今年の朝市を終えました

朝市終了です。
9月になった平日、山小屋おじさん一人で朝市に出店しました。
晴天。
来客はありませんでした。
これで今年は終了します。

今年の朝市の決算

今年は12日だけ参加しました。
8月1か月間と、前後各1週間が開催期間ですから、ざっと1/4程度の参加率。
山小屋おじさんの畑の生産能力からしてこんなもんでしょう。

参加した日の来客総数は111組、売上は13,700円でした。
ただし売上には、別荘地内の食堂での店頭販売分を含みます。

去年の実績を見ると出店日数はなんとことにと同じく12日。売上は13,200円とほぼ同じでした。

出品品目、量が増えた今年としては物足りない実績です。
原因はお盆の時期に出店しなかったことだと思います。

今年もいろんなお客さんが来てくれました

去年、おじさんの営業トークでハックルベリーを買ってゆき、ジャムがおいしかったので再び買いに来たお客さんがいました。
今年もハックルベリーはないかとおじさんの店に来てくれたのですが、その時期には収穫がなく、そのままになってしまいました。
来年待っててください。

当ブログの読者というご夫婦が来てくれました。
ビックリもし、それ以上にうれしくて、突然知り合いが客として現れたような感じになりました。
これからもよろしくお願いいたします。

品目が少なかった時、春の採取して乾燥保存していたスギナを出品してみました。
思ったよりお客さんの関心を引きました。
話題を喚起する品物そのものの力と、いろんなことに興味を示してくれる朝市のお客さんの意識の高さを感じました。

朝市、山小屋おじさんの来年の課題

出店者側の高齢化、別荘住民総体としての高齢化、人口減少など、朝市を取り巻く状況は必ずしも楽観を許しません。
朝市2年生の山小屋おじさんとしては来年に向けて次のようなことを考えています。

・基本的な夏野菜の収量確保、品質向上・・・キューリ、ナス、トマト、トウモロコシは夏野菜の基本です。
また出品する以上、せめて意識はプロ並みに近づけるよう努力したいと思います。

・話題作りに珍しい品種も・・・ハックルベリー、食用ほうずきなどは地元ならではの品種を引き続き出品したいと思います。
お客さんとの会話のきっかけとして貴重な品目です。

・野草にチャレンジ・・・今年小ヒットしたスギナに加え、ヨモギなどの乾燥野草を出品したい。
ヤーコン、藍などの野草茶も考えたい。

・根付き野菜を用意・・・バジル、シソなどを根付きで販売し、フレッシュな状況で届ける。

・発信ツールの充実・・・畑通信をさらに充実する。

来年もよろしくお願いします。

ご近所立寄り湯めぐりVOL.4 「三途の川」の彼岸の極楽、霊泉寺温泉

山小屋おじさん久しぶりの温泉です。
今回は、鹿教湯温泉へ行く途中にある霊泉寺温泉にゆきました。
最寄りの町・丸子から車で30分。
旅館4軒が営業中で、大人200円の共同浴場もあります。

国道を曲がって三途の川?を越えると別世界

丸子と松本を結ぶ国道を標識に沿って曲がると橋が架かっています。


雰囲気が変わります。
まるで「三途の川」にかかる橋のようです。

「三途の川」のほとりには遊具のある公園が。
公園のわきにはなぜかひまわり畑が。

道しるべに導かれ霊泉寺へ

温泉までは1本道ですが、道々に「道しるべ」の標識が立っています。


彼岸を行く我々を救ってくれるようにお地蔵さまが見守ってくれています。

やがて温泉名の由来でもある霊泉寺が現れます。
山裾の寒村にふさわしくない堂々たる寺院。
広大な本堂などもさることながら歴史を感じさせる一角です。

極楽・霊泉寺温泉共同浴場

人気のない温泉街です。
旅館は4軒が営業中とのことですが、ほかにみやげ物屋も万屋もありません。
廃業した旅館が寂寥感を誘います。

共同浴場は200円。
入浴料は自主的に料金箱に入れます。
一応管理人はいます。

無色透明な湯で、温まります。
近場で天然温泉に入れるので平日ながら高齢の客が数名訪れていました。
山小屋から1時間県内でこういった温泉に入れる幸せを実感しました。

