八王子→藤野、大月→笹子 路線バスの旅 その1

北海道への墓参旅行を終え、さらに1週間ほど自宅に滞在した山小舎おじさん。
9月下旬にもなり、そろそろ山小屋へ戻ることにしました。

先日国道20号線を使って軽トラで自宅に戻った際に目撃した沿線のバス停や、すれ違った路線バスの存在が気になっていました。
高尾山系の大垂水峠をバスが運行していること、山梨県では山梨中央交通や富士急などの路線バスが走っている姿を目撃していたのです。
山小舎おじさんの旅心にめらめらと火がともった瞬間でした。

試しにネットで調べてみると、高尾山口から相模湖まで確かに路線バスの便がありました。
神奈川中央交通の運行で1日2便です。
八王子駅が出発点でした。

状きゃがひっきりなしの朝のJR八王子駅
神奈中バス、八王子駅相模湖駅間のバス時刻表

9時57分八王子駅北口発、相模湖駅行きのバスを待ちます。
北口ターミナルの5番乗り場。
乗客はほかに一人。
SUICAが使えます。
相模湖駅からは行き当たりばったりの路線バスの旅の開始です。

到着したバス。写真には写らなかったが相模湖駅行きとある

八王子市内を国道20号線で西に向かうこのバス。
市内でかなりのシルバーハイカーを拾ってゆきました。
全員70歳前後、男性、単独です。
一人だけ女性がいました。

八王子市内の国道20号線。沿線のイチョウ並木には紅葉の気配

京王電車の高尾山口駅では、駅前のロータリーに入ってゆきます。
ここで数人のシルバーハイカーが下車しました。

京王高尾山口駅前

ここからバスは高尾山、小仏峠に連なる山系の峠の一つ、大垂水峠に向かいます。
中央本線と中央道は、それぞれ小仏トンネルに入る峠越です。
国道20号線は大垂水峠越のルートになっています。

大垂水峠へ向かうバス車内と車外の峠道

大垂水バス停で残っていたハイカー全員が下車しました。
ここから大垂水峠、高尾山へと向かうハイキングルートがあるようです。
バス停もあるし、高尾山で下れば電車もある便利なハイキングコースのようです。
今度歩いてみましょう。

バスは国道を下り、相模湖の町へ入ります。
ここから藤野までは神奈川県です。
左手に相模湖の姿が見えてきます。
やがてバスは国道を右折して中央本線相模湖駅に着きます。
終着です。
運賃は800円ほどでした。

JR相模濃い駅前の風景

相模湖駅前のロータリーにある観光案内所に飛び込みます。
この先の路線バスを訪ねます。
藤野までは便があるとのこと、11時50分発とあと30分ほどの連絡です。

ほかに地域の観光情報なども仕入れます。
相模湖と甲州街道小原宿が2大観光場所のようです。

バスを待つ間、駅前を散策。
駅前には土産物屋が1軒健在。
食堂も2,3軒あるようです。
ほかには洋品店、酒屋、薬局などが点在。
国道20号線沿いには商店街らしき風景はありませんでした。

藤野駅バスが到着

さて11時50分発の藤野駅行きに乗ります。
藤野は相模湖の次の中央本線の駅。
あっという間の到着です。
ここまでが神奈川県で神奈中バスの範囲はここまで、というのはわかりますが、もうちょっと遠くまで行ってほしかったのが偽らざる気持ちでした。

JR藤野駅

コンパクトできれいな藤野駅で列車の時刻を確認します。
バスがない場所は列車で行くしかありません。
歩いて次のバス停まで行くのはテレビ番組に任せます。

藤野駅にも観光案内所はありました。
地元の産品や手作りの情報が満載のコーナーで女性が一人でやっていました。
おやきなども売っており、そろそろおなかがすき始めた山小舎おじさんですがここは我慢。
大月行きの列車に乗り込みました。

駅に付属する手作り風の観光案内所
大月行列車の車内

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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