映画の街 調布市役所の色紙展示

帰宅の際、用があって調布市役所へ行きました。

所用が済んでロビーを移動していると、壁に色紙がたくさん張られているのが目に入りました。
「映画のまち調布の撮影支援実績」の展示でした。
ドラマや映画撮影時に調布市がロケ撮影などに協力した際に、俳優からもらった色紙を展示しているのでした。

調布市役所の一角で色紙の展示があった

見てみると、調布市国領町出身の高田純次をはじめ、神木隆之介、石田ゆり子、有村架純など今が旬のタレントたちの色紙が展示されています。

調布といえば地元スターの高田純次

市内には角川大映、日活の撮影所があり、映画やドラマの撮影が行われています。
ついでに市内のロケもよくあるようです。.
また、CMやドラマの電車のシーンでは、京王線の電車や駅が利用されているのをよく目にします。
調布市全体が撮影に協力していることがわかります。

池田エライザ、林家正蔵

また市立図書館には狭いながらも映画図書だけをそろえた一室があり、山小舎おじさんも時々利用させてもらっています。

石田ゆり子、神木隆之介

市役所の壁で、映画支援の実績が謳われていることを発見し、ほほえましさを感じた山小舎おじさんでした。

塩尻市立 平出博物館

切通しの中ごろに博物館はあった。
縄文の世界が残っていた。

塩尻市郊外の平出博物館に行ってきた。
5000年の時を奏でる縄文遺跡の中にそれはあった。

博物館へのルートは塩尻市街地を抜け、住宅地から田畑の広がる低地を走ると、道は山すそへと至りやがて切通しを通る。
右手に岩をくりぬいたような奇景があったと思うと、緑滴る木立に博物館が建っている。

周りは縄文遺跡。
竪穴住居が復元され、古墳が発掘保存された公園になっている。

縄文時代から平安時代にかけての大集落跡があるという平出地区。
今では塩尻郊外の農村風景が広がっている。
土器や遺物が畑から出土したという。

係の人が一人しかいない博物館。
出土したという五重の塔に驚かされる。

館内を見てゆくと立派な銅鐸や鳥型の硯の出土品がさりげなく展示されている。
これって国宝に近い出土品なのではないか?状態もいい。

ゆっくり館内を見て外へ出る。
折からの雨模様。
係の人は雨だったら傘を貸しますよ、と言ってくれる。

竪穴住居の復元。
古墳の保存。
人気のない公園内を歩く。
保存状態の良さがうかがえる。

茅野の尖石遺跡もいいが、塩尻の平出遺跡も地元が力を入れて保存しているのがわかる。

手書きのマップをもらう。
今度はこのマップを片手に半日ゆっくり歩いてみたいと思った。

DVD名画劇場 大都映画とハヤブサヒデト

大都映画という映画製作会社が戦前にあった。

集英社選書に「幻のB級!大都映画が行く」があって一読。
そこには、戦時体制で映画会社が3社に統合されるまで、松竹、東宝、日活、新興キネマと並んで邦画メジャー5社の一つに数えられた大都映画の発祥と解散までの貴重な経緯がつづられていた。

集英社選書 本庄慧一郎著 「幻のB級! 大都映画が行く」

作家、脚本家の著者はテレビ、広告業界でCM製作を手掛ける傍ら、「大都映画撮影所物語」という劇を執筆、好評を得た。
戦前のメジャー映画会社でありながら、現在では知られることの少ない大都映画に、親族が勤めていた縁を持つ著者が、その歴史を掘り起こし新書にまとめたのが本著である。

建築業界の風雲児としてのちに大都映画を創業した河合徳三郎の生涯から、大都映画のカラーである徹底した大衆路線と、戦前の企業統制により大都映画が解散するまで、仰天エピソードの数々がつづられる。

