地元パワースポット訪問記VOL.4 信州二之宮に山小屋安全を祈願

4月は山小屋のスタートです。
山小屋の家内安全を祈願に、信州二之宮の生島足島神社へ新年度の初詣をしました。

季節外れの寒気の中の生島足島神社

上田地方の最古の神社、生島足島神社はおじさんのお気に入りの場所です。

池に囲まれたこじんまりした境内には、伝統が持つ荘厳さと、今に至るも人を引き付ける独特の明るさのようなものをを感じます。

かつては信濃国の国府があった上田地方の古社です。
信州二之宮とのことですが、一之宮は諏訪大社とのこと。
歴史的には、設立年代が古すぎてわからない生島足島神社のほうが由緒あるとのことですが・・・。

季節外れの雪の日に参拝しましたが、参拝客はほかに一人だけ。
二分咲きほどの桜が凍えていましたが、境内はいつものように独特の明るさと温かさがありました。

山小屋の家内安全を祈願

本殿の前にはアヒルとカモが歩いていました。
池から上がったのでしょうか。
生き物が集う神社本来の姿を見たようで不思議な気持ちになりました。

山小屋の家内安全と畑の豊作を祈願しました。

参拝客はいなくても社務所は開いていました。
神職のおじさんがお札を扱っていました。
奥には巫女さんの姿も見えます。

家内安全のお札をいただきました。
満たされた気持ちになって神社を後にしました。

畑は一面雪 苗が心配

4月10日の関東甲信越の大寒波の影響で長野地方には雪が降りました。

標高1400メートルの山小屋おじさんの周辺は真冬に逆もどり。

畑がどうなっているか心配で見に行きました。

畑は山小屋から30分ほど下った、中山道の宿場があった長久保という集落にあります。
集落周辺とはいえ、畑の標高は600メートルほどあります。木曽ならずとも「長野はすべて山の中であった」なのです。

心配が的中しました。
畑の写真です。
キャベツと長ネギの苗はほとんど雪に埋もれています。

玉ねぎの葉先がかろうじて雪からのぞいています。

まあ、玉ねぎとニンニクは冬を越していますからこの雪でも大丈夫でしょう。
心配なのは植えたばかりのキャベツと長ネギの苗。
特にキャベツは心配です。

根は土に保温され、生き残るとしても、葉先が凍ったとすると、回復には相当な時間がかかるか、あるいは収穫が期待できなくなる可能性があります。
キャベツの生命力に期待するしかありません。

長野は、自然は、ワイルドです(あたりまえか)。
住めば住むほど、人知の及ばぬ自然の畏しさを感じます。

 

早春の高原のお楽しみ 白樺樹液を採取しました

おじさんの住む山小屋周辺は白樺の宝庫です。
宝庫とは言っても、見て楽しむ以外は厄介者なのです、白樺って。

木目の密度に乏しく、火力が長持ちしないので、薪の材料としても二流三流の素材です。
おじさんのところは伐採した白樺をタダでもらって薪にしています。

火持ちはともかく、比較的割りやすく、そして乾きやすいのが扱いやすく、おじさんはこれで十分です。
皮が油分を含むので、木っ端がたきつけになるのも便利です。

お隣さんから白樺樹液をいただきました

ある朝突然お隣さんが山小屋の戸をたたいたので、何かなと思ったら、ペットボトルに入れた白樺樹液を持ってきたのでした。

水のようにまったくの透明ではなく、柔らかさを持った黄色みがかった透明な液体がボトルに詰まっていました。

樹液の採取をしました

お隣さんは、樹液の入ったペットボトルを持って来たついでに、樹液の採取場所へおじさんを案内しました。

白樺の幹にストローの口径大の穴をあけ、ストローを差し込んでいました。

白樺樹液の採取の様子です。
ストローの先からは樹液がポタッポタッと垂れています。

まだまだ出そうなのでおじさんはお隣さんの許可を得て、ストローにペットボトルをセットしてみました。
それから3日間、ペットボトル2本ずつ樹液を採取することができました。
1日一本ずつのペースです。

樹液を味わう

白樺樹液がたっぷり手に入りました。
この時期にしか採取できないそうです。

まず飲んでみました。
かすかな甘さ。
青臭い香りがするわけでもなく癖がありません。

焼酎を割ったり、カレーを作る時の水代わりにするなどの味わい方があるそうです。
おじさんも夜の焼酎を割ってみました。
癖がなく、やわらかい味はいいのですが、おじさんとしては焼酎はソーダで割ったほうがパンチが効いていいな、と思いました。

