信州桜前線VOL.2 丸子公園は花盛りでした

4月20日の丸子公園の桜です。

丸子公園は、上田市丸子地区の丸子城跡にあります。
上田城での真田軍と徳川軍の攻防戦の際に、真田側の前線基地として戦いを繰り広げたこともある丸子城ですが、今では全く跡形もありません。
戦国時代の城とはいえ、天守閣などは持たぬ、いわゆる豪族の館(たて)のようなものだったのでしょうか。

丸子公園のわきには依田川が流れています。
大門峠や和田峠からの支流を集めて、自らは千曲川に注ぐ河川です。

依田川には無数のこいのぼりが川を渡ってかかっていました。


圧倒的な風景に目が釘付けになります。

付近の住民が車で集まってきます。
山里の儚いともいえる桜の風景とは違う、町の花見の風景に近い光景です。

五月晴れというにはまだ早い4月ですが、文字通り春爛漫の風景です。

丸子公園近くには、安良居神社があります。
上丸子地区の氏神だそうです。
威厳あるたたずまいの神社です。
境内には2,3本の桜が満開で、鮮烈なアクセントを放っていました。
狛犬越しの桜です。

遥か上田盆地越しに残雪の浅間山が遠望できます。

信州上田地方の最西端、丸子地区の春の1日です。

 

ジャガイモ定植用の畝立てをしました

畑は春本番です。
普段、畑には土日以外はめったに人影を見ない信州の山里ですが、この時期は野良稼ぎの人を良く見ます。
人々は農作業の春本番の時期を知っているのです。
今が稼ぎ時なのです。
おじさんも畑へ向かいました。

今年のジャガイモの作付け予定

おじさんが今年から借りた畑4枚のうち1枚に、ジャガイモを植えようと思っています。
畑には、これまで、牧場から運んだ牛糞堆肥とぬか、もみ殻を撒き、昨日、耕運機で耕しました。

今年は種芋を思い切って20キロ買いました。
北海道産の男爵です。

ほかにデストロイヤーという品種のジャガイモも1キロ買ってみました。
家族がしきりと珍しい品種の野菜の栽培を提案してきており、デストロイヤーも家族推薦の品種です。

ジャガイモの植え付けの時期は信州では4月です。
地温が上がってからです。
収穫は7月から。
関東では3月に植えて梅雨前の6月には収穫します。

ジャガイモの栽培方法とは

ジャガイモの栽培方法はいろいろあります。
伝統的な方法は、高めの畝を立て、足一足分(約30センチ)の株間で一列に植えてゆくものです。

去年おじさんは、座右の書「農家が教える野菜作りのコツと裏技」にあった超浅植えという方法でやってみました。
特に高い上を立てず、畑の表面に種芋を置いてマルチをかぶせるという方法です。

芽が出たらマルチを破り後は放っておきます。
土寄せ、追肥はしません(マルチがあるからできません)。
おじさんは元肥も入れませんでした。

はじめてにしてはうまくできましたが、収量的には倍増程度だったような気がします。
大玉がゴロゴロ出てきたという印象はありませんでした。

今回改めて、ジャガイモの栽培方法を調べました。
畝の立て方、元肥の重要性、土寄せなど、ジャガイモ栽培の基本点を改めて確認しました。

今年は基本的な栽培方法をとることにしました。
マルチなしの一列植えとし、元肥に牛糞と化成肥料を入れ、初期生育に注力。
土寄せと追肥も行い、収量増大を目指します。
おそらく近隣の畑の方々もやっているであろう栽培方法です。

ジャガイモ用の畝を立てました

畑へ向かいました。
耕運機で耕した畑です。
耕運機といえどせいぜい深さ10センチに刃を入れたかどうかです。
機械の力とはそんなものかもしれません。

それ以前に、そもそも畑の作土は深さ20センチしかありません。
その下は固い粘土層になっており、岩盤につながっています。

作物はたった深さ20センチの土壌の世界で生きるのです。
逆に言えば、深さ20センチの世界を作物が生きやすいようにコントロールできれば、作物はうまく育つのです。

鍬で畝を立てます。
幅100センチに縄を張り鍬で畝立てしてゆきます。
おじさんは張った縄の内側に沿って鍬を入れてゆきますので、幅100センチに縄を張った場合、立てた畝幅は80センチほどになります。

畝幅80センチは、ジャガイモ一列植えとしては広すぎたので、縄の幅を80センチ、70センチと狭めてゆきました。
縄幅70センチだと畝幅が50センチほどに仕上がりちょうどよいのでした。