少し離れた民家の敷地内にかわいいスナックがありました。ここでは貸す少ない温泉街らしい景色です。

白菜の種を蒔きました

夏野菜の収穫もほぼ終わりました。

畑で今後の収穫が予定されているのは、ヤーコン、里芋、藍、落花生くらいです。

サツマイモとかぼちゃは食害で全滅しました。
食害の犯人は鹿だろうと思っていましたが、朝市仲間の先輩によると鹿じゃないだろう?とのこと。
はたして誰の仕業か・・・。

アスパラガスとルバーブ、あしたばは来年以降の収穫になります。

ということで今年中の収穫予定の秋作として、ニンジン、大根の種を蒔いています。
そして今日、白菜を蒔きました。

オジサン珍しく、丁寧に土づくり

今年の秋作。
ニンジンの発芽率の悪さにショックを受け、大根の種まきに当たっては丁寧に準備しました。

いつもなら表面だけを均して、元肥も施さず出たとこ勝負の大根作りです。
今年は少しでも実を伸ばそうと、深めに土を起こしました。元肥に、石灰とボカシ、化成肥料を施しました。
種まきの後の覆土には、ポットに使う苗用の土を用いました。
フィニッシュはえひめAI希釈液を潅水です。。

おじさんの考えうる最高の準備です。

白菜は苗がなくてやむなく直播

白菜とキャベツの作付けの時期です。
生育期間を60日とすると、11月には初冬を迎える信州の山奥としては、8月中には種まき、定植を終えたいのです。
今がぎりぎりの蒔きどきです。

去年おじさんは白菜を苗からを作ろうと思いました。
が、種をまいたポットからはほとんど発芽しませんでした。したがって白菜の収穫はゼロでした。
一昨年は自作の苗を定植してちょっとは収穫があったのですが・・・。

今年は無理せず苗を買って植えようと思い、農協へ行きました。
残念ながら最後の苗が買われていった後でした。

やむなく種を買いました。
種売り場で、横にいた人に「これから白菜蒔いて間に合いますか?」「種はどれがいいですか?」と聞きました。

人のよさそうな70歳前後のその人は「天気次第だけど、この種なら間違いない。うちは路地で直播している」と答えてくれました。

その種がこれです。
600円もするのでびっくりしましたが・・・。

大根の時の要領で最高の準備煮て、白菜の種を蒔きました。直播した後の白菜の畝です

畑の作物たち

落花生です。
果たしてどれくらい地下茎の実がついているのでしょうか。

バジルです。
収穫後は電子レンジで乾かして乾燥バジルで保存しようと思っています。

信州ソウルフード放浪記VOL.8 上田岡崎酒造・亀齢

上田の地酒に亀齢がある。

旧北国街道沿いに昔の面影を残す柳町界隈に岡崎酒造がある。

350年前の寛文5年の創業。
現在の杜氏は、当家の跡継ぎ娘が務める。

ときどきは店頭に顔を出す、おかみさんともどもの美人親子である。

岡崎酒造の名物、美人母子

「犬神家の一族(リメーク版)」のロケ地でもある、柳町界隈には、昔ながらの味噌蔵などのほか、旧商家の建物を利用したソバ屋、パン屋、カフェなどが軒を連ねる。

上田に来るとここに来る。
ここに来ると岡崎酒造に顔を出す。

上田地方は中世までは、信濃国府の所在地で、都を東上する東山道の要衝。
近代になっての中山道では沿道を離れたものの、越後へ続く北国街道の宿場であり、明治になって長野県で最初に東京からの鉄道がとおった場所。

亀齢はその場所の地酒なのである。
東北の地酒のようなフルーテイさはないものの、すっきりとした混じりけのない飲み口。

店頭から家族の住居へと続く土間のわきには江戸時代のものというひな人形一式が展示されていることもある。


信濃国二宮、生島足島神社にも奉納されています。

いつだったか、1本求めた後、「地元のワインはどこで手に入りますかね?」と杜氏である御当家の娘さんに聞いて、いやな顔をされたことがあったっけ。
造り酒屋に来ていきなりワインの話をすることはないわね。失敬。

普段は愛想がいい店なのでご安心。
杜氏の母君である奥様に当たると話が止まらないこともあったりする。

酒かすがあったので買ったところ、奥様に「何につかう?」と聞かれて「粕漬用に」と答えると、「粕漬にはもったいない。直接食べるかす汁などに使ってください」と言われたこともあります。
承知致しました!

