スキー場跡地の草苅

山小舎がある姫木別荘地の中央の斜面にはスキー場の跡地があります。
既にリフトやロッジなどは撤去され、斜面のみが残されたスキー場跡地です。
初夏にはわらびの採取地となりますが、それ以外は、景観的にも実利的にも何の貢献もなくたたずんでいます。

姫木管理事務所では毎年秋に、スキー場跡地の草刈りを行います。
1年ほおっておいたスキー場斜面はススキやその他の雑草に覆われています。
その丈は1メートルほどにもなるでしょうか。
数年ほおっておくと灌木が生え始める草原です。

毎年春から夏にかけて、別荘地の道路側溝の落ちが除去や、初夏からの草刈り作業に出ている山小舎おじさん。
おじさんにとって作業バイトは、貴重な住民間のコミュニケーションの場であり、体力増強の機会であり、現金収入の手段でもあるのです。

とはいっても毎年8月を過ぎると、バイトへの意欲と体力も失せていた山小舎おじさん。
毎年9月過ぎに行われる、スキー場の草苅は今年が初めての参加でした。

下から見上げるとススキが原は昨日までの作業で刈られた跡が段になっています。

斜面の草刈り作業は、下半身の安定と草刈り機の動作の連動が必要な高度なものであることに思いがいたります。

草刈りの時期を迎えた姫木スキー場跡地

標高と水平に谷側に向けて刈り落してゆくのですが、慣れるまでは大変です。
平地で行う草刈り以上に、足腰に負担がかかります。
おまけに9月とは思えない日差しが降り注ぎます。

40分に一度、15分の休憩がある、老人には優しい労働形態なのですが、この日ばかりは休憩が待ち遠しいこと。

休憩時間は草刈り機とヘルメットを置いて一息

それでも休憩時間に見上げる空の高さは信州の田舎ならでは。

バイト仲間との情報交換も貴重。

前半はひたすら苦しく重かった体も、夕方にはひと汗かいて軽くなったような気がしました。

9月とは思えない青空と積乱雲

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です