そこでシロップにすべくストーブで煮詰めてみました。
お隣さんから聞いたアイデアです。

それからは、採取したほとんどの樹液を足しては煮詰めました。

茶色に煮詰まり、甘さはぐんと増しました。
とりあえず瓶詰にしました。

春の楽しみが一つ増えました。

季節外れ、山小屋は4月の銀世界

2019年4月10日、長野県の天気予報は雪。
その通り朝起きると山小屋の周りは一面の銀世界でした。

関東周辺でも雪の予報。
東京は最高気温7度で冷たい雨の1日とのことです。

山小屋の朝、二階から国有林方面を見た景色。

屋根には真っ白に雪が積もりました。

ベランダから見た風景。
ベランダにも雪が吹き込んでいるので、薪を取りに行くのも滑らないようにしなければなりません。

玄関前の石段。
すっかり乾いていた石段が雪に埋まりました。
雪が固まる前に雪かきをしなければなりません。

冬に戻った山小屋です。

山小屋の前の道路も一面の銀世界です。

別荘地の主要道路路面は凍っていました。

野菜の種をまいたポットやトレーは、「簡易温室」に入れてありましたが、おじさん手製の粗末なビニールハウスでは、保温どころか苗が凍ってしまいかねません。

そこで昨夜中に室内に緊急避難させました。
幸い、トレーの下に敷くビニールはふんだんにあります。何とか温度を確保して苗を育てなくては、と手をかけます。果たしてこの後の生育やいかに。

長ネギ(松本一本ネギ)を定植しました

キャベツを3列定植した横に、長ネギを100本定植しました。農協で売っていた、松本一本ネギという品種です。

100本一束で売っていました。
10センチ以上に育った立派な苗でした。

おじさんは去年は5センチくらいの、ブランドではない長ネギを植えました。
今年もそのようなネギの苗を探していました。

農協の人は、「最近は長ネギの苗を作る人が減って、この先入荷するかどうかわからない」と言いました。
しょうがありません。
長ネギの苗が入手できなくなるよりはと、おじさんは目の前にあったブランドものの松本一本ネギの苗を買ったのでした。

畝立て

「虎の巻」で長ネギの定植方法を確認してから畝を立てます。
幅50センチほどに立ててから、畝の真ん中を鍬で起こし、谷間を作ります。
ここに元肥を入れ、苗を置いてゆくのです。

長ネギはアルカリ性を好むとのことで、おじさんが去年焼いておいたもみ殻燻炭を元肥に敷きました。
養分たっぷりのいわゆる元肥は入れませんでした。

植え付け

元肥(燻炭)の上に苗を置いてゆきます。
5センチ間隔です。
長ネギは密植すると株同士が助け合って育つそうです。

片方の土の山を苗にかけてゆきます。
土に隠れた部分が白ネギとなります。
苗が斜めに植わったので、曲がったネギになるかもしれません。

今後の土寄せを考えると、キャベツとの畝間をもう少しとったほうがよかったかもしれません。

ちなみに、キャベツの畝には保水のため、もみ殻を撒いておきました。

山小屋にシカがやってきました

メスと子供のシカの群れが山小屋周辺にいてよく出没します。
軽トラが止まっても逃げないので撮影しました。

キャベツを定植しました

農協にキャベツ、レタス、ブロッコリーの苗が出ています。1株が19円です。トレー型ポットで売られています。
買うときは、ほしい株数だけトレーをハサミで切り取ります。

おじさんはキャベツ100株、レタス10株、ブロッコリー20株を買いました。

去年はキャベツ50株を4月21日に定植しました。
暑い初夏を乗り切ったキャベツは、株数が半分になっていました。
生き残ったものも、虫食いだらけの小玉でした。
切ってみるとみずみずしく甘い味がしました。
7月からの朝市でも数個ながら販売しました。

畑に畝を立てる

今年キャベツを植えるのは、去年、ジャガイモ、サツマイモなどを植えた畑にしました。
この畑、秋にもみ殻をたっぷり入れたこともあってか、ふかふかな土になっています。
養分はともかく、構造的(保水、保温、通気など)にはよくできた土になっており、意欲もわきます。

畝の形に紐を張り鍬で起こしてゆきます。

畝幅60センチで立てます。
早春のなので雑草もあまりありません。
固まった土の場合は、耕運機かスコップで起こしてゆかなければなりませんが、こういう土だと、鍬で起こせるので作業が楽です。
最初の年(おととし)のことを思うと夢のようです。

