定年おじさん畑を借りる その1

定年おじさんが田舎に来た目的の一つ。畑について話そう。

どうやって畑が見つかったか

定年おじさんは、去年(2017年)から長野県の山小屋に住んでいる。
山小屋に住むにあたって、日ごろの足として軽トラを買おうと、隣町のモータースに飛び込んだ。

そこの社長が面倒見のいいひとで、移住者のおじさんに対し、畑はやらないのか?と聞いた。
我が意を得たりと答えたところ、後日、見つけてもらったのが現在通っている畑。

約50坪の面積で、耕運機と草刈り機は自由に使ってよく、賃料などはいらないとの条件。
社長からは、畑とその大家の自宅の2枚の住宅地図コピーをもらい、現地へ向かったものだった。

畑の大家さんに会う

大家さんの家に挨拶に向かい、畑に案内された。
この時、もう一か所畑があるので使ってほしいと言われ驚く。

もともと、おばあさんが畑を作っていたが、できなくなったとのこと。大家本人は畑をする気はないとのことだった。畑は去年の草でボーボーだった。

大家本人にあったのはこの時1回だけ。時々訪問する本人は、職業上、不在であることが多く、奥さんか子供が時々いた。

大家が取引しているモータースの紹介とはいえ、見ず知らずの人間に無条件で畑って貸すものなのか?と思った。
これがご縁というものなのか、それとも、こういう大家さんだったからなのか。今もってわからない。

その後、大家さん宅には、年2回、東京土産を持って挨拶に行っている。
また、収穫した初物などを玄関先に置いてくるようにしている。

山小屋から畑に通う

定年おじさんの住む山小屋は、長野県小県郡というところにある。
山小屋は高度1500メートルにあるが、そんなところで野菜はできない。
借りた畑も高度700メートルくらいのところにある。
山小屋から畑まで軽トラで30分かかる。毎日は通えない。

畑に行く日は、ある程度まとまった作業をするようにしなきゃならない。
JAやホームセンターやスーパーに寄る用事に合わせて、行くことが多い。

畑の様子

50坪の畑は、中山道の道沿いの傾斜地にある。
フェンスに囲まれたの中の一画。近所の数軒が集まって、それぞれ50坪から200坪ほどの畑を隣り合わせている。
我が畑の端っこには、大家さんの秋の食用に、タラの芽の木が植えてある。
借り始めたころは、枯れた雑草が生い茂り、刈りはらってから山にして燃やしたものだ。
今年は、ナス、トマト、キューリ、インゲンなどの夏野菜を中心に植えた。

その当時、もう一か所あると言われた畑は、大家さんの家の裏側にある。
昨年は定年おじさんの体力が一杯いっぱいで、そこの畑のことまで考える余力はなかった。

今年から頑張って、そこの畑も耕し始めた。
大家さんの耕運機を借りて、畑まで自走で行けるのが助かる。今年はジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、トウモロコシなどを植えた。実がなってから、トウモロコシが食害にあった。1株だけ植えたスイカも折角成った小さな球が皮だけ残して食べられてしまった。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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