一代で名を成し、全身に入れ墨があり、関係者に慕われたという河合徳三郎。
映画会社の経営者としては、やくざ上がりの大映・永田雅一社長や、女優を妾にしたと公言して憚らなかった新東宝・大蔵貢社長、さらには京都に発祥し、やくざと切っても切れなかったマキノ映画から東映京都へとつながる人脈、に近いものがあろう。
東大新卒の城戸四郎を社長に据えた松竹や、実業家にして文化人の小林一三を元祖とする東宝とは毛色が異なる。

大都映画のモットーが「楽しく、安く、速く」であり、徹底した娯楽路線の作品を、粗製乱造と揶揄されるスピードで量産し、低価格で公開したのも、この「毛色」と深く関係していよう。

また、大都映画の本拠である巣鴨撮影所は、低賃金、過酷な労働環境ながら家族的雰囲気で、河合社長のもと一団結していたという。

大山デブ子、杉狂児、山本礼三郎、伴淳三郎、水島道太郎などのスターを生み、千葉泰樹、佐伯幸三などの監督を生んだ。

戦時統制により映画会社が統合された際、東宝、松竹と並ぶ第三社となるべく、大都は日活、新興キネマと合併し、大映映画が誕生した。
大映誕生の裏には永田雅一の「寝技」があったといわれるが、いずれにせよこの時点で大都映画は消滅した。

通算で1200本以上を製作した大都映画だが、現存するのはごくわずか。
ほとんどが戦災でネガごと灰塵に帰しているのは残念なことである。

最も、戦前の作品が現存しないのは大都に限ったことではない。
背景には、映画プリントを消耗品と考え、興行上映でボロボロになるまで使い切った後は、プリントを簡単に廃棄し、またネガを大切に管理していたとはいえない当時の日本映画界の慣習がある。
戦前の作品が海外(アメリカの日系映画館や、欧州のフィルム博物館など)で発見されることが多いのは、ことためもある。

大都映画のスター、ハヤブサヒデト

「怪傑ハヤブサ」  1948年  ハヤブサ・ヒデト監督

最初に断っておかなければならないのは、この作品が大都映画ではないことだ。
大都映画は戦前に消滅したのだから、1948年のこの作品が大都ではないことは自明だ。
ではなぜこの作品を見たのか。大都のスターだったハヤブサヒデトが出ているからだ。

1948年版「怪傑ハヤブサ」。中央の女優がヒロイン長谷川ひとみ

オートバイが疾走する。
燃える納屋に突っ込み、囚われのヒロインを曳きずり出す。
オートバイとその疾走は「月光仮面」に援用されているといわれる。
「少年ジェット」という番組もあり、オートバイで疾走する主人公の脇には並走するシェパード犬がいた。

ハヤブサというネーミング。
戦時中はビルマに展開した中島飛行機製の名機隼を擁した加藤隼戦闘隊があった。
山小舎おじさん幼いころのテレビ番組には「海底人8823(はやぶさ)」というのがあった。
最近では日本中が応援した気象探査衛星が愛称はやぶさだった。

オートバイとはやぶさ。
この二つのアイコンに彩られた主人公がハヤブサヒデトである。

ハヤブサの全盛期は大都時代の1930年代といわれる。
「怪傑ハヤブサ」は、戦後に、自らの演出で再現されたハヤブサアクションである。

そのアクションは、サーカスで鍛えた空中綱渡り・滑走と、オートバイ、格闘である。
モーターボートで疾走し、海に飛び込んでもいる。

実写で行われるそれらアクションは、どちらかというとジャン=ポール・ベルモンドの体を張った動きを連想させる。
アナログだからこそハラハラするアクションである。

ヒロインは長谷川ひとみという女優で美しい。
派手なパーマはともかく、当時の若い日本女性ならではのふるまいが好ましい。

DVD版は上映時間49分。
オリジナルは89分だそうで、約40分分がブツブツに切れておりストーリーがよくわからなくなっている。

が、いずれにせよ伝説のハヤブサヒデトを見られる貴重な記録である。

いちごジャム

旬のいちごでジャムを作りました。

高遠で蕎麦を食べた帰り、いつもの南箕輪村の直売所に寄りました。
アスパラ、山菜など旬の野菜類に交じっていちごがたくさん出ていました。
生食用の大ぶりのいちごに交じって、加工用の小粒のいちごが大きめのケースで売られていました。

