暑かった令和5年の夏。
9月下旬になりました。

大気の入れ替えで山小舎周辺の空気が秋の空気に替わりました。
朝晩はストーブをガッチリ焚いています。
昼間は日差しが強い日でも、午後2時を過ぎると冷たい空気が吹き始めます。
雨が降ると肌寒くなります。

木々の葉も成果のころと比べると勢いがなくなりました。
紅葉の季節がすぐそこです。

屋外の活動がしやすいころとなりました。
今のうちに仕事を進めておかないと、屋外活動が寒かったり、冷たかったりの時期があっという間にやってきます。
60代、第二の人生、田舎・時々都会暮らし
暑かった令和5年の夏。
9月下旬になりました。
大気の入れ替えで山小舎周辺の空気が秋の空気に替わりました。
朝晩はストーブをガッチリ焚いています。
昼間は日差しが強い日でも、午後2時を過ぎると冷たい空気が吹き始めます。
雨が降ると肌寒くなります。
木々の葉も成果のころと比べると勢いがなくなりました。
紅葉の季節がすぐそこです。
屋外の活動がしやすいころとなりました。
今のうちに仕事を進めておかないと、屋外活動が寒かったり、冷たかったりの時期があっという間にやってきます。
例年、山小舎周辺の夏日は幾日あったでしょうか?
例年なら、姫木が30度予想になったら驚いたはずです。
夏の直射日光は、紫外線十分で厳しいものがありますが、空気は湿っておらず、木陰に入るとすーっつとしました。
今年は鮮烈な日光に加えて、蒸し暑い日が続くのが特徴です。
その日に管理事務所の草苅バイトだったとしたら、つなぎの長袖が上から下まで汗でびっしょりとなるほどです。
日に当たり続けると暑さにグッタリし、またヘルメットや帽子の中の熱が去りません。
木陰が涼しいのは例年通りなのですが、蒸し暑い日が多いような気がします。
直射日光の下では洗濯物もすぐ乾きます。
いつまでたってもパリッと乾かない山小舎周辺の湿気が嘘のようです。
厳しい暑さの日には、表の直射日光に当たるのがダメージなので、山小舎室内のひんやりした中で過ごします。
そういった日は山小舎の窓という窓を夕方まで全開にして風を通します。
東京のことを思うと、熱帯夜のない山小舎は天国なのですが、日中の外仕事は大変なこの季節です。
標高1400メートルに位置する山小舎。
今年は山小舎周辺も猛暑が続いています。
山小舎から大門峠に出て左折。
ビーナスラインを通って、車山高原から霧ヶ峰へ。
直進すると諏訪へと降りる道、霧ヶ峰を右折すると美ヶ原へと続く道となります。
霧ヶ峰を右折し、美ヶ原までの間に八島湿原があります。
諏訪からの帰り道、八島湿原に寄ってみました。
平日とはいえ、夏休みの八島湿原駐車場はほぼ満車。
無料の駐車場に止めて、まずはビジターセンターを訪れてみます。
ビジターセンターには湿原に暮らす動物、昆虫のはく製、標本などのほか、霧ヶ峰高原や八島湿原の成り立ちなどが解説展示されています。
霧ヶ峰高原がなぜ草原になっているのか?観光用に木を伐採したのか?疑問に思っていた山小舎おじさんでした。ビジターセンターの展示を見て、ここが江戸時代からの草刈り場で、毎年草を刈り、火入れしてきた結果、木が生えずに創元が維持されていたのだとわかりました。
霧ヶ峰とて、ほおっておくと灌木が生え、やがて森林になるのだそうです。
八島湿原の周りを歩いてみます。
一周90分の遊歩道コースが整備されているとのこと。
ハイカーたちとすれ違いながら右回りで木道を進みます。
左側に湿原を見て進みます。
湿原には3つか4つほどの池があります。
コースの最深部にはヒュッテが建っています。
御射山神社がありました。
諏訪信仰の一部をなす御射山(の一つ)がここだったのです。
木道はすでになくコース取りに迷いながら最深部を進みます。
このあたりは歩く人とてほとんどいません。
やがて砂利道に出ました。
標識に従い、駐車場方面に向かいます。
トイレのある休憩所ではたくさんのハイカーが休んでいました。
そこから再び木道が整備されています。
左手に湿原と池を見ながら出発点へと戻りました。
日を遮るものがなく、厳しいハイキングでした。
木道も少々痛み始めていました。
