苗定植

夏野菜の苗の定植がほぼ終わりました。

苗を植え付けた畑。玉ねぎが育っています

5月下旬になっても霜注意報が出る長野県内。
山小舎の朝は気温10度以下になることもしょっちゅう。
かと思えば、カンカン照りの紫外線注ぎまくり、洗濯物もすぐ乾くような日も。

蓼科山山頂にも5月下旬になって雪が積もる日も。

夏野菜の苗に霜は厳禁なのですが、待ってもいられないので定植を行っています。

手前から4列トマトを植えました

ことしは東京で好評のトマトを4列、計40本近く作付けしました。

珍しいところでは、カボチャのバターピーナツ、ケール、ステイックセニョールを少しずつ。

夕顔でかんぴょうを作ってみようと思うので、今年は思う存分育ってもらいます(例年、夕顔は育ちすぎて邪魔になるのでツルをバシバシ切ってしまっていました)。

「行燈掛け」をした苗も

風で苗の根元がゆすぶられるのを防ぐため、ピーマンと一部のナスに肥料袋で苗を囲う「行灯掛け」をします。

ガッテン式の畝は今年で4年目。
土がこなれて、温かいのが頼もしいです。
今年は畝にうっすら発酵腐葉土を蒔きました、いつものえひめAIの散布はもちろんです。
植え付け初期には潅水をどんどん行い、初期成育を促そうと思います。

ジャガイモが芽を出しました。

一番草

畑が「一番草」の時期になりました。
今シーズン最初の草刈りの時期がきたのです。

このあたりではすでに、畑の周りや道端で、草刈りが始まっています。
山小舎おじさんの畑では、タンポポの種が飛び、ハルジオンの花が咲き乱れ、雑草が生い茂っています。
苗の植付や、畑の準備に忙しく草苅は後回しにしていた結果です。

現在は、苗の植付が一段落し、また今週末から帰宅する予定なので、ここで最初の草苅です。

草刈り機は新しい燃料を入れてスタートをかけると、問題なくエンジン発動しました。
刃を廻し、草に当ててみると、まだ柔らかい春の草だからでしょうか、どんどん刈ってゆきます。
丸刃の切れ味もマアマアのようです。

そういうことで、第一弾は夏野菜の苗を植えた畑の周りの雑草を刈りました。
草刈りを終えてみると、刈った後の草を敷き藁代わりに使えることに気が付きました。

カンカン照りの日、植えたばかりの苗の根元に刈った草を敷きます。
夏野菜の苗を日照りから守ることができます。

トマト、キューリ、ナス定植

夏野菜の定植をしました。
カンカン照りの夏日です。

11列の畝をマルチング
苗を軽トラに積んで出発!

大玉トマト、ミニトマト。
ミニトマトは赤、黄、緑を選びました。

出荷先の彩ステーションではトマトの評判がよく、箱を開けた瞬間売切れるとのことで、今年は作付けを1列増やしました。

植え付け方法も、いつもの斜め植えはもちろんとして、根元に枯れた草などを敷いて乾燥を防ぐようにしました。

トマトを斜め植え

キューリは夏涼みという標準種を中心に10本ほど。
植え付け後は水をたっぷりやります。
根元に枯れ草を敷きます。

ナスは長ナス、丸ナス、白ナスを2本ずつ。
4本ほど標準種を加えて合計10本。
水と肥料が大好きな植物なので、肥料はともかく水をたっぷりかけます。
枯れ草を敷いて、支柱を立てます。

ナスは支柱を立て、乾燥防止の敷草を

ピーマン類はピーマンが2本、シシトウと万願寺トウガラシが1本ずつ。
パプリカの赤、黄を1本ずつ。
鷹の爪唐辛子を2本植えました。
ピーマン類もナス同様に支柱が必要です。

ピーマン類の列です

トマトの支柱とキューリのネットはもう少し後に設置します。

翌日の真夏日予報を、枯れずにクリアしてほしいと苗たちに願ってこの日の作業を終えました。

ナス、ズッキーニ、オクラ定植

さあ、今年も夏野菜の定植の時期がやってきました。

GWの連休が終わった頃。
暖かい初夏のような陽気があったと思えば、霜注意報が出て夜は暖房ガンガン(標高1400メートルの山小舎で)の日もあります。
蓼科山の山頂の雪は一度消えましたが、また白くなっています。