畝の深さについては、耕運機が耕した深さは10センチですので、鍬で深さ20センチを目指し、力を入れて深堀します。

8本ほど畝を立てました。

1列の長さを歩幅を測ってみると30歩ほどでした。
メートルに直すと1列9メートルになり、種芋30個ほどが植えられます。
8列とすると240個ほどが植えられることになります。

20キロの小玉男爵はいったい何玉あるのでしょうか。

連日の畑作業で疲れがたまったおじさん、今日はこれで作業じまいです。

 

畑で野焼きしました

農家には畑の野焼きという習慣があります。
冬の間の枯れ草や、野菜の残滓、時にはビニールマルチの剥がしたやつなどを畑で燃やすのです。

毎年大量に出る畑のごみは、家庭用のごみ出しによって処理できるものではありません。
野菜の残滓の処理については、農家が畑の隅にユンボで穴を掘り、埋めているのもよく見ます。

野焼きのメリットは、畑がきれいになることのほか、野菜の残滓についた植物の病原菌を消滅できること、残った灰を草木灰として利用できることがあります。
といっても、昨今は田舎でも自由に野焼きができるわけではありません。

ローカルニュースでは、長野市内の山火事や、野焼きによる高齢者の死亡事故などを報じています。
強風時のいわゆる野焼き(畑のごみを燃やすのではなく、広範囲の枯れ草などを燃やす行為)が危険なのは言うまでもありません。

野焼きを行うには、最寄りの消防署に届け出が必要です。
おじさんも届け出ました。
当初は夕方に行うつもりでしたが消防署にやんわり却下されました。
午前中の早い時間に行うこと、消火用の水を用意すること、野焼きの間は現場を離れないことを指示されました。

いざ野焼きに出発です

軽トラに野焼き用の道具を積み込みます。
ポリタンクに水を入れて用意します。
バケツ、じょうろ、レーキも。
鉈とのこぎりは、燃やす木材のカットのためです。

去年、大家さんが畑の法面の雑木を切って畑の隅に倒してありました。
鉈でそれの枝を払って燃えやすくするのです。

畑に到着。ごみを集めて点火します

大家さんが倒した雑木を鉈でカットし、集めて点火します。

畑の隅に積んであった、去年の野菜の残滓もくべます。
キャベツの根、キューリやトマトの幹、ほうずきの枝など。冬を越しても枯れたまま形をとどめています。

燃えている間は、畑の除草をしました。

1時間半後、ほぼ燃え尽きたのでバケツで水をかけて消火。

さらに土をかけておきます。

焚火の下の土は、有用な菌も含めて殺菌されてしまいますが、草木灰として耕せば、畑にとっていいはずです。

作付けを前に3年目の畑がすっきりしました。

畑を耕運機で耕しました

今日は畑を耕しました。

耕運機を積み込みました

まず、大家さんの納屋へ行きます。
耕運機は自由に使ってよいといわれているので、いちいち断りは入れません。
裏口から「こんにちわ」と一声かけて、納屋へ向かいます。

ブリッジ(ラダーレール)も納屋においてあります。
ブリッジを使って耕運機を軽トラに積み込みます。
重い耕運機を扱うにあたって一番注意を要する瞬間です。

近くの畑といえど、本来は耕運機をロープで固定しなければなりません。
次回からロープ持参は必須です。

新しく借りた畑2枚を耕耘しました

今年から借りた畑です。
段々畑が4枚。合わせて1反歩近くあります。
そのうち、堆肥、ぬか、もみ殻を撒いた2枚を耕運機で耕します。

縦に1回、横に1回耕します。
ヤンマーの歩行型耕運機です。
しばらく耕されていなかった畑を起こすには、数馬力以上の耕運機を使わなければなりません。

耕運機は力持ちですが、時々エンストしました。
力以上に固い場所に当たったり、深く耕そうと荷重をかけたときには馬力のある耕運機といえどエンストします。
無理はさせられません。

エンスト程度ならいいのですが、負荷をかけすぎてプラグにガソリンがかかってしまったらエンジンは起動しなくなってしまいます。

土が固いと頑張るのが人力ですが、無理せず出力を押さえるのが機械です。
たとえ人力でも、最低賃金以下の労賃では力出しませんが。最低賃金を抑えるため移民を入れる経団連は、その点がわかっていませんね。
わかるつもりもないのだろうけど。

畑に戻ります。
おじさんは、耕運機のアクセルを操りながら、だましだまし耕してゆきます。
畑1枚耕すのに1時間かかりました。

隣の畑には見事な枝垂桜が咲いています、春本番です。

畑の面積の2割は湿地か?