もともとが畑の土地です。
数年ぶりに畑としての活動を再開してくれたのでしょう。

苗を定植する

苗の株間は、幅30センチ、奥行き25センチほどにして、2列の株穴をあけてゆきます。
その株穴に消石灰を撒きます。

キャベツ、ブロッコリー、白菜には石灰がいい、というのはおじさんの虎の巻、農文協の「農家が教える野菜作りのコツと裏技」からの知識です。

消石灰を撒いた株穴に苗をそっと置いてゆきます。
苗の定植時には土をかぶせた後ぎゅっと押さえたくなるのですが我慢してそっとかぶせるだけにします。
これも虎の巻からの知識です。

考えてみれば、ポットから畑に出された苗の根にとって、押さえつけられるのは、物理的なプレッシャーのほか、通気の面からも好ましくないのです。

植えてから微生物液・えひめAIの希釈液を根元に潅水します。
えひめAIの希釈液は、定植直前にも苗にかけておきます。

なお、キャベツの大規模農家では、苗のわきにホースを渡して穴をあけ、ちょろちょろ潅水することがあります。
キャベツの苗は乾燥に弱いので、キャベツの収量次第でその年の収入が決まる専業農家では、苗が根付くまでそうするのです。

おじさんの畑ではそんなことはしません。
キャベツの自立を促しつつ、自主性に任せているからです。なんちゃって。

風の強い日でしたが、苗たちには頑張ってもらうしかありません。
この先の追肥もえひめAIの希釈液と石灰くらいしか考えていません。
育ちは遅いでしょうが、じっくり甘みを蓄えて育ってほしいと思います。
モンシロチョウの被害が若干心配ですが。

植えた株数は、結局キャベツ136株、レタス9株、ブロッコリー20株でした。
農協でキャベツの苗をおまけしてくれたのと、後で買い足した分があり、予定の100株より増えたのでした。

新しい畑に牛糞堆肥を撒きました

長門牧場から運んで積んでおいた堆肥を畑にまきました。
新しく借りた畑のうちの1枚です。

一輪車に積んで、畑のあちこちに運び、スコップで薄くばらまきます。

この後、もみ殻とぬかを撒き、PHを測った後、必要なら石灰を撒き耕運機で耕す予定です。

新しい畑には、藍のほかにイモ類を植える予定です。

新しい畑は段々畑になっており、石垣が支えています。

牧場から牛糞堆肥をもらい畑に運びました

畑のシーズンインです。
おじさんは今年から畑を300坪ほど借りましました。

新しい畑はどんな土質なのかわかりません。
その畑のわきには山からの小川が流れています。
排水パイプを設置した畑もあります。
水気の多い場所なのかもしれません。

水はけがよく、保水性が高い土地を目指すのが畑づくりの第一歩です。
矛盾した要求ですがそれをかなえてくれるのが土壌の不思議なところ。頼もしい奴です。

近くにある長門牧場が堆肥を譲ってくれるというので、新しい畑の土壌のためにも、もらってくることにしました。

長門牧場でたい肥をもらう

おじさんの山小舎から白樺湖畔に降り、立科町方面を目指し、女神湖を超えて少し行ったところに長門牧場があります。

おじさんの孫が山小舎に来た際に同行して何度か訪れたことがあります。
とにかく広大な牧場で、夏には観光客がわんさか押しかけます。
食堂と売店があり、ソフトクリームが有名です。

軽トラでたい肥をもらいに長門牧場へ出かけました。
観光客の姿は全くありません。
食堂と売店のある建物を遠望します。
夏はこの建物周辺に人が溢れます。

旧事務所へ寄ります。

張り紙の案内に沿って事務所へ電話します。
堆肥場への道順を聞いておきます。
ほしいだけとってよいそうです。

名前と住所、電話番号をノートに記入して現場へ向かいます。

途中の風景です。
とにかく広い!

行き止まりのフェンスのわきに堆肥置き場がありました。
思ったよりずっと立派な施設です。

完熟というのにはやや若いですが、牛糞や馬糞由来の堆肥が山となってありました。

軽トラの荷台にビニールを敷き、コンパネ二枚を立てて堆肥を積んでゆきます。
まだ若い堆肥はずっしり重いのでほどほどの量にしておきます。

コンパネを用意せずともよいくらいの、ほどほどの量にしました。

それでも道中、軽トラは重さにあえぎ、やっとこさ坂を上ってゆきました。

新しい畑に堆肥を下す

牛糞など動物由来の肥料の効能については諸説あります。
動物性を徹底的に排する農法もあります。
全く肥料を使わない農法もあります。
おじさんにはその違いがよくわかりません。

未熟な堆肥は、完熟するまで作物には逆効果だといいます。おじさんが頼りにする微生物液が堆肥の効果を高めることを期待していますが、実際のところどうなのか?
堆肥はそもそも必要なのか?
堆肥の働きは、作物の養分としてよりも、土壌の団粒化など物理的効果が高いものだというが本当か?

