく割りずらい。
なので赤松の細めの奴は、無理して割らずにそのまま積んでしまいます。
太い丸太はなんとか割るようにします。

焼き台ではごみをガンガン燃やします。
燃料は薪の端材です。

割った薪ですが、メインの乾燥台はそろそろ満杯なので、台所下の乾燥台に運んで積みます。

台所下の乾燥台は、地面が傾斜している上に、ラックの強度がないので積み方に注意します。
端っこから積んでいったら、崩れてしまいました。

改めて、全体に下から積んでゆき、ラック2本とそれ以外の山が全体でバランスが取れるように積みなおします。

冬支度はまだまだです。

「奇跡のリンゴ」第2弾「すべては宇宙の采配」再読

山小屋おじさんは11月初旬に孫たちと松川町のリンゴ園へ行ってきました。
そのときにリンゴ農家の人と話したのがきっかけで、木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を再読しました。

やっぱり面白い本だし、木村さん面白い人だと思ったので、その第2弾「すべては宇宙の采配」という本を引っぱりだして読んでみました。

木村さんの面白エピソード満載の本

「奇跡のリンゴ」がルポライターによって、木村さんが無農薬リンゴの栽培にたどり着くまでの経緯を現した本だとすれば、「すべては宇宙の采配」は木村さん自身を著者とした、自分語りの本です。

本で読むだけで、木村さんという人の面白さは伝わりますが、それにもましてというか、それ故にというか、木村さん自身のエピソードが面白すぎるのです。

バイトとして携った弘前のキャバレー時代の話や、白ナンバートラックの運ちゃん時代の話は、とんでもない失敗談の中に木村さんの人柄と強運ともいうべき人生の背景をうかがわせて忘れられません。

それから、竜を見たとか、UFOに乗った話になるのですが、他人はともかく本人は真実のエピソードと信じていることがうかがえます。

無農薬リンゴを実現した人だからこそ許された自分語り。
やはり木村さんは特別な人なのでしょう。

DIME増刊「大学は美味しい!!」

急に2008年発行の雑誌の話になります。
DIMEというビジネス雑誌、まだ発行しているのでしょうか?

おじさんが持っているこの増刊号は、「キャンパスの隠れた食の名品」をキャッチフレーズに、大学発の食の名品を特集したもの。
捨てずにとっておき、山小屋に持ってきてました。

当時、新宿高島屋の催し物会場で同趣旨のフェアがあり、おじさんも駆けつけましたが、仕事帰りの時間帯では狙っていた品物は売り切れており、残った中で良かれと思って選んだ、奈良女子大の「奈良漬アイス」が家族に不評だったこともありました。

閑話休題。
この雑誌に弘前大学のリンゴジュースの話が載っていたことを思い出し、取り出してみました。

その中に弘前大学教授の話として「ポリフェノールの含有量は完熟果より、摘果して捨てられている未成熟のものに多い」、このことを発見して「無農薬無肥料栽培の未成熟リンゴを原料にリンゴジュースを作った」とあります。

ありました、「無農薬リンゴ」というキーワードが!
なるほど、生食用として成熟させなければならないリンゴと違い、最初からジュース用の未成熟を作るのであれば無農薬でも栽培可能なのでしょう。

コマーシャルベースで無農薬リンゴの有無を論ずる以前に、現場には面白い現実が転がっているのです。

木村さんは生食用の成熟果を無農薬で栽培しているのかもしれません。
あるいは、消費者から見ればB級品のような見かけのリンゴなのかもしれません。
あるいはUFOに乗るような木村さんですから、リンゴとは既に別な果実の開発に成功しているのかもしれません?

