山小舎に家族がやってきた ヤア!ヤア!ヤア!

すいません、はしゃいだ題名で。
「ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」(1964年 リチャード・レスター監督)からいただきました。
あつ、最近では「こまどり姉妹がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」(2009年 片岡英子監督)というドキュメンタリー作品もありましたね。
観ていませんが。

ということで8月になって2回、家族が山小舎にやってきました。
うち1回は孫を連れた娘一家が同行の豪華版です。

なんやかんや言って、このご時世下、4月以降7月まで家族に会ったことなしのスケジュールでした。
7月から交流を再開し、山小舎の整頓と手入れも含めた、夏の避暑としての家族来家となったものです。

家族一行を迎えるにあたり、2階をゲストルームとして整備しました。
バルサンを焚き、掃除機をかけ、雑巾がけの後、ダニブロックをスプレーして畳部屋をチューンナップしました。
当然、布団は干してあり、シーツ類は洗濯乾燥済みです。
2階の本棚に、児童書やガイドブック類などを移しておくことも忘れませんでした。

食事はいつもの炭火焼を1日目とし、2日目用に地元アルプス牛の牛筋を3時間以上煮込んだ居酒屋風煮込みを用意。
地ものの桃、ネクタリン、プルーンや自家製のトウモロコシ、ナス、ズッキーニをサイドメニューに整えて、子供たちにはこれまた地元産のリンゴやブドウのジュース。
お土産に自家製のジャムまで準備しました。
至れり尽くせり、疲労困憊です。

山小舎の近場には、牧場、釣り堀、湖、ゴーカート場などレジャー施設がありますので子供たちは大喜びです。
まあ子供は広い場所があって走り回れればそれでいいのですが。
山小舎自体も広いので、子供たちは2階へ行って布団を、自動車や家に見立てて遊んでいるので大人は楽です。

陣内森林公園内の釣り堀で遊ぶ
釣り堀横の食堂にて。天丼、ソバセット
女神湖近くのゴーカート場で遊ぶ

家族滞在の時間は、静かだった山小屋に生命力が溢れ、活気が満ちた瞬間でした。
畑のトウモロコシもおいしいと評判でした。
夜はおじさん、少々飲みすぎましたが、久しぶりに家族と肝胆相照らし、大満足でした。
これを人は「命の洗濯」というのでしょうか。

今年は行き来も少なく、家族に負担をかけてもいるので、畑が一段落したら、長めに自宅に帰って家族の役に立ちたいなと思うこの頃です。

釣り堀で釣ったニジマスを夕食に焼いて食べる

ミズナラを割る

薪割の話です。
連日の夏日は薪割の季節。
来年の冬の燃料となるべく、薪の乾燥には絶好の気候です。
畑帰り、バイト帰りの夕方、ちょくちょく薪割をしています。

今日は、薪割にすべき玉(長さ40から45センチ程度に切った丸太)が少なくなってきたので、貯木スペースから玉を運び上げました。

貯木スペースには、玉に切る前の丸太や玉に切った材木が転がっています。
軽トラで貯木スペースへと下りました。
そこにあったのは、春先に伐採したミズナラ。
既に玉に切って転がっています。
それを運び上げることにしました。

伐採し、玉に切り、長雨に打たれ、紫外線にさらされた原木です。
広葉樹らしくずっしり重く、水分をたっぷり含んでいます。
薪にすると商品価値が出る木材です。

ひさしぶりにミズナラを割ってみました。
ここのところ、カラマツなど針葉樹ばかりを割っています。
斧でパカーンと割れることはまずない針葉樹です。
松脂が詰まったような材質で、節が絡まっている印象です。

ところがミズナラはその重さにもかかわらず、斧を振り下ろすと手ごたえがあるのです。
材質が繊維質っぽいというか、素直な木材というか・・・。
久しぶりにパカーンと割れる手ごたえを感じました。
そうだよ、これが薪割でしょ・・・。

繊維に沿って4つに割れるミズナラ。これぞ薪割です

斧の刃先が食い込む感じ、繊維に沿ってまっすぐ割れる感じ・・・。
広葉樹と日本人の親和性を感じる、といったら大げさでしょうか?