考えているうちに畑につきました。
堆肥を畑に下ろします。
広い畑に比べると少なく見える堆肥の山です。
後日、畑にばらまいてから耕うんすることにします。

牛糞堆肥は窒素分としての効果もさることながら、土壌改良(団粒構造化)に効果があるという話もあります。

耕作を休んでいたこの畑に養分的な心配はあまりしていませんが、水気が多そうなこの畑の土質の改善ができれば、と長門牧場の堆肥には期待しています。

苗ポット用に簡易温室を作りました

昨日、トウモロコシ、枝豆、カボチャ、藍などの種をポット蒔きしました。
苗を作るためです。
種をまいたポットを外に置いてあるラックに載せ、全体をビニールで覆って一晩過ごしました。

風邪が強い夜で、ビニールが捲れあがっているようでした。翌朝、ポットを確認すると、用土の表面が固くなり、軽く凍ったような状態でした。

いかん、これでは苗の発芽が遅れるし、第一良い苗ができない。
おじさんは保温効果がある苗置き場を作ることにしました。

簡易温室を作る。材料は山小舎調達。

苗は温室のような場所で育てるのが最適です。
山小舎では一番日当たりのよい部屋が該当する場所でしょうか。
でも室内を苗置き場にすると、保温効果はともかく、水やりのために毎朝、苗ポットを全部、室内から外へ出し、夕方取り入れなければなりません。
室内が汚れないような養生も必要になります。

そこで薪の乾燥台として置いてあるラックのうち、一番日当たりのよいものに、ビニールをかぶせて簡易温室を作ることにしました。

おじさんの山小舎は、先代オーナーのおかげで、材料と道具の宝庫です。
ラックだけで10基近くあったので、不要なものは雑品屋に持って行ったくらいです。
残ったラックは道具置き場や、薪乾燥台に使っています。

外に2台出してあるラックのうち、日当たりのよい場所のものを使います。
縦180センチ、幅120センチ、奥行き90センチのラックは、かぶせるビニールの量も大量になります。

が、あるのです、山小舎には大量のビニールが。

先代オーナーが冬期間の保温のための目張り用として、長さ180センチのプチプチ付きビニール一巻を置いてあったのです。

ラックのサイズの合わせて、ビニールを裁断して貼り付け作業の開始です。

春風の中、簡易温室が完成

外は時折春の強風が吹くものの、気温が高く雪がどんどん溶ける陽気です。
裁断したビニールをラックに粘着テープで張り付けてゆきます。
これが思ったより大変でした。

風にも邪魔されながら、何とか貼り付けました。柱に接した部分は、押さえの木材をくぎで打ちました。

若干隙間のある温室ですがないよりはましです。
あとは苗たちに頑張ってもらうようにおじさんも頑張りました。

苗の潅水は、今日は「えひめAI」という微生物液の希釈したものをかけました。
定植時や畑での潅水にも「えひめAI」の希釈液を使うので慣れさせておくためです。

昼は温室を開けておいて、夕方閉められるようにしました。

あまりに簡単な温室ですが吹き飛ばされないように頑張って、苗を保温してもらいたいです。

ポットに種まきしました

今年栽培予定の作物の一部を育苗ポットに種まきしました。山小舎は昨日までの寒波が嘘のようにポカポカ陽気です。
畑がある標高600メートルの地点はもっとポカポカでしょう。

育苗の道具をそろえます

育苗用のポットを用意します。
植木鉢型のポリ製ポット、トレー型ポットの大小各サイズ。

ポットに入れる土は、育苗用土と鹿沼土を用意しました。
苗の育成には養分は必要なく、水分の保持と通気性の観点から、鹿沼土がいいようです。
農協やホームセンターで売っている育苗用土も通気性がよい成分が主で、ふわふわです。

