松本周辺はスイカの産地。
松本市波田地区などが名産地として有名だ。
JA松本ハイランド和田支所では、毎年7月から8月にかけて、スイカ村が開かれる。
農協の集荷場に生産者がスイカを持ち寄り、農家ごとに運営する直売所に地元客などが並ぶ、松本地区の夏の風物詩だ。
山小舎おじさんはある年のラジオのローカル放送で、スイカ村のことを知り、その後は毎年のように通っている。
松本のスイカは美味しいらしく、娘がつわりの時に送ると、「これだけはのどを通る」と喜ばれた。
おととしだったか、山小舎に集まった家族を連れて訪れると、いつもずらりと並んでいるスイカの姿がなく、客の姿も閑散としていたっけ。
聞くと天候不順で収穫量が少ないとのことで、買えなかった。
今年はどうか?
8月に入った1日、毎年の風景に誘われるように、暑い暑い松本盆地へ向かった。
山小舎から上田エリアへ下り、鹿教湯温泉わきの三才山トンネルを通って松本エリアへ入る。
市街地を迂回して、上高地から流れる梓川に沿って南下し、目指す、JAハイランド松本和田支所へ向かう。
日曜日とあって、広いJA構内は客が集まっている。
直売所のテントは数張りあるが、客が集まっているのは毎年同じテント。
期待通りの風景が展開している。
一番人気のテントに今年も並ぶ。
次から次へとスイカが売れてゆく。
L玉を2個買う。
かつては1600円ほどのL玉が今年は1900円だ。
スイカ村ならではの、集荷場にずらりと並んだスイカの列。
暑い中集まってはスイカをぶら下げて帰ってゆく人々。
今年もいつもの風景が見られて安心した。
スイカは今週山小舎にやってくる、家族と娘一家へのお土産としよう。