ひとケース560円が半額。
ふたケースがワンセットになっていました。
これで560円は安いと思い、買いました。

南箕輪村の直売所・ファーマーズあじーなで購入しました

翌日ジャムに加工しました。
生を試食してみると香りが立ち、酸っぱさと甘さが鮮烈ないちごです。
暖かくなってきた今が旬なのでしょう。

いちごを洗ってへたを取ります。
砂糖をまぶしてしばらく置きます。
白砂糖にザラメを少し混ぜてみました。

いちごから水分が出るまでの間に、瓶を煮沸しておきます。

十分に水分が出たら火にかけます。
どんどんアクが出るので取り除きます。

結構な時間、煮ても形が崩れません。
ほどほどで火を止め、瓶に詰めてさらに煮沸。
蓋を締めます。

あともうひと瓶。合計4瓶のジャム完成です

1年以上持つジャムの完成です。
報告すると娘一家から早速の注文が入りました。

芽出し

ことしは、ハニーバンタム(とうもろこし)、インゲン、ビーツの種まきをしました。
山小舎でポットに種を蒔いたのです。

うまく芽が出たのがハニーバンタムトとビーツ。
インゲンはほとんど出ませんでした。

芽が出たビーツを大きめのポットに植え替えました。
もう少し大きい苗に育てたら畑に定植します。

ラックに種を蒔き発芽したビーツ
ポットに植え替えます
植え替え後のビーツ
ポットで育つ現在のビーツ

ハニーバンタムは発芽したものは順調に育っていますが、発芽率はあまりよくはありませんでした。
もうそろそろ定植しても大丈夫です。

ラックで発芽したハニーバンタム。このまま定植します

信州ソウルフード放浪記VOL.30 高遠蕎麦・華留運

念願の高遠蕎麦を食べてきました。

5月下旬の平日。
城下町高遠の街並み。

華留運というそば店があります。
街の観光案内所にもこの店のパンフレットが置いてあります。
休日などは客が並びます。

店内には3組ほどの先客。
いずれも観光客風の女性です。

本日の蕎麦として3種類ほどのメニューがかかっています。
山の写真が飾ってあり、店主が山好きなことがわかります。
店名の由来も山のケルンから来ているのでしょう。

注文します。
十割蕎麦もいいのですが食べずらいと困るので、二八蕎麦を頼みました。
ついでにわらびの煮びたしを一皿追加しました。

出てきました。
特にこだわりのない盛り付けです。
蕎麦の量は一見少ないのですが、手打ちなので食べ応えがありました。
歯ごたえがある蕎麦ですがボソボソするようなことはありませんでした。
わらびは十分な量で、山小舎おじさん的には1年分のわらびを摂取できました。

二八のざる
わらびの煮びたし300円

出された蕎麦湯をダシで割って飲み干して、満足。
また来ましょう。

商店街の無料駐車場まで歩きます。
郵便局の前のポストが高遠城址公園桜まつりをモチーフにしたのか、桜にカラーリングされていてほほえましかったです。

高遠郵便局前

造り酒屋の前には湧水が引かれています。
ペットボトルに汲ませていただきました。

酒屋の前には湧水が
巨釜が展示されている

初夏の陽気を思わせる高遠の街でした。

伊那に下りると中央アルプスが目前に見える

DVD名画劇場 D・W・グリフィスのハリウッドバビロン

無声映画時代に歴史に残る大作映画を作り、併せてクロースアップやカットバックなどの映画技法を編み出したアメリカ人映画監督がD・W・グリフィス。

ダグラス・フェアバンクス、チャールズ・チャップリン、メリー・ピックフォードと4人でユナイテッド・アーチスツという映画会社を立ち上げた。
ユナイト映画は今に続いている。

