夏野菜の定植 第二弾

5月の季節外れの低温が去らんとする一日。
待ちに待った夏野菜の定植です。
今日植えるのはトマト、キューリ、ナス、ゴーヤ、夕顔。
いわゆる家庭菜園の主役たち。
素人農園はこのれらの植付けから一年が始まるともいうべき、今年前半の最大のイベントです。

土は耕しました。
肥料も入れました。
マルチもかけました。
あとは苗を植えるだけ・・・ではありませんでした。

夏野菜用の支柱やネットを用意しなければなりません。
株数で勝負するキャベツやイモ類とは違い、果菜は一株から収穫できる果実の数が勝負です。

トマトやナスなど、あんなに大きな果実が成るなんて不思議なことです。
自然界ではむしろ不自然なことです。
不自然をなすためには相当の人為が必要なのです。
一般的な夏野菜の栽培では、肥料・農薬のほか、支柱・ネットなどの資材、脇芽かきや切り戻しなどの手間、時にはトマトトーンなどのホルモン剤を使って人間用の果実を作りだすのです。

ということでまずは、キューリやゴーヤ用のネットを張ります。
キューリ用のネットは安く売っているのですが用心しないと絡まってしまいます。
慎重に端からテンションを架けて張ってゆきます。
これでも去年よりは上手に張れました。

190円ほどのキューリネット。慣れないとこんがらがってしまう。
何とかネットを張りました。

いよいよ苗を植えます。
苗穴に燻炭を施し、えひめA1希釈液をたっぷり注いでおいて、苗を置いてゆきます。
そっと土を戻し、根本が乾燥しないようにもみ殻を撒きます。
苗が傾いたりしないように支柱で支えます。
トマトは寝かせ植えします。
苗がマルチに接する場合はイネ科の雑草を敷き藁代わりに使いました。

接ぎ木のキューリ苗です。
ゴーヤです。肥料と水を欠かさないようにします。
夕顔です。かんぴょうの原料ですが煮て食べてもいけます。
ナス6本のうち2本は地元の直売所推薦の長ナスにしました。
自根のトマト苗は寝かせて植えました。枕代わりに刈り取られたイネ科の雑草を敷きました。
ナス6本、トマト4本、キューリ4本、ゴーヤ2本、夕顔1本を植えました。

申し遅れました。
畑の畔は大家さんによって草苅されていました。
恐縮です。助かります。
大家さんにとっては畔に植えたタラの芽の木のための除草なのですが。

大家さんによって除草された畑の畔。

今回の苗、トマト以外は接ぎ木のものを買いました。
自根の苗より値段的には4、5倍もする接ぎ木苗。
連作を嫌うナス類も連作ができるうえ、丈夫に育つなどの利点があります。
前回、安いからと自根苗オンリーでやって、思うような成果が得られなかったおじさん、今年は接ぎ木苗でリベンジです。
トマトだけは自根にしました。
一株から3つの根を出させる斜め植えは自根苗でしかできないからです。

ナスとゴーヤは肥料と水を欲しがり、トマトはむしろ乾燥気味に育てる。
ナスとキューリの仕立て、切り戻しなどを、基本通り行うことにします。

作付けは一段落。
といっても夏に向けてサツマイモの苗が出回っています。
JAで苗を購入しました。
昨年鹿により全滅したサツマイモ。
今年はどうリベンジしましょうか?

紅あずまの苗。1本25円ほど。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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