ガイドヘルパーを始めました その2

1月から、障害者ガイドヘルパーのバイトを始めて1か月たちました。
2月にはおかげさまで7本ほど仕事が入りました。

平日の15時から18時までのプールの送迎(中1時間は時給発生せず)が2本、あとは土日の1日仕事が5本です。
1日仕事5本のうち、職員あるいは先輩ヘルパーに同行したものが2本、単独でガイドしたものが3本でした。

この仕事は、利用者と1日一緒に散歩すればいいだけのようにも見えるのですが、手間のかかる利用者であればもちろん、自立度の高い利用者であっても、気を遣う大変な仕事なのだと、やってみて思いました。

気を遣うタイプの利用者の場合でいえば、例えば、定期的にトイレに連れて行かなければおしっこを漏らしかねない人、電車などで子供の甲高い声に反応し最悪はその場で走り出しかねない人、あるいは子供に興味を持っていて隙あらば行動に移しかねない人、などがいます。
こういった人の場合は、ヘルパーは常に本人の動向に注意を集中しており、体力的には大変ですが仕事としては張りがあります。

自立度の高い利用者の場合、おとなしく、人の言うことをよく聞き、トラブルなどは起こりづらいのですが、逆にほとんど自己主張がありません。
かといって、展示館やショッピングモールなどを見て回っても特段興味を示すことはなかったりするので、時間を過ごすのが大変です。
ヘルパーと信頼関係ができれば、利用者も遠慮せず意思表示して、本人が行きたいところ、興味あるところに案内できるようになるのでしょうが・・・。

これまで、立川の昭和記念公園、立川防災館(立川消防署横の防災に関する体験ができる施設)、渋谷、江戸東京博物館などに行きました。

場所の選定は、利用者サイドが指定してくることもありますが、漠然と「渋谷」に行きたい、とか「お任せ」の場合は考えます。

あまり外に出ていない利用者だったら、運動のため公園へ行って歩きを多くしたりします。
博物館やスタジオパークなどの展示館へ行った場合は、本人が興味を持ってくれれば一番いいのですが、展示物に興味がない場合でも、そこで時間を過ごす工夫をしなければなりません。

ある利用者と渋谷へ行ったときは、スタジオパーク、東急ハンズ、ドン・キホーテ、ヒカリエと歩きましたが、ほぼ素通りで時間が持たず、帰りの駅を「渋谷」から二つ先の「駒場東大前」まで歩いて時間調節したことがありました。
これはガイドヘルパーの失敗例だと思います。

行く先の選定は、本人の希望が優先するものの、これからの季節は、高尾山とか郊外のハイキングコースとかをゆったり散策するのがいいような気がします。

トイレと昼食場所を条件にそのようなコースを選定して、提案してみたいと思います。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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