ベランダをDIY! その1

山小舎にはベランダがあります。
ふもとから古民家を移築するにあたり、前オーナーは山小舎らしくしようとベランダを取り付けたのでした。
2階建てのベランダで、1階からも2階からも出られます。

2階のベランダは、古い建具や材木などの置き場となっており、布団を干したり、玉ねぎを吊るしたり、煙突掃除をするときのほかは出ることもありません。

1階のベランダは、乾いて使えるようになった薪の置き場や、焚き付けの置き場、もみ殻・糠・燻炭の入った袋の置き場、になっています。
一番奥には前オーナーが、ふもとの集落の知り合いから譲り受けたという機織り機が鎮座しています。

このベランダ、母屋から張り出した屋根の下にあり、まったくの雨ざらしではないのがよかったのか、移築後20年以上、使用に耐えています。
といっても一見して経年経過を物語る塗料のハゲ具合といい、薪を運ぶたびに感じる不安感といい、何らかの手入れを待っている状況なのは明らかです。

塗装前のベランダ支え部分と1階部分

ベランダを支える柱を出入りの大工さんに診てもらったところ、「縦の柱には支えを入れましょう。横に渡した材木は栗材だから見た目より芯が残っていますよ」とのこと。
大工工事は専門家に任せるとして、現状のベランダの防腐・防水処理はできるだけDIYしましょう。

支えの柱と横渡しの栗材のつなぎ部分が腐り始めている
栗材の表面を覆うコケ

外壁の防腐・防水処理には塗装によるのが一般的です。
塗料には油性と水性があります。

よくある油性ペンキは防水性には優れていますが、長期的には塗料が剥がれて来たり、木材の水分発散を遮断して腐食を進めたりするようなのです。

ネット情報や、バイト仲間の「DIYおじさんたち」に聞くと、木材に浸透するタイプの塗料がいいとのことでした。
そのタイプで一番性能が良いと評判の、キシラデコールという油性塗料を買ってきました。
3リットルちょっとの缶がホームセンターで1万円ほどします!

油性防腐塗料では最高の性能を誇るキシラテコール

慣れない塗装作業のとっかかりに逡巡する山小舎おじさんでしたが、バイト仲間のDIYおじさんの一人などは、仕事の前後にちょいちょい家に塗装しているとのこと。
中には年に2回、梅雨前と冬前に雨のかかる部分を塗装しているというDIYおじさんもいました。
こういった生の貴重な情報に後押しされ、バイトから帰ったある日、山小舎おじさんも意を決して塗装に取り掛かりました。

ベランダの一番下の支えを塗装します。
長い間風雨のさらされてきた木材の表面にはコケが生えています。
栗材の端っこは土に埋まっており、掘りだすと腐って崩れ始めています。

コケをそぎ落とし、たわしでこすって水をかけ、雑巾で拭きます。
土に埋まっていた部分は水洗いして泥をとり去ります。
一日おいて塗装を始めます。

栗材を全部とにかく表面に出して泥を落とす
水洗いして泥を落とす

キシラデコールの缶を開け、よく振って空き缶に適量を移します。
まったくサラサラの塗料です。

塗ってみますと、たちまち木材にしみ込んでゆきます。
ペンキのようにがっちり色がつくこともありません。
長年の埃が固まったようなところは塗料のノリがよくありません。
腐食が進んだ部分にはとにかく厚く塗ってゆきます。

コンクリートに塗料が垂れないように養生する
塗り始める

翌日2度目の塗装。
しみ込み優先の塗料とはいえ、何度か塗ると、遠目には「手入れした感」を感じるほどにはなりました。
ここまでで3リットルほどの缶は3分の2がなくなっていました。

今度は1斗缶で買ってきて塗装を続けようと思います。
ドイツ製のキシラデコールと同様の性能といわれて値段が半分ほどの、ナフタデコールという日本製の塗料があるそうなのでそれにしようかな。

栗材と柱2本を塗り終える

玄関先をDIY 完結編

山小舎の玄関アプローチの改修DIYを完結しました。

畑とバイトの合間を縫っての作業です。
前回までにアプローチのメインルート部分を完成させましたが、玄関に向かって右側側面が未完成でした。
右側側面を「止める」丸太は、カラマツの丸太を皮むきし、焦がし、クレオソート防腐塗料を塗って用意万端です。

