品川街道は、律令時代に始まる街道で、武蔵国府のある大國魂神社から品川・六郷付近までをつなげた道です。
現在も通り名が残り、調布市内では、ほぼ京王線に沿って甲州街道と並行して走っています。
現在の役どころは付近の住民の生活道路の位置づけでしょうか。
自宅在住の山小舎おじさんは、2月のある日、調布市民として親しみのある品川街道(品川通り、品川道)を府中までママチャリ走行してみました。


自宅のある柴崎から国分寺崖線を1段下がり、調布駅近辺から品川街道の旅をスタートします。
調布駅前には衆議院選挙の看板が建っています。
少し行った鶴川街道と京王線が交差するあたり、地下に潜った線路の跡地に鬼太郎公園があります。


京王線に沿って進むと西調布駅周辺です。
「黄昏にB級映画を観てた」という何とも言えないネーミングの、バーなのかカフェなのか、があります。
現在は閉店しているようです。


西調布には駅前に飲み屋を中心にした横丁があります。
スナックや食堂は思い思いの意匠を凝らしていて味があります。
閉まった店の後には新しい看板が掛かるなど世代交代中のようです。


この付近はまた新選組の近藤勇ゆかりの地でもあります。
生家は別の場所ですが、若き日に技を鍛えた道場などがあったようです。

その先の飛田給はサッカースタジアムで有名な場所です。
この日も何かの催しがあるようで朝から家族連れが三々五々詰めかけています。
東京オリンピック(1964年の)のマラソン折り返し地点でもあります。


品川街道を進みます。
府中市に入り畑が目立ってきます。


武蔵台という駅の周辺にある「だんごの美好」は、太巻とだんごで近所に人気の店です。
太巻きは午前中には売り切れるほどです。
家族にも好評なのでよく買って帰ります。


府中の小学校の脇を通ります。
この学校には二之宮金次郎の像が残っています。
日露戦争に関する碑も。
付近には石材で作った倉庫が残っています。
素材は軟石といわれるものでしょうか。



京王線多磨霊園駅周辺には、このあたりの中心です。
駅から少し行ったところの人だかりは、是政の競艇場へとギャンブラーを運ぶ無料バスの発着場所です。
府中は競馬場と競艇場を有する三多摩地区の悪所(ギャンブル場)の中心地でもあるのです。


競馬場への支線の出発駅・東府中を過ぎると賑やかになってきます。
高層マンションや商業ビルがひしめく府中のエリアです。
大國魂神社を中心に置き、律令時代から現代にいたるまで、武蔵野の中心として栄えてきた町です。



高層化してきた府中の商業シーンですが、路面店もまだ残っています。
大國魂神社を目指して進むケヤキ並木にぶつかると品川街道の旅の終焉です。


いつも参拝客で賑わう大國魂神社です。



府中は、新宿から高井戸、布田と続く甲州街道の宿場があった場所です。
高札場が残っています。


