わらび採り

わらびを採りました。
山小舎おじさんの住む姫木平別荘地は山菜の採取場所としても有名らしく、毎年住人だけではなく、プロアマたちも採取にやってきます。

春の山菜はわらびだけではなく、こごみや山ウドなども採れるようです。

山小舎おじさんは今年、わらび採りにチャレンジしました。
採取場所は別荘地中央にあるスキー場跡。
山小舎おじさんがやってきたころにはすでに廃業していたスキー場です。

雑草と灌木のスキー場跡地

別荘地内のしらかば通りという登り坂を突きあたりまで行くと、スキー場の上の方に着きます。
軽トラを置いて、スキー場の坂と平行に続く道をたどってゆきます。
歩きつつ眺めるとぽつぽつわらびが見えます。

斜面にわらびが生えている

道沿いに、あるいは道を離れた斜面で、わらびが生えています。
なるほど今年は豊作です。
手で折って採ります。
既に先っぽを折られたわらびもたくさんあります。

大収穫。あく抜きに大ボールが2つ必要なほどの分量!

30分ほどで小さい籠一杯になりました。
採ったわらびは自宅に持って帰りました。
重曹と熱湯で半日あくを出してから、カミさんのお友達にあげようと思います。

春ゼミの季節

山小舎の周辺。
姫木別荘地では春ゼミが盛んに鳴いています。

例年、6月ころになると一斉に鳴き始める春ゼミ。
最初に聞いた時は「夏でもないのにセミが鳴くはずはない。これはカエルの声か?」と思ったものでした。

とにかく一斉に鳴くので晴れた昼間はにぎやかです。

山の初夏の風物詩。
「そろそろ夏か?」と思っていると、いつの間にか声がしなくなります。

雨の日や肌寒い日は全く鳴かずに、晴れる日には予期したように鳴き始めるところも、自然の摂理でしょうか。

地表に落ちるなどして姿を見せ始めると、春ゼミの季節も終わりに近づきます。

この写真は、山小舎の土台にくっついていた春ゼミです。
もうすぐ鳴き声もなくなるでしょう。
来年の春ゼミの季節までお別れです。

6月2日の雨

令和5年6月2日は全国的に大雨だったようです。

山小舎周辺も土砂降りでした。

いつもなら雨の日は、管理事務所のバイトもなく、畑仕事もなく。
したがって外出の日なのです。
行きたかった地元の食堂へ行ったり、買い物を行う日です。

今回もその予定でした。
1日の夜から屋根を叩く雨。ここまでは予定通り。

翌朝も山小舎周辺は冷たい雨が降っていて、朝からガンガンストーブを焚きました。
ストーブで肌寒さだけでなく、湿気と雨の中に閉じ込められたかのような閉塞感を追い出します。

ストーブを焚きながら、買い物に諏訪方面へ行くか、それとも長野市博物館の特別展示「皆神山を取り巻く世界」を見に行こうか、と考えました。
テレビから伝わるのは全国の雨のニュースと「命を守る行動をとってください」のアナウンサーの声ばかり。

こういったいつものテレビの「煽り」は、オーバーなことだと思いますが、万が一道路が寸断されていて軽トラごと巻き込まれてしまったら家族に迷惑をかける、とも思いました。
結局1日中室内で過ごしました。
室内にいればいたで、疲れは取れるし、DVDは見れるし、ブログは書けるし、やらなければならないことがはかどります。

翌朝、雨が上がった山小舎。
裏の水無川の本流のほとばしりを見て、昨日までの雨量の多さを改めて思う山小舎おじさんでした。

裏の川が大暴れ

上諏訪の桜

上諏訪(諏訪市)の堤防に桜並木があります。

諏訪湖にそそぐ上川という川の堤防です。
この堤防の上は車道になっており、茅野と諏訪湖を結ぶ抜け道に使われて、絶え間ない交通量があります。

4月上旬に偶然通りかかって「おおっ」と思い、後日改めて訪れてみました。
桜並木の河原側に水仙が一面に咲いており、その取り合わせも印象的でした。

桜並木のあたりの河原に駐車できるスペースがあり、何台か先客がいました。
軽トラを止めて桜並木の方向へ河原を歩きます。

桜並木に近づくにつれ、桜のピンク色と水仙の黄色、草の緑が迫ってきます。
桜は散りはじめ、桜吹雪が舞い始めています。
堤防の居住地側には提灯がぶら下げられており、花見の場所であることを示しています。

