三多摩ソウルフード迷走記VOL.3 東伏見のたい焼き移動販売

西武新宿線の東伏見駅前にたい焼きの移動販売車が出ています。
アイスホッケーの会場にもなる、アイスアリーナ前の広場です。
店主は、型落ちどころか、クラシックカーともいうべきハイエースを移動販売車にしています。

西武戦東伏見駅からは東伏見稲荷神社の参道が始まる
駅の南口にはアイスホッケー会場にもなるアリーナがある

長野県飯田市近郊出身の店主が1枚1枚手焼きで焼き上げます。
あんこは手作り、ほぼ毎日炊き上げるそうです。
皮の小麦粉液も手作りです。
木曜日の定休日以外は天候次第で出店しています。

特筆すべきは、金属製の焼き型が1枚ものだということ。
1枚の型にそれぞれ長い取っ手がついており、1枚1枚ひっくり返しながら焼いています。
仕上げ前には小麦粉液を追加で上から流して焼き上げます。

1枚1枚手焼きする店主。青いハイエースは年代物

うちの家族がこのたい焼きのファンです。
山小屋おじさんは東京滞在中、このたい焼きを求めて東伏見に寄ることが多くあります。
土曜日だけ吉祥寺の五日市街道沿いにも出店しています。
人気の店なので、例えば5枚買おうとすると15分程度待つことになります。

店主は40代ほどの、まだ若手です。
金型を開いて皮とあんこを乗せ、金型を閉じて何度かひっくり返し、再び開いて皮を追加で流し込んで焼き上げています。
まるで千手観音のような手の動きです。
話好きの店主で、焼いている間も客の雑談に付き合ってくれます。

最近、そのたい焼きが値上げされました。
160円だった者が180円になり、今は220円です。
聞けば小麦粉だけでも開店当時からほぼ2倍に上がっているとのことです。

天手古舞ながら確かな仕事ぶり。たい焼きは最近220円に値上げ。去年は160円だった。

知る人ぞ知る、西武新宿線沿線の人気移動たい焼き店です。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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