太古の時代からこの日本列島に於いて、人類との共存の歴史を担ってきた広葉樹。
戦後になって商業目的から植林された針葉樹とはその歴史が違います。

針葉樹を切ったり割ったりしていて、その木材との親和性を感じることは少ないのです。
「自分は何のために植えられて、育ち、切られて、何の役に立とうとしているの?」と針葉樹の丸太が語っているような気がします。

広葉樹の場合は、夏は昆虫を養い、人間の日陰となり、冬は落葉が土の養分となり、倒木は炭や薪の材料として利用されることを、木自身が自覚しているような気がするのです。
そして、植林しなくても種や株から再生してくるのが広葉樹です。

春先に伐採した玉を蒔き割場に引き上げます
斧の一撃に手ごたえがあります。第二撃を加えます
繊維に沿って割れた薪。薪らしい薪ができます。

薪割を通しての木との語らい。
これは広葉樹をに於いてのみ可能なことではないでしょうか。
日本列島の大先輩、広葉樹から木と人間との関係を教えられた夏の一日でした。

ミズナラとてすべて斧で割れるわけではありません。節がある玉は楔をつかます

長野は収穫期!食品加工の季節です

お盆の頃、長野地方に収穫期がやってきます。

桃は全国トップ3に入る生産量の長野県。
山梨県産の大型の桃が市場を席巻したあとの8月中旬に、地物が県内に出回ります。

値段も半分、見かけも半分、のイメージですが、手ごろにおいしさを味わえます。
地元の道の駅や直売所で、ひと箱8個から10個入りで1000円から1300円で買えるところも魅力です。

類似の品種として、ネクタリン、ワッサーなども出回ります。
ワッサーは桃とネクタリンの掛け合わせです。

今回はワッサーをコンポートに加工してみました。
皮をむいてカットします。
熟しても実が硬いのが特徴で、皮もナイフでないと剥けません。
甘みは控えめですが香り豊かです。

ひたひたの水に、水の40%程度の砂糖を入れ、レモン、白ワインを加えて煮ます。
煮汁がピンクに染まり、実が柔ら赤くなってきたら出来上がりです。

短い長野の夏に一気に出回る夏の恵み。
一番うまくて、値段も手ごろな旬の素材を余すところなく味わいたいと思う、よくばりな山小舎おじさんです。

おじさんの暮らす長和町は、加工用トマトの生産地でもあります。
ケチャップ工場などと契約し、地ばいで加工用トマトを育てる生産者がいます。道の駅で加工用トマトを見かけたので2キロほど買ってきました。

皮をむいてから煮てゆきます。
食用トマトを煮ても缶詰のトマトとはくらべもののならないほどうまいですが、加工用トマトはまた一味違います。
冷凍保存して1年中使います。

「暮らしの手帳」という雑誌があります。
広告を取らず、消費者視点を貫く雑誌です。

これのかなり昔のバックナンバーに、イタリアのトマト加工の様子をレポートした記事が載っていたことを思い出します。
野外の大鍋で細長いトマトを煮ては、瓶に詰めてゆく現地のおばちゃんたちの写真が載っていました。
大量の瓶の口には丸めた紙が詰めてありましたっけ。

収穫の喜びと、素材を余すところなく利用する豊かさが、いつまでたっても思い出される記事でした。

8月の長野県は、自然の恵みの豊かさと、収穫の喜びに、思う存分浸ることができます。

お盆と畑

令和2年のお盆もコロナのうちに終わりました。

梅雨の長雨の後には猛暑の季節が到来しました。
高度1300メートルの山小舎にも強烈な紫外線が降り注ぎ、高度700メートルの畑は近づくのもはばかられるほどのカンカン照り。
水が浮いていたような畑はいつの間にか、乾燥地帯の畑のようにカチンカチンになっています。

お盆で中5日ほどご無沙汰していた畑に向かいます。

鹿の餌場と化しつつある圃場では、順調に生育していた小豆がやられていました。
成長した葉先のみならず、実が入った鞘もきれいに食べられています。
さぞおいしかったでしょう。
鹿にとっては、夏場で新鮮な植物が不足気味になった季節に手軽につまむスナック代わりだったことでしょう。

小豆の惨状。葉と実がきれいに食べられています
小豆5畝が全滅です

落花生も半分ほどやられています。
この「半分」食べる、というのが曲者で、鹿はこれでやめるのではなく、安全を確認し、味をしめます。
こうして味を覚えた植物については、なくなるまで食べつくすのです。

