畑のシーズンインです。
おじさんは今年から畑を300坪ほど借りましました。
新しい畑はどんな土質なのかわかりません。
その畑のわきには山からの小川が流れています。
排水パイプを設置した畑もあります。
水気の多い場所なのかもしれません。
水はけがよく、保水性が高い土地を目指すのが畑づくりの第一歩です。
矛盾した要求ですがそれをかなえてくれるのが土壌の不思議なところ。頼もしい奴です。
近くにある長門牧場が堆肥を譲ってくれるというので、新しい畑の土壌のためにも、もらってくることにしました。
長門牧場でたい肥をもらう
おじさんの山小舎から白樺湖畔に降り、立科町方面を目指し、女神湖を超えて少し行ったところに長門牧場があります。
おじさんの孫が山小舎に来た際に同行して何度か訪れたことがあります。
とにかく広大な牧場で、夏には観光客がわんさか押しかけます。
食堂と売店があり、ソフトクリームが有名です。
軽トラでたい肥をもらいに長門牧場へ出かけました。
観光客の姿は全くありません。
食堂と売店のある建物を遠望します。
夏はこの建物周辺に人が溢れます。
旧事務所へ寄ります。
張り紙の案内に沿って事務所へ電話します。
堆肥場への道順を聞いておきます。
ほしいだけとってよいそうです。
名前と住所、電話番号をノートに記入して現場へ向かいます。
途中の風景です。
とにかく広い!
行き止まりのフェンスのわきに堆肥置き場がありました。
思ったよりずっと立派な施設です。
完熟というのにはやや若いですが、牛糞や馬糞由来の堆肥が山となってありました。
軽トラの荷台にビニールを敷き、コンパネ二枚を立てて堆肥を積んでゆきます。
まだ若い堆肥はずっしり重いのでほどほどの量にしておきます。
コンパネを用意せずともよいくらいの、ほどほどの量にしました。
それでも道中、軽トラは重さにあえぎ、やっとこさ坂を上ってゆきました。
新しい畑に堆肥を下す
牛糞など動物由来の肥料の効能については諸説あります。
動物性を徹底的に排する農法もあります。
全く肥料を使わない農法もあります。
おじさんにはその違いがよくわかりません。
未熟な堆肥は、完熟するまで作物には逆効果だといいます。おじさんが頼りにする微生物液が堆肥の効果を高めることを期待していますが、実際のところどうなのか?
堆肥はそもそも必要なのか?
堆肥の働きは、作物の養分としてよりも、土壌の団粒化など物理的効果が高いものだというが本当か?
考えているうちに畑につきました。
堆肥を畑に下ろします。
広い畑に比べると少なく見える堆肥の山です。
後日、畑にばらまいてから耕うんすることにします。
牛糞堆肥は窒素分としての効果もさることながら、土壌改良(団粒構造化)に効果があるという話もあります。
耕作を休んでいたこの畑に養分的な心配はあまりしていませんが、水気が多そうなこの畑の土質の改善ができれば、と長門牧場の堆肥には期待しています。