シシトウが採れている。
定年おじさんの畑の夏野菜は、ナス、キューリ、ゴーヤが終了。
オクラもほぼ終わり。
シシトウ、ピーマンが元気で、実の肥大は遅くなったが、いまだ鈴なり。
シシトウは1本だけ植えたのだが、一週間に一度、両手に一杯くらい採れている。
収穫するととりあえず、玄関のかごの中に入れておく。高原の冷涼な気温に守られて、一週間程度はしなびずに持つ。
そこで、この健気なシシトウを煮て食べることにした。煮びたしよりは濃いめの味付け。佃煮ほどは煮詰めないイメージ。
まず、水洗いして、へたをとる。
当然種はそのまま。
出汁しょうゆを水で割り、砂糖とみりんを少々入れる。
ガスを使うのあもったいないので、ストーブに掛ける。急がないときや、煮込み料理にストーブは便利で威力を発揮する。
しばらく煮て、しんなりし、煮詰まってくる。
出来上がり。
箸休めにちょうどいい。
おじさん一人の山小屋暮らし。貧しい食生活とはいえ、メインのおかずのほかに、箸休めが欲しいものである。
漬物などとともに箸休めに最適な一品。
出来立ては、ほのかに新鮮な野菜の息吹が香った。
畑と作物に感謝していただく。