今年の松茸は豊作

長野県は全国屈指の松茸の産地。
松茸に限らずキノコ全般が豊富。
今年は松茸が豊作とのこと。
去年は不作で、値段もキロ6万円と倍値だった。
買おうにも物がなかった。

今年は値段も安い。
今日行った、たてしな自由農園では、残っているのは3パックだったが、この前は20パックほども出ていて、縦にカットしたものまで売られていた。
カットして値段を下げて売るほど、出物が多いということなのでしょう。

おじさんは今年、2回買いました。
いずれも自宅の家族のお土産です。
おじさんの口に入ったのはそのうちの1回。
松茸ご飯で食べましたが、家族が言うように、自然な香りで満足感がありました。
しっかり香りがするものの、しつこさがありませんでした。
やはり松茸の味お吸い物とは違いました。
松茸ご飯を炊いた窯では、しばらく、ご飯を炊くたびに松茸の残り香がしてました。

地元では、松茸山の権利を3年単位で売買もしている。
3年単位とするのは、どうしても不作と豊作があり、3年間に1度は豊作の年に当たるからだそう。
この間は地元のニュース番組で、上田の小学校給食に、業者が松茸100本を提供と、伝えていました。
来年は松茸たべられるかな?

信州ソウルフード放浪記VOL.1 長野いむらやであんかけ焼きそばを食べる

長野へ映画を見に行った時の昼食に、地元で人気のいむら屋であんかけ焼きそばを食べた。

ちなみに地元に住んでいる人は、単に「長野」というと、長野市を指すようだ。
では長野県のことは何というのか。

おじさんの感じだが、地元の人のエリア感は通常は、町村単位であらわされることが多く、「ここら辺」とは町村単位を指すことが多いようだ。

もうちょっと広いエリアを指す場合は、北信、中信など、県を北、中、南、東で区分するエリア感か。
県全体を表すときは、通常は信州。
部外者に説明したり、公式な表現でやっと長野県という表現が出てくるような気がする。
いずれにせよ県内で「長野」という場合は、長野市を指すことが多い。

で、長野に行ったとき。たまにはご当地のものを食べようと思った。
できれば地元の人に愛される、リーズナブルな値段のもの。大学近くの食堂の定食のような。

映画館のある、権堂商店街は、善光寺の参道と、長野中央通りという幹線道路を結ぶアーケード街。
そこから駅方面にワンブロック下がったところに、いむら屋権藤店がある。
店正面の派手なレイアウトとオーソドックスなメニューサンプルケース。「味の散歩道」の看板に若干の不安も感じるが。

昼時に入ってみると、店内はほぼ満員。サラリーマンが二人ほどレジに並んでいる。
食券を先に買う方式らしい。皆、焼きそばを頼んでいる。
メニューを見ると「あんかけ中華」と「焼きそば」がメインらしい。
近々のテレビ朝日土曜朝の旅サラダという番組で、アポなし食レポコーナーを長野市でやっていた時に、取材拒否された店だ。

レジを仕切るマスターに失礼のないように、あんかけ中華と注文。席はカウンターになると告げられる。
瞬間、おじさんが注文したかったのはあんかけ焼きそばで、汁ソバのあんかけではないことに気づき、あわてて訂正。
マスターは何事もないように食券を切りなおしてくれる。

マスターをはじめ、ホール、厨房のスタッフは白衣姿。昔ながらの食堂のスタッフの姿だ。
「渡る世間に鬼ばかり」のラーメン屋の俳優たちも、白衣姿だが、食堂で話してばかりで動いていない。
ここでは、マスターを先頭に無駄なく動いている。

厨房がガラス張りで見える。大鍋であんを作っている。女性のホールスタッフが食券の末尾番号を呼びながら配膳している。
カウンターに座ったおじさんの両隣も焼きそば。
左の人は大盛とシューマイを頼み、固焼きメンを箸でバリバリ砕きながら食べている。

やがておじさんのところにも焼きそばが運ばれてくる。普通盛でよかった。キャベツときくらげがメインのあんに、大きめのチャーシュウが2枚乗っている。
あんが固いので、メンは最後まで硬いまま、あんがしみない。
味付けは甘い。ラー油化、辛子が欲しかったが酢をかけて食べると最後まで飽きなかった。
あとで、テーブルに辛子酢が乗っていたことに気づく。もっとおいしく食べられたかもしれなかった。

少数だが、あんかけラーメンを食べている人もいた。次回はスープの味も確かめてみたくなった。

定年オジサン山小屋で食す

おじさんは山小屋で何を食べているのか。
山小屋では全部自炊になる。
食材は片道30分かかるスーパーへ行く際にまとめ買いする。
畑に行くついでに、その先のスーパーへ行くことが多い。あるいは、東京の自宅から帰る際にスーパーへ寄って買う。