今回は、グリフィスの代表作2本を見た。

グリフィスの撮影風景

「国民の創生」 1915年  D・W・グリフィス監督  ユナイト

BGMもないサイレント映画。
3時間をどう過ごそうかと心配。
しかも字幕が文学的というか、セリフを表すのではなく、シークエンス全体の説明というかテーマを表す字幕となっており、最初は何が書いてあるのかわかりづらい。

それでも歴史的名作。
シッカリ映画的興味と興奮は味わうことができた。

まず、ヒロイン、リリアン・ギッシュの美しさ。
ついでアメリカの裏の歴史ともいうべき黒人解放の過程の裏面史が描かれていること。
KKK団と自由黒人急進派の激突のスリルとスピード感。
「国民の創生」は重層的に楽しめる映画だった。

リリアン・ギッシュ

映画は、南北戦争を挟んで、南部の家庭と北部の家庭の交流と運命に翻弄される姿を立軸に、黒人奴隷解放の流れと相克を横軸、にして進む。

南部の白人家庭に生まれた娘を演じるリリアン・ギッシュは、交流ある北部の青年に思いを寄せられ、戦争に翻弄された挙句結ばれる。
ギッシュは南軍の従軍看護婦になるなど波乱の歴史に気丈に立ち向かう娘を演じる。

戦争は北軍が勝ち、今に至るアメリカ権力と価値観の流れが形作られる。
黒人に対する処遇もこの時に形作られる。

奴隷として白人に従属するのが南部の黒人で、黒人自身もそれを望んでいた。
北部では黒人を開放し、程度の差はあっても白人と平等に扱うという方針。
南北戦争の結果、解放された黒人は「自由黒人」と呼ばれ、一部は急進化した。
南部支配のために北部権力者のコマとして南部に送り込まれた黒人もいた。

映画では、黒人解放に関するエピソードがつづられる。

白人の犯罪者を隊長とする北軍黒人部隊の、南部人に対する乱暴狼藉。
負けた南軍に対する融和政策を掲げるリンカーン大統領の北部急進派による暗殺。
白人との混血黒人を南部に送り込み、不正選挙で州副知事に祭り上げる北部急進派。
不正選挙の結果、州議会議員数は黒人議員101人、白人議員23人となり、逆差別が横行する。
北部出身の黒人たちによる南部の黒人へのリンチなどの乱暴狼藉、南部の白人への迫害。

南部白人家庭に押し掛ける自由黒人たち、娘らは地下に身を隠す。
うっかり一人で水を汲みに出た娘が、横恋慕する黒人に追いつめられた挙句、崖から身を投げる。

やむなく南部の白人たちが、白装束に身を固めて反撃に出る。
南部の女性たちが秘密裏に白装束を縫う。
KKK団の始まりだった。

南部出身のグリフィスは、自由黒人急進派の乱暴狼藉ぶりを執拗に描き、南部白人の反撃をヒロイックに描く。
現代の価値観では(特に映画などマスコミ及び表現手段では)「結果としての黒人差別は100%悪く」、また「KKK団は100%悪い」ことになっているので、この映画は、現在ではとんでもない独断と偏見に満ちた作品という評価だ。

とはいえ、アメリカ映画最大のヒット作の一つである「風と共に去りぬ」は、注意深く直截的な表現描写は避けているが、南部出身の原作者マーガレット・ミッチェルの価値観に沿った内容となっており、その精神は「国民の創生」とベクトルが同じである。

出演者ではリリアン・ギッシュのほかに、その妹役の少女の演技が印象的。
幼いころの突拍子もないふるまい、娘盛りになってからのコケテイッシュな振る舞いがいい。
グリフィスはスタジオで自分の周りに可憐な乙女たちを集めるのに熱心だったという。
その象徴がメリー・ピックフォードであり、リリアン・ギッシュだった。