まずは防腐済みの丸太をセッテイングします。
地面を少々掘り、砂利で丸太を転がらないように固定します。

次に、丸太とアプローチの間を、角材で埋めます。
角材の下には大きな砂利と細かい砂利を塩梅して敷き、土台にします。
砂利の上に角材を配置して、その上に板を乗せます。
板と角材がずれないように釘を打ちます。
天板となる板にはクレオソートを塗っておきます。

砂利を敷いた土台に角材を並べます
その上に天板を置き釘でとめます

天板の上に、ゴムの「泥落とし」を敷いて完成です。
細かな隙間には砂利を入れておきます。

泥除けシートを乗せます

基本的にはもともとあった玄関アプローチの木材を取り替えたり、防腐処理をしたり、砂利で補強しただけのDIY、費用的には最小限で済みました。
労力はそこそこかかりました。
達成感はDIY素人の山小舎おじさんとしては、まずますです。

家族の意見を参考に、足りない部分はさらに改修しようと思います。
泥除けシートは取り替えろ、と言われるかな。

一応の工事完成です(泥除けカバーは干すため一時撤去中です)

玄関先をDIY! その2

山小舎の玄関アプローチを補修しています。
今回は、補修DIYで使用するコンパネ、角材、丸太などの資材に防腐処理をしました。

防腐処理に使う塗料は、コールタール系のクレオソートを選びました。
油性の塗料です。

コールタールというと線路の枕木や、昔のバスの床材などに使われていたのを思い出します。
真っ黒の粘着性の塗料で、匂いが強烈で、手足についたコールタールは取れなかったものです。

クレオソートは色はコールタールに近いものの、さらっとしており、素人でも使いやすいものです。
薪置き場の土台や、土留めの杭、庭のステップなど、雨ざらしで使われる木材の防腐材としいて用いられます。

このクレオソートを、用意した資材に塗ってゆきました。
まずは柱材。
軒下にちょうどいいのが転がっていました。

長さに切ってから、塗装前の下準備をします。
ノミで掘られた穴などを、サイズに合わせた木材で埋めておきます。

クレオソートを塗ってゆきます。
つるつるに磨き上げられている柱材の表面は、サラサラしたクレオソートをはじくようでした。
翌日2度目の塗装をしました。

材木に穴埋めをする
穴を埋めた材木を削る
穴埋めした柱材にクレオソートを塗ります

もう一つの材料である丸太の準備もします。
燃料用にもらっておいたカラマツの丸太にちょうど良いものがありました。

まずは皮をむきます。
1年前から転がっていた丸太を鉈を使って皮むきします。
これがなかなかきれいにゆきません。
本来はつるつるした木部が出るまで剥かなければならないのですがちょっと無理でした。

そこで皮むきはほどほどにして、火で表面をあぶることにしました。
火であぶると、皮が燃えてなくなるとともに、防腐処理にもなり一石二鳥です。
こうやって焦がした後に、クレオソートを二度塗りしました。
黒々とした丸太材ができました。

丸太を鉈で皮むき・・・は難しい
皮を残したまま焦がします

玄関アプローチのステップ部分にはコンパネを使うことにします。
折角なので新品のコンパネを買ってきました。

コンパネをサイズに切ります。
カットには鋸ではなくチェーンソーを使いました。
が、角材はともかく、板のカットには鋸を使うべきでした。
今後は電動鋸を用意する必要があります。

新品のコンパネをカット
クレオソートを塗ってゆく

切ったコンパネにクレオソートを塗ります。
表裏の両面です。
一晩おいて二度塗りしますが、色は濃い目の茶色になります。

材質や木材の経過年数によって発色が異なるのがクレオソートです。
コンパネと柱材、丸太で色合いが異なり、組み立て後の統一感はやや損なわれますが、手作り風を楽しんでもらえれば、と思うしかありません。