落花生も半減していました。残りの株を鹿よけテープで囲います

山小舎おじさんの畑で鹿は、ジャガイモ、小豆、サツマイモ、枝豆、落花生、セロリなどの味を覚えました。
否、餌付けをしてしまいました。

手を出さないのは、里芋、ヤーコン、長ねぎ、です。
苦かったり、刺激のある植物は苦手のようです。

鹿の食害防止には、柵による物理的防御と駆除しかないというのが、世の中の結論です。
来年に向けては、最低限度の柵を設けつつ、鹿が嫌がる策を施し、餌場という認識を改めさせる、という風にする予定です。
どうなることやら・・・。

この地域はまだ鹿とハクビシンなど程度の食害で済んでいますが、これにイノシシ、サルが加わるともうお手上げです。
現にそれらの食害に見舞われている地方では、入植者の離農などが問題化しているそうです。

本来は人間と棲み分けていたはずの野生動物による食害に、「世の中のせちがらさ、余裕のなさ」を感じるのは山小舎おじさんだけでしょうか。
これが動物相手だけならまだ「牧歌的」ですが、人間による盗難を心配しなければいけない時代になったとしたら・・・それは「殺伐」そのものです。
そうならないことを祈りつつ・・・。

鹿の通路ではない方の圃場の様子です。

夏空の元、トウモロコシが収穫間近です
地元品種の丸ナス。自根の苗ですがよく育ちました
おかげさまでピーマンも鈴なりです。雨が少ないので実の肥大が進みませんが
トマトがよく獲れました。出荷できない実は煮てトマトソースにします
地元野菜の丸ナスと長ナスもこの日は大収穫です
この日、トウモロコシを初収穫


畑はまた、虫などの宝庫でもあります。

まだ子供のカマキリが収穫したトマトにくっついてきました
キリギリスのメス。草刈り機に追われて逃げたところを捕まえました

気温34℃

令和2年のお盆に入りました。

山小屋周辺も朝から夏日。
窓という窓を開け放ち、普段日に当てていない座布団を外に出して日に当てます。
さて、今日の仕事は・・・。

お盆なので管理事務所の草刈りバイトは休みです。
家の中の整理整頓、庭の薪の整理・・・など雑務はいくらでもあります。

畑は・・・。
お盆期間中に、秋作の作付けをしなければなりません。
キャベツ、白菜、レタスの苗を少々用意してあります。
畝を切り、定植し、トンネルをかけなければなりません。

実は山小舎おじさん、寄る年波のせいか、単なるオーバーワークなのか、お盆を迎えてやや体調がダウン。
高原とはいえカンカン照りの下での草刈り作業の無理がたたったのか、休む間もない畑仕事の連続に体が悲鳴を上げたのか。

空咳が出、冷たい風が身に沁み、やたらだるかったりしたのです。
丸一日静養し、何とか体を休めたところで、やっとやる気が出てきたところです。

とはいえ、畑のある700メートル地点での酷暑は想像に余りあります。
カンカン照りの下、畑仕事をする体力、気力には回復していません。
そこで、午後2時くらいから夕方までを畑仕事に当てることにしました。
本来なら絶好の条件下にある薪割などは自重します。

午後2時、軽トラで畑へ向かいます。
大門街道の交通量はお盆以前と比べて格段に増えています。
行楽の自家用車、オートバイのグループが目立ちます。

途中の大門集落のJA支所の寒暖計は34℃を示しています。
中山道に合流し、最初のセブンイレブンには自家用車がずらり。
県内外からの行楽車両です。

34℃を示す寒暖計。標高800メートルほどの場所です
JAから見た空には夏の雲
普段空いているコンビニの駐車場が満車

畑では秋作の定植。
夕方近くになると吹く涼しい風がありがたかったです。
食害で全滅したジャガイモの跡地に植えた秋作のキャベツ、白菜が無事育つのを祈るばかりです。
あとは大根を蒔いて今年の作付けは終了です。

キャベツ、白菜などの苗を定植。この後トンネルをかけました

ハックルベリージャムを煮る

前の日に収穫したハックルベリーをジャムに加工しました。

この「ハックルベリー」と呼ばれる作物。
正確にはガーデンハックルベリーというものらしい。

ただの「ハックルベリー」はベリー科の植物で生食可能とのことだが、日本で「ハックルベリー」として苗や実を売っている作物は、ナス科の植物で生食不可。
ガーデンハックルベリーと呼ばれている。

未熟な実は除き、がくを取った完熟した実だけを食用にします

山小舎おじさんが収穫した作物は、ガーデンハックルベリーなので、甘味がなくアクが強い。
通常はジャムなどに加工して食する。

まずは茹でこぼしてアクを抜く。
このアクの色がスゴイ。
通常の野菜などではお目にかかれない色のアク。
氷水などにかけるシロップの色としても原色すぎる色!