畑では徐々に夏野菜の苗を植え始めました。

農協や直売所に寄った際に苗の売り場をのぞきます。
よさそうな苗、珍しい品種の苗を見かけたときはチャンスを逃さず購入します。

この日は、購入してあったズッキーニ4株、長ナスと丸ナスを2株ずつ、オクラを4株定植しました。
苗購入後も低温障害を防ぐため、夜間は室内に入れて管理しました。

ズッキーニの苗を定植
オクラの苗です

また、定植後はこまめな水やりができないこともあり、例年は初期成育に失敗し、成長と成果がうまくいかなかったものがありました。
セロリ、オクラ、ナス、ゴーヤなどです。水が好きな品種に必要な実機に十分な給水ができなかったことや、最近の品種が苗の時から水分、肥料分が整った環境で育っており、逆境に弱いといった理由もあると思います。

ことしは大きめのオクラの苗が手に入ったので、植付時と初期成育時に水やりをたっぷりしようと思います。
そうして初期のうちにある程度大きくしておければその後の成果につながるのでは?と期待します。

トマト、キューリ、残りのナス、ピーマン類など、夏野菜の主力品種の植付は5月中旬以降の予定です。

4月に植えたレタスが順調に育っています
同じくキャベツです.今のところ順調

ジャガイモ定植

ことしもジャガイモ定植の時期が着ました。
毎年、4月20日前後からが山小舎地方のジャガイモ定植時期です。

ことし選んだ品種は、男爵が5キロ、北海コガネ、十勝コガネ、PVPが各1キロ。
探していたデストロイヤーという品種には出会えませんでした。

植え付けは、例年の半分程度にしました。
昨年の収量がよくなく、粗放栽培の限界を感じたので、今年は少し集約的にやってみようと思ったからです。

男爵5キロ
その他の品種を軽3キロ用意

去年ジャガイモを植えた圃場は土地が乾いて締まりやすく、また耕耘を浅くしか行わなかったのでした。
また、完全に無施肥で行いました。
その結果、玉の数、大きさ共に満足行く結果にはなりませんでした。

その経験を踏まえ、今年のジャガイモ植え付けの圃場は、ガッテン式畝立てを行った場所としました。
ガッテン式の畝は数列だけでしたので、そこには男爵以外の品種を植えました。

男爵を植える畝は、新たに立てましたが、その際にはスコップで土を起こして(ただしひっくり返さず)、深い部分に空気を通すようにしました。

男爵用の畝を鍬で切る

また、定植前には畝にボカシ堆肥を撒き(初期成育促進のため)、えひめAI酵素の希釈液を散布しました(土壌微生物育成促進のため)。
マルチはしませんでした。

ジャガイモの植付

買ってから1か月近くたつ種芋は、すっかり発芽していました。
全部で8キロほどの種芋を植えると、フェンスで囲まれた(狭い方の)圃場が植え付け完了となりました。

まだまだ圃場の面積はあります。
去年の菊芋の堀残しから芽が出ていました。
今年は菊芋の新規植え付けはなしにしようと思います。

春の耕耘

畑の大家さんから管理機を借りて、畑を耕しました。

春になり、畑は雑草が芽吹いてきたり、あるいは硬く固まった状態です。

ガッテン農法式で畝を立てた部分は、若干のガサの落ち込みがありますが、雑草はまばらで、畝を整形すれば使えそうです。

雑草をひっくり返し、固まった土をほぐすため管理機をかけることにしました。

ラダーレールと虎紐とガソリン携行缶を積んで大家さんのうちに向かいます。
山小舎開きの日に伺ったのですが、留守だった大家さんです。
この日は奥さんが在宅、半年ぶりのご挨拶をします。
いつもと変わらぬざっくばらんな奥さんでした。

裏に回って納屋から管理機を出します。
管理機は置き場所が変わっていましたが、いつも通りに動いてくれました。
積込みもいつも通りにできました。

大家さんの納屋に置かれた管理機
ラダーレールを使って軽トラの荷台に積み込む

畑について管理機のエンジンをかけます。
雑草を起こすだけの場所は縦に一回だけかけます。
植え付け予定の場所は縦横二回かけます。

耕耘している間に野鳥がやってきて耕した土に止まります。
土の匂いが空まで届いたのでしょうか?

