令和6年畑  一番草その2

畑の一番草の続きです。

鹿よけのネットがぐちゃぐちゃに倒された段々畑。
ネットを直す前に管理機で耕し、ジャガイモなどを植えました。
別の畑で夏野菜を植え付ける間は、段々畑にまで手が回りません。
畑周辺、法面、農道などが草ぼうぼうです。

倒れたネットと伸び放題の雑草

段々畑の一番草を刈りました。

倒れたネットをひっかけないように気を付けて草刈り機を使います。
法面の草を刈る時には足の踏ん張りと草刈り機の刃の角度が肝心です。
石やネットの支柱に触れると刃がバックドラフトします。

畑の角にはウドやわらびなども伸びています。
構わず刈り倒します。

法面を刈った後の畑
畑から法面、農道方面を見る

菊芋が一面に芽を出しています。
一度植え付けると後は勝手に増えるのが菊芋です。

手前に自然発生の菊芋の芽が広がる

まだまだ空いている段々畑には、大豆、ヤーコン、小豆などを蒔いてみる予定です。

令和6年畑 一番草

5月中旬。
夏野菜の準備、植え付けに追われて放っておいた畑の雑草が冗談じゃなく丈を伸ばしていました。
ヒメジオンかハルジオンか花が咲き乱れています。

雑草が生い茂る畑の全景

折から草刈り機の調子が悪く、エンジンはかかり、刃は回っても、いざ草を刈ろうとすると刃の回転が止まってしまうので、JAの農機センターへ修理に出しており、ますます除草が遅れていました。

軽トラの駐車スペースもこの通り

農機センターから電話があり、「エンジン本体、刃とエンジンをつなぐギアともに問題なく、負荷をかけても回る。大丈夫だろうと思う。」とのことで受け取りにゆきました。
無料でみてくれました。

夏野菜の植付も一段落した畑で待望の草苅です。

先ず刃を取替ます。
月に1回ほど雑草を刈るだけでも1年間使うと刃は摩耗します。
新品の刃は切れが違います。
草刈り機は刃を止めるねじが通常と逆回りなのを思い出しながら、専用のスパナを使って取り替えます。

草刈り機の刃を取替る
古い刃を外す
新しい刃を取り付ける

草刈り機用にガソリンを2サイクルエンジンのオイルで所定の割合で混ぜてから、草刈り機のタンクに充填します。去年のガソリンは軽トラで使い切るようにし、草刈り機用に調合する燃料には新しいガソリンを使います。

畑のフェンス際には、去年使ったマルチが積んであります。
ちょっとでも引っかかると草刈り機の刃が止まります。
使い古しのネットなども積んであるので、これもひっかけないように気を付けながら刈ります。

伸びすぎた頭の毛を刈るようにバンバン雑草を刈ってゆく

石や、木の切り株、金属ポールなどに刃が当たると、回転が止まったり、手に衝撃があり、刃やエンジンに悪いので気を付けます。
雑草全般や細い枝などは気にせずバンバン刈ってゆきます。

とりあえず周りを刈り終わった畑の全景
軽トラの駐車スペースもこの通り。軽トラの下の部分は車を移動してから刈る

とりあえずすっきりしました。

畑の面積はまだこの3倍くらいあります。
また本来は畑の周りのほか、法面も刈らなければいけません。

雑草が生い茂る季節となりました。

ジャガイモの芽が出てきました

令和6年畑 夏野菜定植

5月半ば夏野菜の苗を定植しました。

トマト20本、ナス10本、キューリ8本、ピーマン・唐辛子計8本、ズッキーニ4本、セロリ4本、かぼちゃ8本、夕顔2本、ゴーヤ2本、食用ほおずき7本、ヤーコン6本、ハックルベリー5本、モロヘイヤ1本、ルバーブ3本などです。
レタス類の苗も買ってみました。

苗の購入先は、立科町の直売所、道の駅、佐久市望月の農協、直売所、塩尻市の農協などです。

手前ナスの畝、向こうはハックルベリー

山小舎での保管中は夜の冷気を避けるため、玄関か室内に置き、暗くなるように覆いをしました。

カボチャ(左)、トマト(右)

晴れた日は日中外に出し、トマト以外はポットを水に漬けて保水。
植える直前にはえひめAIの希釈液に漬けました。

レタス、サンチュなども

トマトは斜め植え、ナス、ピーマンなどは支柱を立て縛っておきます。
植えた直後の潅水を行います。

バジル

畝は2列が残りました。
1列はトウモロコシ用にとっておきます。

令和6年畑 マルチング!

