原村郷土館

茅野市と富士見町の間に原村があります。セロリの出荷で有名な村で、八ヶ岳山麓に位置し、近年は別荘地としても脚光を浴びています。

原村郷土館という場所に行ってみました。

入り口に藁の道祖神?が待つ郷土館

伝統的な農家を移築したという建物がありました。
馬屋、土間、座敷からなった古民家です。
馬は農耕用で、カイコも飼っていたとのことです。

原村郷土館入り口
厩が室内にある
土間と台所

入り口に立って覗いていると中のおばさんらが、どうぞおあがりくださいと声をかけてくれました。

折角だから、と土間に入り座敷を眺めると、おばさん二人が機織り機の前に座っていました。
愛想のいいおばさん方のトークにつられて座敷に上がり、機織りの様子を眺めつつお話を伺いました。

機を織るおばさんたち

おばさん方は原村の住民。
シルバー人材センターからの派遣で、郷土館の案内と機織りのワークショップを行っているとのこと。
盛んに「原村はいいところですよ」と言いつつ、自分たちの幼いころ、若いころの話と併せて、在郷農家の暮らしぶりを語ってくれました。

古民家ではカイコの換気のため、欄間の部分が開くようになっていたとのこと。
囲炉裏だけの暖房、冷たくなるであろう土間と併せて、冬の室内の寒さが偲ばれる古民家です。

盛んに話しながら、おばさんは10センチ角ほどの織物をたちまち仕上げてしまいます。
予約なしでも来訪者の機織り体験ができるとのこと、縦糸は事前にセッテイングし、横糸も酔いうしてくれるとのことです。

お盆には孫を連れて再訪したいというと、ぜひお待ちしていますとのことでした。

30分もせずに完成した織物

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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