夏休みの5日間、釧路周辺の道東に旅行しました。
メンバーは山小舎おばさんに下の息子、娘一家の4人です。
行程は、1日目が釧路空港に集合し、阿寒町のゲストハウスに移動、夜は釧路に出て回転ずしの夕食。
2日目は釧路川でのカヌー、厚岸の道の駅で牡蠣のランチ、ノロッコ号組は別行程、釧路の市場で食材を調達して宿泊は釧路湿原内の達古武湖畔キャンプ場のバンガロー、夕食は海鮮炭火焼き。
3日目は、湿原を展望しつつ阿寒に移動、タンチョウを見てソフトクリームを賞味、宿泊は阿寒湖畔のホテル、若い人はナイトツアーに参加。
日目は鶴居村を目指し山越え、途中、鶴居村の廃校を利用したクラフトビール工場などによって村内の貸別荘に投宿。
5日目は釧路市内で豚丼を賞味し、空港から帰還。
全行程で地元の立寄り湯を利用、阿寒以外は自炊。





娘一家の企画なので、キャンプ場やゲストハウスを利用した旅でした。
釧路市内のホテルが割高だったこともあります。
観光よりも釧路湿原でのカヌーなどの体験を重視したこともありました。
現地に土地勘がなく、行ったり来たりの行程となりましたが。




孫たちは何とか最後まで元気に過ごしました。
山小舎おじさんの方がくたびれて、阿寒でのナイトツアーをキャンセルしたり、食べる量をセーブしたりで大変でした。
飲む量は減らしませんでしたが。



展望台から見た釧路湿原や野生のタンチヨウには感激しました。
カヌーに乗ったメンバーはオジロワシも見たそうです。
阿寒湖や達古武湖の景色は、俗化から取り残されたかのような道東の自然が残っていました。




一方で、湿原のあちらこちらに見られる小規模なソーラーパネル、離農した酪農家の荒れた農地、古い商店が全滅した阿寒町の中心部、すっかり様変わりした阿寒のアイヌコタンと称する土産物屋群などには、古い道産子として感じるものがありました。
鶴居村などの中心部は開いているのがAコープと最近の飲食店のみで、そのほかに村営?の近代的な温泉宿泊施設がセットになっているという今どきの田舎の風景で、それはそれで過去に拘泥しない北海道らしくていいのですが、地方の特色などはあまり感じられないのでした。
空間の広さと食材のすばらしさは道東らしくて最高でしたが。



釧路の町は、駅周辺のかつての中心部は閑散として、ホテルだけが建っており、ロードサイドには小規模なモールに全国チェーン店が集まるという街になっていました。
釧路の人口であんなにモールと商店は必要ないはずなので、数年後にはいくつかのモールが閑散としているかもしれません。