主要黒人配役を、黒塗りの白人俳優が演じるなど、ムリヤリの演出が時代を感じさせるものの、この作品はグリフィス版「風と共に去りぬ」ともいうべき大河ドラマでもあった。

「イントレランス」 1916年 D・W・グリフィス監督  トライアングルフイルム

ハリウッド史上最大の作品なのではないか。

1話1作品は優に作れるスケールで、4話同時進行の1作品とした。
どの挿話もスケールがただものではない。
大セット、大エキストラは今後とも再現不可能な規模だ。

テーマは「不寛容」。
人間社会のおける不寛容な現実とその彼岸における幸福を追求している。

サイレント映画だが内容に沿ったBGMが流れる。
字幕のムズカシサは「国民の創生」同様。
これはグリフィス作品の特性か。

第1話は現代のブルジョワと労働者の話。
工場経営者の気まぐれで解雇になった労働者親子。
かわいらしく、無邪気な父思いの娘。
都会へ出て、父を失い、青年と知り合い、悪に染まった青年を改心させ結婚。
ところが青年が悪時代の流れで冤罪となり・・・。
無産階級の立場から現代社会の無慈悲を描くグリフィス。
その冷酷な現実描写が印象的。

第2は古代エルサレム。
イエスの誕生。
パリサイ人の宗教的不寛容。

第3話は16世紀パリ。
カトリーヌ・ド・メデイチの権力的野心と、それに振り回される王様たち。
結果のバルテルミー大虐殺。

そしてこの映画のハイライトたる、伝説の大セットと大エキストラによる第4話はバビロンとペルシャの戦い。

両側に像の彫刻を並べた祭壇に数十人の侍女が並んでダンスをするハリウッド史上最大の仕掛けによるバビロンの祝宴のシーン。
巨大な城門が開いて、馬が引く戦車が出入りする。
ペルシャ軍は巨大な投石器を運び、さらに馬の革で作った巨大な塔を運んできてバビロンの城壁を攻略せんとする。
この悪夢のような戦闘シーンの幻は、原寸大のセットを使った実写によって再現されている。
今後とも再現不可能な撮影。
これこそが「ハリウッドバビロン」の世界である。

伝説のバビロン実物大セット

バビロン挿話のヒロインは元気いっぱいの男勝りの娘。
美人だが自ら鎧をまとい、戦車を操り、弓を弾く。
まるでアニメの戦闘少女のようなキャラクターもグリフィスの作によるもの。
「国民の創生」同様、少女たちが魅力的な映画でもある。

ラストに向け、各挿話の山場シーンがカットバックされ大団円になだれ込んでゆく。
かくて16世紀のフランスでは大虐殺に至り、紀元前のエルサレムではイエスが処刑され、バビロンはペルシャに滅ぼされる。

唯一、現代では、冤罪の青年の罪は晴れ、処刑台からすんでのところで救い出される。
不寛容渦巻く人間社会ではあるが、希望は失うまいとのことであろうか。

苗定植

夏野菜の苗の定植がほぼ終わりました。

苗を植え付けた畑。玉ねぎが育っています

5月下旬になっても霜注意報が出る長野県内。
山小舎の朝は気温10度以下になることもしょっちゅう。
かと思えば、カンカン照りの紫外線注ぎまくり、洗濯物もすぐ乾くような日も。