トウモロコシを蒔きました

大き目のトレー型ポットを3枚用意します。
鹿沼土を混ぜた育苗用土をポットに詰め、トントンします。十分に潅水した後、トウモロコシの種をまきます。

トウモロコシの種はF1と呼ばれる一代雑種のものです。
売っているトウモロコシの種のほとんど全部がF1です。
自家採取ができず(しても次世代には形質がバラバラに表れる)毎年種を買わなければならないのが、現在のトウモロコシの世界です。
穀物メジャーの世界戦略商品だからです。

おじさんは昔ながらの日本トウモロコシの種を捜して、機会を見ていろんな人に聞いています。
昔の農家の軒先に吊り下げられていたあのトウモロコシです。
F1とは無縁の作物です。
が今のところ見つかっていません。
実が固いから作らなくなったようです。

さて、現実に戻ります。
トウモロコシの種はとんがりを下にして蒔きました。

この蒔き方の出典は農文協のこちらのムックです。
プロ農家の裏ワザが載っていて素人農家にも興味津々の内容で、おじさんは参考にしています。

トウモロコシは210株ほど蒔きました。
余った種は、時期をずらして蒔こうと思います。

藍、インゲン、カボチャ、枝豆なども蒔きました

おじさんの今年の目玉の一つが藍です。
藍染め用の原料の藍を栽培するのです。
トレーに400株蒔きました。
東京の自宅にも150株ほど蒔いてあります。

枝豆を56株、弦なしインゲンを72株、カボチャを15株蒔きました。

枝豆は「虎の巻」を参考にした、へそ横撒きです。

ほかに茎ブロッコリーとマーテイチョークというものも蒔きました。

苗の置き場所は、薪置き場に使っていたラックにしました。暖かい日中は露天とし、夜や寒い日はビニールをかぶせます。
今まで育苗時には温度はあまり考慮しませんでしたので今年から改善です。

農協で買ったキャベツ類の苗も日光浴です。

手元に種がある、落花生、ゴマはもう少し暖かくなったら畑に直播します。

冬越しの玉ねぎに追肥しました

山小舎へ帰って早々、おじさんは畑へ行きました。
畑には年を越した、玉ねぎとにんにくが育っています。
まずは、隣の畑の人に勧められていた、玉ねぎの追肥を行いました。

玉ねぎ用の化成肥料を追肥する

おじさんの畑の玉ねぎです。
去年11月に苗を買って定植。
マルチはせず、もみ殻を厚めに蒔きました。
肥料はなしです。

土の表面が乾いており、苗の育ちが不ぞろいで、総じて生育がよくありません。

隣の畑の玉ねぎです。地元の人の畑です。
勢いが違います。

そこで農協で買った化成肥料を追肥しました。

化成肥料(化学肥料)については、有機肥料信奉者の方々から目の敵にされているきらいがあります。

おじさんも気持ち的には積極的に使いたくはありません。
が、実際には玉ねぎやトウモロコシの追肥に使っています。

現実は化学肥料なしでは、家庭菜園はおろか、事業としての農業が立ち行きません。
出荷時期に合わせて、規格品を生産するためには化学肥料が不可欠です。
スーパーはおろか、直売所も含め、売っている野菜のほぼ100パーセントが化学肥料使用の作物です。
そうしないと、「売り物」として育たないのです。

おじさんは、お金がないのと、勝手に自分の理想の農法を追求しているから、なるべく使わないだけです。
専業農家だったら必要十分なだけ使うことでしょう。

そもそも植物は栄養を根から吸収する際、有機物を吸収するのではなく(一部を除き)無機物としての養分のみが吸収できるとのことです。
根っこにとって有機肥料も化学肥料もなく無機物が養分なのです。

170年間にわたり、化学肥料のみと有機肥料のみで育てた英国の小麦畑の生育結果は、むしろ化学肥料のほうが好結果とのことです。

土壌学者の目から、冷静に有機肥料と化学肥料の効用と長所短所を述べているのが、農文協の「土は土である」という本です。
あるブログに載っていたので入手して読み、目からうろこの思いでした。
「有機」か「化学」か、にこだわるより、科学的に土壌と対峙するのが科学者の目なのですね。

苗と種を購入

帰りに地元の農協へ寄りました。
農協に苗が出始める頃がその作物の植え付け時期なのです。畑をやるものにとって農協はまだまだ頼れる存在です。

キャベツとレタス、ブロッコリーの苗が出ていました。
1本19円。キャベツは多めに購入しました。

去年の記録を見ると4月21日にキャベツの苗を定植しています。

種も買いました。
トウモロコシ、インゲン、カボチャなど。
育苗用のポットと作土も買いました。
いよいよシーズンインです。