いずれにせよリンゴの世界は奥が深そうです。
ましてや自然全般の世界においておや。

初冬の庭仕事

山小舎は晩秋というより初冬の塩梅です。

夕方前には急激に寒くなります。
洗濯物を干したり、切り干し大根や干し柿を日に当てる時間はせいぜい9時から15時まででしょうか。

夜は薪ストーブだけでは寒さでリラックスできないほどで、夜中は布団から手足を出すと寒さで目が覚めます。
ちなみにパジャマの下にはシャツとズボン下を着込み、靴下をはいて寝ています。

たまった薪を積み込む

今日は一日庭仕事をしました。

まず気になるのはたまった薪です。
業者が持ってきた丸太がまだまだそのままになっています。細い丸太が山になっています。
このうち、チャーンソウで切ったものをラックに積み込みます。

このような状態の丸太置き場です。

積み込む前の乾燥台です。
細い丸太専用のラックです。

カットした丸太を一輪車に積んで運びます。

ラックに積み込みます。
ラックは傾かないように土台に石などを敷いておきます。
重心を下に、また前後左右に傾かないように積み込みます。

今日の分を運び去ったとの置き場です。

積み込み後のラックです。
結構積み込みましたが、幸いラックが前後左右に傾いてはいません。
今月中にできるだけ積み込みます。

その後、太い丸太をチェーンソウで玉切りし、集めておきました。
次回、軽トラで運んで薪割りします。

夕方はもみ殻燻炭焼き

野外は寒いので気持ちだけでも温まろうと、作業中はごみ焼きをします。
燃料は薪を切ったり割ったりする際の端材、木っ端、などいくらでも出てきます。

焚火のオキを残しておいて、もみ殻燻炭を焼きました。

かまどを密閉してもみ殻をくべて蒸し焼きにします。
難しいのはオキの火力の具合と密閉度。
火力が強いと(密閉が弱いと)灰になりますし、火力が弱いとゴマ塩状態の燻炭が出来上がります。

夕方5時前には真っ暗です。
今日の庭仕事が終わりました。

縞ウリの粕漬試食!

8月に塩漬けして、9月に酒粕で本漬けした縞ウリを試食しました。

材料は直売所で一袋100円で買ったウリです。
漬物にしようと思い購入しました。
こういった余り品種改良されていない在来種の作物は安くてお買い得です。
おじさんの好きな粕漬を作るチャンスです!

ネットで漬け方を調べました。

一度塩漬けにしました。
酒粕で本漬けするときには、塩抜きして表面を乾かしました。
レシピ通りです!

11月中旬。恐る恐るカメをあけてみました。

これまで漬物というと、たくあんが2年連続失敗。
キューリやナスの漬物は最初の年は粕漬や辛子漬けまでうまくいったのですが、2年目は塩漬けの段階で失敗しました。

何事も経験ですが、丁寧にやることが一番だ寺なのかもしれません、何事も。

というわけで今年のウリの粕漬。
何とか食べられるように漬かりました。
好みからいうともう少し甘くてもいいかな?
酒粕の酒臭さが残っているな?
しょっぱいかな?という気がしますが、自分で作ったと思うと十分おいしいのです。

もうちょっと漬け込んで、ウリの実が透明になるくらいまで待ちましょうか。
そのためには来年の春以降の温暖な時期に気をつけなければなりません。
あっ、その時期には新しいウリの漬け込みの季節になっていますね!

ご近所立寄り湯めぐりVOL.7「信州の鎌倉」別所温泉

晩秋の別所温泉へ行ってきました。
信州の鎌倉と言われている温泉地です。
なぜそう呼ばれるのかというと、鎌倉時代に由来する古いお寺が多く、風情があるからだけではありません。
この地を収めたのが、塩田北条氏といい、鎌倉北条氏の要職にあった人物を祖としており、ており、その意味で鎌倉とはつながっているからなのです。

温泉地の中心は北向観音

上田市郊外の塩田平のどん詰まりに湧いた温泉です。
北向観音と呼ばれるお寺が中心部にあります。

参道の両側にはみやげ物屋が並びます。

善光寺の南向きに対し、ちょうど向き合っていることからこう呼ばれるようになったとのこと。
善光寺の未来往生とこちらの現世利益は一対のもので、両方に参拝しないと「片参り」と呼ばれるそう。

 

なるほど観光地として人があふれかえりながらもどこか一人孤高を保った風の善光寺に比べて、場末の裏町のような俗っぽさを含んだ北向観音と参道です。
聖と俗を併せ持っています。