蓼科山山頂にも5月下旬になって雪が積もる日も。

夏野菜の苗に霜は厳禁なのですが、待ってもいられないので定植を行っています。

手前から4列トマトを植えました

ことしは東京で好評のトマトを4列、計40本近く作付けしました。

珍しいところでは、カボチャのバターピーナツ、ケール、ステイックセニョールを少しずつ。

夕顔でかんぴょうを作ってみようと思うので、今年は思う存分育ってもらいます(例年、夕顔は育ちすぎて邪魔になるのでツルをバシバシ切ってしまっていました)。

「行燈掛け」をした苗も

風で苗の根元がゆすぶられるのを防ぐため、ピーマンと一部のナスに肥料袋で苗を囲う「行灯掛け」をします。

ガッテン式の畝は今年で4年目。
土がこなれて、温かいのが頼もしいです。
今年は畝にうっすら発酵腐葉土を蒔きました、いつものえひめAIの散布はもちろんです。
植え付け初期には潅水をどんどん行い、初期成育を促そうと思います。

ジャガイモが芽を出しました。

スギナ、ヨモギ採取

野草茶を朝飲んでいます。
現在飲んでいるのはヨモギ、ヤーコン。
去年(以前)に採取、乾燥しておいたものをテイーパックに入れ熱湯を注いで飲んでいます。
ヤーコンは葉っぱを乾かしたものです。

スギナの乾燥したものも、同様にして飲んでいたのですが、飲み切っていました。
畑にはスギナが盛大に生い茂ってきました、除草を兼ねてスギナを採取しました。
スギナ茶新物を作りましょう。
ついでにヨモギも採取します。

採取した新鮮なスギナ
同じくヨモギ

採取したものはその日のうちに泥付きの根をはさみで切り落します。
採取した野草は傷むのが早いのです。

そのあとに洗浄です。
枯れ草や他の雑草は除いておきます。

洗い終わった野草はざるにあげて水を切っておきます。

翌日から乾燥です。
日当たりがいい日にはほぼ1日で乾燥します。

スギナを洗い天日干し
同じくヨモギを天日干し

夜は室内に入れてストーブのそばに置きます。
乾燥したら保存です。

プラスチックなどのケースに入れます。
スギナはキッチンバサミでじょきじょき切りながら入れ物に入れると効率よく保管できます。
乾燥材を同封して出来上がりです。

ほぼ乾燥が終わったスギナとヨモギ

DVD名画劇場 グラマー女優一代!ジェーン・ラッセル

ジェーン・ラッセル。
大富豪ハワード・ヒューズが自ら監督した唯一の映画「ならず者」でデヴュー。
その煽情的?な宣材写真が検閲に触れ公開が遅れた、という伝説を持つグラマー女優。
その代表作3本を見る機会があった。

ジェーン・ラッセル

「ならず者」 1946年 ハワード・ヒューズ監督 RKO

ジェーン・ラッセルのデヴュー作。
どんなにセンセーショナルな内容か?と思いきや、何ともとぼけた西部のヒーロー達が男の三角関係?を繰り広げる物語だった。

曲者すぎる出演者たちと若きジェーン・ラッセル

ウオルター・ヒューストン演ずるドク・ホリデイ。
トーマス・ミッチェル扮するパット・ギャレット。
新人ジャック・ビューテルのビリー・ザ・キッド。

男同士でのかみ合わないセリフ、繰り返される意味のない動作。
赤毛の馬にこだわり、たばこを取り合う。
彼ら3人の醸し出す、緩いというか、間延びしたというか、何ともいえない世界。

すっとぼけたウオルター・ヒューストンのキャラと、芸達者なトーマス・ミッチェル、素人っぽいジャック・ビューテル。
この3人に絡む男勝りの野生の女がジェーン・ラッセル。
最高に魅力的な女性なのだが、男たちはこのいい女をあっさり譲り合う、という不思議な展開。

これが「ならず者」の宣材写真だ!

