群馬県にある鹿沢温泉に行ってきました。
10月の山小舎おばさんの山小舎来訪時に、二人で行ってきたものです。
鹿沢温泉は、長野県側から湯ノ丸高原を越えるとすぐのところにあり、山小舎からは片道1時間半で着きました。
鹿沢温泉は、山小舎おばさんが独身の時にたびたび訪れた思い出の場所です。
当時、鹿沢スキー場があった場所に近くに、東京YWCAが山小舎を持っており、そこへたびたび泊まったことがあったのです。
車でない場合は、高崎乗り換えの吾妻線で万座鹿沢口まで行き、鹿沢温泉行の路線バスに揺られての長い長い行程だったようです。
たどりついた山小舎には管理人がツアー客と同行して参加したそうで、自炊ながら主食や調味料完備、暖房完備の居心地の良さだったとのこと。
また、YWCA小屋利用者は、鹿沢温泉唯一の旅館、紅葉館で無料で入浴することもできたのでした。
何十年かぶりで訪れた鹿沢温泉に山小屋おばさんは感激しきり。
YWCAの小屋ははなくなっているとのことですが、紅葉館の建物を見ると昔の記憶がよみがえったように喜んでいました。
紅葉館は常時日帰り入浴が可能なようでした。
入浴料500円を払います。
広めの休養スペースがあり、資料が展示されています。
また、そば処があり、手打ちそばを食べることができます。
浴室は源泉かけ流し。
打たせ湯が常に流れ落ちています。
5人も入ると一杯の浴槽には、峠越えのライダーらしき先客が一人。
山小屋おじさんも外気の寒さから逃れるように熱めの湯に浸かりました。
シャンプーがあったので、打たせ湯をシャワー代わりにして洗髪。
一杯に広がったシャンプーの泡が、木製の床をゆっくりと流れてゆきます。
これまでも古い温泉には入りましたが、紅葉館もなかなか歴史を感じる温泉です。
上がった後はそば処で軽く食事。
入れ違いでやってきた夫婦連れ、4人組ともどもそばを注文。
このそばが美味しくて、また秘境感のある鹿沢温泉にマッチして、いいセットになっていました。
群馬県の端っこで東京からは地の果て感満載のの鹿沢温泉ですが、長野県からゆくと峠を越えてすぐの場所。
また来たいという山小舎おばさんの思い出の場所再訪でした。