河原は水仙の絨毯が敷き詰められています。
桜に合わせての植付がなされたのでしょう。
今を盛りに咲き誇っています。

本格的な春の到来です。

春のビーナスライン

4月中旬のビーナスラインを軽トラで走ってみました。

ビーナスラインは茅野市内から、蓼科別荘地へ上り、蓼科山の麓を白樺湖まで。
それから大門峠を経て、車山、霧ヶ峰へと続く山すその観光道路です。

標高1000から1500メートルの地帯を走ります。
天気が良いと、3大アルプスはもちろん、富士山までが眺望できます。
天気が悪いと、数メートル先を見通せるのがやっとの程の霧が立ち込めます。

この日は晴れ。
山小舎を出て、大門峠を右折。
車山を目指します。

車山は大門峠と霧ヶ峰の間に位置するピークで、夏は登山、冬はスキーができる観光地で、リフトなども整備されたファミリー向けの場所です。
宿泊施設も多く、キャンプ場もあります。
茅野駅から路線バスも運行しています。

車山山頂を望む
車山

車山と霧ヶ峰の間にはいくつかのビューポイントがあります。
そのうちの一番大きな駐車場には観光客の車両が10台以上も止まっていました。

案内板に沿って、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの雪を頂いた景色を見てゆきます。
遥かな山々は神々しい姿を見せています。

景色がパノラマ過ぎて案内板も1枚では全体をカバーしきれません。
計3枚の案内板が、それぞれの方向を案内すべく立っていました。
富士山も見えました。

展望台に集まった観光客
南アルプス
中央アルプス
北アルプス
富士山

霧ヶ峰を過ぎます。
駐車場には早や出店がオープンしていました。

霧ヶ峰無料駐車場の出店

ここから美ヶ原方面への道と分岐します。
夏はドライバーたちで混むルートです。
ここから標高2000メートル近くに上がったところが美ヶ原です。
美ヶ原方面には八島湿原という湿原もあります。

ビーナスライン霧ヶ峰の道路案内

霧ヶ峰は避暑地として、また夏のトレーニング場所としても有名です。
キャンプ場や温泉施設もあるようです。

霧ヶ峰の夏合宿施設

春先の雄大な山岳風景を遠望したビーナスラインのドライブでした。

2月の山小舎

令和5年。
2月下旬に山小舎の様子を見に家族と行ってきました。

毎年、冬の間も、月に1回は山小舎の様子を見に顔を出すようにしています。
心配なのは積雪と、水道関係の凍結です。

上水道は水抜きをしてゆくので大丈夫として、複雑な排水関係が一部凍結していることがあるのです。
この3月に、娘一家が雪遊びに来たいとのことなので、冬の山小舎の下見も兼ねての山小舎行です。

高速道路を下り、茅野市内から大門街道を白樺湖方面へ上ります。
標高が上がるにつれ、路肩に残雪が見えてきます。
路面は雪がなく、走行に問題はありません。

大門街道を白樺湖方面へ向かう

白樺湖は湖面が凍結しており、全体がもやっていました。
蓼科山は靄で見えません。

白樺湖畔の風景

大門峠を下り、姫木別荘地へと入ります。
心配していた別荘地内の路面凍結は、別荘地入り口付近ではありません。

姫木別荘地入り口付近

山小舎前の枝道は白く雪が残っていました。
辛うじて雪遊びができそうです。

山小舎への枝道

今回の滞在中は、炭火焼きをしたり、温泉に入ったり、家族でゆっくりしました。
水道関係の凍結は、排水に多少ありましたが1月の時ほどではありませんでした。
今回は排水溝にも不凍液を流し入れて帰ることにしましょう。

滞在中は玄関へのアプローチを雪かき。雪は凍結していた

3日目の朝は晴れました。
新雪に彩られた山小舎周辺です。

3日目の朝の景色
滞在中に若干の積雪があった

3月は第2週に娘一家と来て、山小舎おじさんが常駐を開始するのは第4週目からになりそうです。

初雪

令和4年の初雪は12月5日の夕方からでした。

ここ数日は、外に出ると身を切るような寒さで、体を動かしていればともかく、短時間でも外で作業するのがつらくなっていました。

5日の夕方は、風に交じって粉雪がちらついたかと思うと、日が暮れたころには雪が地面を覆い、ベランダにまで積もり始めていました。
まだ気温が高く、湿ったような雪でしたが、雨でいえば本降りに近い降水量でした。