上田中心街の名物店たち

地元の人でいつ行っても人だかりのある富士アイス。
今川焼とソフトクリームの2本立て。
車を路駐させて並ぶお客さんは今川焼を10個、20個と買ってゆきます。
もちろん1個でも売ってくれます。
ここにも地元のソウルフードがあります。
最近は店内の食堂が休業中のようです。

焼きそばの福昇亭は休日ともなると観光客で満員。
なお、ラーメンとのセットを頼むと、焼きそばとラーメンが一人前ずつ出てくるので小食の人は注意してください。

カレーのベンガル。
「暮らしの手帳」に連載されている「今日の買い物」シリーズ上田編で紹介されていました。
山小屋おじさんはカレーを注文しましたが、ハンバーグなど洋食全般もおいしそうでした。

コーヒー1杯180円を守り続けている喫茶店木の実。
ある日山小屋おじさんがコーヒーを飲んでいると、地元の商店街の顔役といった風の人が来てビールを飲み始めました。店主も呼んで飲んでいた顔役は、山小屋おじさんにもいっしょにどうですか?と声をかけました。
もし応じていたら、稀有な話を聞けたはずでした。
地元限定の世界の入口を垣間見た瞬間でした。

揚げパンの持ち帰り店です。
黄な粉揚げパンがおいしかったです。

ぜひ一度寄ってみたいと思っている食堂です。

上田にはアニメの聖地が多いようです。
自販機のデザインもアニメです。

信州ソウルフード放浪記VOL.7 上田唐揚げセンターへ出撃

山小屋おじさんも日曜日は休養日です。
上田駅ビルにある唐揚げセンターへ行ってきました。

今や、空揚げ専門店は全国に点在します。
持ち帰り専門店もあったりして。

上田の唐揚げセンターは全国ブームの前からあった店なのです。

「センター」の唐揚げ定食に胃袋をつかまれる

昼時はいつもにぎわっている上田唐揚げセンター。
ネーミングがいいですね。
内容も充実しているようで、夕方からは、飲める唐揚げ店としても盛況のようです。

今日もおじさんは、唐揚げ定食をオーダー。
濃い目に味付けされた唐揚げはご飯にあいます。

付け合わせはキャベツのざく切り。
寿司屋にもあるガリ。
そのガリともやしの和え物は取り放題。

ごはんは思ったより小盛ですが食後は満腹。
税込み842円はコスパ十分。
某バーミアンの唐揚げ定食とは、唐揚げそのもののグレードが違いました。

1時間1000円で飲み放題のコースもあり、まさに地元の胃袋をがっちりつかんだ感のある唐揚げセンターでした。

駅前の天神商店街。その名店たち

上田駅前には古くからの名店がいくつも存在します。

まさに地元のソウルフード、馬肉うどんと言えばここ、中村屋。
甘めに味付けされた馬肉がうどんに載って出てきます。

ソフィステイケードされたトンカツと言えば、ここ力亭。
分厚くても柔らかいトンカツがグッドです。

古くからの名店、うなぎの若菜館。
観光客で混んでいますが、県内の他店同様、期待にたがわないうなぎ屋です。

小布施が本店という竹風堂はどら焼きがうまい。
店員さんの対応も感じよくついつい自宅用にどら焼きを買ってしまいます。
どら焼きの箱はお使い物としても重宝します。

なお、上田に限らず県内では、多くの食堂は午後2時に休憩に入るので、訪れる際には要注意!
2時過ぎに目当ての店を訪れても、入店できないばかりか、昼食そのものにもありつけない可能性があります!?

久しぶりの朝市は出店1、来客1組

山小屋おじさんの8月は、自分の十二指腸と向き合っている間に終わろうとしています。

先日、久しぶりに朝市に出店しました。

雨の日の朝市、来客は1組

7月最終週から始まった朝市。
8月に入って、野菜の品目も出そろい、別荘住民が増えるにつれ、来客数と売上げが増えてゆきました。

例年のピークはお盆の時期。
数組から10組程度だった来客数が2,30組以上となり、ものが売り切れとなることもあります。

今年はお盆の時期を自宅で過ごした山小屋おじさんは、8月も最終週となって、3週間ぶりに出店しました。
出品は、トウモロコシ、枝豆、キャベツ、長ネギ、夕顔、ズッキーニ、ミニトマト、ピーマンなど。

