今シーズン初めての上田の街です。
久しぶりに中心部を歩いてみました。
海野町商店街駐車場に軽トラを停め、アーケード街の富士アイスを目指します。
数人の先客がいました。
並んで注文と支払い、あんこ2個、クリーム1個にアイスを頼みます。
すぐにアイスが出て、ベンチに座りながら自慢焼きが出るのを待ちます。

この富士アイス、上田に来始めたころは店の前に路駐の車が並び、お客さんが列を作っていました。
箱単位で買ってゆくお馴染みさんが多い中で、1個注文の客には先に出してくれることもありました。
そのうちに、会計の後に順番札を渡されるようになりました。
焼き台では常に忙しそうにおばさんが働いています。
人気の少ないアーケード街でここだけには人だかりができています。
自慢焼き100円、アイス250円は値上がりしていますが、まだまだ手ごろな値段です。
アーケード街には真田氏に由来のあるお宮があります。
高市神社というそうで、高市総理おめでとう、の幟がかかっていました。
オバマ大統領誕生に勝手にフィーバーしていた福井県小浜市を思い出します。

神社の背後のレトロな建物は、かつて森鴎外が泊まった建物とのことでした。

引き続き中心街を歩いてみます。
コーヒーの木の実も、カレーのベンガルも営業しています。
ベンガルには本日売り切れの札がかかっていました。


横丁を曲がると相生食堂があったところ。
数年前までは親切なご高齢の夫婦が運営していました。
閉店後は貸店舗の札がかかっていましたが、今でもそのままとなっています。

ぐるっと回って上田映劇のある小路へ入ります。
木造の現存映画館として文化財的な価値さえ持つ映画館がひっそりとたたずんでいます。
NPO法人を運営母体として地元出身の若者が復活させました。
常設館としてほぼ毎日、営業上映しているところに価値があります。

この日はロビーにだけ入らせてもらい、映画関係の古本を眺めさせてもらいました。
この日のモギリ当番の若い女性にヒアリング。
レトロスペクテイブや上田に由来のある作品上映の予定は?と聞くと、困った様子でしたが、気を取り直して『「ヌーベルバーグ」という作品を予定しています。50年代後半のヌーベルバーグ運動を素材にした新作です。』とスマホ画面を検索して見せてくれました。
世代が違っても、シルバーのお客にも対応しようとしてくれる、映画好きの若者の感性に触れたようでうれしく感じました。
支配人(上田高校から日大芸術学部卒)はいいスタッフに恵まれているなあ。


短い時間でしたが上田の中心街は絶えることなく生命力が続いていました。
山小舎から近い貴重な街でもあります。