短大生のガイド付き電車で別所温泉・北向観音御開帳へ

別所線の短大生ボランテイアガイド

始めて上田電鉄に乗りました。

上田電鉄は上田駅から別所温泉へつながる約30分の私鉄です。
その昔は、上田城のお濠に駅から、真田町などを経由して市内を循環、郊外へは丸子町や別所温泉への路線を走っていたそうです。
今残るのは別所線の一路線のみ。
沿線には長野大学、上田女子短期大学などがあり塩田平を通って別所温泉までを結んでいます。

ある日の信濃毎日新聞に、上田女子短大生による、別所線のボランテイア車掌の乗務が再開されるとの記事が載っていました。

10月、11月の休日の何本かのダイヤで実施されるとのことです。
ある10月の土曜日、10:23上田駅発のボランテイア車掌乗務便に乗ってみました。

新幹線の停車駅でもある上田駅
上田電鉄別所線乗り場

早めに上田駅について、別所線の乗り口へ行き、一日フリー乗車券を買って出発を待ちます。
10:23発の列車2両は早めに入線しています。
はかま姿の女子短大生二人が乗り込みます。
慌てて後に続きます。
車内は8割ほどの乗車率です。

一日フリー乗車券
車両

列車がスタートし、女子短大生のアナウンスが始まります。
車内にはボランテイア目当てのお客さんはほとんど見当たりません。
はかま姿の女子短大生と記念撮影する人は、山小舎おじさんを含めて2人しかいません。
多くの乗客は別所温泉北向観音の御開帳を目指しているのでした。

車内
沿線マップ

ボランテイアさんの案内は、停車駅ごとに歴史、名物などを予定の原稿を読み上げて、もう一人が手書きの駅名と名産の写真を順番に提示するもので、乗客とのやり取りや、その他の出し物はなく、非常に素人っぽいものでした。
彼女らが本物の素人女子短大生なのですからしょうがないのですが。

千曲川鉄橋を渡る。2019年の台風ではこの鉄橋1脚が崩落した
塩田平の風景

写真撮影の際はひとこと断わってから行い、SNSへのアップはしないようにとの事前アナウンスがありました。
3枚ほど彼女らの写真を撮ったのですが、前言により掲載できません。
残念。

北向観音御開帳と別所温泉

別所温泉駅構内

ということで別所温泉駅に到着。
歩いて温泉街を目指します。
数年前に軽トラで訪れた別所温泉、そのころから変わっていません。
御開帳があるという北向観音を目指します。
自家用車の車列が駐車場を目指して伸びています。

北向観音門前横丁

北向観音前の門前横丁を通り、階段を上ると境内です。
人で埋まっています。
有料で御開帳される本尊を拝もうとする人たちです。
1時間待ちだそうです。

北向観音境内
参拝の列に並ぶ
有料で御開帳の列に並ぶ人々

無料の列に並んでさっさとお参りします。
本堂?に上がると両側に山伏スタイルの修行者が数人並んでいました。
ご本尊は拝めませんでしたが、お参りが済んでから回向柱にタッチします。
善光寺の御開帳の時と同じく、略式の御開帳参拝スタイルです。

回向柱
境内にある愛染カツラ
右往左往する群集を見守るお地蔵様

御参りをすまし門前横丁を流します。
御開帳記念の温泉まんじゅうを1パック買ってみます。

折角別所温泉に来たのだから、温泉に浸かります。
一番近くの大師湯という銭湯式の立寄り湯に入ります、300円。
歴史さえ感じる、いいお湯でしたが浴室と浴槽が狭く、5人も入ればいっぱいなほどの狭さでした。

大師の湯

温泉を出てから、門前横丁に戻ってジェラードを食べます。
既にアイスには向かない季節となっていますが、温泉上がりには欠かせません。
小布施の栗という種類のジェラードを頂きました。

ジェラード

昼どきですがぴったりくる食堂が見当たりません。
上田まで帰って駅蕎麦でも食べようかと別所温泉駅まで来ました。
次の電車がほぼ1時間先なので、次の駅まで歩こうか?と道にでたら直売所らしき建物がありました。
中にはお惣菜やらおにぎりやらが並んでいます。
それらを買って駅で食べることにしました。

この日の昼食

上田電鉄別所線の旅でした。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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