主食のお米は長野産の一番安いやつを買っておく。
長野では4キロ袋というのがあり、それを買う。
調味料は、しょうゆ、みそは長野のお家芸。安くてうまいものが手に入る。

タンパク質は肉と魚、豆腐など。
長野は肉もうまく、アルプス牛、信州豚などと称して売っている。
信州豚のこま切れと、鶏もも、豚挽き肉などを主に買う。東京から山小屋へ着いた最初の夕食は、信州豚のこま切れを使ったカレーを作る。水に材料をぶち込み煮込むだけ。隠し味に地元産の酒粕と自作のチャツネを使うくらい。玉ねぎも炒めない。ルーはゴールデンカレー。ところがこれがうまい。

豆腐と納豆もうまい地元産がある。
魚はサバの3枚卸などの冷凍ものを買っておく。
長野のスーパーは魚も充実しており、味はともかく、刺身や鮮魚も普通に手に入る。
あとは、食パン、卵、総菜(コロッケ、アジフライなど)を買っておく。

嗜好品では、焼酎、コーヒー、つまみのあられ、チーズなど。

山小屋では、甘いものも必要。
自宅にいるときには感じなかった甘味への欲求が出てくる。蒸しパンなどが欲しくなる。

野菜は自給が多いが、取れない時期の人参、玉ねぎなどは適宜買う。

メニューは好きなもの、得意な料理になる。
カレー、親子丼、ニラレバー、野菜炒め、ゴーヤチャンプルなどのローテーションになる。
冷ややっこ、漬物、揚げ焼きなども十分な1品になる。山小屋で発見した料理が、煮込み。
キャベツにひき肉をはさみ、野菜と一緒にストーブで煮込む。
なぜかいつ作ってもうまい。

昼飯は冷凍うどんや、乾麺などが多い。

たまの外食も楽しみのひとつになる。

焼き肉のタレを作る

リンゴが安かったので買ってきた。
サンつがるという早生の品種が、大玉5個で300円。チリンゴを使って焼き肉のタレを作った。

タレの材料

リンゴを中心に、玉ねぎ、トマト、ニンニク、ショウガが素材。
セロリなど香辛野菜があれば入れたかったところ。
また、ニンジンなども、甘みが出ていいかもしれない。
素材はすり下ろします。
トマト、玉ねぎはみじん切りでもいいです。

ここで、ジンギスカンのタレの話

おじさんは北海道生まれ。
小学生のころ、校庭でキャンプをした時の夕食がジンギスカンだった。
その時、同じ班の女の子が自家製のタレにつけた肉を持ってきていた。
当時は羊肉をタレにつけたものを焼くのが主流だったように思う。タレは各家庭の手製が多かったようだ。
それから、大学生になってからも、遠足だの、花見だの、観楓会(紅葉狩りのことを北海道ではこう言った)だのと必ずジンギスカンだった。

最近、札幌市内のジンギスカン屋でタレの話を聞いた。その店では、醤油と焼酎を合わせて寝かせたものを使っているという。
店でわいわい食べるには、あっさりしてちょうどよいタレだった。
ジンギスカン屋の中にも、リンゴや玉ねぎを煮込んだドロッとしたたれを使っている店もある。

なお、家庭用のタレでは、ベルという道内のメーカーが決定版ともいえるタレを発売してから久しい。
今や、家庭で食べるジンギスカンといえば、ベルのタレの味を連想するほどだ。

タレを作るときの調味料など

素材に調味料を加えて煮込みます。
醤油と砂糖がベースです。
酒、みりん、トウガラシなどを加えます。
昆布や干しシイタケを入れて出汁を第二のベースにしてもいいでしょう。

隠し味としては、味噌。赤味噌のほうがいいかもしれません。
おじさんは更に酒粕を入れます。上田市の地酒・亀齢の酒粕。
煮物には和風、洋風を問わず、酒粕を使います。

このように、発酵調味料の力を存分に発揮してもらいます。コクが出てまろやかになります。
タレにとろみが出るくらいまで煮込みます。

できたタレの使い方

できたタレは瓶などに入れて保存します。
使い方は焼き肉のタレのほか、洋風煮込み料理のベースなどです。
チャツネより味が濃いので、少量で料理にアクセントがつきます。
タレとしても市販のものより薬臭さがなく、またリンゴなど素材が生きた手作り風の味がして重宝します。

 

定年おじさんチャツネを作る

昨日の北海道胆振東部地震のお見舞いを申し上げます。
定年おじさんの出身地(および本籍地)は北海道です。
幸い、札幌の親せきは無事でした。停電中(昨日9月6日の朝現在)とのことでしたが、ガス、水道は使える状態とのことでした。
現地は朝晩の冷え込みが始まる季節です。道民の皆さんが無事に過ごせますように。