ゆで汁は、食品では見たこともないような緑色です

改めてこの植物の持つアントシアニンの含有量の多さというか、野性味の濃さを感じる。

40%ほどの砂糖で煮てゆく。
皮と細かな種を濾すやり方もあるようだが今回はパス。
皮と種ごと、この作物が持つ野性味を丸ごと生かすことにする。

レシピではグラニュー糖を使うことになっていますが・・・
煮えてきたら、スマッシャーで皮をつぶします

並行して保存瓶と蓋を熱湯消毒してゆく。

瓶の熱湯消毒は15分くらいかけます。

ちょっと緩いかなという段階でジャムは完成。
冷めると固くなるので。

ジャムと瓶が熱いうちに詰める。
瓶と蓋は、煮沸後、清潔な布巾の上で蒸気を飛ばしておく。

瓶に詰めたら、軽く蓋をして再度熱湯につけ、煮沸並びに密閉を行う。
この時、瓶にジャムを詰めすぎないのが大切。
ジャムの糖分で、蓋が瓶にくっついてしまうことを防ぐのだ。

小瓶3つにジャムができました。

いろんな人に分けることができるように小瓶に分けます。ラベルを忘れずに
余った分を試食。うまい!

ついでにトマトを煮ておきます。
畑で収穫したり、直売所で買ってきたトマトがあります。

ざく切りにして鍋で煮てゆきます。
皮と芯を取り除き、カサが減るまで煮込みます。

冷まして保存袋に移し冷凍します。
トマト料理に重宝します。
トマト缶とは全然違う味です。

トマトがフレッシュなうちに加工します
カサがこれくらいになったら出来上がりです。夏の宝物です。

人参を直播、ハックルベリーを収穫

8月は秋野菜の作付けの時期です。
今日は人参に種を蒔きました。

まず人参用の畝を切ります。
一度荒起ししてあった場所に管理機を入れて再度耕してあります。

その場所を改めて鍬で3畝に切ります。
6月まで玉ねぎが植わっていた場所です。

ホクホクとはいわないまでも、もう少し土壌がほぐれていてもいいかな、と思う程の堅い土。
田んぼだった粘土質の土壌とはいえ、野菜畑への道はまだまだ険し、といったところでしょうか。
物理的にも化学的にも、毎年毎年、少しずつ改善してゆくしかありません。

人参の種はなぜか例年、黒田五寸という品種を選んでしまいます

レーキで畝を均して種を蒔きます。
この後、もみ殻をかぶせるつもりだったのですが、もみ殻は残っていないことが判明。
いつもの思い込みの失敗の後、もみ殻代わりの燻炭をかぶせ、たっぷりと潅水。

東京の一坪農園で8月に人参を蒔いたときには、種まき前にバケツで水をまき、どろどろにしたものでした。
種を蒔いた後は、濡れた新聞紙を上からかぶせ、発芽まで保湿しましたっけ。

今回は不織布でマルチングします(もみ殻は忘れましたが・・・)。
不織布の保湿効果はキャベツの春作で実証済み。

この後、お盆などで畑に来れないことが予測されます。
1週間ぶりに畑に来てみたら、カラカラに乾いた新聞紙の下で、わずかな発芽がひょろひょろしていた年もありましたっけ。
さて今年はどうなるのでしょうか。

畝に燻炭を蒔き、えひめAIの希釈液をたっぷり潅水します
上から不織布をかぶせて出来上がり。発芽後、不織布を外します

ハックルベリーが実りました。
アントシアニン由来の紫色も濃くなり、実も重々しく、熟した感じになりました。
お盆と重なり、東京への出荷のタイミングは逃してしまったので、山小屋でジャムに煮ておくことにします。

