5月の畑は、その副産物である野草の採取の時期でもあります。
山小舎では数年前からヨモギ、スギナを採種し野草茶として飲用しています。
菊芋やヤーコンの葉なども、秋の収穫時にお茶の材料として利用しています。
畑の畝、畝間、畔などには春になると、新鮮なヨモギやスギナが輝いており、だれにも顧みられず、その自然の恵みを発散しています。
ヨモギなどは直売所に、山菜に交じって一袋150円ほどで売られていますが。
ほかにもタンポポなど、知識と意欲があれば利用可能な雑草、野草は山ほどもあるでしょう。
ということで、この日は畑のお土産として、ヨモギ、スギナを持って帰ります。
ヨモギは固まって生えています。
春先の新芽に薬効が強いそうです。
乾燥してお茶にする、燃やして煙を利用する、風呂に入れたり枕に詰めたり、もちなどに混ぜたり。
ただの雑草なので、一見ありがたみが薄いのですが、においをかぐとその凛とした香りは、針葉樹の精製オイルにも負けない天然の生命力と崇高さが感じられます。

スギナは酸性の強い土壌に生えるツクシと同根の植物です。
農家にとっては雑草、一般人にとっては生涯で関心にも上らない路傍の草ですが、地上でほとんどないケイ素を集約できる植物です。
畑でヨモギとスギナを集めます。
30分もあれば持って帰っても処理に困るほどの量が採れます。
ただで1年間の野草茶の原料が採れるのです。
人間の側にその気があるかどうかだけの問題です。
持って帰ったら水洗いします。
この手間が一番大変かもしれません。
洗って泥を落とし、ゴミなどを取り除くとざるにあけて乾燥です。


昼は日光に当て、夜はストーブのそばへ。
3日もすればカラカラになるので保存します。
鋏で短く切ると保存容器に多くの量が詰まります。
乾燥材を入れておき、野草茶として利用します。
山小舎おばさんからも「ヨモギだんごに使うので、乾燥させて送ってくれ」とのことでした。

この日はついでに、側溝の泥さらいをしました。
去年まで借りていた広い方の畑の側溝です。