朝起きて二階からあたりを眺めると、一面が白くなっていました。
冬の景色がやってきました。

初雪の翌朝
国有林のカラマツも雪模様

ストーブを焚きながら外を見るとベランダの雪が溶けていました。
外へ出てみると、道はすでに雪が溶け、日陰と空き地の斜面にのみ雪が残っていました。

朝9時ころの山小舎前の道路
9時ころの山小舎前

この後、畑へ向かいましたが、あたりには雪がないばかりではなく、道路も乾いていました。
標高差による気候の違いを改めて感じます。

畑では、日差しが強く感じるほどでした。
本格的な冬の到来にはまだ間があるようです。

山小舎の落葉

11月に入り落葉がほぼ終わりました。

天気がいい日は晩秋らしい抜けるような青空が広がります。

陽が陰ると、東京の真冬くらいの寒さが押し寄せます。

屋外での作業は日が暮れる迄が限度です。

山小舎周辺の道路わきには落ち葉が積もっています。

霜は降りますが、まだ氷にはなりません。

花壇に生けておいた玉ねぎの苗は何ともなく、植え付けを待っています。

干し大根、干し柿、干芋を作るには絶好の季節です。

ミズナラ林の落葉のおかげで、夏場は映らなかった5チャンネル(テレビ朝日系)が映るようになりました。

10月の白樺湖

10月も中旬を過ぎました。
秋本番の白樺湖です。

紅葉というのは楓やイチョウが美しいので、ナラなどの落葉樹全般が美しいのではないですね。

ただ自然の色合いというものは絶妙で、色あせたような枯葉でも、ああ秋なんだなあ、という趣を感じます。

10月の白樺湖も土日などは観光客が多く、観光用のボートなども営業しているようです。

湖中に地下水が自噴する場所があります。
その近くの湖畔に湧水が出る場所があります。

家族と娘一家の来小屋を前にして、炊飯用、コーヒー用などに湧水を汲んでみました。

春ゼミとスズメバチ

山小舎の5月下旬。
晴天の日は紫外線が盛大に降り注ぎます。
日中の気温も急上昇。
洗濯物もよく乾きます。

ただし午後3時を過ぎると冷たい風が吹いてきて、薄着で油断していると体が冷えてきます。
古民家由来の山小舎は、日本家屋そのものなので室内(1階)はいつもひんやりしています。
朝晩はストーブを焚いています。

初夏を迎えんとする山小舎周辺の緑

いつの間にか春ゼミが鳴きだしました。
例年、春から初夏にかけて、別荘地一帯で鳴きだします。
透明な羽をもつ小型のセミです。

ここに来た当初は「カエルが鳴いているのかな?」と思ったほどの声です。
ほんの一時、盛大に鳴いて、夏前には鳴き止んでいるのです。

付近のミズナラ林。春ゼミの大合唱が聞こえる
春ゼミ

この時期はハチが飛び回っています。
巣を作る場所を探しているのです。

山小舎周辺にはスズメバチもよく出没します。
先日は朝方に2階の室内で発見。
ペットボトルに興味津々でのろのろ動き回っていました。
動きが鈍いのを見定めて、草履の脚で
踏みつぶしました。

またある日は、野鳥が出入りしている巣箱をのぞき込んでいるスズメバチを見ました。
野鳥はスズメバチを捕食するのでしょうか?
毒針があるから敬遠するのかな?

昨晩は台所の流しにあるコップの中にいるスズメバチを発見。
底に残ったジュースに夢中の様子でした。

皿で蓋をして捕獲しました。
「制圧」方法を考えて、台所洗剤を試してみました。

驚きました。
さすが合成界面活性剤の威力。
あっという間にハチが洗剤の海にヘタレ込んでゆきました。

コップの中のスズメバチ
この後、台所合成洗剤の原液の中に沈没

外へ出るとハチの羽音がする季節です。
今後もスズメバチには気を付けようと思います。

庭の花壇の花も咲き始めた

ということで、スズメバチトラップを作ってみました。

ペットボトルを細工

通常サイズのペットボトルを細工。
スズメバチをおびき寄せるための誘導液はネット情報を参考にして、焼酎乙類とジュースを混ぜました。

誘導液の原材料

設置場所は、誘導液の発酵が進みすぎないようにとベランダの軒下に吊り下げてみました。
果たしてどうなりましょうか。

軒下の日陰に吊り下げました