ナス科のハックルベリーは生食は無理ですが、アクを抜いてジャムにします
希望小売価格換算で200円ほどの収量となりました

ハーブたちに花が咲きました。
葉物の出荷は難しく、ツルムラサキやパセリなどは出荷の間にしおれてしまいがちなのですが、畑では元気です。

ペパーミントの花が咲きました。
初めて見ました。
パクチーも咲いています。
このまま種を実らせて採取でもしましょうか。

ペパーミントに花が咲きました
パクチーの花もきれいです
今日の収穫。別荘地の知り合いに配る予定です
トウモロコシ。初収穫は1週間後?
ネギを初収穫。薬味に使います。

畑は秋作の準備

梅雨の長雨にばかり気を取られていた今シーズンですが、気が付くと8月になっていました。

畑は秋作の準備の時期です。

大根、ニンジンの種まき、キャベツ、白菜の定植の時期です。

そこで大家さんから管理機を借りて秋作の予定地を耕しました。

予定地を耕す。向こう側に長ネギとヤーコン。

野良鹿による食害で全滅したジャガイモの圃場を耕します。
その後放っておいた場所ですが、2度ほど草刈りをしていました。
草刈りをしていたせいで、耕耘がスムースにできました。
この間の晴天で土も乾いており、いい具合にほぐれました。

この後は、畝を切り、雑草の切れはしを取り除いて、キャベツと白菜の苗を植え、トンネルをかけようと思います。

耕しているときに、ジャガイモの元肥に入れた牛糞の匂いがしました。
春作の元肥が残っているのでしょう。
それだったら秋作用の元肥は燻炭と石灰くらいでいいのかなと思います。

ここまで書いていてふと思ったのですが、ジャガイモに鹿を呼び寄せたのは牛糞のせいかもしれません。
牛糞を積んである場所が鹿は大好きで、かけてあるビニールを破ってまで牛糞に群がっているのです。
牛糞自体を食べるのか、匂いにだけ惹かれるのかはわかりませんが。
牛糞につられてジャガイモに気が付いたのかもしれません。

来年の課題がまた一つ増えました。

秋作予定地と夏の田園風景

人参用の畝立て予定地にも管理機をかけました。
真夏に蒔く人参はうまく発芽できるかどうかが肝になります。
今年は、乾燥防止のために種の上にもみ殻を撒いてみようかと思います。

大根の予定地にはスコップを入れて深く耕さなければなりません。
大変ですがお盆前の作付けを目指して頑張りましょう。

ついでに畝間に管理機を入れて除草を兼ねた中耕をしました。

小豆が順調に育っている。畝間を中耕する
長ネギとヤーコンの畝間も耕す

真夏の畑。近くのJAの気温計は34度を示しています。
熱中症に気を付けての作業です。

玉切り、薪割、積み込み

待ちに待った夏の日差し。
まちかねていた夏の行事が目白押しです。
夏野菜の世話と収穫、梅の土用干し、布団干し、室内の空気入れ替え、薪の乾燥・・・。

そうなんです。
高原の短い夏は野菜の世話に追われるだけではなく、来るべき冬に備えての薪割と乾燥の季節でもあるのです。
薪割のスケジュール上では、来るべき冬といっても、
今年の冬のことではなく、来年の冬のことなんですが。

ということで、新しい乾燥台も設置したことですし、そこに乗せる薪を準備しましょう。

乾燥台に載せる薪ですが、下の方に積む薪は重く、大きめがいいのです。
ラックに収納するような場合はともかく、薪自体の組み合わせでバランスを取る積み方では、下は重く、上は軽く、また前後左右の重心にも注意します。
したがってまずは重めの薪を調達します。

まずはチェーンソウの準備です。
オイルと混合燃料を注入。
刃を研ぎます。

刃研ぎこそがチェーンソウワークの肝といっても過言ではありません。
気持ちよく作業が進むか、それとも中腰が痛むだけで全然はかどらないか。
まっすぐ刃が進んでゆくか、それともまがって進み丸太が斜めに切れてしまうか。

刃の切れ具合がすべてを左右します。
ほんとに切れなくなったら刃を替えるしかありません。
左右の刃の切れ味が変わらないようにやすりを入れます。

直径4ミリの専用やすりを使います
上下と左右の角度に気を使いながら刃を研ぎます

次に貯木スペースに太めの丸太を探します。
これは去年調達した丸太です。
これを切ることにします。

横たわった丸太の上から切ってゆきます。
玉切りの作業の肝は丸太の「転がし」ができるかどうかです。
上から丸太を切ってゆき、重心の関係で刃が挟まって抜けなくなることもない、としましょう。