境内に愛染かつらが実在するのも北向観音らしいところ。「愛染かつら」古いですねえ。
上原謙と田中絹代ですよ。
主題歌は霧島一郎でしたっけ?
おじさんは映画見たことあります。

国宝・八角三重塔と安楽寺

風情のある古刹を楽しむならここです。
安楽寺。

本堂に至るアプローチは今の時期モミジに彩られています。空気がきれいです。
格式ある天台宗のお寺で、国宝の三重塔を有してはいますが観光地の俗っぽさを超越しています。

山門をくぐってすぐ右手の鐘突き堂の堂々たる高さにビックリ。

本堂といい、いちいち建物が立派です。
都会と違い由緒あるお寺が昔のままに残っているのです。

唐風の三重塔は、県内の国宝指定第一号とのこと。
おじさんの好みでは、青木村の大宝寺三重塔のほうがいいですが、こちらも景色にフィットした良さがありました。

ちなみにこの日の写真が「ボケ」ているのは、ソフトフォーカスを狙ったわけではなく、レンズを汚い手で触り汚れていたからです。
申し訳ありません。

外湯「石湯」に立ち寄り

別所温泉には外湯が3か所あります。
今回は石湯に入りました。


入浴料150円、ロッカー代50円(戻りません)。
石鹸、シャンプーの備え付けはありませんが、売ってはいます。

かすかに硫黄臭がする透明なお湯です。
熱すぎず、温くもありません。
若干トロリとした湯質です。
温泉に入るとその日一日からだが温まったままです。

上田電鉄・別所温泉駅

上田電鉄別所線の終着駅です。
昔日、人々が電車で温泉を訪れた時代、の賑わいを忍ばせるような駅です。

今は主に沿線住民の通勤、通学の足として利用されている別所線ですが、10月の台風19号により、千曲川にかかる鉄橋が崩落し、上田、城下という1区間が不通のまま復旧のめどがついていません。


一刻も早い復旧が待たれるところです。


旧車両が展示されていました

畑の冬じまい その3

畑の冬じまい、その3です。

水気の多い粘土質の畑の冬じまいです。

台風19号の雨をたっぷり吸い込んだ畑は、大家さんから借りる小馬力の管理機ではうまく耕せません。

畑の乾燥を待つ間、枯れ草や枯れ枝を整理することにしました。

集めると枯れ枝や枯れ草はたっぷりあります。
ヤーコンや里芋の葉や茎も残っています。

野焼きによって畑の「ゴミ」がきれいになり、残った灰が土壌を良くします。

なんといっても野焼きの火が、湿った日陰の畑の「気」を温めてくれるような「気」がするのです。
これって「気」のせいでしょうか?

今朝の山小屋周辺は強風で冬のような肌寒さでした。
「今日は風が強いから野焼きは無理かな?」と思いましたが、畑近くの消防署に電話すると、「こちらは風が強くない」とのことで野焼きを届け出ることにしました。

2か所で焼きました。
枯れ枝ばかりの山は勢い良く燃えましたが、生木の混じった山は燃えが悪く、時々パーンと破裂音がします。
生木の破裂音が近くの山にこだまします。

途中の精米所でもらったもみ殻を1袋、野焼きの山に空けました。
簡易ですが、もみ殻燻炭ができました。

3時間かけて野焼きを終えました。
鎮火を待ち、灰を畑に広げておきました。

畑は表面が乾いてきていますが、少し土をめくると水分で固まっています。
今月内に管理機を使えるような水分にならなければこのまま冬仕舞いです。
もみ殻と石灰でも撒こうかな?