塗装が乾いたころ、資材を組み合わせました。
微妙な色合いの組み合わせですが、補修作業を「やった」感はあります。

残るは向かって右側の部分に砂利を入れて表面をどう仕上げるか。
それと入場者の泥を落とす工夫、です。

柱材をセッテイング準備
土台を入れてセッテイングできました
コンパネもセッテイング
手前の柱材と「本体」の間を埋めるのはこれから

さあ夏野菜の定植だそ!その5 サツマイモとインゲンを植えた

畑から見た五月晴れの風景です。
春を越えて夏のような空になっています。

畑から西の方向を望みます

サツマイモを定植しました。
金時の苗を50本、安納芋を10本買っておきました。

ガッテン農法で植え付けます。
山小舎では例年、買ったサツマイモの苗を、定植までバケツの水に漬けておきました。

これがだめなようです。
サツマイモの苗は水に漬けずに、むしろ枯れさせておくのがガッテン流です。
水分はあくまで土から自分の根で吸収させるのが、苗の活着とその後の成長を促進させるコツなのです。

金時芋50本の苗です

ということで、新聞紙でくるんだままで日陰に数日置いておいた苗を畑に持ってゆきます。
苗は枯れるどころかつやつやです。

用意した畝に、さきっぽの葉だけを出して埋めてゆきます。
植えた苗を上から圧迫します。

昨年は根っこの部分を斜めに差し込んで植え、水をかけていました。
炎天下のこともあり、活着率が悪く、活着したものは弦が伸び次第イノシシに食われました。

今年は楽しみです。
防獣ネット内にサツマイモの畝が数列できました。

畝に手で長めの穴を掘ります
先端の葉を残して苗を埋め込んで圧迫します
サツマイモの畝です

インゲンの苗も植えました。
種をポットに蒔いておき、芽出ししたものです。

12本ほどが発芽して苗に育ったので用意しておいた畝に植えました。
余った種は種は隣の畝に直播し、念のために不織布をべた掛けして鳥の害を防ぐようにしておきました。

例年、弦なしインゲンを植えています。
採れるときはたくさん採れるインゲンですが、去年は不作でした。
今年はどうでしょうか。

芽出ししたインゲンの苗です
定植しました

ジャガイモの芽かきと土寄せをしました。
芽が出そろった「インカの目覚め」の芽を3本除いてかき、根元に鍬で土を寄せました。
ほかの品種もぼちぼち発芽中です。

芽かき、土寄せ後の「インカの目覚め」の畝です
アマガエルも活動開始です

さあ夏野菜の定植だ!その4 トウモロコシを植える

春の作付けも追い込みです。

農協などで買ってきた夏野菜の苗はほぼ植えました。
山小舎でポットに種まきした作物は発芽を待っている状況で、苗に育ってから定植します。

ポットまききした種は、ケール、トウモロコシ、枝豆、インゲン、かぼちゃ、落花生、えごまなどです。
今年は昔農家の軒先にぶら下がっていた、固い実のトウモロコシの種を用意しました。
作ってみたかった品種です。

思ったより育ちがよく、10日ほどで芽が出ました。
根っこも育っており、この日定植しました。

ネットで購入した古い品種のトウモロコシの種です
発芽して成長したのでこの日定植しました

ジャガイモが芽が出てきました。
品種により成育の早やさが違うようで、インカの目覚めという品種はほぼ芽が出そろいました。

ジャガイモの芽です。そろそろ土寄せと芽かきをする時期です
ジャガイモ(インカの目覚め)の畝間を除草しました

この日は除草もしました。
「上」の畑は軽トラの駐車スペースが草でタイヤが滑るほどになり、畑の畔も雑草の花盛りとなっていました。
1年ぶりに刈払機のエンジンを回し、気持ちよく刈りまくりました。

刈払機、1年ぶりの出動です

段々畑に2張り目の防獣ネットを立てましたが、この日、出入り口をつけました。
山小舎の軒下に転がっていた古い建具を持ってきて取り付けました。
幅90センチを出入り口用にネットを空けていましたが、持ってきた古い建具はその幅に届きませんでした。