高山植物や野鳥に詳しい人にとっては天国でしょう。
できれば湿原のただなかを歩いてみたかった気がします。
太鼓の自然林の中を歩くのなら、御泉水公園の方がいいです。
霧ヶ峰高原の成り立ちがわかったのは収穫でした。
オオミズアオが山小舎に飛んできました。
オオミズアオは大型の蛾です。
名前の通り大きな、水色の蛾です。
一度見たら忘れられません。
自宅のある調布でも見かけたことがありました。
都立農業高校の演習地の近くで昼間にいました。
山小舎に住み始めて最初の2年は毎年見ました。
6月の夜になると台所のガラスに光を求めてやってきました。
最近はしばらく見ませんでした。
どうしたのかな、もういなくなったのかな。
ミズナラを伐採しすぎたからかな。
と思いました。
今年は久しぶりに見ました。
よく見ると調布で見たオオミズアオよりは小型です。
頑張って繁殖して毎年姿を見せてほしいものです。
庭のハマナスに今年も花が咲きました。
ハマナスというと北海道の海岸で咲く花の印象があります。
山小舎の先代オーナーは植物が好きな方で、庭にもいろいろな草木を植えています。
当代の山小舎おじさんは先代の残した草木を楽しませてもらっています。
標高1400メートルの高地では、長野県でもハマナスの花を楽しめます。
6月に咲いて、咲いたと思ったら散り始めます。
ハマナスの実も食べられます。
蓼科山の裏側、七合目登山口の手前に御泉水自然園という公園があります。
立科山の裏側、といってもどちらから見た裏側なのかわかりませんね。
諏訪・茅野側から見た裏側です。
現在は、女神湖から蓼科山と蓼科牧場を取り囲むように蓼科スカイたラインが通っており、標高1700メートルほどの蓼科山七合目から登山するのがメインルートになっています。
その手前、女神湖方面に戻った場所にあるのが御泉水自然園です。
今度の週末に仕事のサポーターの方々を連れて山小舎にやってくる予定の山小舎おばさん。
案内先に御泉水自然園がいい、とのことで山小舎おじさんは事前偵察に向かいました。
自然園の前に、少し先に行って蓼科山登山口の様子を見てきましょう。
この日は6月の天気が良い土曜日。
思った以上に登山客が多いようで、収容台数が多くはない駐車場スペースは満車。
止めきれない車が蓼科スカイラインに沿って路駐しています。
ほとんどが県外ナンバーです。
蓼科山の人気のほどがうかがえます。
シーズン中の土日の登山は考え物です。
さて、御泉水自然園の駐車場に戻ります。
駐車場はガラガラです。
主に県外ナンバーの車が止まっていますが、高齢夫婦だったり、野鳥を狙うカメラマンだったり、軽いハイキングがてらの客が多いように見えます。
自然園はGWには娘一家とともに、蓼科牧場のゴンドラに乘って訪れた場所です。
当時は蓼科牧場のゴンドラの山頂駅から自然園に入って、湿地帯の歩道を一周して山頂駅からゴンドラに乘って帰ってきました。
今回は、蓼科スカイライン側にある自然園の正門から入ります。
前回とは反対方向からの自然園へのアプローチとなります。
入園料は600円でした。
まずビジターセンター内を探索。
休憩コーナーには付近の動物のはく製などが並んでいます。
蓼科山の成り立ちについても詳しく解説されていました。
外へ出ます。
まっすぐゴンドラ山頂駅に向かうのであれば5,6分で行けるようです。
GWまででゴンドラの運行はストップしていますが、雪が残る北アルプス方面の眺望は得られます。
湿原内を一周する遊歩道を歩きます。
平らなので高齢者でも楽しめるファミリー向けの公園です。
原生林の荘厳さも残る貴重な場所です。
蓼科スカイラインの反対側には高度差のある自然林(御泉水の森)が広がっています。
滝が見られるというので、ついでに行ってみました。
最短コースは滝に向かって階段上の登山道をひたすら下ってゆきます。
膝が笑い、疲労困憊となるころ滝の水音が聞こえてきます。
節理の入った岩の間を滝が流れています。
深山の気配がします。
滝の麓でしばし休憩。
帰りは大回りの緩やかなコースとします。
途中、野鳥を狙うカメラマン2組に会いました。
