年の瀬の信州  丸子

上田市丸子地区の直売所・あさつゆに、しめ縄の特設売り場ができていました。

直売所あさつゆの特設会場外観

あさつゆの本体とは別棟のビニールハウス(春には野菜の苗売り場になります)に紅白幕の飾りつけ。
田舎に於いてはこの紅白幕というシロモノ、おめでたい時やハレの場に出現するもので、地元にとってはお祭り感を演出する際に欠かせないもの。

紅白幕は、都市部でもかつては花見の席などに張り巡らされていましたね。
日本人に特別感を抱かせる伝統的なツールなのでしょう。

たまたまあさつゆに立ち寄った山小舎おじさんも、当然のように吸い寄せられるほどの磁力と特別感を、紅白幕は醸し出しておりました。

特設会場の入り口にも工夫が

会場に入ってみると、予想通りというか予想以上の品ぞろえ。
街のホームセンターや年の市などでは太刀打ちできないほどの季節感が、広めのビニールハウス内に炸裂しておりました。

レジのおばさんに断って会場内を撮影。壮観だ

レジのおばさんに聞けば「農家さんが冬は暇だから作ったものです。年配の人のみならず、移住し新規就農して3年目くらいの人も出してます」とのこと。

自宅用にしめ飾りを購入

嬉しい話です。
決してまだまだ「過疎」とはいえない町場の丸子地区。
上田と合併したとはいえ、県立高校(かつての丸子実業、現在の丸子修学館)もある地域の中心です。

「丸子にも移住者がいて就農しているのか」。
高齢化して空き家は多いだろうけど。

季節感を大切にしたいと、自宅の分と山小屋の分のしめ飾りを買った山小舎おじさんでした。

茅野駅とつながった商業ビル・ベルビアのホールにはクリスマスツリーが出現

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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