当日はあいにくの小雨模様でした。

出てきたのはおじさんの店だけ。
来客も1組だけでした。

お客さんは、野菜料理に詳しく、夕顔も大好きだという奥さんと、ニコニコ顔の旦那さんのカップルでした。
トウモロコシ3本と、枝豆、ミニトマトを買ってくれました。
夕顔とズッキーニは巨大すぎて滞在中に食べきれないと言ってました。

肌寒い雨の中、傘をさして出てきてくれたお客さんにはただただ感謝。
人気のない山の中で、別の登山パーテイーに出会った時のようなうれしさを感じました。

売上げ500円。
予定より1時間早く9時に店をたたみました。

高原の夏も終わろうとしていました。

今年の朝市はお盆とともに終わった?

あとで朝市の取りまとめ役の人に電話して最近の様子を聞きました。

「お盆の後はほとんど客が来ない。5回くらい私1人で出店したが、来客数が1,2人だった。出すものもないし今日は休んだ。」とのことでした。

8月最終週で今年の朝市も終わります。

三週間ぶりの畑は雑草が主役?

山小屋おじさんは8月の3週間ほど山小屋を離れていました。心残りは畑でした。

弦で巨大化するであろうキューリや、生命力旺盛な雑草が畑を征服するさまを想像しながら、「今年は(検査で不具合が見つかった)十二指腸(の治療)を優先させる年だ」と家族に宣言し、自分を納得させておりました。

8月下旬になり山小屋へ帰ることになりました。
恐る恐る畑へ向かいました。

果たして雑草の生育具合は?

3か所に分かれている畑のうち一番人家に近い畑に行きました。
山小屋を離れる直前にニンジンを蒔いた畑です。
キャベツ、長ネギ、枝豆、落花生などが植わっています。

恐れていた雑草のジャングルはありませんでした。
畑全体が緑の雑草色に染まってはいますが、作物を超える丈の雑草が生い茂っているわけではありません。
7月に一度管理機を入れ、土を起こし、雑草の根を切っておいたのが功を奏したのかも?

一方、ニンジンの発芽率が悪く落胆。
水不足なのか?
保水のために蒔いたもみ殻が光好きなニンジンの種から日光を遮ったのか?
来年への課題発生です。

キャベツが病気発生で外側から腐り始めた玉が結構ありました。
4月に定植したキャベツ。そろそろ収穫しないとトウが立ちます。

長ネギも全体に張りがなくなってきました。
収穫時期を過ぎたのかも?