味噌を仕込む

味噌を仕込みました。
3年目の山小屋暮らしで初めてのことです。

去年も試みましたが大豆がうまく手に入りませんでした。
今年は伊那地方の南箕輪村というところの直売所で地元の大豆を見つけて3キロ買っておきました。
去年の豆ですが1キロ300円はお買い得でした。

麹はJA松本の直売所で見つけて買っておきました。
松本の藤林屋というところの麹で1キロ800円しました。
スーパーでは1キロ400円の麹が売っていますからちょっとした贅沢です。

味噌仕込みの準備

前日から大豆を水につけておきます。
大豆をよく洗って倍の量程の水に漬けます。
ネット情報によれば18時間ほどつけるとよいそうです。
それに近い時間漬けました。
乾いた大豆が白いのに対して長時間水につけた大豆は黄色く艶が出ています。

翌朝、大豆を煮る準備です。
3キロの大豆は大量です。
大きな鍋とそれをかける火が必要です。
味噌を漬けこむカメも用意しておかなければなりません。

大豆を煮る

外にストーブを用意しました。
拾ってきたボロボロの薪ストーブを使います。

その間、水につけておいた大豆を鍋に入れ、ひたひたに水を張りなおします。

火にかけます。
95度ほどでコトコト煮込むのがいいそうです。

ボロボロの薪ストーブでは微妙な火力調整はできませんので火力が衰えないように薪をくべながら時々鍋を見に行きます。
ネット情報では2時間ほど煮込むとありましたが、おじさんは5時間ほどかかりました。
早々に火が通り、食べられるほどの堅さ(というか柔らかさ)にはなるのですが、指ですぐつぶれるような柔らかさにはなかなかなりませんでした。

味噌を仕込む

麹と塩を混ぜておきます。
塩の量は麹の半分(大豆の半分でもある)としました。
よく混ぜておきます。

この時点で、かなり扱う分量が多いことを実感しました。
塩麹だけで大きなボールに一杯分もあります。
普通の家庭ならこんな大容量の容器を用意できるでしょうか。
これに大豆が混ざるのです!

ゆであがった大豆をつぶします。
ポテトサラダを作る時のマッシャーでつぶしましたがこれが時間がかかる!
受けるボールの容量にもよりますが、お玉に4,5杯を一回分としてつぶしましたが20回ほどやったでしょうか。
しかも結構力がいるので、スマッシャーの柄が曲がってくるほど!

大豆の分量が多い場合はミキサーを使わなければ現実的ではないな、と思いました。
袋に入れて棒でつぶす方法もあるようです。

たまに大豆の形が残った味噌がありますが、人力での大豆つぶしの大変さが分かった今では、作った人の気持ちがわかります!

必死の思いでつぶし終わった大豆を塩麹と混ぜます。
この時点で3キロもの大豆で味噌を仕込もうとした無謀さをはっきりと悟りました。

大豆を煮た大鍋と、塩麹を混ぜた大ボールをやりくりして何とか大豆と塩麹を混ぜました。

ネット情報では大豆の煮汁は使わない(使う場合は塩を混ぜてカビを防ぐ)ことなので使いませんでした。
なんでも、味噌というものは「大豆は柔らかく炊け、味噌は固く仕込め」というものだそうです。

何とか混ぜ終えた味噌をカメに詰めました。
丸めて詰めてみましたが、途中で、カビ防止のためには空間を作らないこと!を思い出し、上から押しこみました。

表面を平らにしたらラップで表面を密封しました。
さらに重しをかけなければなりませんが、中蓋がありません。
探しているとホーロー容器のふたがありましたのでそれを使うことにしました。

重しを乗せ、異物が入らないようにビニールをかけひもで縛りました。

出来上がりが楽しみです。

思った以上の1日仕事でした。
来年以降は反省して1キロにしようと思います。

畑の冬じまい その2

13日付のブログで「畑の冬じまい」をご報告しました。
3年目を迎える一番慣れた畑の冬じまいの様子でした。

同様に今年から始めた畑の冬じまいをしようとしましたが、今度は思うようにゆきませんでした。

今年から始めた畑は全部で4枚あり、総面積も200坪ほどの広さです。
段々畑で元は水田。
粘土質の上、水はけがよくありません。

4月の春先にはそれでも耕運機で耕して、ジャガイモ、藍などを作付けしたのです。
が、冬じまいの耕耘をしたときは、土がぬかるんで耕運機のタイヤが滑ったり、刃が泥でつまったりして全くはかどりませんでした。