汗だくで駐車場に到着。
すっきりとした気分で帰りの途に就きました。
わらびを採りました。
山小舎おじさんの住む姫木平別荘地は山菜の採取場所としても有名らしく、毎年住人だけではなく、プロアマたちも採取にやってきます。
春の山菜はわらびだけではなく、こごみや山ウドなども採れるようです。
山小舎おじさんは今年、わらび採りにチャレンジしました。
採取場所は別荘地中央にあるスキー場跡。
山小舎おじさんがやってきたころにはすでに廃業していたスキー場です。
別荘地内のしらかば通りという登り坂を突きあたりまで行くと、スキー場の上の方に着きます。
軽トラを置いて、スキー場の坂と平行に続く道をたどってゆきます。
歩きつつ眺めるとぽつぽつわらびが見えます。
道沿いに、あるいは道を離れた斜面で、わらびが生えています。
なるほど今年は豊作です。
手で折って採ります。
既に先っぽを折られたわらびもたくさんあります。
30分ほどで小さい籠一杯になりました。
採ったわらびは自宅に持って帰りました。
重曹と熱湯で半日あくを出してから、カミさんのお友達にあげようと思います。
山小舎の周辺。
姫木別荘地では春ゼミが盛んに鳴いています。
例年、6月ころになると一斉に鳴き始める春ゼミ。
最初に聞いた時は「夏でもないのにセミが鳴くはずはない。これはカエルの声か?」と思ったものでした。
とにかく一斉に鳴くので晴れた昼間はにぎやかです。
山の初夏の風物詩。
「そろそろ夏か?」と思っていると、いつの間にか声がしなくなります。
雨の日や肌寒い日は全く鳴かずに、晴れる日には予期したように鳴き始めるところも、自然の摂理でしょうか。
地表に落ちるなどして姿を見せ始めると、春ゼミの季節も終わりに近づきます。
この写真は、山小舎の土台にくっついていた春ゼミです。
もうすぐ鳴き声もなくなるでしょう。
来年の春ゼミの季節までお別れです。
令和5年6月2日は全国的に大雨だったようです。
山小舎周辺も土砂降りでした。
いつもなら雨の日は、管理事務所のバイトもなく、畑仕事もなく。
したがって外出の日なのです。
行きたかった地元の食堂へ行ったり、買い物を行う日です。
今回もその予定でした。
1日の夜から屋根を叩く雨。ここまでは予定通り。
翌朝も山小舎周辺は冷たい雨が降っていて、朝からガンガンストーブを焚きました。
ストーブで肌寒さだけでなく、湿気と雨の中に閉じ込められたかのような閉塞感を追い出します。
ストーブを焚きながら、買い物に諏訪方面へ行くか、それとも長野市博物館の特別展示「皆神山を取り巻く世界」を見に行こうか、と考えました。
テレビから伝わるのは全国の雨のニュースと「命を守る行動をとってください」のアナウンサーの声ばかり。
こういったいつものテレビの「煽り」は、オーバーなことだと思いますが、万が一道路が寸断されていて軽トラごと巻き込まれてしまったら家族に迷惑をかける、とも思いました。
結局1日中室内で過ごしました。
室内にいればいたで、疲れは取れるし、DVDは見れるし、ブログは書けるし、やらなければならないことがはかどります。
翌朝、雨が上がった山小舎。
裏の水無川の本流のほとばしりを見て、昨日までの雨量の多さを改めて思う山小舎おじさんでした。
上諏訪(諏訪市)の堤防に桜並木があります。
諏訪湖にそそぐ上川という川の堤防です。
この堤防の上は車道になっており、茅野と諏訪湖を結ぶ抜け道に使われて、絶え間ない交通量があります。
4月上旬に偶然通りかかって「おおっ」と思い、後日改めて訪れてみました。
桜並木の河原側に水仙が一面に咲いており、その取り合わせも印象的でした。
桜並木のあたりの河原に駐車できるスペースがあり、何台か先客がいました。
軽トラを止めて桜並木の方向へ河原を歩きます。
桜並木に近づくにつれ、桜のピンク色と水仙の黄色、草の緑が迫ってきます。
桜は散りはじめ、桜吹雪が舞い始めています。
堤防の居住地側には提灯がぶら下げられており、花見の場所であることを示しています。
河原は水仙の絨毯が敷き詰められています。
桜に合わせての植付がなされたのでしょう。
今を盛りに咲き誇っています。
本格的な春の到来です。