日本の建物、建具は尺貫法でいうところの1間(約180センチ)を基準としているものかと思っていましたが、160センチほどの幅の引き戸でした。

病獣ネット第2号の入り口が完成です
この日は買っておいたルバーブの苗も植えました
畑に直播した大豆が発芽しました

「ノマド」が流行っている

「ノマドランド」というアメリカ映画が、2021年のアカデミー賞の作品賞、監督賞などを受賞したとのことです。
そのニュースを聞いて、ある新書を思い出しました。

ちなみにノマドとは遊牧民という意味で、転じてフリーランスなど定位置にとどまって仕事をしない働き方を、ノマドワーカーなどと呼んでおり、「ノマド」は最近はやりの言葉になっています。
背景には現代社会の煮詰まった現状からの無意識の逸脱指向があるのかもしれません。

「女ノマド、一人砂漠に生きる」 常見藤代著 集英社新書

2003年から2012年にかけて、エジプト東部の砂漠に住む、遊牧民(ホシュマン族)の56歳の女性の下に通い、数日から1か月程度の滞在を繰り返した女性ノンフィクション写真家のルポルタージュです。

読みやすい文章で、作者の「頼りない」心情も素直に描写された読みものとなっており、写真も豊富です。
何より単身の女性であることを生かした著者が、外からはうかがうことが困難な遊牧民の特に女性の生活や心情に立ち入った写真や描写が貴重です。

昔と違い、遊牧民の間にも携帯電話が普及する時代になっています。
また、気象の変化で1997年を最後に雨の降らない現地では、遊牧民たちの多くはすでに紅海沿岸の都会周辺の定住地に住んでいます。
筆者も「取材」の際には、紅海沿岸の都市部のホテルから自動車でサイーダという名前の「女ノマド」のいる現地へ向かっています。

目次第1ページ

「女ノマド」サイーダは、ラクダや山羊、羊を従え、小麦粉を焼いたものを主食に砂漠で暮らしています。
主食の小麦粉は沿岸の都市部に住む息子が定期的に持って来たり、もしくは砂漠を通りかかった車に頼んで買ってきてもらったりします。
水は貴重なので皿を洗った後の洗い水も飲むそうです。

草のある場所を求めて放牧して歩きます。
携帯電話を持たないサイーダの正確な現在地は誰にもわかりません。
息子は砂漠を横断する自動車たちの情報などにより母親の現在地を推量して定期訪問するとのことです。

最初は著者をお客さんとして迎えたサイーダも、慣れるにしたがって砂漠の生活に適し切れない著者に厳しく当たることもあったとのこと。

現地の地図

定住地の遊牧民は「遊牧の時代は自由があった、生活は今よりずっと快適だった。いまは一か所にいるだけ、体は疲れないが心が疲れる」と言ったそうです。
「昔は一人で放牧して、一人で砂漠に寝て、一人で死んでいった。そして心はいつも穏やかだった」とも。

滅びようとする遊牧民の魂とその生活の様子を等身大に描いた貴重なルポなのではないでしょうか。
著者との個人的な関係を物語る、親し気なまなざしの「女ノマド」の顔写真が掲載されているだけでも、この新書の価値があるように思います。

著者の紹介

「アラビア遊牧民」 本多勝一著 講談社文庫

「女ノマド、一人砂漠に生きる」を読んでもう一冊の遊牧民本を思い出しました。
1965年の20日間、サウジアラビア内陸部の砂漠に生きる遊牧民・ベドウイン族のキャンプで過ごしたルポルタージュ「アラビア遊牧民」です。
著者は朝日新聞記者の本多勝一。
著者にとってエスキモー、ニューギニア高地人と続いた極限に生きる生活実態のルポの第三弾です。

目次

行き当たりばったりで「女ノマド」にたどり着いた前者と異なり、「人種別、生活様式別の人間の生活実態の調査」というテーマに沿った計画の元、当時も今も外国人には門戸が狭いサウジアラビアを舞台に、誇り高い孤高の存在といわれたベドウイン族を対象としたフィールドワークになっています。

読者にとっては、「鎖国」サウジへの入国経緯などにも興味津々なのですが、そこにはさらっと触れられているだけです。
主眼はあくまで対象のベドウイン族の生活の実態です。
実に細かくサンプリングされています。

また、砂漠の太陽の美しさ、ラクダという動物の狡猾さ、などについては著者の心情を見事な美文で表現しています。
とにかく20日間のフィールドワークでこれほどまとまった成果が得られるのか、と思うほど見事に整理された内容です。