おじさんとチャツネ

長野県にリンゴが出回る季節となった。
サンつがるという品種のリンゴが7個入りで420円だったので購入。

チャツネは、カレーや西洋料理の煮込みの隠し味に使う。市販のオリエンタルカレーにチューブ入りのチャツネがついているから知っている人も多かろう。
マンゴーやリンゴなどを、ニンニク、ショウガをベースに煮込み、砂糖や酢で味を調えて作る。
カレーに使うとコクが出る。

おじさん、今までは、カレーのベースに、リンゴのすりおろしなどを使うことが多かったが、チャツネを作っておくと便利だ。

参考レシピは「檀流クッキング」。いい意味でおおざっぱで、うまそうなレシピになっている。

おじさんチャツネを煮る

まず、リンゴをざっと洗って芯をとり、皮つきのまま薄切りする。
その間、鍋にニンニク、ショウガを炒めておく。
リンゴを鍋に入れ、火が通るまで炒め煮とする。
檀流レシピではここで唐辛子を入れる。お好みでどうぞ。

リンゴが煮崩れてきたら、レーズン、ザラメ、酢、レモン汁、塩少々を入れる。
照りが出てチャツネらしくなる。

殺菌した瓶に詰め、煮沸して蓋を閉める。
常温保存を前提とせず、冷蔵庫保管でももちろん良い。

チャツネについて雑感

檀流レシピ通りに作って何の問題もありません。

おじさんが昨年作った分は、東京の自宅にも常備して、カレーやミートソースを作るときに活躍しました。

なお、レシピを実践して自分なりの雑感を2、3点あげます。

①レーズンですが、粒をそのまま煮込んでも煮崩れません。みじん切りにしてから煮込むとよいかもしれません。

②ザラメの投入ですが、照りと保存性を考えると必要ですが、分量については真空瓶詰による常温保存であれば分量多めにするなどの工夫が必要かと思います。もちろん通常の砂糖を使っても構いません。

③市販のチャツネは完全にペースト状になってますが、写真程度の煮崩れ状態でも問題ありません。最終的にカレーになった時には煮込まれて苦になりません。

④チャツネの代用品として、果物のジャムを使うこともできます。自宅の息子が桃のジャム(定年おじさん製)をカレーの隠し味に使い、まろやかかになると言ってました。

定年おじさん ジャムを作る

おじさんとジャム

おじさんとジャムづくりの初遭遇は子供のころ。
家の表の路上で近所のお姉さんが七輪でイチゴを煮ていたのを眺めていたこと。当時は七輪を使った炊事を路上で行うこともあった。
60歳過ぎて自分で作るようになろうとは。

長野県のジャム素材

長野は食材の宝庫だが、ジャムの素材も豊富。
初夏のアンズに始まって、ルバーブ、スモモ、ブルーベリー、ネクタリン、モモ、洋ナシ、リンゴ、イチゴ。
モモとネクタリンのかけ合わせのワッサーというのや、珍しい素材ではハックルベリー、食用ほおずきもある。

おじさんジャム材料を探す

長野県は桃の産地でもある。長野市川中島が名産地だが、近隣のものがちょくちょく直売所に出る。
近くの直売所では、最盛期の果物が箱単位で売られ、加工用のB級品だと値段も安い。
モモ1箱を1980円で購入。地元産かと思ったら山梨産だったが。

モモのジャムを煮る

モモを煮る。
去年から本やネットを参考にいろんな果物のジャムを煮ている。
今では、季節の果物が安く売られているのを見ると思わず買って帰りたくなる。
旬の果物の香りと甘さはそれほど魅力的だ。

モモは皮を煮て色を出すのがポイント。その間、ビンと蓋を煮沸しておく。
皮から色が出たら、剥いた実を切って投入。砂糖を入れる。レモン汁も少々。               砂糖の分量はその後の保存を考えると材料の1/2が目途といわれるが、素材の香りなどを考えると1/3くらいか。                      実が煮崩れてツヤがでてきたらアツアツのうちに、これまた消毒済みのアツアツの瓶に入れ、軽く蓋をする。
瓶内の減圧のため、中身を入れた状態で再び煮沸。              数分ののち引き上げ、瓶を固く締めて出来上がり。

食べ方

パンやヨーグルトの友として食べるのが王道。すっぱみがなく子供向きの味である。
作ったジャムは、自宅へ送ったり持って帰るが、息子はカレーのチャツネとして使ってコクが出たとのこと。
蓋が固く締まりすぎるのが家族には不評で改善の余地ありと反省。