甲府~韮崎 路線バスの旅

東京の自宅に息子の誕生会で帰りました。
畑の作物が心配で、自宅にゆっくりできず、すぐ山小舎に戻りました。
帰りはJRの各駅停車です。
いつもの甲府途中下車の後、思い立って韮崎まで路線バスに乗ってみました。

甲府駅に掲示された列車遅れの状況

この日の甲府はカンカン照り。
日に当たるだけでぐったりします。

途中下車後は駅前通りにあるいつもの定食屋へ。
これまたいつもの信玄鶏竜田揚げ定食の大盛。
揚げたての竜田揚げともども、おなかいっぱいになりました。

次に来るときは塩だれとんかつに挑戦してみようと思いつつ。
竜田揚げのほかには、焼き魚定食や、ハヤシライスの注文客が多いこの店。
甲府での昼飯は当分ここで決まりです。

甲府名物、信玄鶏の竜田揚げ定食

昼飯の前に駅前の路線バス案内所で、韮崎行きのバスの時刻と乗り場を確認しておきました。
韮崎行きの路線は2系統で、それぞれ毎日6本ほど運行されています。
食後の余った時間を駅ビルのパン屋さんのイートインでコーヒーを飲んで過ごし、カンカン照りの停留所へ。

駅前のロータリーには5か所ほど停留所があり、ほぼひっきりなしにバスが発着しています。
目指す、一高経由韮崎駅行きのバスは時刻どおりにやってきました。

甲府駅バスロータリー

案内所のお姉さんに教わった通りにSUICAを先にタッチして乗り込みます。
同乗者はほかに二人でした。

韮崎駅行きのバス車内

バスは駅の反対方向へ出ました。
韮崎を目指し、北西方向へ進みます。

甲府といえば武田神社へ続く道と、岡島デパートのある中心部しか知らない山小舎おじさん。
バスの窓越しに、いろんな方向に商店街が伸びている甲府の街の広さを認識しました。

沿線のショッピングセンター

しばらくは、郊外型の店舗が断続的に続く風景をバスが進みます。
やがて長野方面の山の景色が迫ってきます。
韮崎のエリアに入ったのでしょうか。
始発から乗った乗客はすでに降り、途中から乗った3人がいます。

韮崎に近づくと長野方面の山塊が迫る

それなりの規模がありながら人気の消え去った、今時の地方都市の商店街を通って韮崎駅に着きました。
駅の周辺には商業ビルと、公共施設が入った多目的ビルが建っています。

駅は自動改札ですが、列車ダイヤの自動表示などはありません。
待合室の奥には立食い蕎麦屋があります。

韮崎駅

茅野までの下り列車には時間があったので駅前をぶらぶらします。

まずは山梨交通の案内所へ。
念のため、長野方面への路線バスの有無を確認。
係の女性は丁寧に答えてくれました。
小淵沢止まりも含めて、長野方面のバスはないとのことでした。

駅前から見た風景。左奥の建物がカフェのあるビビル
駅前からは富士山が見える

続いて図書館などの公共施設と、土産物屋、カフェなどがあるビルへ。
カフェは市民の憩いの場にもなっているようです。

カフェのパン売り場を見ると、美味しそうなカレーパンがあったので購入。
買いながら店員のおばさんに聞きました。

駅前の韮崎高校サッカー部のインター杯優勝のこと。
中田ヒデのこと。

ヒデは韮崎高校サッカー部の出身だが、甲府の人間で韮崎高校に通ってきていたとのことでした。
地元のおばさんは何でも知っています。

韮崎効能優勝をたたえる球児の像

時間が来たのでホームに出て列車を待ちます。
ホームからも雪の溶けた富士山が大きく見えます。
駅の反対側には、何やら標語を書いた鳥居や、山の上の大観音が見えました。
もともとの韮崎らしさはここにあるような気がしました。

秋の反対側には朱塗りの鳥居
ホームから見える大観音

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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