やがて、当初は「親切で慎み深い」と思っていたベドウインに対し、20日間の滞在の後には「どんな廃物であろうが、焼き捨ててでもヤツらなんぞにやるもんか」と思うほどに、印象が逆転してしまいます。

これを著者は、彼らの親切は砂漠のおきてに基づく慣習によるもので、根本には彼らの略奪文化に基づくがめつさ、のため、と分析しています。
むしろ世界的に見ればそういったがめつさの方が普遍的であり、日本的な謙譲の方が特異なのだ、とも。

サウジアラビアの地図。アブヒダードが現地

あとがきには、「ベドウインは興味深い人々だったし、再訪の希望は(著者にとって好意的な印象だった)エスキモーやニューギニア以上に強い」とあります。

遊牧民に対する印象が「再逆転」したそのココロは?
著者の客観的な分析手法をナナメ上に越えてゆく、遊牧民文化のぶっ飛びぶりに、冷静に戻った時の冒険心が刺激されたことによるものなのか?
それとも、55年前の日本人にも遊牧民(ノマド)に対しては潜在的な憧れの心理があったということなのでしょうか。

さあ夏野菜の定植だ!その3 芽も出てきた!

夏野菜の苗定植の追い込みです。
購入してあった苗は、トマトの幼苗数本を除いて定植を終えました。

トマト、ナス、キューリなど「売れ筋」の代表的なもののほか、夕顔、ハックルベリー、食用ほおずき、なども植えつけを終わりました。

夕顔。盛大に弦を伸ばすので今年はキューリから離して別なネットに植えました。
ハックルベリー。
食用ほおずきは鹿が食べないのでネットの外に。苗が育つまではトンネルで保護します。手前は明日葉と唐辛子です。
セロリの苗はネットの中に植えました

畝は、「ガッテン農法」の教え通り、去年のうちに、耕盤層を砕き、ススキや落ち葉、燻炭、ぬかなどを入れた上に土を戻して作ったものです。

元肥には一部の畝に「発酵腐葉土」を入れました。
「発酵腐葉土」とは、腐葉土に糠、燻炭、油粕などを混ぜて発酵させたもの。

畝にはマルチをかけました。
苗の植付時・後に潅水はしません。
追肥はトウモロコシなどを除き、なしの予定です。

土中の環境を最善化することを目指す農法です。
肥料で育てないので、野菜の樹は大きくならないのですが味が良く仕上がるとのこと。
楽しみです。

ジャガイモに続き菊芋が発芽しました

さて5月初旬から順次ポットに蒔いた種が発芽してきました。
標高1300メートルの山小舎での「芽出し」。
「ガッテン農法」の教科書通りの手順で行いました。

ポットに使う培養土は、先ほどの「発酵腐葉土」と畑の土を混ぜて寝かせたうえで使うようですが、今年は間に合わず、主に売っている培養土を使いました。

培養土をポットに詰めて保温し「慣らして」おきます。
種を蒔いた後は鎮圧し、水をたっぷりかけます。
ポットごと新聞紙で包み、ビニール袋に入れてプラスチックケースの中で発芽まで保存します。

この手順は前のブログに書きましたっけ?

その結果の発表です。

種まき後10日後くらいでしょうか。
先に発芽していたケール(低温に強いので発芽が早かったものと思われます)に次いで、トウモロコシ、インゲン、枝豆の発芽が確認できました!

ケールの芽が育っています
日本トウモロコシの発芽具合は素晴らしいの一言です
インゲンも発芽率がよいです
枝豆。半分程度が発芽しました

この「芽出し」という行程。
種のせいか、土のせいか、温度のせいか、とにかく難しいのです。

今までは種を蒔いたら全部「成り行き」任せ、で結果に一喜一憂していました。
小豆、トウモロコシ、インゲンなどうまく「芽出し」ができた例もありました。
が、かぼちゃ、落花生、枝豆など、ほとんど芽が出ないこともありました。

これからは「ガッテン農法」を基本に工夫して「芽出し」に臨みたいと思います。
芽が出た後は、ポットを水につける形で水やりをします。
これも前のブログで書きましたっけ?