こうやって一度耕耘しておけば、畝を立てる際にもかなり楽になります。
硬く締まった土は管理機ではだめで、スコップを入れて空気を通さなければなりません。
また、柔らかな土の場所でも、あとで鍬を使って畝立てをしなけっればなりません。

ことしも畑の季節が到来しました。
次回の作業はジャガイモ用の畝立てです。

キャベツ定植

4月に入り信州も畑の季節到来です。

寒い日は気温が氷点下になる時もあります。
こんな寒い日に植えられても野菜も大変だろう?と思うような日もあります。
八ヶ岳の山頂は雪が残っています。
一方で、畑の雑草は着実に成長しており、ナズナ、タンポポなどは花を咲かせており、季節は進んでいます。

ことしの山小舎おじさんの畑ライフ。
省力、省栄養、無農薬、無害獣をモットーに今年も頑張る予定です。

無肥料、無農薬、不耕起のガッテン農法を取り入れて4年目になります。
ガッテン農法式で起こした畝は計15畝ほどにもなります。
一度起こしたら再耕は不要といわれる畝です。
実が成る夏野菜は、例年通りこれらの畝に植えます。

ガッテン式の畝立てをしていない場所もたくさんあります。
鹿よけのネットで囲まれた場所、ネットなしの場所、そもそも畑として利用していない場所も。

ネットに囲まれた場所には、害獣防止のため、鹿が好む作物を植えましょう。
インゲン、キヌサヤ、枝豆、大豆、トラ豆などの豆類、かぼちゃ、ジャガイモ、サツマイモなど。

ネットなしの場所には鹿が好まない作物を植えましょう。
菊芋、里芋、ヤーコン、ウコン、長ネギにエゴマ、ほうずきなど。

山小舎おじさんの力と根気がなく、やむなく耕作放棄している場所は、春先に管理機をかけ、雑草を起こしておきましょう。
夏ころには草刈りも何度か必要になるでしょう。

集落設置のフェンスに覆われた場所は、ほぼ全面をガッテン式畝立て済みです。
夏野菜、キャベツ、ハーブなどを植えましょう。
今年はビーツにも挑戦したいと思っています。

さて4月も中旬になろうとする畑。
畑の準備に並行して植え付けを開始しました。

キヌサヤの苗を買ってきて植えました。

キヌサヤの苗

キャベツ50株とレタス少々を定植しました。

キャベツの苗。トレイに50株ほど

トレイで発芽させて売っているキャベツの苗。
山小舎おじさんのような、素人さんの畑にはトレイからポットに移して、もう少し大きく育てた後に植えた方がよいのかもしれません。
ですが、朝晩の寒暖差が激しく、温室もない山小舎で春先の育苗は難しいので、このまま定植しました。

定植前には苗にえひめAIの希釈液を吸わせておきます。
事前にマルチで地温を高めておいた畝に植えてゆきます。
トレイは小さいので手で苗を取り出すことは困難です。
小さいフォークを使ってトレイから苗を掘り出します。