畑作業が急ピッチです。
二日に分けてマルチングをしました。

夏野菜の苗を定植する畝にはマルチをします。
雑草を押さえ、地温を高め、余分な雨による水分を防ぐためです。

ガッテン農法で作った畝は4,5年目になるでしょうか。
夏野菜を無農薬、無肥料で育ててくれる畝で、毎年マルチは欠かせません。

畑作業そのものは8年目になりました。
マルチングの仕方も少しは慣れました。

まずは、畝を整形し、雑草を取って、微生物液のえひめAIの希釈液を畝に散布しておきます。
次いでビニールマルチを取り出し畝にセッテイング。
マルチの端っこをピンで押さえておいて、ピンごと土を被せて固定します。

少しずつマルチを引っ張り出しながら両端を止めてゆきます。
マルチの引っ張り出し方は、マルチが巻かれているロールに支柱などを通し、支柱の片方を手で、もう片方を鍬などで支えつつロールを転がしてゆくようにしています。

この時マルチを緩ませないことと、風が入ってめくれ上がらないようにすることが大事です。
2メートル程度ずつマルチのロールを転がし、足でたわまないように踏みつけ、伸ばしながら両端に鍬で土をかぶせてゆきます。
石などがあれば端っこの押さえに利用します。

手順に従ってマルチを敷いてゆく
一列完成

こうして十数列の畝にマルチングしました。
マルチが終わった畝には手元の苗を定植してゆきます。
夕顔、ハックルベリー、かぼちゃ、ズッキーニ、つるむらさきなどを定植しました。

ハックルベリー(手前)とスッキーニ(奥)
夕顔

畝間には、除草した後の塊(雑草と根っこと、根っこに着いた土)をほぐしてばらまいておきます。
その後の雑草発生の押さえ、畝間の乾燥防止、踏み固めによる土の硬化の防止になります。