芽が出ている苗を定植して、これから苗が出るサツマイモの植付をして、春の作付けが一段落です。
もう一息です。

別荘地内の鹿です。春の食欲増大期間中です

玄関先をDIY!

おじさんの住む山小舎。
梁と柱、一部の建具は築150年以上の古民家を移築したものですが、壁、床を始め玄関、ベランダなどは新しくというか間に合わせで付け加えた造りとなっています。

山小舎の前オーナーの愛称「仙人さん」が大工、電気などができる人だったので、彼自作の建付けも多く残っています。

少し前から玄関先がフカフカして、玄関戸の動きが滑らかではなくなっていました。
サッシの玄関戸は、リフォームの時に大工さんに入れてもらったのですが、玄関先そのものは「仙人さん」DIYのままでした。

玄関先に敷いてあるコンパネをはがしてみると、地面との間に樹脂製のコンテナが置いてあります。
さらに、玄関戸(サッシ)と家の土台の間には木製のすのこが支えとしてはめ込まれていましたが、これが腐っていました。
すのこの周りには、土ぼこりやら落ち葉やらが長年積もったままです。

すのこを取り除き別の支えを入れなければ、サッシが敷居ごと崩れ落ちかねません。
ある日意を決して補修をDIYすることにしました。

まず、腐ったすのこを取り出して、土台の上をきれいにしました。
すのこの代わりですが、燃料用としてとっておいた角材(廃屋の柱材)が高さ的にぴったりでした。
既に短く切ってあった角材を組み合わせて土台とサッシの間に詰めました。
この間サッシが落ちてこないか気になりましたが、家の土台側にも重心がかかっており大丈夫でした。

高さ的にぴったりの角材を玄関戸の敷居の下に敷き詰める

次に並べた角材を固定しなければなりません。
サイズに合わせて切ったコンパネを敷いた角材の上にかぶせて釘で打ちました。

これで角材同志はまとまりました。
角材の縦(玄関戸から見て手前方向)の動きはコンテナでとめます。

コンテナをどかして跡の地面をきれいにし、砂利を敷いて高さを調整します。
コンテナが角材の縦の動きのストッパーになり、全体が固定されます。

角材の上にコンパネを乗せ釘で打つ
コンテナを元に戻すと全体が固定される

角材(にかぶせたコンパネ)からコンテナまでを、新たなコンパネで覆って今日のところは一応終了です。

角材からコンテナまでを別のコンパネで覆う

といってもまだまだ補修完了ではありません。

コンテナを脇で押さえている柱材。
15センチ四方、長さ2メートルの柱材が、これも腐っています。
取り替えましょう。
丁度いい太さの廃材が今年も手に入ることでしょう。

反対側の脇には1.5メートルの丸太と、その間を埋める砂利が必要です。
丸太は転がっているカラマツを切って、皮を剥がし、クレオソート材(防腐剤)を塗りましょう。

あと、泥除けのマットを買って敷きましょう。

一番上に敷いたコンパネにも防腐処理が必要かもしれませんね。

コンテナを外した状態で脇の柱材を見る。腐食しているので取り換えが必要

間に合わせのDIYです。
が、素人大工とはいえ、「道具と材料がそろってやる気が出る」ものです。
必要な材料には出費も必要、と気づく最近の山小舎おじさんです。

DIYに気が付き見渡せば、外壁などの防水塗装、ベランダ階段の取り換えなどなど目につくところは多数。
ことしからはDIYにもGO!です。





さあ夏野菜の定植だ!その2 今日は雨だ

この時期、畑と苗のことが頭の中心を占める山小舎おじさんです。

夏野菜の苗の定植を始めた次の日、小雨をついて畑に出かけました。

雨の日は畑に出ないこと、が鉄則です。
雨の畑(雨の翌日も)を歩き回ると土が締まるからです。
おじさんが動き回るのは畝間だけのこととはいえ、畝間も大事な畑の一部。
必要以上に土を締めないように気をつけなければいけません。
デリケートなんですね、土って、畑って、作物って。

