山小舎の燃料は薪です。
暖房の主力として、また煮込み料理と湯沸かしの燃料として薪を使っています。短時間の調理と風呂沸かしはプロパンを、また補助燃料として灯油も使っています。
12月から3月までは山小舎にいない、とはいいながら、夏の一時期を除き肌寒い日が続く山間部では暖房用燃料が必須です。
実感的には9月から6月までは暖房が必要な山小舎暮らしです。
薪ストーブが主暖房の山小舎にとって、薪の備蓄は生命線です。
夏前に、丸太を薪に割って乾燥台に乗せ、翌年の暖房用とする。
つまり、2回の夏を越えた薪が燃料には最適といわれています。
山小舎では1回の夏越えで使っています。
ただで入手できる丸太は雑木(カラマツ、白樺など)なので、本来の薪の材料といわれているナラなどの広葉樹より乾きやすいからです。
束などで売っている薪はナラなどの広葉樹。
密度がある材質で、重く、乾きずらいのですが、火持ちがよいのがナラ材です。
反面、ただで入手できる針葉樹や白樺は、熱量が高いのですが短時間で燃え尽き、商品にはなりません。
カラマツなどは発する熱量が高すぎて、普通のストーブでは素材を傷めるとして忌避されています。
山小舎のストーブは薪の材質を選ばないので、タダでもらえるのなら材質を選ばず、丸太を集めています。
集まった丸太はチェーンソウで40から45センチの長さにカットし(玉切りと呼ばれる作業です)、それを斧やくさびで割って薪にし、積み上げて乾燥させて使うのです。
今日は薪を乾燥させる台を新たに作りました。
去年積んだ薪をベランダなどに移動します。
薪を除き終わったら、乾燥台として使っていた木製のパレットを取り除きます。パレットは不要になったものをJAからもらってきて使ってました。
2年使ったパレットは雨水で腐りかけています。
そこで新しいパレットを用意し乾燥台を新調します。
設置する場所は風通しがよく、日が当たる場所を選びます。
山の斜面に立つ山小舎周辺では、駐車場所として使っている水平の盛り土エリアの端っこが乾燥場所です。
乾燥台周辺の草を刈り、植木などを整理します。
一番肝心なのは、パレットの水平と土台の強度、そして高さです。
相当の重量の薪を積むのですから土台の強度が重要ですが、バランスの取れた積み方をするためにも土台が水平であることが重要となります。
また、乾燥を進めるためにも地面から15センチ以上の高さが必要となります。
今回は材木店から入手した角材を土台に使い、地面を掘ったり、石を使ったりして微調整。
何とか、水平で高さがある土台ができたようです。
この土台に2列、高さ2メートルほどに薪を積み上げる予定です。