玉ねぎ定植 鹿よ来てみろ!

玉ねぎ定植の時期です。
信州のJAにも苗が店先にデイスプレーされています。
ひと苗11円。
まとめ買いするとお得です。
山小屋おじさんは200株買って1300円ほどでした。

今年の玉ネギの畑は・・・

去年玉ねぎを植えた畑は土石流にやられてしまいました。
日当たりがよい畑でした。

今年の定植予定地は山際の畑なので、今の時期は午後になると日が陰ります。
夏はともかく冬場の地温が低いことが心配されます。

また、その畑は鹿が跋扈する場所で、サツマイモ、カボチャをやられました。
実がなるはるか前にツルのではじめを完璧に食べられて全滅でした。

地温と食害。
野菜にとってハンディキャップが著しい立地となります。

日陰の畑、地温対策は?

おじさんが考えた地温対策は・・・。
マルチング、微生物の利用、もみ殻、です。

まず、面倒くさがらずにマルチを施して物理的に地温を保持します。

次いで、えひめA1を多めに潅水して地中の微生物に活躍してもらい化学的に地温を維持してもらいます。

最後にもみ殻を株の根元に施して、通気性を保持しつつ保温します。

おじさんが考えうる対策のこれが全部です!
結果は来年わかります。

苗定植の実際

苗定植の準備には2日間かけました。

まず、圃場をよく耕します。
雑草の根などが残ると物理的にも科学的にもいいことはありません。
腐った後は栄養になりますが、腐る過程で有害なガスなどが発生します。

次いで酸性土壌を嫌う玉ねぎのために石灰を散布して土壌を中和。
生育に必要な栄養として、牛糞と糠を散布します。

念のために草木灰も散布。
草木灰は植物の万能薬です。
おじさんはプラスアルファの効用を期待してここぞというときに使います。
頼むよ草木灰!

マルチングの前にえひめA1をたっぷり潅水します。

マルチをかけます。
15センチ間隔に穴が開いている玉ねぎ用のマルチです。

3畝にマルチングできました。

苗を取り出します。
苗もあらかじめ、えひめA1の希釈液につけておきます。
苗の葉先はカットします。

指で土に穴をあけ、苗を穴の中に置いてゆきます。

最後にもみ殻を根元に詰め込んで終了です。

おっと、鹿の対策とは・・・

圃場に畝を立てた翌日、畝に鹿の足跡がありました。
ぬかの香りにでも誘われたのか、早速のお出ましです。

苗の葉が奴さんたちの犠牲になることは火を見るよりも明らかです。
ここまでやって鹿のために全滅するのは嫌です。

紐でも張って畝を囲もうかと農協へ向かいました。
農協で相談すると、これがいいよとピンクのテープを勧められました。
新聞記事のコピーとともに店頭でフィーチャーしている商品です。
膝の高さと胸の高さに2段に張るといいそうです。
やってみました。

まず別の畑にまとめてある支柱を採ってきて畝の周りに立てます。

2段にピンクのテープを回しかけます。

おじさん初めての食害対策です。
果たしてその結果は?
野菜作りは手間がかかる仕事です。

 

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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