トレイからフォークで取り出す
マルチにあけた穴に植えこむ

苗をマルチの穴に置いたあと、苗に体重をかけて鎮圧します。
苗と土壌を密着させ、自力で給水させるためです。

これまでのキャベツ栽培は、乾燥のため初期の生育が悪かったり、育っても長雨でカビが発生したりしました。

初期の育成促進のために、植え付け前の畝に去年から自作しておいたボカシ肥料を入れてみました。
しばらくは畑に行くたびに水やりもしようと思います。

果たして今年のキャベツの生育はいかに。

キャベツの定植終了

畑の準備

4月に入り、桜も満開になった畑周辺ですが、寒気がぶり返し雨が降りました。
雨が上がり、風邪は冷たいものの天気が良くなったので畑へ行きました。

鹿よけのネットを建てて3年目になる圃場。
冬の間に支柱が2、3本折れていました。

風が当たる部分の支柱です。
昨年のように鹿に破られた後、脱出の際に蹴倒されたようなことはありません。

風邪に倒された支柱とネット

支えの木の杭のところからぽっきり折れた支柱を回収し、新しい支柱に取り換えます。
冬の間の強風で支えの木の杭も緩んでいるので、新しい木杭を打ち込みます。
木杭の材料となる太めの枝は山小舎にいくらでもあります。
まっすぐな枝をチョイスして先端を鉈で落として木杭を吸う本作っておきます。

新しい支柱と木杭を打ち込む

ネットの補修が終わりました。

補修したネット

春作は、キャベツ、キヌサヤなどを予定しています。

昨年立てた畝を引き続き今年も使用します。
冬の間に土が締まった場所はスコップを入れて起こします。

鍬で畝の形を整え、レーキで雑草などを取り除きます。

去年から仕込んでおいたボカシを上から撒いて軽く混ぜこんでおきます。
春作の場合、地温が低く、小さい苗でキャベツなどを定植すると、どうしても初期の育ちが遅くなります。
今年はボカシの力添えで地温を上げ、栄養を補給してキャベツに良く育ってもらえれば、と思います。
うまくいけば6月ころに出荷できます。

去年、ニンジン、エゴマ、ホオズキなどを植えた畝を起こす

畑の傍らには水仙がほころんできました。

水仙が満開

隣の畑の桜も満開です。

桜も満開

去年11月に定植した玉ねぎが元気になってきました。

玉ねぎも元気

玉ねぎの苗活着

山小舎開きを行った後、畑へ行きました。

気になっているのは玉ねぎの苗。
昨年11月に200本ほどの苗を定植したものです。

すっかり雪が溶けて、雑草が芽を出す前の畑に、鹿よけのフェンスを開けて入ります。

マルチを敷いた畝では無事に玉ねぎの苗が活着していました。

8割から9割程度の苗が脱落せずに生き残っています。
よく頑張った!
冬前からほとんど苗の丈は伸びていない気もしますが、まだ寒い3月はこれでいいのです。

暖かくなる4月からが成長の時期となります。

よく成長して6月には大玉の玉ねぎが収穫できることを願います。

畑のゴミ燃やし

畑作業もいよいよ今年は終わりです。
作業をしようにも寒いし、雪が降ってきます。
既に来年の準備も終え、残るは畑に残るゴミの処理だけとなりました。

畑でいう、ゴミとは、野菜の残滓だったり、雑草の枯れたものだったり、剥がした後のマルチだったり、のことです。
秋になると畑のあちこちからゴミを燃やす煙が立ち上ります。

山小舎おじさんの畑にも、菊芋の残滓が残っています。
これを燃やすことにして消防署に届け出ました。

当日は山小舎周辺は雪。
姫木別荘地内の道路も真っ白です。

とりあえず畑に向かうと、途中でボタン雪がやんできました。
畑は雪がちらつきながらも、ゴミ焚きには差し支えない程度でした。

畑のゴミ焚きには、火力が重要です。
よほど乾燥でもしていない限り、野菜の残滓はそれ自体がなかなか燃えません。
枯れ草等を燃やすためには、燃料用の枯れ枝や焚付などを用い、それらの火力によって燃やします。
残滓だけを燃やしても、火がつきづらく、また時間がかかりすぎるのです。

新聞紙、段ボール、シラカバの皮、焚き付けを十分持って畑に向かいました。
それらに火をつけ十分に炎を立てたところに枯れ枝を並べます。
裏山の枯れ枝が十分にあったので利用しました。

ぱちぱちと枯れ枝に火が移るのを確認してから、菊芋の枯れた茎を被せます。
煙が盛大に立ちます。

枯れ茎と残滓が燃えつきるように、レーキで均してゆきます。

1時間半ほどで大体燃えました。
炎が収まると、レーキで均し、土をかぶせて煙が出ないようにして終了です。

ことしの畑作業が終了しいました。