マルチング終了。畝間には枯れた除草後の塊をほぐして敷く

夏野菜の苗は山小舎周辺では今が盛りと出回っています。
畑の作業をしながら、立科、望月、赤坂などの地区の直売所を回り、苗を買い集めはじめています。

トマト、ナス、キューリ、ピーマンなども早急に定植する予定です。

マルチが終わったガッテン農法園を鹿よけのフェンス越しに見る

令和6年畑 畝間の除草、畝の土寄せ

雪が降ったり、雨が降ったり、肌寒くてストーブをガンガン焚いたりする5月の山小舎。

そうはいっても春真っ盛りの畑。
出遅れた作業を取り戻します。

ガッテン農法で立てている畝は何シーズン目になりましょうか。
今年も引き続きお世話になります。

作物によっては同じ畝で同じ野菜を連作することにもなります。
無農薬はもちろん、基本的に無肥料です。
今年の夏も乾燥が心配です。

冬を越えたガッテン農法の畑。畝間には雑草

手入れ前のガッテン農法の畝。
冬を越した畝間は雑草で覆われ、畝そのものにもチラホラ雑草が芽を出し始めています。

畝間を除草し、畝に土寄せしましょう。

雑草を剥がし、畝に土寄せ

人力での除草は力仕事です。
根っこごと起こした雑草は日に当てて乾かします。
苗の定植後は、畝間に戻し、乾燥防止の覆いに使おうと思います。

次いで、畝に土寄せします。

12列終了

12列ほどの畝と畝周りの、除草と整備が終わりました。

ピカピカのスギナを採取

ついでに新物のスギナを摘み取ります。
干して野草茶の材料にします。

令和6年畑 ジャガイモ植付け・・・

遅ればせながら4月中ぎりぎりにジャガイモを植え付けました。

キタアカリ種芋5キロを用意

今年の品種はキタアカリ。
男爵に近い品種です。
5キロを植えました。

すっかり芽が出た種芋

例年は男爵を10キロに、アンデスなど希少種を1キロずつ植えるのですが、今年は寄る年波もあり。
また4月中にジャガイモは済ませたかったので5キロにしました。

箕に取り分けて植え付け開始

購入してから10日近くたった種芋はすっかり芽が出ていました。
芽が出るだけなら何ともないのですが、湿気と温かさからカビが出始めているのが心配になりました。

畝は管理機で起こした後、雑草を取り去って鍬で整形しておきました。
土はちょうど良い湿り気があって植え付けにはグッドタイミングでした。

一個づつ間を開けて植える

ともかく5キロを植え付け。

さて今年はどうなるか。

植え付け完了

令和6年畑 管理機出動・・・

今年も畑に管理機が出動しました。

令和6年4月も20日を過ぎました。
例年なら畑の耕耘完了はおろか、ジャガイモの植付も終わっており、夏野菜用の畝にマルチ張りをしている頃です。

出遅れた畑作業の進捗を取り戻すべく畑を耕耘しようと、大家さんの納屋から管理機を出して軽トラに積み込みます。

管理機を軽トラに積込み畑に到着

大家さんの管理機。
今年はエンジンの始動に若干時間がかかりましたが、いつも通りに働いてくれました。
さすがはヤンマーの製品、何年たっても性能が落ちません。

ジャガイモの作付け予定の圃場から管理機かけのスタートです。
低速度で走らせながら、縦横十文字にかけてゆきます。
こうすればより雑草が抜け、よく土がこなれ、畝立て等後の作業が楽になるのです。
土の匂いが立ち上ります。

ヤンマー製管理機は今年も変わらず活躍
管理機で縦横うなった畑

カエルが飛び出してきたので捕まえてパチリ。
LINEで写真を送れば小学生の孫(女子)が喜ぶかもしれません。

飛び出してきたカエル君と記念撮影

圃場1枚につき約1時間かかりましたが、4枚の耕耘を完了しました。
日差しが強く、半袖で作業した1日でした。

段々畑4枚を耕耕耘

畑を耕した後は、鍬で畝立てと細かな除草を行い、ジャガイモから植え付ける予定です。

長久保地区を流れる依田川には今年も鯉のぼりが掛かる

令和6年 畑は今・・・

4月下旬になって今年初めて畑を訪れました。

先ず玉ねぎを見に行きました。
幸いほとんどが活着して冬を越えていました。
まだまだ丈は短かったですが後2か月、6月の収穫まで元気に育ってほしいと思いました。

厳寒を乗り越え春を迎えた玉ねぎ
よく頑張った!玉ねぎ

ガッテン農法で作った畝を毎年使っています。
畝には不思議と雑草が生えていません。
マルチングしているからでしょうか。
このまま土寄せしてマルチを被せれば、無農薬、無肥料で今年も夏野菜を栽培できそうです。

ガッテン式畝(草がない列)と畝間(雑草だらけの列)

しかし畝間には早くも雑草が支配的です。
畝間に雑草を生やし、畝の保湿や土壌維持に役立てる農法もあるようですが、気になるので畝間の雑草は春の段階で一度起こしておきます。
起こした後は、日光で雑草を枯らし、残った土壌で畝に土寄せしてからマルチングしようと思います。

畝間の雑草を鍬で起こす
同上

続いて気になる畑へ向かいました。
ネットを張って鹿よけをしている畑です。
畑に着くとキジの雄が鳴きながら走り回っているのが見えました。
ここら辺に巣を作っているいつものキジが不意の闖入者に驚き警戒したようです。

さて2張りのネットは盛大に崩れていました。
支柱が倒れまくっています。
冬には強風が吹くこともある場所ですが、風上ではなく風下の支柱が倒れています。
冬の間にネット内に侵入した鹿が力任せにネットと支柱を踏み倒しながら脱出したためと思われます。

ネットが支柱毎倒され扉も開きっぱなし
もはやネットの体裁なし
畑には鹿の足跡

今年は畑仕事開始が遅れているので、まず管理機をかけ、鍬で畝を作ってジャガイモを植える作業を第一に行います。
5月以降は、ガッテン式畝にマルチングの上、夏野菜を定植したり、ポットにインゲンにゃビーツなどを撒き、芽出しすることを優先に作業したいと思います。

