防寒施工で DIY!

山小舎で暮らし始めた当初、若干のリノベーションを依頼した地元の大工さんが何度も「姫木では寒さ対策を第一に考えないと」と言ってましたっけ。

日本の平均集落が標高900メートル以下に分布しているとしたら、山小舎は1500メートル近くに立地します。
麓の集落の古老が「姫木なんかは人の棲むとこじゃねえ」と言ったとか言わないとか。

毎年冬が近づくと寒さ対策に追われる山小舎おじさんです。
今まで行った対策はというと。
屋根裏がむき出しだった2階の天井に、天井板を敷いた(大工さんに依頼)。
サッシを厚いものに取り換えた(同じ)。
灯油ファンヒーターを購入した、アラジンストーブを(芯を自力で取り替えて)持ってきた。
などです。

山小舎おじさんの自力で行った対策は、居間部分を仕切る(暖気を逃さない)ビニール張り、があります。
これだけでもかなり違います。
真冬は和室の襖も閉めておきます。
2階への吹き抜け部分も塞ぎます。

居間と洗面所の間にビニールを下げる

12月に入り寒気が来ました。
毎年冬が来る前の作業として、水道管に電熱サーモスタットのスイッチを入れに半地下に下りると、半地下の入り口が壊れて開いているのが確認できました。
これじゃあ寒いはずだ。
通気性のいい半地下の造り、もしくは一階部分を柱だけとし2階以上を居住部にする造りは、寒冷地では床が冷えて寒いのです。
山小舎でもせめて半地下の通気を防がなくてはなりません。

半地下の水道管に巻かれた電熱線を通電する
扉が壊れたマッマの半地下入口
内側から見たところ

本格的な対応は来春に行うこととして、とりあえず内側からコンパネで塞ぐことにしました。
コンパネが内側に倒れないように押さえます。
その後は心なしか、室内の寒さが収まったような気がします。(寒さに慣れたのかもしれませんが)

コンパネで内側から塞いでゆく
塞ぎ終わったところ

山小屋仕舞いの際は、水道の水抜を完全に行わなければなりません。
現代の住居では、ボイラー、ガス湯沸かし器、風呂場のカランとシャワー、トイレタンクなど、水道の元栓を抜いても水がたまったままの機器があるので、個々の機械の水抜きもしくは不凍液混入などの対応が必要です。

屋外の水道は11月中に水抜きしました。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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