ハワード・ホークスの監督で撮影が始まったこの映画。
当時、ジェーン・ラッセルに夢中だったスポンサーのハワード・ヒューズが、ホークスを更迭して自ら演出した。
監督が素人のヒューズだからなのか、ヒューストンの個性を出しすぎた?独特の演技が(監督を無視して?)冴えわたる。
一方で、監督の「ひいき」にもかかわらず、己の存在感を失わないジェーン・ラッセルがただものではない。

ジェーン・ラッセルの印象の強烈さはヒューズ監督にとってもこれが本望か。
記念すべきはジェーン・ラッセルの伝説が、この映画でスタートしたこと。

「腰抜け二挺拳銃」 1948年  ノーマン・Z・マクロード監督    パラマウント

ジェーン・ラッセルのネット上のフィルモグラフィによると、彼女の第2作目。
ご存じ、ボブ・ホープの腰抜けシリーズのゲストヒロインとして登場。
有名なこの映画主題歌「ボタンとリボン」は劇中ホープの弾き語りで歌われる。

テクニカラーの画面に当時25,6歳のジェーン・ラッセルのドレス姿が映える。
女ガンマンスタイル(カラミテイジェーン役)で、時にはガンアクションを披露。
時にはカラフルなドレス姿でホープとのラブシーンもどき、と活躍するラッセル。

映画は西部を流れるインチキ歯医者に扮するホープが、インデイアンにダイナマイトを横流ししようとする悪漢たちと、それを取り締まろうとする州政府の攻防に巻き込まれ、たわいないギャグとトークで場をつないでゆく、というギャグアクション。

調子がいいだけのインチキ弱虫のお馴染みのキャラを全盛期?のホープが演じる。
まだ若い動きの良さと、毒の薄いギャグのマシンガントークが切れ味いい。

主題歌ボタンとリボンのオリジナルレコードジャケット

ラッセルは、男にこびず自力で世を渡ってゆくカラミテイ・ジェーンのキャラクターが似合う。
「ならず者」でのキャラクターの延長線上の役柄。
ホープのギャグ映画でのびのびとヒロインを演じている。
全編が大掛かりなコントのようなこの作品で、唯一見ごたえを感ずることができる存在感を示した。

「紳士は金髪がお好き」 1953年 ハワード・ホークス監督  20世紀FOX

ラッセルのデヴューから7年目の作品。
現在ではむしろマリリン・モンローの主演作として認知されているこの作品だが、クレジットの順番はラッセルがトップ。
その存在感はいや増していた。

マリリン・モンローとのそろい踏み。左は「紳士」たち

テクニカラーによる原色の背景と衣装。
のっけからラッセルとモンローのご機嫌なダンスから映画は始まる。

ラッセルとモンロー扮する踊り子二人が船に乗り込み、金持ちの紳士たちを篭絡せんとするストーリー。
乗り込んだ船で同乗のオリンピック選手団とラッセルが意気投合し、歌い踊るミュージカルシーンが楽しい。

スタイル抜群

ラッセル扮する姉御は余裕たっぷり。
発達の良い脚線美も豪快だが、踊りもゴージャス。
若いモンローの踊りやふるまいに、かわいらしさと繊細さを感じさせるのとは対照的。
どちらもいい。
ホークスのはっきりとした演出はラッセルのキャラにあっている。

DVDのカバーはモンローをフィーチャー

この3作品を見ると、ジェーン・ラッセルはアメリカ女性らしく堂々たる体躯を誇った典型的なグラマーではあるが、スキャンダルの間を泳ぐような煽情的なハリウッド女優ではなく、むしろさっぱりとした開放的な性格の女優であると思わせる。

デヴュー作でスカウトされた富豪ハワード・ヒューズにもなびかなかったというし、スキャンダル史上にその名もない。
むしろ「紳士は金髪がお好き」撮影中に、繊細なモンローの代わりにマスコミの矢面に立つという「男らしさ」を示したというエピソードが物語る、開放的で姉御肌に富んだ女優だったようだ。

だからこそそのさっぱりした性格が、ラッセルをしてハリウッドのセックスシンボルとなしえなかった。
各年代のセックスシンボルと呼ばれた、クララ・ボウ、ジーン・ハーロー、マリリン・モンローが持つ、幼児性、神秘性、背徳性、煽情性に寄らず、常識的で大人の女性だったのだろう。