段々畑の山側の土は湿っていました。
湿っていると耕運機の刃に土がくっつき、エンジンに負担がかかります。
よく耕せないばかりか、野菜にもいい影響はないでしょう。

見ると、排水のためのパイプが設置された畑もあります。

今年は、山側の部分(各畑の面積の2割程度)は耕作をやめて、排水のことを考えなければならないのかもしれません。

今日は無事2枚の畑を耕しました。
1枚にはジャガイモを中心に、もう1枚には藍を中心に作付けする予定です。

隣の畑の見事な桜。

畑は旧中山道沿いにあります。

雪が去った畑で

4月10日の大雪の後、久しぶりで畑へ行きました。
一時は雪に埋まっていた、キャベツと長ネギは、雪の溶けた畑に頑張って生き残っていました。

畑はすっかり雪が消えました。
むしろそのあとの晴天のせいか、土が乾燥していました。

キャベツの苗は全部生きていました。
瑞々しい青から、赤みがかった葉の色になっているのが気になります。

苗が転がっているものが2,3ありました。
植えるときに、ぎゅっと押さえなかったせいか、その後の雪と乾燥で、根っこごと転がってしまったのです。

定植の時は、土の表面に置くのではなく、しっかりと穴を穿ってから、穴の底に置くように植えるのが肝心と再認識しました。

乾燥が気になったので、キャベツには微生物溶液のえひめAIの希釈液を潅水しました。

長ネギもみすぼらしい姿になりましたが、何とか生きています。頑張ってほしいと潅水しました。

おじさんの畑では、定植した苗は、厳しい環境に接して、いったんはケションとなるのですが、しばらくして自力で土中の微量元素を吸収し、見違えるように元気に育つことが多いのです。
大丈夫でしょう!

玉ねぎは雪の影響なく、順調に育っていました。

ニンニクも順調です。

畑の隅っこには春を告げる水仙が咲いていました。

信州桜前線VOL.1 山里に桜が咲きました

4月10日の大雪で一時季節の進行がストップした信州地方ですが、いよいよ桜が咲きました。

茅野市内の福寿院というお寺の境内の桜です。4月16日の様子です。

国道152号線、通称大門街道を上田側に下った、長和町大門地区の桜です。
大門街道に沿って咲いています。

大門街道と中山道が交わる当たりの道沿いは、桜とレンギョウのコラボレーションがさく裂していました。


まさに春の乱れ咲き。

長和町長久保地区のお寺の裏手にある桜です。
遠くからも目立っていたので、境内にお邪魔して撮影しました。

お寺の裏山にはさりげない枝垂桜の一枝もありました。

川沿いに枝垂桜がひっそり、否、盛大に咲いていました。

山を見渡せば、人家のそばに咲いているのが遠望できます。

桜というと、上野公園などの花見風景を連想するおじさんなどは、マスコミの影響の受けすぎたのでしょう。

信州の山里の桜は、公園に並木になって咲き誇っていることはあまりありません。
農家の庭先や、自社の境内や裏山で1本だけでひっそりと咲いていることが多いような気がします。

自然の一部として、ひっそりと咲く桜。
本本来、桜って儚いものなのでしょう。

桜だけを集めた風景もいいですが、山里の自然の中で1本だけ咲く風景もいいものです。
1本だけでも、春の訪れを主張する強烈さを桜は持っています。

本格的な生命活動の季節が到来しました。

地元パワースポット訪問記VOL.4 信州二之宮に山小屋安全を祈願

4月は山小屋のスタートです。
山小屋の家内安全を祈願に、信州二之宮の生島足島神社へ新年度の初詣をしました。

季節外れの寒気の中の生島足島神社

上田地方の最古の神社、生島足島神社はおじさんのお気に入りの場所です。

池に囲まれたこじんまりした境内には、伝統が持つ荘厳さと、今に至るも人を引き付ける独特の明るさのようなものをを感じます。

かつては信濃国の国府があった上田地方の古社です。
信州二之宮とのことですが、一之宮は諏訪大社とのこと。
歴史的には、設立年代が古すぎてわからない生島足島神社のほうが由緒あるとのことですが・・・。

季節外れの雪の日に参拝しましたが、参拝客はほかに一人だけ。
二分咲きほどの桜が凍えていましたが、境内はいつものように独特の明るさと温かさがありました。

山小屋の家内安全を祈願

本殿の前にはアヒルとカモが歩いていました。
池から上がったのでしょうか。
生き物が集う神社本来の姿を見たようで不思議な気持ちになりました。

山小屋の家内安全と畑の豊作を祈願しました。

参拝客はいなくても社務所は開いていました。
神職のおじさんがお札を扱っていました。
奥には巫女さんの姿も見えます。

家内安全のお札をいただきました。
満たされた気持ちになって神社を後にしました。

畑は一面雪 苗が心配

4月10日の関東甲信越の大寒波の影響で長野地方には雪が降りました。

標高1400メートルの山小屋おじさんの周辺は真冬に逆もどり。

畑がどうなっているか心配で見に行きました。

畑は山小屋から30分ほど下った、中山道の宿場があった長久保という集落にあります。
集落周辺とはいえ、畑の標高は600メートルほどあります。木曽ならずとも「長野はすべて山の中であった」なのです。