ネットと支柱の修繕はそのあとです。

この日はガッテン式畝の畝間の雑草を鍬で起こしました。
半袖でもいいくらいの温かさでしたが、数列起した後に雨が落ちてきたので作業を終了しました。

山小舎備蓄の野草茶の原料はヨモギ、ヤーコン葉、スギナですがヨモギが切れていたので畑の周辺で摘み取りました。
まだ短くて柔らかく弱々しいヨモギは集めるのに手間がかかりました。
畑はやっと春を迎えたころなのでした。

ヨモギを摘む。まだ春先でこの量がやっと
畑の角では水仙が満開

菊芋収穫

12月になって菊芋を収穫しました。

掘りたての菊芋

今年は新規植え付けはなし、自然のままにほおっておいた菊芋畑。
取り残しの芋からぐんぐん目が出て、林のようになっていました。
ヤーコンや里芋が伸びない中、夏の猛暑もものとしない菊芋の生命力にはあきれるばかりでした。

花が咲き、茎が枯れ始めても放っておきました。
菊芋は食味がパッとせず、加工方法もイマイチぴんと来ないのです。
栄養があって、直売所でもよく売られてはいるのですが。

収穫前に茎を切っておきました。
草刈り機でなぎ倒していったのですが、菊芋の茎は硬く、強力でした。

茎を切ってしばらくたった菊芋畑

いよいよ12月になって畑じまいが待ったなしになり、渋々ながら菊芋を掘ってみました。
プラスチック製の買い物かごに2箱採れました。

収穫した菊芋の土を落とした後

小さな芋は放っておき、大きなものだけでもこの量です。

貰ってくれるあてはありませんが、土を落とし、陰干しして東京に持って帰る予定です。
東京でいろんな人に菊芋を知ってもらい、利用してもらってファンが現れればうれしいことです。

掘った後の菊芋畑

畑の冬じまい ステップ2

畑の冬じまい作業2日目です。
この日の作業は支柱の撤去を終えることと、マルチはがしにかかることです。

まずは、外し残った支柱を撤去します。
支柱は長さ別にまとめておいて来シーズン使います。

外し終わった支柱をまとめる

支柱を外し終わった畑は、1年間の活動を終えてひっそりしています。
畝の雑草も枯れておとなしくなっています。

支柱を外し終わった畑

マルチがかかったままの畝の整理に入ります。
まずは枯れながら立っている野菜の根っこを引き抜きます。
トマトもナスも良く根を張っています。
この根っこが暑い夏の日でも土中から水分を吸収し結実に導いていたのです。

トマトの根
ナスの根もよく張っていました

ざっと根を抜き終わったらマルチはがしにかかります。
マルチの端っこを鍬で掘起し、巻いてゆくようにマルチを剥がしてゆきます。

例年は、鍬で起こした後、手で剥がしていたのですが、うまくやらないとマルチのビニールが切れ切れになってしまうのが悩みの種でした。
今年は最初から最後まで鍬を使い、雑草や土ごとビニールを巻き取ってゆくことにしました。
巻き取った後は、雑草と土とビニールがこんがらがった「ロール」からビニールだけを引き抜いてゆけばよいのです。
この方法だと時間短縮とビニールの取り残しがなくなりました。

鍬を使って雑草ごと巻き取ったマルチビニール
マルチを剥がした後のホカホカした土

畑には生き残っている作物がありました。
ステイックセニョールでしょうか、緑が屹立しています。
夏の酷暑をやり過ごし、快適な季節になって育ったのでしょう。
結実して人間の役に立つことはかないませんでしたが、生き残ったのはあっぱれです。
この後も育てばいいのですが、残念ながら、雪の季節を生き抜くことはできないでしょう。

生き残っているステイックセニョール

こぼれ種の自然発芽が毎年見られる畑です。
ハーブ類(パクチー、しそ、バジルなど)、ミニトマトなど、自然発芽を来年も期待しています。

晩秋になってから育ちの良かった食用ほおずきの畑にも行ってきました。
実は黄色く鈴なりになっています。
試しに一つ取ってみると霜にあった実はぐちゃっと潰れました。
残念ながらほおずきも終了です。

食用ほおずきは残念ながら立ち枯れ
実は寒さで痛んでいました

次回の畑作業は、残りのマルチの撤去、畑の周りの背の高い雑草の除草、菊芋の収穫になります。