恵みの雨の9月

山小舎にも9月がやってきました。
例年ならとっくに秋風が吹きすさぶ頃です。
コロナ元年の今年は、つい先日まで、まだまだ夏の紫外線が、標高1300メートルの別荘地に降り注いでいました。

8月いっぱい、山小舎を一歩出ると、光のまぶしさと、熱量に体が焦げ付く思いでした。
洗濯物もカラカラに乾き、庭の草木は葉がへたり、地面は堅く乾いていました。畑のある標高800メートルほどの麓の集落は気温34度の日々。
畑作業に行くにはある意味、覚悟がいりました。

9月1日、山小舎の朝は霧に包まれていました。
忘れていた高原の夏の風景です。

霧にけぶり、積んである薪が湿った風景を見て、これからの秋と冬の到来を感じざるを得ません。
寒さにこらえる長い季節こそ、山小舎らしい風景です。
9月になったとたんに鮮やかに四季が移ろっていました。

麓の畑にも恵みの雨になることを祈ります。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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