心配が的中しました。
畑の写真です。
キャベツと長ネギの苗はほとんど雪に埋もれています。

玉ねぎの葉先がかろうじて雪からのぞいています。

まあ、玉ねぎとニンニクは冬を越していますからこの雪でも大丈夫でしょう。
心配なのは植えたばかりのキャベツと長ネギの苗。
特にキャベツは心配です。

根は土に保温され、生き残るとしても、葉先が凍ったとすると、回復には相当な時間がかかるか、あるいは収穫が期待できなくなる可能性があります。
キャベツの生命力に期待するしかありません。

長野は、自然は、ワイルドです(あたりまえか)。
住めば住むほど、人知の及ばぬ自然の畏しさを感じます。

 

早春の高原のお楽しみ 白樺樹液を採取しました

おじさんの住む山小屋周辺は白樺の宝庫です。
宝庫とは言っても、見て楽しむ以外は厄介者なのです、白樺って。

木目の密度に乏しく、火力が長持ちしないので、薪の材料としても二流三流の素材です。
おじさんのところは伐採した白樺をタダでもらって薪にしています。

火持ちはともかく、比較的割りやすく、そして乾きやすいのが扱いやすく、おじさんはこれで十分です。
皮が油分を含むので、木っ端がたきつけになるのも便利です。

お隣さんから白樺樹液をいただきました

ある朝突然お隣さんが山小屋の戸をたたいたので、何かなと思ったら、ペットボトルに入れた白樺樹液を持ってきたのでした。

水のようにまったくの透明ではなく、柔らかさを持った黄色みがかった透明な液体がボトルに詰まっていました。

樹液の採取をしました

お隣さんは、樹液の入ったペットボトルを持って来たついでに、樹液の採取場所へおじさんを案内しました。

白樺の幹にストローの口径大の穴をあけ、ストローを差し込んでいました。

白樺樹液の採取の様子です。
ストローの先からは樹液がポタッポタッと垂れています。

まだまだ出そうなのでおじさんはお隣さんの許可を得て、ストローにペットボトルをセットしてみました。
それから3日間、ペットボトル2本ずつ樹液を採取することができました。
1日一本ずつのペースです。

樹液を味わう

白樺樹液がたっぷり手に入りました。
この時期にしか採取できないそうです。

まず飲んでみました。
かすかな甘さ。
青臭い香りがするわけでもなく癖がありません。

焼酎を割ったり、カレーを作る時の水代わりにするなどの味わい方があるそうです。
おじさんも夜の焼酎を割ってみました。
癖がなく、やわらかい味はいいのですが、おじさんとしては焼酎はソーダで割ったほうがパンチが効いていいな、と思いました。

そこでシロップにすべくストーブで煮詰めてみました。
お隣さんから聞いたアイデアです。

それからは、採取したほとんどの樹液を足しては煮詰めました。

茶色に煮詰まり、甘さはぐんと増しました。
とりあえず瓶詰にしました。

春の楽しみが一つ増えました。

季節外れ、山小屋は4月の銀世界

2019年4月10日、長野県の天気予報は雪。
その通り朝起きると山小屋の周りは一面の銀世界でした。

関東周辺でも雪の予報。
東京は最高気温7度で冷たい雨の1日とのことです。

山小屋の朝、二階から国有林方面を見た景色。

屋根には真っ白に雪が積もりました。

ベランダから見た風景。
ベランダにも雪が吹き込んでいるので、薪を取りに行くのも滑らないようにしなければなりません。

玄関前の石段。
すっかり乾いていた石段が雪に埋まりました。
雪が固まる前に雪かきをしなければなりません。

冬に戻った山小屋です。

山小屋の前の道路も一面の銀世界です。

別荘地の主要道路路面は凍っていました。

野菜の種をまいたポットやトレーは、「簡易温室」に入れてありましたが、おじさん手製の粗末なビニールハウスでは、保温どころか苗が凍ってしまいかねません。

そこで昨夜中に室内に緊急避難させました。
幸い、トレーの下に敷くビニールはふんだんにあります。何とか温度を確保して苗を育てなくては、と手をかけます。果たしてこの後の生育やいかに。