この日は、苗の定植の続きと、支柱、ネット架けの作業を行いました。

手前からズッキーニ、ピーマンの列。ついでナス、キューリとゴーヤの列が続きます。

空いたスペースに苗を追加で植えます。
ピーマンにはあんどんをかけ、キューリやゴーヤは紐で誘引します。

苗を買っておいてしばらくたち、葉が疲れてきたように見えたハックルベリーも植えてしまいます。
ハックルベリーは段々畑の方に植える予定でしたが、モロヘイヤ、オカヒジキと一緒に夏野菜のマルチ架けの畑に植えました。

トマトの列に支柱を立てました。横にも支柱を渡して完成です

キューリの畝にアーチ形の支柱を立てネットを架けます。
このネット架け、毎年時間がかかってしまいます。

畑の最上流から全景を見渡しました。開いている2列目にはかぼちゃを植える予定です

畝間をかなりの時間歩き回り、相当土も締まったことと思います。
が、作業が進んだことも確かです。

夏野菜の作付けはトマトの第二弾と芽出し中のトウモロコシ、かぼちゃを植えたらおおむね終了です。

(オマケ)

【その1】 アスパラガスを収穫。芽が出ていた数本を残らず切って食べました。すごくうまかったのですが、
      近隣のアスパラ畑を見ると、この時期は芽を育てて大きくしています。
      もう切らない方がいいのかな。

収穫したアスパラ。出ていた芽を全部採ってしまいましたが・・・

【その2】 段々畑の素掘りの側溝にイモリ?がいました。数匹いたのでパチリ。常時水が溜まっている場所とはいえ、イモリがいるんですね。周辺に棲むキジのエサにもなるのかな。

石垣下の水たまりにイモリがいました

さあ夏野菜の定植だ!

畑の準備も整いました。
翌日の日曜からは天気が下り坂の週末、夏野菜の苗を定植しました。

定植した苗は、ナス、トマト、キューリ、ズッキーニ、ピーマン、オクラ、ゴーヤなど。

定植当日の苗を、えひめAIの希釈液に漬けておきます。

ナスは地元種の丸ナスと長ナスを計6本。
一般的な千両ナスを5本植えました。
全部自根です。

定植前後に、元肥、水やりは行わず、ただ苗をしっかり押さえて植えました。
風が強めの日、支柱にしっかり結びつけます。

ナスの苗
定植したナスの畝

キューリの苗は6本植えました。
「ガッテン農法」の教科書通り、マルチの端に千鳥形式で植えます。
根が呼吸しやすいように浅めに植えます。
元肥、水やりはなしです。

アーチ形の支柱に紐で誘引しました。
品種は一般的な夏涼み。
自根のいい苗が手に入ったと思います。

キューリの苗
キューリは支柱に紐で誘引

トマトも自根苗。
桃太郎という大型トマトを6本ほどと、ミニトマトを3本、加工用トマトを2本植えました。

「教科書」では、茎の太い苗は肥料過多の苗で将来「樹ぼけ」する、とのことで、肥料を含んだ根っこの土を落としてから植えました。
いつもの寝かせ植えです。
日差しで暑くなってるマルチに茎が降れないように雑草を敷きました。

茎が太いトマトの苗(一見よさそうですが肥料過多の苗といわれる)
トマトはいつもの寝かせ植えで

ピーマンはもともとが弱弱しいので、定植後は「あんどん」で囲みます。
肥料袋の底を切ったもので苗自体を囲み、風と寒さから守ります。
苗は活着するまでは風によって根元が動かされるのをできるだけ防ぎたいのです。
活着してからも強風で樹が傾いたり折れたりすることもあります。
折れやすく、デリケートなのがピーマンです。

ピーマンは定植後あんどんで囲む

今年の夏野菜定植第一日目はここまで。
まだ、スペースがかなり残っているので、キューリ、トマト、ズッキーニなどを追加で植えたいと思います。
また、段々畑に植える予定だった、ハックルベリーやオカヒジキ、モロヘイヤなどをこちらに植えたいと思います。
残った畝はとモロコシ用に空けておきます。

夏野菜定植第二日目の作業予定は、第二弾定植のほか、キューリのネット張り、支柱設置などを行う予定です。

翌日の天気予報は曇り時々雨。
雨はいいのですが、風が強いのは勘弁してほしい山小舎おじさんです。