法面のカラマツ割り

山小舎の敷地の法面に去年からのカラマツの丸太が転がっています。
正確には丸太を玉切りした「玉」がたくさんあります。

年を越えて残った「玉」たち

本来なら昨年中に薪に割って積んでおきたかった「玉」です。

時間を見つけて割ってゆきます。

法面での薪割りは大変です。
ただでさえ力を集中してやっと割ることができるものを、斜面で行うのです。
人間が普段行う作業は、水平の場所で行いますが、その有難さ、効率の良さがよく理解できます。

特に大口径のカラマツにおいては大変さを痛感します。

斧だけではとても無理なので、くさびを使います。
特に大口径で丈が長いものには、チェーンソーで縦に切れ目を入れてから、くさびを二つ使って割ります。

チャーンソーで入れた切れ目にくさびを立てます
ハンマーでくさびを打ち込みます

カラマツは繊維が絡まっているので、くさびを使ってもパカンとは割れません。
くさびを打ち込んだ後、斧を使って繊維を断ち切ります。

くさびだけでは割り切れませんので斧を使って両断します
「玉」が二つに割れました

四つ割りにした所で積み込みます。

カラマツはしばらくは野ざらしにして油分を雨で洗い流すとよいということを聞いたので、露天で積み込みます。

さらにくさびで両断します
4分割出来ました
野積みします。翌年大きなものはさらに割って使います

一回に4~5玉を割ればヘトヘトです。
全部終わるまで何日かかることでしょう。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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