台風19号で1年間の降水量の40%が降ったという長野県です。
粘土質の畑にはその時の水分がまだたっぷり残っているのでしょうか。

それでも頑張って耕運機を操り、2枚半耕しましたが、そこでギブアップ。
年内の耕耘をあきらめました。

畑表面の雑草と枯れ草が土壌の乾燥を妨げているのかな?
と草刈り機で生え残っている雑草を借り、枯れ草を集めて、畑の表面に直接日光を当ててみようかな?
と思いましたが、土壌のぬかるみ?は短期間では乾きそうもないとわかりました。

ということで、この畑、年内の作業は枯れ草、枯れ枝の野焼きと排水のため排水路の整備にしました。
どこまでできるか。
今回は、畑の周りと排水路周りの雑草、枯れ枝を集め、野焼きの準備をしました。

排水路については、隣の山すそ沿いに1本、段々畑の各石垣沿いに1本(山すそ方向と、農道方向に)素掘りで掘ったもの(の名残)があります。
今後、それらを再度掘り直し、水の通りを良くしたいと思います。
この畑の排水には数年かかるものと思います。

畑の前任者による排水パイプが残っている。
利用したい。

「日本に二つしかない五稜郭」へ行ってきた

佐久へ行ったときの報告です。
中山道の望月宿から、佐久平で地酒・千曲錦を求め、野沢地区でぴんころ地蔵を訪ねてきました。
望月宿とぴんころ地蔵については別稿でご報告の通りです。

今日は佐久市の南端、臼田地区にある「日本に二つしかない五稜郭」を訪ねた時の報告です。

ぴんころ地蔵をお参りした後、佐久市を南下。
臼田という地区から西方向へ向かうと、龍岡城五稜郭がありました。
函館五稜郭とともに日本で二つしかない五稜郭です。

幕末の時期、当時の藩主が西洋式の城郭をと建築したとのこと。
函館よりは規模が小さいものの、鋭角な城壁とお濠の形といい、確かに五稜郭でした。

城壁の内部は小学校になっています。

函館のようにタワーがあって全体を俯瞰できるような設備はありません。
資料館が建っており、当番の地元の方がいるだけです。

周りの集落に溶け込んだ具合は、地元のお城に対する愛着を感じました。

天守閣がそびえたつお城が日本では有名ですが、探せば国内にもさまざまな様式のお城があるのかもしれません。

五稜郭から千曲川を渡った西側に稲荷神社がありました。
鳥居と紅葉が見事でした。

佐久のお土産は千曲錦です。

佐久平に蔵元がありますが、この日は休みで蔵元の直売所へは行けませんでした。
近くのデイリーヤマザキに「千曲錦」の張り紙があったので寄ってみました。
品切れになると蔵元に直接仕入れに行くというご主人の説明を受け、「帰山」と「限定生酒」の2本を購入。

別荘地の朝市のお客さんで「千曲錦なら飲める」という人がいたので気になっていたのです。
集まりの時にでも飲んでみようと思います。

 

切干大根 日光浴中

切干大根を作っています。

去年も作り家族に好評でした。

ちなみに家族に好評だった農産加工品は、干し柿、切り干し大根とブドウジャムでした。

今年は大根畑が台風19号の豪雨による土石流で流されたため、買った大根で作りました。
切干大根にすると、スジ張った大根でもごまかせる上に、味がよく出るので、ぜひ今年も自作の大根で作りたかったのですが・・・。

ということで切り干し大根作りです。

大根は洗って皮付きのまま輪切りし、千切りしてザルに広げます。

ザルは晴れの日にはお日様に当てるようにします。

ある朝、鹿が庭先に来てザル半分ほどの大根を食べてしまいました。
飛び出して鹿を追い払い、畑同様に鹿よけテープをザルの周りに張りました。

その後も鹿は朝9時になると顔を出しました。
小鹿連れの母鹿でした。
朝9時までザルを出さないようにしました。
テープの効果かどうか、鹿は顔を出さなくなりました。

切干大根は、お日様と寒風が味を出してくれます。
夜と雨天の日は室内に入れ余分な湿気を吸わせないようにします。

5日目のザルです。
柔らかい青首大根から乾き始めています。

市販の切り干し大根同様に乾けば完成です。

今年も好評かな?