それでもそのまま地面まで刃を進めることはできません。
チェーンソウの刃は石やコンクリ、金属はもちろん、地面をかむことで切れ味が格段に落ちてしまいます。

丸太を玉に切ることはすなわち、丸太を転がして刃が入る面を上部に持ってゆけるかどうかがすべてなのです。
ちなみに丸太は一人の力では持ち上げることはもちろん、転がすこともできない重さを持っています。

今回はてこを使って丸太を転がしました。
無事、6つの「玉」に切り離すことができました。

乾燥台の土台にはこれくらいの太さの薪が必要です
上から切れ目を入れた丸太をてこで転がします
無事6つの玉にカットできました

玉切した丸太を軽トラの荷台に乗せ運びます。
太い丸太の「玉」は持ち上げるのもぎりぎりの重さです。
薪割場に玉切りした丸太を持ってゆき、薪割します。

玉切りした丸太を軽トラに積んで運びます。断面はまっすぐです
断面がずれている丸太。チェーンソウの刃の研ぎが偏っていたのです

これくらいの「玉」になると、斧での一刀両断はとても無理です。
端からそぐように斧で割ってゆく方法もありますが時間と体力がかかります。

そこで楔を2本用意して打ち込みます。
この方法だとよほど節が入り込んだ「玉」でもない限りは割ることができます。

割った薪を積んでいって乾燥させます。

楔2本で割ってゆきます
2本の楔を打ち込んでゆくと繊維に沿って割れてゆきます
玉切りした丸太が4つに割れます
薪を乾燥台に積んでゆきます。来年の冬の燃料です。

いつの間にか秋野菜の作付けの時期になっていました。
例年、暑い盛りにニンジンの種をまきます。
今年もその季節になりました。

ニンジンの畝を荒起しします。
もっとさらっと土が起きてくれてもよかったのですが、田んぼだった粘土質の土地。
しっかり固まっています。

この段階で燻炭とえひめAIをかけて置きます。
お盆前までにニンジンの種をまく予定です。

ニンジンの畝をスコップで起こします
もみ殻燻炭とえひめAIをかけておきます

小豆の畝を除草しました。
思いがけずにうまく育っている小豆。

鞘ができていました。
マメ科の植物特有の鞘です。
この中に小豆豆ができてゆくのでしょう。

山小舎のポットで発芽し、定植後もほとんど肥料もなく、雑草にも負けず淡々と育ってきました。
これが地元の種の強みというのでしょうか。
収穫を期待しましょう。

小豆の実がなっています

高原に早くも秋風?

8月になって梅雨の空けた甲信地方。
標高1300メートルの山小舎ではお盆を過ぎると秋風が吹く。
北海道と同じだ。

8月になってやっと夏の光が差した高原の朝。
強い日差しを縫って一陣の涼しい風が吹いた。
あれ?夏になったのではなかったっけ?

間2日置いた畑へ。
夏の畑は猛暑。
汗だくになって日差しと闘う。

あれ?妙に涼しい風が吹いたぞ。
いつもの山間部の自然の涼風というよりは秋を感じさせる風。
よしてほしいが、梅雨が上がったらもう秋なのか?

夏が過ぎ去らぬ前に、下の畑から見える風景をパチリ
下の畑から隣の山を望む。まさに「分け入っても分け入っても緑」

今日の天気予報は午後から雷雨の可能性ありと。
畑から山小屋へ戻る道すがら、空気は肌寒く、路面は濡れている。
予報通り降ったのか。

山小舎と畑に吹いたあの涼しい風は、季節を問わず雨の前に吹く一過性の冷たい風に過ぎなかったのか?
それとも前途に予断を許さぬ昨今の時代を象徴するかのような「梅雨の後の(夏が到来しないままの)秋風の第一弾」だったのか?

上の畑のトウモロコシの穂越しに夏の山
この日は落花生の畝の除草と土寄せを行う。やや育ちが遅い落花生
ヤーコンはたくましく雑草を組み敷いて天を突く
日陰に植えた里芋もここまで育ちました