ぶら下がる巨大な夕顔、横たわる巨大なズッキーニ

トマト、ナス、トウモロコシなどを作付けした畑へ向かいます。
ケージで囲まれているので少なくとも大型動物の食害はない畑です。

まず目についたのが赤々と連なっているトマトの実。

夕顔が巨大化して2本並んでぶら下がっています。

自根苗のナスたちは頑張って実をつけていますが、皮が硬化した実が多い。

キューリは思ったよりも巨大化せぬままぶら下がっており、ツルは枯れかかっていました。

予想通り巨大化していたのはズッキーニで、3,4本の小型魚雷のような実が横たわっていました。

トウモロコシは頑張ってそこそこ太い実をつけていましたが、先に植えた株の実はさすがに収穫時期を逸したのか、外側の皮が湿気でかびたようになっていました。

雑草自体は直前に草刈り機で刈ったためか、それほどではありませんでした。

持ちきれないほどの収穫になりました。

とりあえず翌日の朝市に出荷しようと思いました。

夏の終わりの入道雲

今年の夏も終わりです。
東京はまだ残暑の盛りでしょう。

山小屋は朝晩、暖房が恋しい季節となりました。
山は雨が多い夏でした。

茅野にて、入道雲

山小屋おじさんは十二指腸で引っかかり、検査などで三週間近く東京の自宅に帰っていました。
寄る年波、ということなのでしょう。

ここ最近の東京の夏はボイラーの間近であぶられているような具合です。
マジに熱中症に注意しなければなりません。
家では遠慮なくクーラーをつけさせてもらいました。

8月下旬。
山小屋に戻りました。

長野はすでに秋風だろうと思いながら高速バスを降り立った茅野は、まだ蒸し暑さが残っていました。
入道雲が見事だったのでパチリ。

白樺湖でも入道雲

山小屋への途中の白樺湖の風景です。

好天の下、蓼科山は全景を現わしています。

旅のキャンピングカーの上空には入道雲がありました。

夏の景色を残しつつ、秋の気配が忍び寄っている湖畔でした。

縞ウリを塩漬けしました

夏野菜が出回り、それらを素材とする漬物の時期となりました。

漬物と言えば、初冬につけるたくあんや白菜漬けなどですが、夏野菜のキューリやナスを材料とする漬物は実は今が漬けるシーズンなのです。

ナスやキューリを、出盛りの今のうちにいったん塩漬けしておき、涼しくなったら、塩出しをして酒粕や味噌に漬けなおすのです。

そういうわけで、ウリも漬物のシーズンインなのです。

縞ウリを発見とりあえず購入する

茅野に、たてしな自由農園という小売り施設があります。
地元野菜の直売所のような構えの施設ですが、地元産品に限定しない品ぞろえが特色で、国内外の野菜、米、農産加工品、酒類、みやげ物などを扱っています。

こまめに覗くと、地元ならではの農産品を発見することもあります。

8月初旬にたまたま訪れると店頭に縞ウリが出ていました。

東京のスーパーではまずお目にかかれないもの。
一般家庭ではメニューの材料として考えずらい素材です。

1袋2個入り120円です。
安いこともあり、とりあえずゲットしました。

縞ウリを塩漬けする

山小屋おじさんは、たくあんをはじめとする漬物が大好きです。
キューリやナスの粕漬も大好きです。

子供のころ育った北海道の実家では、たくあんや白菜漬けのほか、キューリの粕漬なども漬けており、例えば海苔巻きに使うキューリは粕漬でした。

ノスタルジアを原動力とし、ウリの粕漬を目指して、まずは塩に漬けました。

ウリを縦に割り、種を除きます。

この段階でウリの重さをはかり、20パーセントの塩を用意します。
塩をウリに乗せ、カメに入れて重しを乗せます。

このまま1,2週間置きます。うまく塩漬けができたら、塩出しの後、酒かすに漬ける予定です。

今日の朝市、テーマは「平日に何を売るか?」

朝市に参加するのにいちいちテーマを決めるなんて面倒くさいです。
でもこの時期、週末の集客が30人くらいとすると、平日は10人前後。

漫然と出店していても、隣のプロの野菜を出品する店に戦わずして負けてしまいます。
売上げで後塵を拝するのはしょうがないのですが、せめて何かで一矢を報いたいものです。(朝市仲間の仲はいいのですが商売上はライバルです)

山小屋おじさんの店の特徴を生かす

山小屋おじさんの店の特徴は素人っぽさです。

おじさんが自覚する以前に、お客さんはとっくに感じていることでしょう。
とすれば、完成度の高い野菜を出品することよりも(それも目標ですが)、プロは作らない野菜、内容本位の野菜、商品性は少ないが価値ある作物・・・などをラインアップすれば特色を出せるのでは?
セールストークのきっかけにもなるし。

そこで今日は、乾燥スギナを出品してみました。
畑で採取したスギナを洗い、天日干ししただけのものですが、抗酸化作用で定評のある野草は知る人ぞ知るもの。

山小屋おじさんが毎朝愛飲しており、セールストークの材料にも事欠きません。
いかにもおじさんの店らしい商品でもあります。

結果は本日の売上げ1,000円中の500円をスギナで売上げることができました。

今日の印象的なお客さん

平日の今日は14組の来客でした。
いつものように印象的なお客さんが多いのがこの別荘地の特色です。

乾燥スギナを勧めると、「興味ない」という人もいました。一方、山小屋おじさんの熱心なトークを聞いて、「試してみる」という人や、「ハーブ茶やっているから(興味がある)」という人もいました。

知らない野菜や野草でも、効能などを聞いて、試してみようという人が多いのが別荘地のいいところです。

山小屋おじさんは、来客があると「あちら(隣の店)はプロの野菜、こちらはアマチュアの野菜」と冗談半分で声を掛けます。

そうすると、「アマチュアも応援したい」と言って、トマトだけはおじさんの店から買ってくれた人がいます。

また、「アマチュアも応援したいけど(買うものがないから買えない)」と言ってくれた人もいました。

うれしいとともに、お客さんのほうが山小屋おじさんの(店と人物そのもの)の素人臭さをよく認識しているのだなあ、と思いました。

今日もお客さんと、ありがたいコミュニケーションをとることができました。

店番をしているとトンボが来店しました。
高原にはや秋が忍び寄ってきました。